このモデルは、スマートフォンの枠を超えて“タフネス”と“スタイル”を兼ね備えた、新時代のミドルハイスマートフォンです。
OPPOといえば、洗練されたデザインとカメラ性能に定評がありますが、今回のReno14はその強みに加えて、IP69の防塵防水性能、6000mAhの大容量バッテリー、そして全方位50MPカメラシステムを搭載。日常からアウトドア、写真撮影、動画制作まで幅広いシーンで活躍する“万能モデル”に仕上がっています。
さらに、最新のMediaTek Dimensity 8350チップセットを採用し、パフォーマンス面でも大きく進化。ハイエンドに迫る処理能力を持ちながら、価格は約7万9800円という手の届きやすさを維持しています。
Reno14の登場により、「性能」「価格」「デザイン」「耐久性」のバランスが見事に整ったスマートフォンが再び日本市場にやってきました。
特に注目すべきは、3.5倍光学望遠×AI補正で最大60倍ズームというカメラ性能と、AI編集・反射除去・AI消しゴムなどの自動補正機能。撮るだけでなく“仕上げる”楽しさも提供してくれるのが、この端末の大きな魅力です。
また、OPPOの独自連携機能「O+Connect」によって、PCやiPhoneへの高速データ転送も可能。SNS運用や動画制作をスマホ中心で行うクリエイターにとっても強い味方です。
そして何より特筆すべきは、その防水・防塵・堅牢性の高さ。IP69というのはスマートフォンでは非常に珍しく、単なる“防滴”ではなく高圧洗浄にも耐えるレベル。水場や屋外撮影でも安心して使えます。
この記事では、そんなOPPO Reno14の魅力を、実際の使用感とともに徹底レビューしていきます。

OPPO (オッポ) Reno14 とは?

出典:OPPO
OPPO Reno14とは、OPPOが手がける「Renoシリーズ」の最新世代モデルであり、“高性能と手頃な価格の両立”をテーマにしたミドルハイクラスのスマートフォンです。
Renoシリーズはこれまでも、美しいデザインと優れたカメラ機能を兼ね備えたモデルとして人気を集めてきましたが、今回のReno14はその延長線上にありながらも、方向性が一段と明確になっています。
それが「タフネス × 大容量バッテリー × 高性能カメラ」という三位一体のコンセプトです。
ミドルハイクラスに見えない“完成度”
通常、ミドルハイレンジのスマートフォンは「性能を抑えて価格を下げる」という位置づけですが、Reno14はその常識を覆す仕上がりになっています。
SoCにはMediaTek Dimensity 8350を採用し、AnTuTuベンチマークでは約135万点を記録。
これは一部のハイエンド機にも匹敵するスコアで、日常使用からゲームまで快適に動作します。
さらに、RAMは12GB+仮想RAM最大12GB拡張に対応しており、実質的に24GBメモリ環境を構築可能。
アプリの同時起動や重めの処理もサクサクこなせます。
カメラ機能の強化 ―「撮る」から「創る」へ
Reno14の最大の特徴といえるのが、全方位50MP構成のカメラシステムです。
メイン・望遠・インカメラがすべて5000万画素クラスという豪華仕様で、特に3.5倍光学望遠+OIS(光学手ぶれ補正)による遠距離撮影の精度は圧巻です。
さらに、AIによる画像補正・ノイズ除去・構図調整など、後処理性能も進化しました。
特に「AI編集機能」では、撮影後の反射除去・人物消し・AI再構図・AIスタイル転送など、SNSや写真共有を意識したツールが豊富に用意されています。
これまでパソコンで行っていた編集作業が、スマートフォンだけで完結するようになりました。
耐久性と防水性能の“別格レベル”
Reno14は、スマートフォンでは珍しいIP69等級に対応。
これは防水防塵の最高クラスに位置づけられるもので、「高圧洗浄」「熱水」「粉塵の多い環境」などでも動作することを意味します。
加えて、航空機グレードのアルミフレーム+Gorilla Glass 7iを採用し、耐衝撃性も抜群。
「防水スマホ」というより、“アウトドアでも使えるプロ仕様の端末”といってよいほどの完成度です。
6000mAhバッテリーと80W急速充電
搭載されているバッテリーは6000mAhと、一般的なスマホよりも20〜30%ほど大容量。
それでいて本体の厚さはわずか7.4mmと、驚くほどスリムです。
さらに、80W SUPERVOOC急速充電に対応し、わずか約48分で0%→100%までフル充電可能。
USB PDやPPSにも対応しているため、出先でも一般的な充電器で33Wまでの高速充電ができます。
“AIアシスタント”で進化した日常体験
Reno14はカメラだけでなく、生活のあらゆるシーンでAIを活用しています。
たとえば音声録音アプリでは、録音データを自動で文字起こし+要約。
そのテキストをAIが自動整形し、ニュース記事のようにまとめてくれる機能も搭載されています。
また、メモ帳アプリ内のAIアシスタントでは、文章のトーン変更や要約が可能で、まさに“スマホ内で完結するAIライティングツール”と言える完成度です。
Reno14の立ち位置
- ハイエンド機(例:Find Xシリーズ)ほどの価格帯ではない
- エントリー機(例:Reno Aシリーズ)よりも性能・質感が圧倒的に上
この中間に位置しながら、使い勝手・デザイン・堅牢性を高次元で融合させた“新基準のミドルハイクラス”といえる存在です。
OPPO (オッポ) Reno14 の外観とデザイン

出典:OPPO
OPPO Reno14の外観は、これまでのRenoシリーズの流れを継承しながらも、より洗練された“高級感と堅牢性の融合”を感じさせる仕上がりとなっています。
ミドルハイモデルでありながら、手に取った瞬間に「これが7万円台のスマホなのか」と驚くほど、質感・軽さ・デザイン性が際立っています。
厚さわずか7.4mmのスリムボディ
まず特筆すべきは、厚さ7.4mmという極薄ボディです。
6000mAhという大容量バッテリーを内蔵しているにもかかわらず、驚くほどスリムに設計されています。
持ったときのフィット感も非常によく、片手操作がしやすいのが特徴です。
ズシリとした重さを感じにくく、重量も約187gと軽量級。長時間の操作や撮影でも疲れにくいバランスです。
デザインコンセプトは「タフでエレガント」。
防水防塵の堅牢な設計ながら、見た目は繊細でスタイリッシュな印象を与えます。アウトドアからビジネスシーンまで違和感なく馴染むデザイン性は、Reno14の大きな魅力のひとつです。
背面デザイン:アンチグレア仕上げのマットガラス
背面パネルは、OPPOが得意とするアンチグレア加工のマットガラスを採用。
光沢を抑えつつも、角度によって柔らかな反射を生む上質な質感で、指紋や汚れも目立ちにくい仕様です。
手に触れるとサラサラとした手触りで、夏場でもベタつかず快適に使えます。
また、ベルベットガラス加工による独特の滑らかさがあり、触感はまるで細やかな宝石の表面のよう。
マットでありながらわずかに光を通すため、照明の角度によって背面の印象が変化します。
手に取るたびに表情を変える、美しいデザインです。
カメラユニットのデザイン
背面左上に配置されたトリプルカメラユニットは、金属リングで縁取られた立体構造。
メイン・望遠・超広角の3つのレンズが整然と並び、中央には3点フラッシュライトを搭載しています。
このライトは撮影時だけでなく、常時点灯して照明の当たり方を確認しながら撮影できるのが特徴です。
ユニット全体は滑らかに背面へ溶け込むようなデザインで、指でなぞっても段差を感じにくい精密な仕上がり。
見た目の美しさと実用性を両立しています。
フレームと素材の質感
Reno14のフレームには、航空機グレードのアルミニウム合金を採用。堅牢性と軽量性を兼ね備え、耐衝撃性にも優れています。
エッジ部分は緩やかにラウンドしており、手に持ったときの角の当たりが柔らかく、グリップ感も良好です。
全体的に金属の剛性感が強く、手に取ると“カチッ”とした安心感があります。チープさをまったく感じさせないのは、この素材選びの丁寧さにあります。
ディスプレイ:6.6インチ 有機EL × 120Hzリフレッシュレート
フロントには、約6.6インチの1.5K有機ELディスプレイを搭載しています。最大120Hzリフレッシュレートに対応しており、スクロールやアニメーションは非常に滑らか。視認性も高く、屋外でも明るくクリアに表示されます。
さらに注目なのがSplash Touch機能。
これは、画面や指が濡れていてもタッチ操作が正確に反応するという、タフネス仕様ならではの便利な機能です。実際に水滴をつけて操作しても誤動作がほとんどなく、アウトドア撮影や雨天時の使用でも安心です。
デザイン全体の印象
Reno14のデザインは、ただ「美しい」だけではなく、使いやすさと耐久性を兼ね備えた実用美が際立っています。
- 防水防塵のIP69仕様
- アルミフレームとマットガラスの上質な組み合わせ
- スリムなのに大容量バッテリーを搭載
という構造設計からも、OPPOがこのモデルに注いだこだわりが伝わってきます。
高級感・実用性・タフさの三拍子が揃った外観は、まさに「ミドルハイの枠を超えた完成度」といえるでしょう。
OPPO (オッポ) Reno14 のスペック詳細

出典:OPPO
OPPO Reno14は、「ミドルハイクラス」というカテゴリーに収まりながらも、実際にはハイエンドモデルにも迫る実力を持つスマートフォンです。
SoC性能、カメラ構成、AI編集機能、防水耐久性、バッテリー容量、そして充電速度のすべてがバランス良く仕上がっており、まさに“総合力で勝負する一台”といえます。
基本スペック一覧
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | OPPO Reno14 5G |
OS | ColorOS(Androidベース 最新版) |
SoC(チップセット) | MediaTek Dimensity 8350 |
CPU構成 | オクタコア(最大3.1GHz) |
GPU | Mali-G610 MC6 |
RAM(メモリ) | 12GB(+仮想拡張 最大+12GB) |
ストレージ | 256GB/512GB(地域・モデルにより異なる) |
外部ストレージ | 非対応(内部容量で十分運用可能) |
ディスプレイ | 約6.6インチ 1.5K 有機EL(AMOLED) |
リフレッシュレート | 最大120Hz(自動可変対応) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz |
輝度 | 最大1200nit(屋外でも視認性良好) |
防塵防水 | IP69認証(高圧・高温水噴流にも耐性) |
ガラス素材 | Gorilla Glass 7i |
フレーム素材 | 航空機グレード アルミニウム合金 |
バッテリー | 6000mAh(大容量) |
充電規格 | 80W SUPERVOOC急速充電対応 |
充電時間 | 約48分で100%(実測値) |
汎用充電 | USB PD・PPS 最大33W対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
認証方式 | 顔認証/画面内指紋認証 |
スピーカー | デュアルスピーカー(300% Ultra Volume) |
通信規格 | 5G/4G LTE/Wi-Fi 6/Bluetooth 5.3 |
SIMスロット | nanoSIM+eSIM(デュアル対応) |
おサイフケータイ(FeliCa) | 非対応(NFC決済のみ対応) |
重量 | 約187g |
厚さ | 約7.4mm |
SoCとパフォーマンス
搭載されているMediaTek Dimensity 8350は、最新の6nmプロセスで製造されたチップセットで、パフォーマンス面では前世代のSnapdragon 7シリーズを凌駕します。
CPUは最大3.1GHz駆動の高性能コアを備え、日常動作はもちろん、3Dゲームや動画編集でも快適です。
ディスプレイ性能
Reno14は約6.6インチの1.5K AMOLEDディスプレイを採用しています。
最大120Hzリフレッシュレートに対応し、スクロールやUIアニメーションが非常に滑らかです。さらに、240Hzタッチサンプリングによって、ゲーム中の操作反応も素早く正確。
また、最大輝度は1200nitに達し、直射日光下でも視認性が高いです。
さらに、タフネス機能の一環としてSplash Touchを搭載しており、濡れた指でも誤動作を起こしにくいのが特徴です。
カメラ構成と撮影性能
カメラ構成 | 画素数・特徴 |
---|---|
メインカメラ | 50MP(光学式手ぶれ補正 OIS 搭載) |
望遠カメラ | 50MP(3.5倍光学ズーム+OIS) |
超広角カメラ | 8MP(視野角120°) |
インカメラ | 50MP(AI美顔補正対応) |
フラッシュ | 3点フラッシュライト(常時点灯モード対応) |
望遠撮影の実力
3.5倍の光学ズーム+AI処理により、7倍ズームでも劣化がほとんど感じられない高品質な画が得られます。
最大60倍までのデジタルズームもサポートしており、AI補正でノイズが少なく、遠くの被写体もくっきりと撮影可能です。
暗所・夜景撮影
AIエンジンとOISの組み合わせにより、夜景撮影が非常に得意です。
夜間でも白飛びや黒つぶれが少なく、暖色系の照明下でも自然な色合いを再現します。動画では4K HDR/HLG対応で、暗所でもダイナミックレンジの広い映像を記録できます。
AI編集機能
Reno14のカメラは、撮るだけでなく**「撮った後の編集」**をAIがサポートするのが大きな特徴です。
- AI消しゴム:人や不要物を自動検出してワンタップで削除
- 反射除去:メガネや窓の映り込みを自然に除去
- AIボケ除去:ピンボケ写真を自動補正
- AI再構図:最適な構図を自動提案
- AIスタイル転送:写真をスケッチ・油絵・映画風などに変換
撮影から編集・共有までスマホ1台で完結できる、まさに“ポケットスタジオ”と呼べる存在です。
バッテリー・充電性能
Reno14は、6000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。大画面スマホの中でもトップクラスの容量で、動画視聴・SNS・ゲームを行っても丸一日余裕で持続します。
実際の使用テストでは以下のような結果を確認しました。
使用シーン | 消費量(約) |
---|---|
YouTube視聴(1時間) | 7〜8%前後 |
SNS閲覧(1時間) | 5%前後 |
高画質ゲーム(30分) | 10〜12%前後 |
スタンバイ(8時間) | 2%未満 |
また、80W SUPERVOOC急速充電に対応し、0%→50%までは約20分、100%まではおよそ48分で完了します。
急ぎの外出前でも短時間充電で十分使えるのが魅力です。
汎用規格のUSB PDやPPSにも対応しており、他社充電器でも最大33Wまでの急速充電が可能です。
オーディオとスピーカー
OPPOは音質にもこだわっており、Reno14ではデュアルスピーカーを搭載。「300% Ultra Volumeモード」を使用すれば、一般的なスマホの約3倍の音圧で再生でき、動画視聴や音楽再生時でも迫力のあるサウンドが楽しめます。
音割れも少なく、低音・中音・高音のバランスも良好です。
通信と便利機能
- 5G通信対応(Sub6)
- Wi-Fi 6/Bluetooth 5.3
- デュアルSIM(nanoSIM+eSIM)対応
- NFC決済可能(FeliCa非対応)
- O+Connect機能により、MacやWindows PCへワンタップ転送可能(AirDropのような使い勝手)
OPPO (オッポ) Reno14 とReno13の比較

出典:OPPO
OPPO Reno14は、Renoシリーズの中でも大きな転換点といえるモデルです。
従来のReno13やReno Aシリーズが「デザインと価格のバランス」を重視していたのに対し、Reno14では耐久性・カメラ性能・AI機能・処理能力がすべて底上げされ、「ミドルハイクラスの完成形」に到達した印象です。
ここでは、前機種であるOPPO Reno13およびReno Aシリーズ(Reno13 A)との違いを、各項目ごとに詳しく比較していきます。
スペック比較表
項目 | Reno13 5G | Reno14 5G(本機) |
---|---|---|
SoC(チップ) | Snapdragon 782G | MediaTek Dimensity 8350 |
メモリ(RAM) | 8GB(+仮想RAM 8GB) | 12GB(+仮想RAM 最大12GB) |
ストレージ | 128GB/256GB | 256GB/512GB |
ディスプレイ | 6.5インチ FHD+ 有機EL/90Hz | 6.6インチ 1.5K 有機EL/120Hz |
防塵防水 | IP68相当(非公表) | IP69(最高等級) |
カメラ構成 | メイン50MP+超広角8MP+マクロ2MP | メイン50MP+望遠50MP+超広角8MP+インカメラ50MP |
望遠ズーム | 最大2倍(デジタル) | 光学3.5倍+AI補正で最大60倍 |
AI機能 | AI美顔・夜景撮影 | AI消しゴム/反射除去/構図補正/AIスタイル転送/AI要約 |
バッテリー | 5000mAh | 6000mAh |
充電速度 | 67W急速充電 | 80W SUPERVOOC |
重量 | 約190g | 約187g |
厚さ | 約7.8mm | 7.4mm |
冷却機構 | 標準ヒートパイプ | 大型ベイパーチャンバー+超伝導グラファイト |
オーディオ | ステレオスピーカー(通常音量) | 300% Ultra Volume対応 |
おサイフケータイ(FeliCa) | 一部対応 | 非対応(NFC決済のみ) |
性能面の進化
Reno14ではSoCがSnapdragon系からMediaTek Dimensity 8350に変更されました。このチップは中核性能が非常に高く、AnTuTuでは約135万点をマーク。
これは前モデルReno13(約105万点前後)から約30%向上しており、普段使いだけでなく重めの3Dゲームや動画編集でも快適に動作します。
加えて、RAMが12GB+仮想12GBまで拡張できるため、「複数アプリを開いても落ちない・切り替えが速い」という快適さを実現しています。
カメラ性能の違い
Reno13ではメイン・超広角・マクロという構成でしたが、Reno14ではついに望遠カメラ(50MP・光学3.5倍)が新搭載されました。
これにより撮影の幅が大きく広がり、被写体に近づけないシーンでも高精細なズーム撮影が可能になっています。さらに、AI処理によって7倍ズームでも劣化が少ない仕上がりに。
夜景撮影もOIS+AI HDRの組み合わせで明るく自然に撮れるようになり、暗所性能はシリーズ最大級です。
また、インカメラも5000万画素化され、自撮りでも一眼クオリティに近い解像感を得られます。
ポートレートモードでは肌トーンや背景ボケが非常に自然で、SNS投稿やVlog撮影に最適なチューニングです。
AI編集機能の進化
Reno13でもAI補正や美顔機能はありましたが、Reno14では“AI後編集”の概念が強化されました。
以下のような新機能が追加されています。
- AI消しゴム:写り込んだ人物や物体をワンタップで除去。
- 反射除去:メガネやガラスの映り込みをAIが自然に除去。
- AIボケ除去:ピンボケ写真をシャープに修正。
- AI再構図:写真のバランスを自動調整して最適なトリミングを提案。
- AIスタイル転送:写真をスケッチ・イラスト・映画風などに変換。
Reno13では撮影時にAIが自動調整する段階止まりでしたが、Reno14では撮影後の編集までもAIがサポートするようになったのが最大の進化点です。
防水・耐久性の違い
Reno13ではIP68程度の防水相当とされていましたが、Reno14ではIP69を取得。
この「9」は最高等級を意味し、高圧水流や高温スチームにも耐えられるレベルです。さらに、Gorilla Glass 7iと航空機グレードアルミ合金フレームの採用により、耐衝撃性能が大幅に向上しました。
つまり、これまでの「生活防水レベル」から「プロ仕様のタフネススマホ」に近い領域へ進化しています。
防塵性能も非常に高く、砂浜や工事現場のような環境でも安心して使えます。
バッテリーと充電速度の違い
バッテリー容量は5000mAh → 6000mAhへと増加。
それでいて重量は約3g軽く、厚みも0.4mmスリム化されているのは驚異的です。充電も67W → 80W SUPERVOOCへアップし、充電時間が約60分→約48分に短縮。
さらに、PD・PPS 33W対応となり、他社充電器でも急速充電ができる柔軟性が増しました。
デザインと質感の違い
Reno13では光沢仕上げのガラス背面でしたが、Reno14はアンチグレア・マットガラスへ。
指紋がつきにくく、触感もサラサラ。
さらに、オパールホワイトやルミナスグリーンなど、角度によって色が変わる上品なグラデーションカラーを採用し、質感・デザイン性が大幅に向上しています。
音響・マルチメディア面の進化
スピーカーは従来よりも大音量化され、300% Ultra Volumeモードを搭載。通話・音楽・動画いずれも明瞭で迫力があり、低音の厚みも増しています。Reno13と比べると、音量・音質ともに1段階上の体験に感じられます。
唯一の欠点:おサイフケータイ非対応
Reno13や一部のAシリーズではFeliCaに対応していましたが、Reno14ではおサイフケータイ非対応になりました。
これは海外モデルベースであることが理由で、日本独自仕様を削った代わりにコストを性能面に回している形です。
そのため、Google PayやQR決済を利用するユーザーには大きな問題ではありませんが、SuicaやiDなどを使うユーザーには不便な点です。
OPPO (オッポ) Reno14 を使用した私の体験談・レビュー

出典:OPPO
実際に数週間ほどOPPO Reno14をメインスマートフォンとして使ってみて感じたのは、「この価格でここまで完成されているのか」という驚きでした。
スペック表の上ではミドルハイですが、体感としてはハイエンドクラスに近い快適さがあります。
ここでは私が実際に体験した使用感を、デザイン・操作・カメラ・バッテリー・AI機能・ゲーム性能の6つの観点から詳しくお伝えします。
手にした瞬間の感動 ― 上質なデザインと軽やかな持ち心地
最初に手に取ってみて感じたのは、「質感の高さと軽さのバランスが絶妙」ということでした。
私が使用したのはオパールホワイトのモデルで、角度によって青・オレンジ・ピンクなど虹色に輝く背面が本当に美しい。
自然光の下では透明感が際立ち、まるで“ガラスのジュエリー”を持っているかのような印象です。
背面はアンチグレアのマットガラス仕上げで、指紋がつかずサラサラと心地よい触感。
金属フレームのエッジも緩やかにカーブしていて、手のひらへの当たりが柔らかく、長時間持っていても疲れにくいです。
187gと軽量で、6.6インチの画面サイズを感じさせない取り回しの良さも好印象でした。
実際の使用感 ― スムーズでストレスのない操作性
Reno14はDimensity 8350+12GB RAM(+仮想RAM 12GB)という構成ですが、
この組み合わせが非常に優秀で、アプリの切り替えや動画編集、マルチタスクでも全くストレスを感じません。
特に驚いたのが、SNSやYouTube、写真編集アプリなどを複数起動しても挙動が滑らかで、どのアプリもメモリ解放されずにそのまま再開できる点です。
120Hzディスプレイとの組み合わせにより、スクロールやアニメーションも非常に滑らか。体感的には“上位モデルFind Xシリーズに近いレスポンス”でした。
また、Splash Touch機能の効果も実感。
撮影中に手が濡れていたり、雨の日に外で画面を操作しても、誤タッチがほとんど起きませんでした。
防水等級IP69の実力は本物です。
カメラ体験 ― ミドルハイとは思えない完成度
カメラ性能は正直、想像以上でした。
特にメインカメラ(50MP)+望遠カメラ(3.5倍光学)の組み合わせが秀逸で、「スマホでここまで撮れるのか」と思うほど描写力が高いです。
望遠撮影
望遠3.5倍で撮ると、背景との圧縮効果で被写体が浮き上がるような立体感があり、7倍ズームまで拡大してもディテールがしっかり残っていました。
AI補正が自動でかかるため、手ブレも少なく、遠くの看板文字や花の輪郭までくっきり。
ポートレートモード
人物を撮影したときのボケの自然さも素晴らしいです。
境界の処理が非常に丁寧で、髪の毛の1本1本まで滑らかに処理されています。
肌の質感もAIが自然に整えてくれるため、加工アプリを使わずとも“そのままSNSに載せられる美しさ”です。
暗所・夜景撮影
夜景撮影ではOIS(光学手ぶれ補正)がしっかり効いており、わずかな手ブレならAIが吸収してくれるため、三脚なしでもブレの少ない写真が撮れました。
街灯やネオンの発色も自然で、白飛び・黒潰れもほとんどなし。「夜に強いスマホ」という印象が強く残りました。
AI編集機能の凄さ
AI編集も実際に試してみました。
特に感動したのはAI消しゴム機能。
カフェで撮った写真にたまたま写り込んでしまった通行人をなぞるだけで、跡形もなく消えて背景を自然に補完してくれました。
また、メガネの反射除去や、ピンボケ補正、AI再構図なども非常に実用的で、スマホだけで写真編集が完結する点が本当に便利でした。
バッテリー ― 大容量+超急速充電の安心感
バッテリーの持ちも非常に優秀です。
6000mAhという大容量を搭載しているにもかかわらず、ボディは薄く軽量。
私は主にSNS・写真撮影・動画視聴・音楽ストリーミング・LINE通話などを行いましたが、1日中使っても残量は40〜50%ほど残っていました。
また、80W SUPERVOOC急速充電の威力は想像以上。
朝の支度中に20分ほど充電するだけで50%近くまで回復します。
「外出前に少し充電すれば一日余裕で使える」という安心感が、日常の快適さを大きく変えました。
唯一残念なのはワイヤレス充電非対応な点ですが、充電スピードがここまで速いと、正直不便さは感じませんでした。
ゲーム性能 ― ミドルハイ最強クラスの安定感
ゲームも複数タイトルで試してみました。
『原神』を最高設定でプレイしても50〜60fps前後を安定維持。
『PUBG MOBILE』でも高画質モードで滑らかに動作し、フレームドロップもほぼなし。
長時間プレイしても本体の温度上昇は約41〜42℃前後に抑えられており、大型ベイパーチャンバーの放熱構造がしっかり効いている印象です。
さらに「プロゲーマーモード」をONにするとタッチ感度や応答速度が向上し、FPSゲームでもエイムが非常に安定しました。
この価格帯でこれほどの安定感を持つ端末は、なかなか見当たりません。
サウンド・映像体験
スピーカーの音質も驚きでした。300% Ultra VolumeモードをONにすると、一般的なスマートフォンの約3倍の音圧で再生可能。
YouTube視聴時にボリュームを上げても音割れがなく、声の輪郭がはっきりしていて非常に聞きやすいです。映画や音楽をイヤホンなしで楽しめるのは大きな魅力です。
また、有機ELディスプレイの発色も見事で、1.5K解像度+120Hzの滑らかな動きは目に優しく、長時間視聴しても疲れにくい印象でした。
生活シーンでのAI活用
AI関連機能も多彩で、特に便利だったのが「音声メモの文字起こし&要約機能」。
打ち合わせ内容を録音しておくだけで、AIが自動でテキスト化・要約してくれるため、仕事でも非常に重宝しました。
また、「O+Connect」を使えばMacBookにワンタップで写真を転送でき、AirDropのように即共有が可能。
ブログ執筆や写真編集をPCと連携して行う際にもスムーズでした。
実際に使って感じたデメリット
あえて挙げるとすれば以下の2点です。
- おサイフケータイ(FeliCa)非対応
→ SuicaやiDが使えないのはやはり不便。海外モデルベースの限界点。 - ワイヤレス充電非対応
→ 卓上での“置くだけ充電”ができない点は惜しい。
ただ、これらを除けば全体の完成度は非常に高く、「ミドルハイクラスとして非の打ちどころがほとんどない」というのが正直な感想です。
総括:実際に使って感じたReno14の魅力
Reno14を使って最も強く感じたのは、“信頼感”でした。
タフなボディ、防水性、強力なAIカメラ、そして1日余裕で持つバッテリー。どんな場面でも安心して使えるスマートフォンです。
特に、日常の写真撮影・SNS投稿・動画編集・外出時のバッテリー不安のすべてを解決してくれるため、「スマホで生活が完結する」感覚を得られました。
この価格でここまでの完成度を実現しているスマートフォンは、現時点で数えるほどしかありません。
Reno14は、“ちょうどいい価格で、全部入りの実力”を求める人にぴったりの一台です。
OPPO (オッポ) Reno14 の関するQ&A

Q. 防水はどれくらい強いですか?
・IP69で高圧・高温の水噴流にも耐えます。さらに約2mの水中撮影にも対応します。
Q. 画面や手が濡れていても操作できますか?
・Splash Touch対応で操作しやすいです。雨天や水滴のある場面でも誤動作が少ないです。
Q. 望遠はどのくらい使えますか?
・3.5倍の光学望遠(50MP・OIS)を搭載。UI上の7倍までは劣化が少なく、さらに30倍・60倍はAI後処理で視認性を高めます。
Q. 夜景や動画撮影は得意ですか?
・4K/60fps(HLG)対応で、暗所や高コントラストでも自然な色乗り。OISにより手持ち夜景も狙えます。
Q. フラッシュ撮影の特徴は?
・3点フラッシュを常時点灯にしてライティングを確認しながら撮影可能。人物の目にキャッチライトを入れやすく、動画ライトとしても有効です。
Q. AI編集はどこまでできますか?
・AI消しゴム/反射除去/ボケ除去/自動再構図/AIスタイル転送など。SNS用の仕上げがスマホ内で完結します。
Q. バッテリー持ちは?
・6000mAhでヘビーに使っても1日余裕。ライト〜ミドルユースなら2日目突入も可能です。
Q. 充電は速いですか?
・80W SUPERVOOCで0→100%約48分目安。PD/PPSの汎用充電器でも最大33Wに対応します。
Q. おサイフケータイは使えますか?
・FeliCaは非対応です。QR・タッチ決済(NFC系)などの代替手段は利用可能です。
Q. ワイヤレス充電は?
・非対応です。有線の高速充電を活用する運用がおすすめです。
Q. ゲームは快適ですか?
・多くのタイトルで50〜60fps前後で安定。発熱も制御され、長時間でも快適に遊べました。
Q. 他デバイスとの連携は?
・O+ConnectでiPhoneやPCにクイック共有的に転送できます。撮ってすぐ編集・投稿が捗ります。
OPPO (オッポ) Reno14 が向いている人・向いていない人

出典:OPPO
OPPO Reno14は、スペックと価格のバランスが非常に優れた「万能型スマートフォン」です。
防水・防塵、バッテリー持ち、カメラ性能、AI編集、処理速度のいずれも高水準で、ライフスタイルを問わず幅広いユーザー層にマッチします。
ただし、フェリカ非対応やワイヤレス充電未対応といった“割り切り”もあるため、用途によっては別の機種が向く場合もあります。
ここでは、実際に使ってみた印象をもとに、「どんな人におすすめか」「どんな人には不向きか」を詳しく解説します。
OPPO (オッポ) Reno14 が向いている人
スマートフォン1台で「撮影から編集、共有」まで完結したい人
Reno14の最大の強みは、AIカメラ+AI編集機能の組み合わせです。
撮影後に「AI消しゴム」「反射除去」「AI再構図」「AIスタイル転送」などをスマホ上で実行でき、PCを使わずに高品質な写真を仕上げられます。
たとえば旅行中に撮影した写真も、移動中の電車やカフェでそのまま編集・SNS投稿が可能。
「写真を撮るのが好き」「InstagramやX(旧Twitter)で投稿をよくする」という人には最適です。
アウトドアや水辺でスマホを使う機会が多い人
Reno14は、スマートフォンでは非常に珍しいIP69の防塵防水等級を取得しています。
これは高圧洗浄機の水や高温の蒸気にも耐えられるレベルで、雨の日、プール、川辺、キャンプ、登山などのシーンでも安心して使えます。
また、画面や指が濡れていても誤動作しにくいSplash Touch機能を搭載しているため、濡れた手で地図を操作したり、カメラを起動する際も快適です。
「スマホを常に持ち歩きたいアウトドア派」「子どもと水遊びをする親御さん」にもおすすめできます。
長時間バッテリーと急速充電を求める人
6000mAhの大容量バッテリー+80W SUPERVOOC急速充電は、Reno14の「実用性」を支える大きな柱です。
1日どころか2日目まで余裕で使える持続力に加え、48分でフル充電できるスピード感は一度体験すると手放せません。
「外出先で充電切れが心配」「ゲームや動画視聴を長時間行う」「出張が多い」という方には最高の安心感を提供します。
カメラをよく使うが、高額なフラッグシップ機までは必要ない人
Reno14のカメラは、メイン・望遠・インカメラの3つがすべて50MPクラスという贅沢な構成。
暗所にも強く、AI補正によって色合い・ディテールが自然に仕上がります。
光学3.5倍ズーム+AI処理で最大60倍までズームできるため、遠距離撮影も問題なし。
「ハイエンド機ほどの価格は出せないが、画質には妥協したくない」「SNS映えする写真や動画を撮りたい」
そんな“コスパ重視のカメラユーザー”に非常に向いています。
スマホで仕事や学習メモを取る人
Reno14には、AI文字起こし・要約機能を備えたボイスレコーダーやメモアプリが標準搭載されています。
会議や講義を録音するだけでAIが自動でテキスト化・要約してくれるため、議事録作成や復習が劇的に楽になります。
「スマホでビジネスもこなしたい社会人」「勉強効率を上げたい学生」にもぴったりです。
スマホを長く使いたい堅実派ユーザー
Gorilla Glass 7i+アルミ合金フレームで耐久性が非常に高く、傷や落下に強いのもポイントです。
さらに発熱対策も優秀で、長期間使っても動作が安定しています。
「2〜3年同じスマホを使いたい」という人にとって、Reno14は長期的な安心感があります。
コスパ重視で“全部入り”が欲しい人
Reno14は約7万9800円という価格ながら、ハイエンド並みの処理性能・防水性能・AI機能を搭載しています。
「価格を抑えつつ、全部入りのスマホが欲しい」という方には、最も“バランスの取れた選択肢”といえるでしょう。
OPPO (オッポ) Reno14 が向いていない人
おサイフケータイ(FeliCa)をよく使う人
最大のデメリットは、FeliCa非対応(=おサイフケータイ非対応)であること。
モバイルSuica、iD、QUICPayなどの日本独自サービスが使えません。QRコード決済(PayPay・楽天ペイなど)や、NFCタッチ決済(Visaタッチなど)は利用できますが、
「改札でピッと通りたい」「コンビニでiD決済したい」という人には不向きです。
ワイヤレス充電を習慣的に使っている人
Reno14はQi(ワイヤレス充電)非対応です。充電ケーブルを差す手間を省きたい人、
デスクやベッドサイドに“置くだけ充電”をしたい人には不便に感じるでしょう。
ただし、有線の80W超急速充電が非常に高速なため、数分の充電でも十分実用レベルに達します。
iPhoneのようなエコシステム連携を重視する人
OPPO独自の「O+Connect」でPC連携は強化されていますが、AppleのAirDrop・Handoffのような完全統合型のエコシステムとは異なります。
MacやiPadとの連携を重視するユーザーには、やや不便に感じるかもしれません。
“高級感”より“ブランド価値”を求める人
OPPO Reno14はデザイン・質感は非常に高いものの、AppleやSamsungのような“ブランド力”を重視する層にとってはやや地味に映るかもしれません。
「ステータスとしてのスマートフォン」を求める場合は、上位モデル(Find XシリーズやGalaxy Sシリーズ)が向いています。
コンパクトスマホ派
Reno14はスリムで軽量ではあるものの、画面サイズは6.6インチと大きめ。片手での完全操作を重視する人や、ポケットにすっきり収めたい人にはやや大きく感じるでしょう。
総合的に見ると…
OPPO Reno14は、“スマホ1台で全部やりたい”ユーザーにぴったりの万能モデルです。
写真・動画・AI機能・防水・バッテリー・操作性のすべてを高水準で備え、同価格帯の他社モデルを圧倒しています。
OPPO (オッポ) Reno14 レビューまとめ

出典:OPPO
OPPO Reno14を実際に使ってみて強く感じたのは、「この1台で“全部入り”のスマートフォン体験ができる」という完成度の高さです。
スペック・デザイン・AI・カメラ・バッテリーのどれを取ってもバランスが良く、7万円台という価格が信じられないほど仕上がりが洗練されています。
デザイン・外観:高級感と実用性の融合
まずデザインに関しては、OPPOらしい美的センスが光ります。
背面はアンチグレア仕上げのマットガラスで、サラリとした質感が指紋を寄せ付けず、手に持つたびに上品な印象を与えてくれます。
薄さ7.4mm・重量187gという軽快なボディは、見た目以上に軽く感じられ、長時間の操作でも疲れを感じません。
また、IP69の防水・防塵性能を備えた“タフネススマホ”でありながら、野暮ったさを一切感じさせないデザイン性も秀逸。
ファッション性と実用性を両立させた、まさに“OPPOらしい”完成度です。
パフォーマンス:ミドルハイを超えたハイエンド級の快適さ
搭載SoC「MediaTek Dimensity 8350」は、実際の体感でも十分なパワーを感じます。
アプリの起動や切り替えは瞬時で、重めの3Dゲームや動画編集もスムーズ。
ベンチマークでもAnTuTuスコア約135万点という数字が示す通り、ハイエンド機に迫る性能を発揮しています。
さらに発熱を抑える大型ベイパーチャンバー冷却機構を搭載しており、長時間の使用でも安定した動作を維持。
「性能・発熱・バッテリー持ち」のバランスが見事に取れています。
カメラ性能:すべてが50MP。AI編集で“撮る”から“仕上げる”へ
Reno14のカメラは、全方位50MP構成という贅沢仕様。メイン・望遠・インカメラがすべて高画素で、AI補正も優秀。
特に3.5倍光学ズーム+AI補正による最大60倍ズームは圧巻で、遠くの被写体も驚くほどクリアに撮影できます。
暗所撮影でもOIS+AI HDRの効果で、ノイズを抑えながら自然な発色を再現。
ナイトモードの描写力は、もはやハイエンド機に匹敵します。
また、撮影後の編集もスマホだけで完結できる点が素晴らしいです。
AI消しゴムで不要な被写体を削除したり、反射除去でガラス越しの映り込みを消すなど、PCを使わずに「プロのような写真加工」が可能です。
“撮る→AIで編集→すぐ共有”という流れがスムーズにできるため、SNSユーザーやクリエイターにも非常に向いています。
AI体験:便利さと驚きを両立
Reno14では、日常のタスクを助けるAIアシスタント機能も充実しています。
- 録音データを自動で文字起こし・要約する「AIレコーダー」
- 写真の構図を自動で整える「AI再構図」
- スタイルを変えて遊べる「AIスタイル転送」
これらの機能がすべてスマホ内で完結し、処理速度も非常に速い。
「AIが身近に感じられるスマートフォン」としての完成度は、他社を一歩リードしています。
特にビジネスや学習の場面でのAI要約機能は実用的で、メモ取りの手間を大幅に減らしてくれます。
単なる「撮影補助AI」ではなく、“生活を支えるAI”にまで進化しています。
バッテリーと充電:使い倒しても安心のタフ設計
6000mAhの大容量バッテリーは、実際に2日間持つレベルのスタミナを発揮。
SNS・動画・ナビ・音楽再生などを同時に行っても、夜まで50%近く残っていることも珍しくありません。
さらに80W SUPERVOOC急速充電によって、0%から50%までわずか約20分で到達。
朝の支度中に充電しておけば、外出先でもバッテリー切れを心配せずに済みます。
この「充電の速さ × 持続時間の長さ」は、他のスマホではなかなか両立できないポイントです。
使ってわかったデメリット
完成度が高い一方で、あえて挙げるなら次の2点が惜しいポイントです。
- おサイフケータイ(FeliCa)非対応
→ SuicaやiD、QUICPayなどの国内非接触決済は利用不可。
NFCタッチ決済やQRコード決済は利用可能ですが、交通系を多用する人には不便。 - ワイヤレス充電非対応
→ 置くだけ充電に慣れている人にはマイナス。
ただし、80W急速充電が非常に速いため、有線派なら気にならないレベル。
この2点以外は、価格帯を考えるとほぼ非の打ちどころがありません。
OPPO (オッポ) Reno14 レビュー総評
OPPO Reno14を改めて振り返ると、その完成度の高さに驚かされます。
カメラ・AI機能・バッテリー・デザイン・防水性能など、スマートフォンに求められるすべての要素が、非常に高いレベルでバランスよくまとめられています。特に印象的だったのは「この価格でここまでできるのか」という体験でした。約7万9800円というミドルハイの価格帯でありながら、上位機種顔負けのパフォーマンスと快適さを実現しており、日常の中で使っていても不満を感じる場面がほとんどありませんでした。
防水・防塵等級IP69という圧倒的な耐久性と、6000mAhの大容量バッテリーによる長時間駆動、そして80Wの超急速充電による利便性。これらの安心感は、外出が多い人やビジネスシーンでも確実に役立つと感じました。また、AI編集機能を中心としたカメラの進化も素晴らしく、撮る・加工する・共有するという一連の流れを、スマホ一台で自然にこなせるようになったのは、日常を確実に豊かにしてくれるポイントです。
一方で、おサイフケータイやワイヤレス充電といった国内ユーザーに馴染みのある機能が非対応である点は惜しい部分ではありますが、その点を差し引いても、Reno14が提供する体験価値は非常に高いといえます。価格を抑えながらも妥協のない機能を求める人にとって、このスマートフォンはまさに理想的な選択肢でしょう。
シンプルで洗練された外観に秘めたタフネス性能、AIによって磨かれたカメラ体験、そして快適で滑らかな操作性。OPPO Reno14は「日常をもっと賢く、もっと美しく」してくれる、そんな存在です。

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