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Garmin (ガーミン) Forerunner 970 レビュー!965との違い・スペック・使い心地・口コミなどを徹底解説

スマートウォッチ
出典:Garmin
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ランニングウォッチの進化は年々著しく、ただ「走った距離や時間を測る」だけのものから、今や「トレーニングパートナー」へと進化を遂げています。その中でもガーミンのForerunnerシリーズは、ランナーにとって定番かつ信頼できる存在です。そして今回登場した Garmin Forerunner 970 は、シリーズの最新かつ最上位モデルとして、これまでの常識をさらに塗り替えるような仕上がりになっています。

Forerunner 970は、単なる記録用の時計ではありません。最新AMOLEDディスプレイによる高い視認性第5世代光学式心拍センサーと心電図アプリによる精度の高いデータLEDフラッシュライト搭載による夜間の安心感、そしてマイク&スピーカーによる音声コマンドや通話機能といった、アスリートから日常使いまで幅広く対応できる新要素を備えています。

さらに、ランナーが求める「データ活用」の面でも進化が光ります。例えば、新しく加わった「ランニング耐久値」によって、走行中やトレーニング後に自分の体がどれだけ負荷に耐えられるかを数値化し、オーバートレーニングやケガのリスクを未然に防ぐことが可能になりました。こうした機能は、自己記録の更新を目指す競技志向のランナーにとってはもちろん、日々の練習を安全かつ効率的に続けたい市民ランナーにとっても大きな価値があります。

私自身も前モデルである Forerunner 965 を使ってきましたが、970を実際に使用して感じたのは「進化の方向性がとても実用的」であるということです。見やすいディスプレイは練習中のちょっとした判断を助け、音声コマンドは操作の煩わしさを減らし、LEDライトは夜道を走る時の安心感を与えてくれました。これらの要素はスペック表では分かりづらい部分ですが、実際のランニング環境でこそ真価を発揮します。

このレビュー記事では、Forerunner 970の外観やスペック、前機種との比較、実際に使った感想を余すことなく紹介していきます。これから本格的にランニングを始めたい方や、最新のランニングウォッチに買い替えを検討している方にとって、きっと参考になる内容になっているはずです。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 とは?

出典:Garmin

Garmin Forerunner 970 は、ガーミンが2025年に投入した ランナー向けフラッグシップモデルです。Forerunnerシリーズの中でも900番台は「本気のランナーやトライアスリート向け」に設計されたハイエンドラインであり、970はその最新世代にあたります。

従来のランニングウォッチが「走った距離やペースを測るツール」であったのに対し、Forerunner 970は トレーニングの最適化・安全性の確保・日常生活の快適さ まで包括的にサポートする存在へと進化しました。

特徴を大きくまとめると以下の通りです。

  • 最新AMOLEDディスプレイ
    • 1.4インチ・454×454ピクセルの高精細画面。
    • 前世代よりも発色・明るさが強化され、直射日光下でも圧倒的に見やすい。
    • トレーニング中でも一瞬で情報を把握可能。
  • 第5世代光学式心拍センサー+ECG(心電図アプリ)
    • 従来よりもセンサー数が増加し、心拍データの精度が向上。
    • 時計単体で30秒の心電図測定が可能になり、体調管理の幅が広がった。
  • LEDフラッシュライト搭載
    • 上部に強力なLEDを内蔵。白色光4段階+赤色ライトを搭載。
    • ナイトランやトレイルでの被視認性、安全性を高める。
    • 緊急時の予備ライトとしても活用可能。
  • マイク&スピーカー内蔵
    • Bluetooth接続により、ウォッチ単体で通話可能。
    • 「ランニングモードを起動」などの音声コマンド操作に対応。
    • ラップやアラートを音声で通知してくれるため、画面を見なくても情報が入る。
  • 新しいトレーニング指標
    • 「ランニング耐久値」や「ランニングエコノミー」「ステップスピードロス」など、より詳細に走力を分析できる指標を導入。
    • 特に耐久値は怪我防止やトレーニングの効率化に直結する実用的な機能。
  • Garminコーチの進化
    • 従来のラン/バイクに加え、970からは トライアスロンコーチ に対応。
    • 3種目を通じた総合的なプログラムを提供し、トライアスリートにとって心強いサポートとなる。
  • バッテリー性能
    • スマートウォッチモードで約15日、GPSマルチバンドで約26時間。
    • 前モデルの965と比較するとやや短いが、それでも100kmウルトラやトレイルに十分対応可能。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 の外観とデザイン

出典:Garmin

Garmin Forerunner 970 の外観は、一見すると前モデルForerunner 965の流れを引き継ぎながらも、細部で進化が感じられるデザインとなっています。実際に手にとって装着してみると「軽さ」「高級感」「スポーティーさ」が絶妙にバランスされており、単なるトレーニングギアを超えた“日常でも着けたくなる時計”に仕上がっています。

ケース・ベゼル・ガラス

  • ケース素材:軽量な繊維強化ポリマーを採用。長時間装着しても重さを感じにくく、汗や雨でも劣化しにくい頑丈な作りです。
  • ベゼル素材:チタンを採用。光を反射する質感が美しく、スポーティーさの中に高級感を演出します。
  • ガラス:サファイアクリスタルを搭載。傷に非常に強く、トレイルやアウトドアでの利用でも安心感があります。

ディスプレイ

  • サイズ:1.4インチ AMOLED ディスプレイ。
  • 解像度:454×454ピクセルで、数字や文字が非常にシャープ。
  • 特長:従来よりも明るく、色のコントラストが強化され、直射日光下でも視認性が大幅に向上しています。
  • 使用感:トラック練習やロードランニング中に“チラ見”するだけでラップや心拍が瞬時に理解できるのは大きな進化です。

ボタンと操作体系

  • 右側に2つ、左側に3つのボタンを配置。Garminユーザーにはおなじみの操作感で、手袋をしていても操作がしやすいです。
  • タッチ操作にも対応しており、スクロールや通知確認はスワイプで直感的に行えます。
  • 長押し操作でリング状のクイックメニューや設定画面に素早く入れるため、従来モデル以上に快適な操作性です。

LEDフラッシュライト

  • 上部(12時方向)に白色LEDライトを内蔵。4段階の明るさ調整と赤色ライトに対応しています。
  • 夜間のランニングやトレイルでは「補助ライト」として活躍し、暗がりで自分の存在をアピールできる安全機能としても有効です。

スピーカー&マイク

  • ケース下部にスピーカーとマイクを搭載。外観上は控えめですが、音声コマンドや通話を実現する大きな役割を果たしています。
  • デザイン的にはスポーティーさを損なわず、機能を自然に組み込んだ印象です。

バンド

  • 素材:柔らかいシリコン製で、汗をかいても快適。
  • デザイン:先端部分がシースルー仕様になっており、軽やかで近未来的な印象を与えます。
  • 交換性:QuickFit機構に対応しており、シーンに合わせてナイロンやレザーなど別バンドに付け替えも可能です。

カラーバリエーションとアクセント

  • 標準カラーはブラック基調ですが、ベゼルのチタンの輝きや側面の「FORERUNNER」のイエローアクセントが際立ち、シンプルさの中に存在感を与えています。
  • スポーツシーンだけでなく、日常のカジュアルファッションやビジネスカジュアルにも違和感なく馴染むデザインです。

装着感

  • バンド込みの重量は約56gと非常に軽量。
  • 実際に一晩中つけて睡眠トラッキングを行っても違和感がなく、24時間装着に耐えられる快適性を備えています。
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Garmin (ガーミン) Forerunner 970 のスペック詳細

出典:Garmin

Garmin Forerunner 970 は、ランナーやトライアスリートに必要な機能を“全部入り”にしたフラッグシップモデルです。ここではハードウェアからセンサー、バッテリー、対応機能までを細かく整理して紹介します。

ハードウェア構成

項目詳細
ケース素材繊維強化ポリマー(軽量・高耐久)
ベゼルチタン製(光沢と高級感、耐久性に優れる)
ガラスサファイアクリスタル(傷に強い)
ディスプレイ1.4インチ AMOLED
解像度454 × 454 ピクセル
タッチ操作対応(ボタン操作と併用可)
サイズ約 47.2 × 47.2 × 13.2 mm
重量約 56g(バンド込み)
防水性能5 ATM(水泳や雨天ランにも対応)

センサー類

Forerunner 970 は計測精度をさらに高めるため、多彩なセンサーを搭載しています。

  • 第5世代光学式心拍センサー
    センサー数が増加し、運動中の手首心拍の安定性が強化。水中での心拍測定も可能。
  • ECG(心電図アプリ)
    時計単体で30秒の簡易心電図を測定可能。測定結果はGarmin Connectアプリで確認できます。
  • SpO2センサー
    血中酸素濃度を24時間モニタリング。高地トレーニングや睡眠中の呼吸状態の把握に有効。
  • 気圧高度計
    上昇・下降高度をリアルタイムで取得。トレイルランや登山で活躍。
  • コンパス
    方位確認やナビゲーションに必須。
  • ジャイロセンサー
    ステップ計測やフォーム分析に活用。
  • 温度計
    外気温の変化を把握。トレイル・登山での安全管理に役立ちます。

GPS・測位機能

  • GNSSマルチバンド対応:GPS、GLONASS、Galileoなど複数衛星を同時補足。
  • マルチバンドモード:高精度測位。ビル街や山岳地帯でも誤差が少ない。
  • コースナビゲーション:地図内蔵でルート表示可能。
  • ClimbPro:登坂区間を自動で解析し、残り距離や勾配を画面に表示。

バッテリー性能

モード稼働時間(公称値)
スマートウォッチモード約15日
GPS(マルチバンドON)約26時間
GPS(通常)約40時間前後
GPS+音楽再生約10時間強
バッテリーセーバーモード約20日以上

実使用レビューでは「4.5時間のトレイル走で16%消費」など、実測でもロングレース対応が可能なことが確認できました。

音声・通話機能

  • マイク&スピーカー内蔵
    ・Bluetooth経由でスマホと連動し、ウォッチ単体で通話可能。
    ・音声アシスタント(SiriやGoogleアシスタント)呼び出し対応。
    ・音声コマンドで「ランニングモード起動」や「アラーム設定」などが可能。
  • 音声アラート
    ラップタイムや心拍アラートを音声で通知。走行中に画面を見なくても把握できます。

ヘルスケア・フィットネス機能

  • ランニング耐久値:衝撃負荷と耐性を可視化。怪我防止や練習強度調整に役立ちます。
  • ランニングエコノミー/ステップスピードロス(※HRM600ベルト必須)
  • リアルタイムスタミナ:残り体力を数値化して走行配分をサポート。
  • Garminコーチ:ランニング・サイクリングに加えて、トライアスロン用コーチが追加。
  • イブニングレポート:睡眠・回復・翌日の予定を就寝前に提示。
  • モーニングレポート:睡眠スコア、HRV、体調指標を起床直後に通知。
  • 睡眠分析・ボディバッテリー・ストレス計測・血中酸素測定:日常の体調管理にも対応。

スポーツ対応

  • ランニング(ロード、トレイル、トラック)
  • サイクリング(屋外・屋内)
  • 水泳(プール・オープンウォーター)
  • トライアスロン
  • ハイキング、登山、スキー、ゴルフなど多彩なアクティビティをプリインストール。

まとめ

Garmin Forerunner 970 のスペックは、最新のAMOLEDディスプレイ、ECG対応の第5世代心拍センサー、LEDライトや通話機能など“全部入り”と言える構成です。バッテリー時間は前モデルよりやや短いものの、実際のトレーニングやレースでは十分に耐えられる性能を持っています。まさに「ランナーとトライアスリートのための万能ウォッチ」です。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 とForerunner 965の比較

出典:Garmin

Garmin Forerunner 970 は、前モデル Forerunner 965(2023年発売) から2年を経て登場しました。外観のシルエットは似ていますが、中身は確実に進化しており、両者を比べるとユーザーの体験に大きな差が出ます。ここではデザイン・機能・性能・価格の各面から詳しく比較してみます。

デザイン・素材

項目Forerunner 965Forerunner 970
ケース素材繊維強化ポリマー繊維強化ポリマー
ベゼルチタンチタン(デザイン刷新・高級感アップ)
ガラスCorning Gorilla Glass DXサファイアクリスタル
カラーアクセントシンプルイエローの「FORERUNNER」ロゴ入りアクセント
重量約53g約56g(LEDライト・マイク搭載でやや増加)

外観は大きく変わっていないようで、ベゼルの質感やアクセント、ガラスの素材変更などにより “高級感と堅牢性が大きく向上” しています。

ディスプレイ

項目Forerunner 965Forerunner 970
サイズ1.4インチ AMOLED1.4インチ AMOLED
解像度454×454 ピクセル454×454 ピクセル
明るさ・発色良好さらに明るく、直射日光下での視認性向上

サイズや解像度は同じですが、970はAMOLEDの発色が改善され、特に屋外トレーニングで 数字や地図が「飛び込んでくる」ように見やすい のが特徴です。

センサー・計測機能

項目Forerunner 965Forerunner 970
光学式心拍第4世代第5世代(センサー数増加・精度向上)
ECG(心電図)非対応対応(30秒で計測可能)
血中酸素(SpO2)対応対応
気圧高度計対応対応
その他標準的ランニング耐久値 / ランニングエコノミー / ステップスピードロス(HRM600併用で解禁)

最大の進化は心拍関連センサーの強化。心電図計測ができるようになった点は大きなトピックです。

操作性・ハードウェア

項目Forerunner 965Forerunner 970
ボタン右2・左3右2・左3(同じ配置)
タッチ操作対応対応
マイク・スピーカー非搭載搭載(音声コマンド・通話・音声アラート)
LEDライト非搭載搭載(白4段階+赤)

970は操作性と安全性に関わるハードが大きく進化。特に音声コマンドや通話は日常の使い勝手を大きく変える要素です。

トレーニング機能

項目Forerunner 965Forerunner 970
Garminコーチランニング/サイクリング+トライアスロン対応
リアルタイムスタミナ対応対応
ClimbPro対応対応
ランニング耐久値非対応対応
イブニングレポート非対応対応

ランニングに加え、トライアスロンや長時間のトレーニングを強く意識した機能が増えています。

バッテリー

項目Forerunner 965Forerunner 970
スマートウォッチモード約23日約15日
GPSモード約31時間約26時間
GPS+マルチバンド約19時間約21時間

970はディスプレイの明るさ強化や新機能搭載により、バッテリー時間は若干短縮。しかし実際の使用感では100km級のレースでも十分対応できるレベルです。

結論

最新技術と安全性・快適性を重視するランナーやトライアスリートは970。一方で、コスパとバッテリー重視なら965もまだまだ現役という住み分けができます。

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Garmin (ガーミン) Forerunner 970 を使用した私の体験談・レビュー

出典:Garmin

ここからは、私が実際にGarmin Forerunner 970 を数日間使い込んだ体験談をお話しします。レビュー記事の中でもっともリアルにイメージできる部分だと思います。

ナイトランでのLEDライトの実用性

私は夜のランニングを習慣にしています。これまでの965にはライト機能がなく、ヘッドライトを必ず装着して走っていました。しかし、970にはLEDフラッシュライトが搭載されており、これが思った以上に便利でした。

  • 最大光量モードでは、街灯の少ない道でも早歩き〜ゆっくりジョグ程度なら十分視界を確保できます。
  • 弱い光量モードでは、自分の存在を車や自転車に知らせる「被視認灯」として役立ちます。
  • 赤色ライトは夜間トレイルやキャンプ場で、周囲を照らしすぎずに活用できるので安心です。

特に驚いたのは、ヘッドライトが突然バッテリー切れを起こした際、970のライトが“非常用ランタン”として使えたこと。これは安全面で大きな進化だと実感しました。

トレイルラン・ロング走での使用感

雨の降る中で60kmのナイトトレイルに970を投入しました。

  • バッテリー:スタート時91% → 4.5時間走行後74%。およそ16%の消費で、100kmレースでも問題なく使えると確信しました。
  • 地図表示:AMOLEDの高精細ディスプレイは等高線やコース線が非常に見やすく、登りの傾斜を感覚的に把握できました。
  • 安心感:暗いトレイルでLEDライトを併用すると、道を誤る不安が減り、集中して走れました。

結果として、ロング走でも「視認性」と「安心感」の両方が大幅に向上したのを体感しました。

ロードでのスピード練習

陸上競技場で3000m+2000m+1000mのポイント練習を行いました。

  • AMOLEDの明るさのおかげで数字が一瞬で目に飛び込む感覚。
  • ラップ通知を音声アラートで知らせてくれるため、画面を凝視せずに済み、走りに集中できました。
  • 軽量設計(56g)のおかげで、腕振りのリズムを妨げない。Enduroシリーズのような「ゴツさ」を感じず、スピード練習には最適でした。

特に印象的だったのは、疲労が溜まった後半でも画面の数字がはっきり見えること。これは以前の965よりも大きなアドバンテージだと感じます。

音声コマンド・通話の使用

練習中に「ランニングモードを起動」と声をかけると即座にアクティビティが表示され、ボタンを押すだけでスタートできました。小さな操作ですが、走り出しのストレスが軽減されます。

また、仕事の都合でラン中に電話を受ける必要があったのですが、970単体で通話ができ、内容を簡単に確認できました。長時間の会話には向きませんが、緊急の要件には十分対応できると実感しました。

健康管理とECGの利用

練習後に自宅でECG(心電図)を試しました。ベゼルに指を添えるだけで30秒計測され、Garmin Connectで波形を確認できます。医療機器ではないものの、自分の心拍リズムを可視化できるのは安心につながります。

また、日々の睡眠スコアやストレス計測、ボディバッテリーも以前より数値の信頼性が高まったように感じました。特にトレーニングレディネスは、練習強度を決める指標として参考になっています。

総合的な印象

  • 視認性:数字や地図の見やすさは想像以上で、トレーニング効率が上がりました。
  • 安全性:LEDライト搭載により、夜間走行での安心感が格段に増しました。
  • 快適性:軽量で、長時間の装着でも気にならず、睡眠トラッキングも快適。
  • 機能性:音声操作や通話、ECGまでこなす万能型。

正直な感想として、Forerunner 970は「単なるスポーツウォッチ」ではなく、練習の質を高め、生活の安全を守るスマートツールだと感じました。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 に関するQ&A

出典:Garmin

Q. 965から乗り換える価値はありますか?

・視認性(新AMOLED)、LEDライト、音声・通話、第5世代心拍+ECG、トライアスロン対応コーチなど体験の質が大幅に向上します。ロングの絶対バッテリー最重視なら965継続も選択肢です。

Q. LEDライトだけでも買い替え価値ありますか?

・夜間練やトレイルの安全性・安心感の底上げとして効果大。被視認性向上と“万一の予備灯”としての価値が高いです。

Q. 地図の見やすさはどう?

・AMOLEDの解像感とコントラストで等高線・コース線が明瞭。ClimbProの把握が早く、戦略的に走れます。

Q. バッテリーは965より本当に短い?

・体感でもわずかに短いです。ただし実用域では十分ロング。私のロング走では4.5hで16%消費でした。

Q. 音声コマンドは実用的?

・アクティビティ起動、天気確認、アラーム設定など手放し操作が快適。トレ中の小操作が減ります。

Q. 通話品質は?イヤホンなしで使えますか?

・ウォッチ単体で受発信可能。騒音下ではイヤホン有利ですが、短い要件なら十分こなせます。

Q. ECG(心電図)はどんな時に使う?

・体調確認や記録として30秒で取得でき便利。医療機器ではない点は理解しつつ、平時の把握に役立ちます。

Q. ランニング耐久値って何が良い?

・週間の衝撃負荷×耐性を数値化。頑張りすぎの兆候を可視化でき、故障予防・計画調整に活用できます。

Q. HRM600がないと何が使えない?

ランニングエコノミーステップスピードロスなどの新指標はHRM600連携が必要です。

Q. トライアスロン用にも使える?

Garminコーチ(Tri対応)、マルチスポーツ切替、地図・ナビ、耐久バッテリーで実戦投入OKです。

Q. 重量感や装着感は?

・約56gで軽量級。日常からロングまで違和感が少ない装着感です。

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Garmin (ガーミン) Forerunner 970 が向いている人・向いていない人

出典:Garmin

Garmin Forerunner 970 はフラッグシップモデルとして、幅広いユーザーに対応できるスペックを備えていますが、すべての人に最適というわけではありません。私自身が実際に使って感じたことや、965との比較も踏まえ、「どんな人におすすめか」「逆にあまり合わない人は誰か」を整理しました。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 が向いている人

  • 夜間ランニングやトレイルをよく走る人
    • LEDフラッシュライトが内蔵されているため、夜道やトレイルでの安全性が格段に高まります。
    • 被視認性(自分の存在を車や人に知らせる)という観点でも大きなメリットがあります。
  • 練習をデータで管理したいランナー
    • 第5世代光学式心拍センサーやECG(心電図)、ランニング耐久値など、新しい計測機能で練習の強度や体の状態を数値化できます。
    • トレーニングレディネスやリアルタイムスタミナの指標を活用すれば、効率的にトレーニングを積めます。
  • トライアスリートや複数競技を行う人
    • Garminコーチにトライアスロン専用モードが追加され、水泳・バイク・ランの3種目を一括管理可能。
    • マルチスポーツ競技での切り替えもスムーズで、レースでの実用性が高いです。
  • 最新機能を重視するガジェット好きなランナー
    • AMOLEDの高精細ディスプレイ、音声コマンド、スマホ通話機能など、最新技術を試したい人には魅力的。
    • 「走りながら音声でラップを確認する」「声でアクティビティを起動する」といった体験は想像以上に快適です。
  • 安心してロングレースに挑みたい人
    • バッテリーは前モデルよりやや短くなったものの、100km級のトレイルでも実用的な持続時間。
    • 高精度GPSや地図表示により、道迷いや不安を軽減できます。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 が向いていない人

  • 価格を重視する人
    • Forerunner 970は税込約12万円と、前モデル965(約8.5万円)から大きく値上がりしています。
    • ライトやECG、音声機能が不要であれば、コスパ重視で965や570を選ぶ方が満足度は高いでしょう。
  • とにかくバッテリー最優先の人
    • 970は機能追加によりバッテリー時間がやや短縮。
    • 連続使用時間を最優先するウルトラランナーや山岳アスリートは、Enduroシリーズや965を検討した方が安心です。
  • シンプルな計測で十分な人
    • 距離・ペース・心拍だけで問題ない人には、970はオーバースペック。
    • もっと軽量・低価格なForerunner 265/265sでも十分対応できます。
  • 音声機能や通話を使わない人
    • マイクやスピーカーを活用しないなら、その分の重量や価格を気にする人もいるでしょう。
    • 音声関連の機能に魅力を感じない場合、970のメリットを十分に活かせません。

まとめ

  • 向いている人は「データと機能でトレーニングを底上げしたい競技志向ランナー」「夜間走やトライアスロンにも挑むアスリート」「最新機能を求めるガジェット好き」。
  • 向いていない人は「価格を抑えたい」「最長バッテリーが欲しい」「シンプルな機能で十分な人」。

要するに、Forerunner 970は「走力をさらに伸ばしたい」「安全性も確保したい」と思うランナーに最適な一本ですが、ライトユーザーには少し贅沢すぎるモデルです。

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Garmin (ガーミン) Forerunner 970 レビューまとめ

出典:Garmin

Garmin Forerunner 97 0を実際に使い込み、前モデル965との比較も踏まえて感じたことを総合的にまとめます。結論から言うと、970は「視認性」「安全性」「操作性」の三本柱が大きく強化された、ランナーにとって非常に実用的な進化を遂げたモデルです。

進化を実感できたポイント

  • ディスプレイの視認性
    新しいAMOLEDは驚くほど明るく、直射日光下でも数字や地図の線がくっきりと読み取れます。疲労が溜まった走行後半でも「一瞬見ればわかる」視認性は大きなアドバンテージでした。
  • LEDフラッシュライトの安心感
    夜道やトレイルでの被視認性が格段に向上。ヘッドライトが切れても予備灯として使えるのは、緊急時の安心感につながります。
  • 音声コマンド&通話
    アクティビティの起動やアラーム設定を声で操作できる便利さは、使ってみて初めて価値を実感しました。走行中に電話を受けられる点も、ビジネスパーソンにはありがたい機能です。
  • 新しいトレーニング指標
    ランニング耐久値やステップスピードロスといった新しい数値は、練習の強度管理やケガ予防に役立ちます。特に耐久値は「やりすぎ防止」に有効だと感じました。
  • 第5世代光学式心拍+ECG
    計測精度の安定感が増し、ECGで心電図を取れることによる健康チェック機能は、アスリートにとって安心材料になります。

惜しいと感じたポイント

  • バッテリーの持ち
    AMOLEDの強化や機能追加の影響で、965よりも持続時間は短くなっています。とはいえ私の実測では4.5時間で16%程度の消費だったため、100km級のレースでも十分使えると判断できました。
  • 価格の高さ
    発売時点で税込121,800円と、965から大幅に値上がりしています。LEDや音声機能に価値を感じない人にとっては、オーバースペック・オーバープライスになりかねません。

どんな人に最適か

  • 夜間走やトレイルを走る人 → LEDライトで安全性が段違い
  • データを駆使して記録更新したい人 → 新しい計測指標がトレーニング効率を高める
  • トライアスリート → Garminコーチが3種目対応になり実戦向き
  • ガジェット好きランナー → 音声コマンドや通話機能で未来感を体験できる

逆に、価格とバッテリー優先の人は965や570の方が満足度が高いといえます。

Garmin (ガーミン) Forerunner 970 レビュー総評

Forerunner 970は「走りの現場で役立つ進化」が詰まった一台です。

  • 視認性 → 一瞬で数字や地図を認識できる
  • 安全性 → LEDライトで安心感アップ
  • 操作性 → 音声コマンド&通話でストレスレス
  • 計測精度 → 第5世代センサー+ECGで信頼性向上

バッテリー面では965に一歩譲るものの、総合的には970が歴代Forerunnerの中で最も完成度の高いモデルといえます。

結論:価格以上の安心感と利便性を得たいランナー・トライアスリートには、間違いなく「買い」のモデルです。