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motorola (モトローラ) razr 60 レビュー!スペック・カメラ・電池持ちをrazr 50と徹底比較

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出典:Motorola
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ここ数年で折りたたみスマホは一気に選択肢が増えましたが、その多くは20万円前後のハイエンドモデルで、「欲しいけどさすがに手が出ない…」という方も多いのではないでしょうか。さらに、「ヒンジが壊れそう」「画面の折り目が気になる」といった不安から、興味はありつつもなかなか一歩踏み出せない、という声もよく耳にします。

そんな中で登場したのが、モトローラーの縦折りスマホ「motorola razr 60」です。いわゆる“フリップ型”の折りたたみスマホで、開けば6.9インチの大画面スマホ、閉じれば手のひらにすっぽり収まるコンパクトサイズに変身します。しかも、外側には3.6インチの大型アウトディスプレイを備えていて、通知確認やカメラ撮影、ちょっとしたアプリ操作まで“折りたたんだまま”こなせるのが大きな特徴です。

価格帯も、前世代から続く「手の届きやすさ」を重視した設定で、折りたたみスマホとしては比較的現実的なラインに収まっています。公式オンラインストアでは税込み13万5,800円ということで、「ハイエンドのバー型スマホと少し背伸びすれば手が届くレベル」で、折りたたみデビューを狙っている人にとって魅力的なポジションです。性能面もミドルハイのSoCを搭載しており、日常使いでストレスを感じにくいバランスに仕上がっています。

さらに今作のrazr 60では、前モデルからヒンジ構造や防水性能が強化され、バッテリー容量も増量。AIアシスタント「moto ai」によるメモの要約や検索、音声の書き起こしといった機能も充実し、「ただ折りたためるだけ」のスマホではなく、日常の情報整理や仕事効率化にも役立つ1台へと進化しています。アウトディスプレイ側からもAI機能を呼び出せるので、ちょっとしたひらめきを“ながらメモ”として残しておく使い方がとても便利です。

本記事では、この motorola razr 60 がどんな特徴を持った折りたたみスマホなのかを、前モデルとの違いも踏まえながら詳しくレビューしていきます。スペックの細かい部分はもちろん、実際に使ってみて感じた使用感や気になったポイント、どんな人に向いているのか・向いていないのかまで、できるだけリアルな目線でお伝えします。「折りたたみスマホに興味はあるけど、実際どうなの?」と気になっている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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motorola (モトローラ) razr 60 とは?

出典:Motorola

motorola razr 60 とは、モトローラが展開する「razr」シリーズの最新縦折りスマホで、いわゆる“フリップ型”の折りたたみモデルです。ぱかっと開くと一般的な縦長スマホのように使うことができ、折りたたむと手のひらサイズのコンパクトな形に変身するのが大きな特徴です。ポケットや小さめのバッグにも収まりやすく、「持ち運びやすさ」と「大画面」の両方を欲張れる1台になっています。

razrシリーズは、もともとガラケー時代の「RAZR」をルーツに持つブランドで、「スタイリッシュな折りたたみ」「持っていてワクワクするデザイン」を重視しているラインナップです。motorola razr 60 もその流れをしっかり受け継いでいて、PANTONEカラーを採用したおしゃれな外観や、アウトディスプレイの遊び心ある使い方など、スペック表だけでは伝わりにくい“持つ楽しさ”が強く意識されています。

機能面では、メインの有機EL大画面に加えて、外側に搭載されたアウトディスプレイが大きなポイントです。このアウトディスプレイは、単に時計や通知を表示するだけでなく、多くのアプリを直接操作できるようになっていて、閉じたままメッセージを確認したり、カメラを起動して自撮りをしたり、音楽を操作したりといったことが可能です。「ちょっと確認したいだけ」「少しメモを取りたいだけ」という場面では、わざわざ本体を開かなくても完結できるので、使い始めると手放せなくなる便利さがあります。

また、motorola razr 60 は“折りたたみ=高級ハイエンド”というイメージを少し崩してくれる存在でもあります。内部にはミドルハイクラスのチップを搭載し、日常使いでは十分な性能を確保しつつ、価格は最上位フラッグシップほど極端には上げないバランスを目指しています。最高性能のゲーミング機というよりは、「普段使いが快適で、なおかつ折りたたみのワクワク感も楽しめる中堅〜中上位モデル」という立ち位置です。

まとめると、motorola razr 60 とは、

  • 折りたたみならではのコンパクトさと大画面を両立した縦折りスマホ
  • デザイン性と“所有する楽しさ”を重視した razr シリーズの最新モデル
  • アウトディスプレイとAI機能を活用して、日常のちょっとした操作やメモ取りを快適にしてくれる端末

という立ち位置のスマートフォンです。折りたたみスマホに興味がありつつ、「価格」「耐久性」「使い勝手」が気になって踏み出せなかった方に向けて、現実的な落としどころを提示してくれる1台だと言えます。

motorola (モトローラ) razr 60 の外観とデザイン

出典:Motorola

縦折りスタイルで“ガジェット感”のあるデザイン

razr 60 は、いわゆる「縦折り」スタイルの折りたたみです。
開くとスリムな縦長スマホ、閉じると正方形に近いコンパクトボディになり、ポケットや小さいバッグでもかさばりにくいのが大きなメリットです。

  • 展開時:約73.99×171.3×7.25mm
  • 折りたたみ時:約73.99×88.08×15.85mm
  • 重量:約188g

数値だけ見るとそこそこ重さはありますが、実際に手に持ってみると重量バランスが良く「見た目ほど重く感じない」というのが正直な印象です。

PANTONEカラーと背面の質感

カラーバリエーションは以下の3色展開です。

  • Lightest Sky(ライトスカイホワイト)
  • Gibraltar Sea Navy(ジブラルタルシーネイビー)
  • Parfait Pink(パルフェピンク)

どの色もPANTONE監修の落ち着いたトーンで、「派手すぎないけど個性はしっかり出せる」絶妙なバランスです。背面はマット寄りの仕上げで、石のような質感を意識したテクスチャになっており、指紋も目立ちにくいです。

大型アウトディスプレイとカメラ部

折りたたんだ状態の外側には、3.6インチのほぼ正方形に近いアウトディスプレイを搭載。ここに2眼カメラとフラッシュが並ぶ、razrシリーズらしい顔つきになっています。

アウトディスプレイは単なる通知表示だけでなく、後述するようにほぼすべてのアプリが動作するのがポイントで、閉じたままLINE返信や動画視聴までこなせます。

ヒンジ構造と折り目の見え方

ヒンジ部分にはチタン製プレートが採用されており、耐久性を大幅に高めたとされています。

実際に開閉を繰り返していてもガタつきは感じず、途中で角度を保持して自立させる「フレックスビュースタイル」にもしっかり対応してくれます。

折り目に関しては、razr 50と並べて確認すると、体感レベルでは少し目立ちにくくなった印象です。反射させると確かにシワは見えるものの、画面点灯時にはほぼ気にならず、動画視聴やSNS閲覧中に意識することはほとんどありませんでした。

付属ケースと持ちやすさ

標準で本体カラーに合わせたケースが付属します。折りたたみ向けの専用ケースは選択肢が少ないことが多いので、最初から同梱されているのはありがたいポイントです。

ケース装着時も厚み・重さはそこまで増えず、側面の指紋センサーにもちゃんと指が届きます。両側面どちらを持っていても指紋センサーを自然に触れられるため、片手でも開閉・ロック解除がしやすいです。

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motorola (モトローラ) razr 60 のスペック詳細

出典:Motorola

主なスペック一覧

項目内容
OSAndroid 15
SoCMediaTek Dimensity 7400X
メモリ12GB(SIMフリー版)
ストレージ512GB
メインディスプレイ約6.9インチ pOLED / 2640×1080(FHD+) / 最大120Hz / HDR10+
アウトディスプレイ約3.6インチ pOLED / 1056×1066 / 最大90Hz
バッテリー4,500mAh
充電30W TurboPower急速充電 / 15Wワイヤレス充電(Qi)
重量約188g
防水防塵IP48相当(IPX8 / IP4X準拠)
カメラ(背面)5000万画素(OIS付きメイン)+1300万画素(超広角+マクロ)
カメラ(前面)3200万画素
スピーカーデュアルステレオ / Dolby Atmos対応
SIMnanoSIM+eSIM(DSDS対応)
おサイフケータイFeliCa(モバイルSuica等)対応
生体認証側面指紋認証+顔認証
その他moto ai(とりまリスト / おまとメモ / グローバルサーチ など)

これらの仕様により、ミドル〜ミドルハイクラスの性能と、折りたたみとしてはかなり余裕のあるバッテリー駆動時間を両立しているのが分かります。

パフォーマンス

Dimensity 7400X は、最新ゲームを最高画質でガンガン回すようなハイエンドSoCではありませんが、ブラウジングやSNS、カメラ、動画視聴、軽〜中程度のゲームであれば十分快適に動作する性能帯です。

実際にAntutuベンチマークを測定すると、いわゆる「中の上」クラスという印象で、折りたたみのギミックを楽しみながらも日常使いでストレスを感じにくいバランスだと感じました。

ディスプレイ

メインディスプレイは 6.9インチのpOLEDで、発色が鮮やかで黒がしっかり沈む有機ELらしい画質です。120Hzリフレッシュレートにも対応しており、スクロールの滑らかさは一般的なハイエンド機と遜色ありません。

アウトディスプレイは約3.6インチながら解像度が高く、文字も潰れにくいです。正方形に近いアスペクト比ですが、YouTubeやSNSのタイムライン程度なら問題なく閲覧できました。多くのアプリがこの画面でも動作するので、「ちょっとした確認だけなら折りたたんだままで済む」シーンがかなり増えます。

バッテリーと充電

  • 容量:4,500mAh
  • 有線:30W急速充電(約15分で最大12時間駆動目安)
  • ワイヤレス:15W Qi充電対応

実際の使用感としても、朝100%で外出して、日中はSNS・カメラ・動画視聴をそこそこ使っても、夜までバッテリー切れに怯えることはほとんどありませんでした。折りたたみスマホは構造上どうしてもバッテリー容量が削られがちですが、その中で4,500mAhはかなり心強い数字です。

カメラ

カメラ構成は、

  • 5000万画素メイン(光学手ブレ補正付き)
  • 1300万画素超広角+マクロ
  • 3200万画素インカメラ

という2+1構成です。

日中の撮影では、メインカメラは解像感が高く、空の青や街の色も鮮やかに写ります。超広角は画角が広く、建物や風景をダイナミックに撮りたい時に便利です。

ポートレートモードは人物認識を前提にしているため、物撮りではうまく背景ボケが効かない場面もありましたが、人を撮る分には自然なボケを作ってくれました。

動画は4K 30fpsまで、FHDなら30/60fpsに対応します。4Kで撮影すると若干手ブレが気になるシーンもありましたが、日常の記録用としては十分なクオリティです。

motorola (モトローラ) razr 60 とmotorola razr 50の比較

出典:Motorola

スペック比較表

項目motorola razr 60motorola razr 50
SoCDimensity 7400XDimensity 7300X
メモリ/ストレージ最大 12GB / 512GB最大 12GB / 512GB(構成はほぼ同等)
バッテリー4,500mAh4,200mAh
充電30W有線+15Wワイヤレス30W有線+ワイヤレス非対応 or 限定的(地域差)
防水防塵IP48相当(IPX8/IP4X)実質IPX8(防水メイン、ほぼ防塵なし)
重量約188g約190g前後
OSAndroid 15Android 14
アウトディスプレイ機能ほぼ全アプリが動作、AIアプリも利用可対応アプリが限られ、AI機能も部分的
ヒンジチタンプレートで強度アップ従来構造

実際に触って感じた進化ポイント

  • バッテリー増量が地味に効く
    4,200mAh → 4,500mAh への増量は数値上は「300mAhだけ」ですが、折りたたみスマホの場合、元々のバッテリー余裕が少ないことが多いため、この差は意外と体感に出ます。razr 60 では、外出先でも充電残量に余裕が持てるようになりました。
  • ヒンジの安心感
    razr 50 も特に不安定ということはありませんでしたが、razr 60 は開閉時の剛性感が増し、「長く使えそうだな」と感じさせてくれます。折り目も体感では少し目立たなくなったように思います。
  • アウトディスプレイの使い勝手
    razr 50 ではアウトディスプレイで使えるアプリが限られていましたが、razr 60 はほぼすべてのアプリが動きます。通知確認だけでなく、Googleフォトで写真を確認したり、動画を見たり、AIアプリを使ったりと、閉じたまま完結するシーンが明らかに増えました。
  • AI機能の拡充
    「とりまリスト」「おまとメモ」「グローバルサーチ」といった moto ai アプリがアウトディスプレイ側でも動作するようになり、録音からの自動文字起こし・要約、メモの検索などがかなり便利になっています。前モデルでは利用できるAI機能が限られていたので、この点は世代交代をはっきり感じる部分です。
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motorola (モトローラ) razr 60 を使用した私の体験談・レビュー

出典:Motorola

アウトディスプレイが“ほぼメイン”で使える

まず一番感動したのがアウトディスプレイの完成度です。

  • カメラアプリを起動して、そのままファインダーとして使える
  • Google フォトを立ち上げて、撮った写真をすぐ見返せる
  • 通知の確認、簡単な返信、ブラウザでのちょっとした検索も閉じたまま完結

電車の中など、両手を大きく動かしたくない場面では、わざわざ本体を開かなくても、アウトディスプレイだけでかなりのことが片付きます。「折りたたみだけど、閉じたままがデフォ」という新しい使い方が自然と身につきました。

moto ai で“ながらメモ”がかなり快適

アウトディスプレイ上からでも「moto ai」にアクセスできるので、

  • ちょっとした独り言レベルでも音声で録音
  • 自動でテキスト化+要約までしてくれる

という流れが非常に快適です。

試しに「今日はいい天気なので海に出かけたいと思いますが、〇〇」…といった文章を録音してみると、すぐに文字起こしされ、その上で内容を短く整理してくれました。

ブログ用のネタメモや、買い物リスト、企画のアイデア出しなど、「とりあえずしゃべっておいて後で整理する」という使い方との相性がかなり良いです。

パフォーマンス:日常用途は余裕、重い3Dゲームはほどほど

ブラウザのタブを複数開いてSNSや動画アプリを行き来しても、特に引っかかりなく動きます。LINEやメール、写真編集、地図アプリくらいまでなら快適で、「ミドルハイの余裕」がしっかり感じられます。

一方で、最新の重い3Dゲームを最高設定で長時間プレイすると、さすがに発熱とフレームレート低下が見えてくる場面もありました。ゲームをガチでやり込みたい方にはハイエンドSoC搭載機の方が向きますが、「たまに遊ぶ」程度なら特に問題はないと思います。

折り目は“見えるけど気にならない”

画面を消した状態で斜めから強く光を当てると、中央の折り目はきちんと確認できます。ただし、画面を点灯した状態でコンテンツを見ているときはほとんど気になりません。

特に縦スクロールのSNSやウェブサイトでは、折り目が視線の中心に来る時間が短いので、「あ、そういえば折り目あったな」と後から思い出すレベルです。

折りたたみスマホが初めての方でも、数日使えばほぼ気にならなくなると思います。

カメラ:日常スナップは十分、動画は“普通”

日中の写真は明るく、発色も素直で扱いやすい印象です。超広角カメラも解像感はそれなりにあり、旅行先の風景などを撮るには十分です。

ポートレートモードは人物前提なので、物撮りでボケを使いたいときはやや工夫が必要です。人物相手のポートレートは自然なボケ方で、顔のシャープさも過剰になりすぎず、SNSにそのまま載せやすい画作りです。

動画は 4K30fps まで対応しており、記録用途としては問題ありませんが、歩きながらの撮影では電子手ブレ補正の限界を感じる場面もありました。「ビデオカメラの代わり」とまではいきませんが、Vlog風の撮影には十分なレベルです。

折りたたみならではの「カムコーダーモード」で、90度くらい開いた状態で構えると、昔のハンディカムのような持ち方で撮影できるのは、使っていてかなり楽しいポイントでした。

スピーカーと音質

ステレオスピーカー+Dolby Atmos対応ということで期待していましたが、実際に最大音量でYouTubeのオープニングなどを再生すると、音楽部分でわずかに歪みを感じる場面がありました。

一方で、声やナレーションは聞き取りやすく、映画や配信を観る分には問題ありません。音楽をしっかり楽しむなら、ワイヤレスイヤホンや外部スピーカーと併用するのがおすすめです。

バッテリー持ちと充電

朝100%から、

  • SNS・ブラウジング:合計2〜3時間
  • YouTubeなど動画:1〜2時間
  • カメラ:数十枚撮影
  • AIメモや音声録音を少し

といった使い方をしても、夜に帰宅した時点で20〜30%程度残っていることが多く、「折りたたみなのにバッテリーで困らない」という印象でした。

30W急速充電は爆速とまではいきませんが、少しの時間でそこそこ回復してくれるので、外出前にサッと充電しておく運用と相性が良いです。

付属ケースのありがたさ

同梱のケースは、本体カラーとマッチしたデザインで、最初から見た目の統一感が出ます。折りたたみスマホはケース選びがなかなか難しいのですが、「とりあえずこのケースを使って気に入ったら買い替える」というスタートが切れるのはかなり助かりました。

ケース装着時でも指紋センサーの位置や押しやすさはほぼ変わらず、利便性と保護性能のバランスは良好です。

motorola (モトローラ) razr 60 に関するQ&A

Q. motorola razr 60 の性能はどのくらいですか?

・ミドルハイクラスの Dimensity 7400X を搭載しており、ブラウジング・SNS・動画視聴・カメラなど日常的な用途は余裕でこなせます。重い3Dゲームを最高設定で長時間プレイすると発熱やフレームレート低下が見える場面もありますが、「普段使い+たまにゲーム」程度であれば十分な性能です。

Q. バッテリーは1日持ちますか?

・4,500mAh と折りたたみとしては大きめのバッテリーを搭載しており、一般的な使い方であれば1日はしっかり持ちます。動画視聴やゲームを長時間行っても、「夕方には必ず充電が必要」というほどではなく、安心して使えるバッテリー持ちです。

Q. 充電器は同梱されていますか?急速充電には何が必要ですか?

・端末には充電器が付属しないため、ユーザー自身で用意する必要があります。30Wの有線急速充電に対応しているので、USB-PD対応で30W以上出せる充電器とUSB-Cケーブルを用意すれば、本来の急速充電性能を引き出せます。ワイヤレス充電は15W対応で、Qi規格のワイヤレス充電器で利用できます。

Q. おサイフケータイやタッチ決済には対応していますか?

・FeliCaに対応しており、おサイフケータイ(モバイルSuicaやiD、QUICPayなど)を問題なく利用できます。縦折りタイプでも、開いた状態は通常のスマホと同じようにタッチできるので、改札やコンビニでも特別な持ち方を意識する必要はありません。

Q. 防水・防塵性能はどの程度ですか?

・IP48相当(IPX8 / IP4X 準拠)の防水防塵性能を備えています。うっかり水がかかったり、キッチン周りで少し濡れたりする程度なら安心して使えるレベルですが、水中での使用や粉塵が舞うような環境での長時間利用は避けた方が安全です。

Q. カメラ性能は他社のハイエンド機と比べてどうですか?

・5000万画素メイン+1300万画素超広角という構成で、日常スナップや旅行写真を撮るには十分なクオリティです。ただし、最新のフラッグシップ機(大型センサーや3〜5倍望遠を積んだモデル)と比較すると、暗所耐性や望遠撮影の自由度ではさすがに一歩譲ります。折りたたみの楽しさと日常撮影のバランスを重視したカメラ、というイメージです。

Q. ゲーム目的での購入はアリですか?

・軽め〜中程度の3Dゲームであれば快適に遊べますが、最高設定での長時間プレイを前提とするヘビーゲーマー向けではありません。
「普段はSNSや動画、たまにゲームもしたい」くらいのバランスを求めているなら十分アリですが、「性能最優先」ならゲーミング志向のハイエンド機を検討した方が満足度は高いと思います。

Q. 折りたたみの“壊れやすさ”が心配です……

・razr 60 はヒンジにチタン製プレートを採用し、耐久性を大きく高めているのが特徴です。また、防水防塵性能も従来より強化されています。もちろん精密機器であることに変わりはないので乱暴な扱いは禁物ですが、普通に開閉する範囲であれば、そこまで神経質にならなくても大丈夫だと感じました。

Q. 外側のディスプレイだけでどこまでできますか?

・メールチェック、SNSの閲覧・簡単な返信、ブラウジング、動画視聴、Googleフォトの確認、AIメモや要約、ミュージックプレーヤー操作など、想像以上に多くのことができます。
「わざわざ開かなくても済む操作」が本当に多いので、使い続けるほどアウトディスプレイのありがたみを感じるはずです。

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motorola (モトローラ) razr 60 が向いている人・向いていない人

出典:Motorola

motorola razr 60 はスペックだけを見ると「ミドルハイの縦折りスマホ」ですが、実際に使ってみると、かなりはっきりと“刺さる人・刺さらない人”が分かれるモデルだと感じます。ここでは、ライフスタイル別にもう少し踏み込んで整理していきます。

motorola (モトローラ) razr 60 が向いている人

「折りたたみデビュー」をしてみたい人

  • 折りたたみスマホに興味はあるけれど、いきなり20万円クラスには手を出しづらい
  • でも、安いだけのローエンドではなく、ちゃんと日常で快適に使える性能は欲しい

という方には、razr 60 はかなりちょうどいい立ち位置です。
ミドルハイのSoCと4,500mAhバッテリーを搭載しているので、折りたたみのギミックを楽しみながらも、普段使いでストレスを感じにくいバランスになっています。

デザイン性・“持っていて楽しい”感を重視する人

  • 人とちょっと違うスマホを持ちたい
  • カフェで置いておいてもサマになるデザインが好き
  • PANTONEカラーやマットな背面など、見た目にもこだわりたい

といった「ガジェットは機能だけじゃなく、デザインも大事」というタイプの方にはぴったりです。
縦折りのギミックに加えて、カラーリングや質感もこだわっているので、持ち物としての満足度が高いです。

スマホでの“ながら作業”が多い情報感度の高い人

  • 思いついたアイデアをすぐメモしたい
  • 音声でメモ→自動で文字起こし・要約までしてほしい
  • メモや情報を後から検索して整理したい

こういった使い方をする人には、moto ai の各種機能がかなりハマります。
アウトディスプレイからでもAIメモを呼び出せるので、「歩きながら」「移動中」でもサッと録音→テキスト化でき、情報整理のツールとしても優秀です。

通知チェック・ちょっとした操作をサクッと済ませたい人

  • 電車の中で全開にして使うのはちょっと気が引ける
  • 通知と簡単な返信くらいならサッと済ませたい
  • カメラ・音楽・地図なども、できるだけ手軽に操作したい

という人には、3.6インチのアウトディスプレイが強力な味方になります。
閉じたままでも多くのアプリが動作するので、「ちょっと見たい」「少し操作したい」が本当にサクッと完結します。

折りたたみでもバッテリー持ちを重視したい人

  • 出先で充電器を持ち歩きたくない
  • 折りたたみ=電池が持たないイメージがあって不安

という方にも、4,500mAh+30W急速充電+15Wワイヤレスの組み合わせは安心感があります。
「普通の1日なら余裕で乗り切れる」「いざとなればサッと充電もできる」というバランスで、メイン機としても十分運用可能です。

motorola (モトローラ) razr 60 があまり向いていない人

ハイエンド級のゲーム性能を最優先する人

  • 原神や重いFPSゲームを最高設定で長時間プレイしたい
  • 発熱やフレームレート低下は絶対に妥協したくない

こういった“ガチゲーマー”の方には、正直あまり向いていません。
Dimensity 7400X は確かにミドルハイで、そこそこゲームも動きますが、「ゲーム特化」のハイエンド機と比べるとパワー面では一歩譲ります。
ゲーム最優先なら、ゲーミングスマホやハイエンドSoC搭載機の方が幸せになれます。

カメラ性能、とくに望遠・暗所撮影をガチで追い込みたい人

  • 3〜5倍以上の光学望遠でバリバリ撮りたい
  • 夜景や室内撮影でもノイズ少なく、ディテール重視で撮りたい
  • 最新フラッグシップのカメラ性能を当たり前として求めている

といった「カメラガチ勢」にとっては、razr 60 のカメラは“悪くはないけど、もっと欲しい”と感じる場面が出てきます。
日常スナップや旅行写真には十分なクオリティですが、専用望遠や大型センサー搭載機と比べると、どうしても差は出ます。

「スマホはただの道具。個性は求めていない」という人

  • デザインやギミックには興味がない
  • 折りたたみである必要性をあまり感じない
  • とにかく安くて無難に使える普通のスマホが良い

こういうスタンスの方には、razr 60 の魅力はあまり響かないかもしれません。
折りたたみの構造やアウトディスプレイ、AI機能など“+αの楽しさ・便利さ”に価値を感じられないと、価格差がメリットに見えにくくなってしまいます。

「軽さ最優先」でスマホを選びたい人

  • とにかく軽くて薄いスマホが好き
  • 150g台以下の端末を使い続けている

という方にとっては、折りたたみ構造ゆえの重さ・厚みはどうしても気になるポイントになります。
razr 60 は折りたたみとしては軽めの部類ですが、バー型の超軽量モデルと比べると、「ずっしり」とまではいかなくても、しっかりした重量感はあります。

長期での“安心感”を最重視する人(構造に対して不安が強い人)

  • ヒンジや可動部があると、それだけで不安になってしまう
  • 「スマホはとにかく壊れにくいのが一番」という考えが強い

チタンプレート入りのヒンジや防水強化で耐久性は高められていますが、それでも構造上はバー型より複雑です。
「頭では理解していても、どうしても心理的に気になる」というタイプの方は、割り切って通常のバー型スマホを選んだ方が精神的に楽かもしれません。

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motorola (モトローラ) razr 60 レビューまとめ

出典:Motorola

motorola razr 60 は、「折りたたみスマホって実際どうなの?」という疑問に対して、かなりバランスよく答えてくれる1台だと感じました。
ハイエンドほど突き抜けたスペックではないものの、日常使いに十分な性能と、折りたたみならではの楽しさ・便利さをしっかり両立できている印象です。

まず大きな魅力は、やはりアウトディスプレイの完成度です。
通知確認はもちろん、カメラ、写真閲覧、ちょっとした検索、AIメモなど、閉じた状態だけで「スマホでやることの半分くらい」はこなせてしまう感覚があります。最初は物珍しさで触っているだけなのですが、慣れてくると「開かなくていい場面」がどんどん増えていき、これが思った以上に快適です。

一方で、弱点や割り切りポイントもはっきりしています。
ゲーム性能はあくまでミドルハイクラスなので、重い3Dゲームを最高設定で長時間プレイしたい方には物足りなさが出てきますし、カメラも“日常使いには十分だけど、フラッグシップ級のカメラと比べると一歩譲る”立ち位置です。
また、折りたたみ構造ゆえの重さ・厚みも、「とにかく軽いスマホが良い」という方にはネックになり得ます。

とはいえ、全体を通して見ると、デザイン性・所有感・実用性のバランスが非常に良い1台だと思います。
価格も折りたたみとしては手の届きやすいラインに抑えられており、「Galaxy や他社のフラッグシップ折りたたみは高すぎて手が出ない」というユーザーにとって、現実的かつ満足度の高い選択肢になっています。

motorola (モトローラ) razr 60 レビュー総評

motorola razr 60 は、折りたたみスマホのワクワク感と、日常使いに必要な実用性のバランスを上手に取った1台だと感じました。縦折りならではのコンパクトさと6.9インチ大画面の両立、アウトディスプレイの高い完成度、さらにmoto aiによるメモや要約機能など、スペック表だけでは見えない“体験の部分”がしっかり作り込まれているのが印象的です。バッテリー容量の増量やヒンジ・防水性能の強化によって、「折りたたみ=不安」という従来のイメージもだいぶ和らいでおり、メイン機としても現実的に選びやすいモデルに仕上がっています。

一方で、ハイエンドゲーミングやフラッグシップ級カメラを求めるユーザーには物足りない部分もあり、「とにかく数字上の性能が最優先」というよりは、「デザインや所有感、使っていて楽しいかどうか」を重視する人にこそ向いているスマホだと思います。価格帯も含めて、折りたたみスマホの入門機、あるいは“背伸びしすぎないガジェット”としてちょうど良い立ち位置にあり、初めて折りたたみを試してみたい方や、普通のバー型スマホに飽きてきた方にとって、有力な候補になってくれる一台です。

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