Redmi Note 14 Pro 5G は、Xiaomiが2025年3月に発表・発売した最新のミッドレンジスマートフォンで、手に取りやすい価格ながらもプレミアムな仕様が魅力の一台です。特に2億画素という超高解像度カメラ、IP68等級の防水防塵性能、鮮やかで滑らかな6.67インチの1.5K有機ELディスプレイなど、ハイエンド並みの機能を備えている点が注目されています。
この記事では、実際にXiaomi Redmi Note 14 Pro 5G を開封・使用した体験をもとに、外観や操作性、カメラ性能、バッテリーの持ち、そして前機種との違いまで詳しくご紹介します。スマホ選びで悩んでいる方や、コスパの良い端末を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G とは?
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G の外観とデザイン
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G のスペック詳細
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G と13 Pro+ 5Gの比較
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G を使用した私の体験談
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G に関するQ&A
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G が向いている人・向いていない人
- Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G レビューまとめ
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G とは?

出典:Xiaomi
Redmi Note 14 Pro 5Gとは、Xiaomiが展開するRedmi Noteシリーズの最新モデルであり、性能と価格のバランスに優れたミッドレンジスマートフォンです。”5G対応”をはじめとする最新の通信技術を備え、エントリー機からのステップアップやコストパフォーマンスを重視するユーザーに向けた一台です。
本機は、MediaTekの新世代チップセット「Dimensity 7300 Ultra」を搭載し、従来のミドルレンジ機に比べてグラフィック処理能力や電力効率が大幅に向上しています。さらに、2億画素という超高解像度のAI対応メインカメラを備えており、静止画・動画の両面で高い撮影性能を発揮します。
IP68等級の防水防塵性能、画面内指紋認証、顔認証、そして6.67インチの1.5K有機ELエッジディスプレイを備えるなど、使い勝手と安心感を両立した設計が特徴です。また、5110mAhの大容量バッテリーと45W急速充電に対応しているため、長時間の使用でもストレスを感じにくい設計となっています。
価格帯は4万円台からと手頃でありながらも、質感の高いデザインや多彩な機能を備えているため、スマホに求める基本機能以上の価値を感じられるモデルです。
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、耐久性・パフォーマンス・カメラ性能にフォーカスしたXiaomiの中価格帯スマートフォンです。Dimensity 7300 Ultraチップや2億画素カメラを搭載し、ゲームや日常利用にもバランスよく対応します。また、カラーや質感の異なる3色展開で、デザイン性にもこだわりが見られます。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G の外観とデザイン

出典:Xiaomi
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、エッジディスプレイと背面の質感にこだわった洗練されたデザインが特徴です。
- カラーバリエーション:ミッドナイトブラック/コーラルグリーン/ラベンダーパープル(パープルのみビーガンレザー)
- サイズ:162.33 x 74.42 x 8.4mm(ラベンダーパープルのみ8.5mm)
- 重量:公称190g(実測187g)
- ディスプレイ:6.67インチのエッジ有機ELディスプレイ、ゴリラガラスVictus 2採用
ラベンダーパープルは上品なビーガンレザー仕上げとなっており、柔らかくも高級感のある手触りが印象的です。他の2色(ブラック・グリーン)はサラサラしたマットな質感で指紋が付きにくく、使いやすさも意識した仕上がりになっています。
カメラユニット周辺は光沢仕上げになっており、4つのレンズが密集して配置されているため、小さなホコリがたまりやすい点には注意が必要です。カメラの出っ張りはあるものの、付属のケースを装着すれば気にならなくなります。
端末の四隅は丸みを帯びており、手に持ったときのフィット感も良好です。ディスプレイは左右がわずかに湾曲したエッジ仕様で、映像や写真をよりダイナミックに見せてくれますが、ゲーム中などでは誤タップが発生することもあるため、好みが分かれるポイントでもあります。
ボタン配置は右側に電源ボタンと音量ボタン、左側は何もなし。下部にはUSB Type-Cポート、スピーカー、SIMスロット、マイク穴が配置されています。上部には赤外線ブラスターと追加スピーカーがあり、ステレオ再生に対応しています。
全体として、Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は価格帯を超えた高級感と実用性のバランスを兼ね備えたデザインになっています。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G のスペック詳細

出典:Xiaomi
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、ハードウェア構成においてもミドルレンジモデルとしては非常に優秀なスペックを誇ります。パフォーマンス、表示品質、カメラ、バッテリー、通信機能すべての面でバランスが取れており、日常使いはもちろん、ライトなゲーム用途にも十分対応できる構成となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Android 14ベースのMIUI(HyperOS) |
SoC(チップセット) | MediaTek Dimensity 7300 Ultra(4nmプロセス) |
RAM / ROM | 8GB / 256GB、12GB / 512GB(UFS 3.1) |
ディスプレイ | 6.67インチ 有機EL(AMOLED)、解像度2712×1220(1.5K) |
リフレッシュレート | 最大120Hz(可変式)、タッチサンプリング2560Hz |
画面保護 | Corning Gorilla Glass Victus 2 |
バッテリー容量 | 5110mAh、大容量バッテリー搭載 |
充電性能 | 45Wターボチャージ対応、急速充電器同梱(USB Type-C) |
メインカメラ | 2億画素(f/1.65、OIS、1/1.4インチセンサー) |
超広角カメラ | 800万画素(118度) |
マクロカメラ | 200万画素 |
インカメラ | 2000万画素(AIビューティー、HDR対応) |
動画撮影 | 最大4K 30fps、1080p 60fps、EIS対応 |
防水防塵 | IP68準拠(最大水深1.5m、最大30分) |
生体認証 | 顔認証+画面内指紋認証対応 |
通信 | 5G(Sub-6)、4G LTE、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、NFC(Felica非対応) |
対応SIM | nanoSIM×2、eSIM非対応 |
外部端子 | USB Type-C、赤外線ブラスター、デュアルステレオスピーカー |
その他 | Dolby Vision / Dolby Atmos対応、ハイレゾ認証、MIUIベースのHyperOS搭載、AI機能豊富(AI消しゴムProなど) |
このように、Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、ミッドレンジ帯としては申し分のない構成を持っており、写真撮影や映像視聴、SNS、Web閲覧といった日常的な用途において快適な体験を提供してくれます。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G と13 Pro+ 5Gの比較

出典:Xiaomi
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、前モデルである13 Pro+ 5G と比べて、全体的にバランスを重視したアップデートが施されています。以下の表で主な違いを確認し、その後に詳細な解説を行います。
項目 | Redmi Note 13 Pro+ 5G | Redmi Note 14 Pro 5G |
SoC | Dimensity 7200 Ultra | Dimensity 7300 Ultra(性能・電力効率向上) |
カメラ構成 | 2億+800万+200万画素 | 同構成(センサー改良) |
ディスプレイ | 6.67インチ 1.5K 有機EL | 同左(ピーク輝度向上) |
充電速度 | 最大120W急速充電 | 最大45W急速充電(発熱抑制) |
バッテリー | 5000mAh | 5110mAh(やや増量) |
重さ | 約204g | 約190g(軽量化) |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
Felica対応 | 対応 | 非対応(NFCのみ) |
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G の比較解説
- パフォーマンス:Dimensity 7300 Ultraは、7200 Ultraに比べてCPUとGPUのバランスが向上し、AI処理や消費電力の最適化も図られています。日常使用での体感速度はほぼ変わらないものの、長時間使用やゲームプレイで安定感が感じられます。
- カメラ:カメラ構成自体は同じですが、Redmi Note 14 Pro 5GではAI画像処理アルゴリズムの進化とセンサーの感度改善により、特に夜景撮影のノイズ低減や色味の自然さが向上しています。
- ディスプレイ:解像度とサイズは共通ですが、14 Proでは最大輝度が強化されており、屋外での視認性が向上しました。エッジディスプレイはどちらも搭載しており、好みによる評価が分かれるポイントです。
- 充電とバッテリー:13 Pro+の120W充電は非常に高速ですが、発熱も大きいため、14 Proは45Wに抑えることでバッテリーの寿命や端末の発熱を軽減しています。
- 軽量化と持ちやすさ:14 Proは本体が約190gと軽くなり、手への負担が減少。持ちやすさと取り回しの良さが向上しています。
- Felica対応:14 ProではFelica(おサイフケータイ)が非対応になった点は明確なデメリットであり、日本市場ではこの変更を気にするユーザーも少なくありません。
全体として、Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5Gはハードスペックのバランス調整と発熱対策に注力したモデルで、日常的な使いやすさや安定性を重視する方向けのアップデートとなっています。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G を使用した私の体験談

出典:Xiaomi
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G を約2週間程使用しました。ここでは実際に使ってみて感じたポイントを具体的にご紹介します。
開封と付属品の印象
まず開封して驚いたのは、付属品の豪華さです。67W急速充電器とカジュアルデイバッグが同梱されており、価格以上の価値を感じました。パッケージの丁寧さや内箱の整理整頓も好印象でした。
デザインと質感
私が使用したのはミッドナイトブラックモデルです。光の当たり方によって色合いが微妙に変化し、高級感があります。背面はサラサラしたマット仕上げで指紋もつきにくく、カメラ周囲は光沢仕上げで少しアクセントになっていました。カメラの出っ張りはあるものの、付属のケースを使えば気になりません。
6.67インチのエッジ有機ELディスプレイは、動画視聴や画像鑑賞において没入感があります。NetflixやYouTubeを再生した際、Dolby Vision対応のおかげで明暗のコントラストがはっきりと感じられ、臨場感に優れていました。ただし、ゲームプレイ時はエッジに誤タップすることもありました。
カメラ性能
2億画素のメインカメラは、特に日中の屋外撮影で威力を発揮します。細部まで鮮明に写り、料理や風景の色味も自然。夜景モードもノイズが少なく、見たままの雰囲気をきれいに記録できました。また、「AI消しゴムPro」で背景の不要物を自然に削除でき、SNS投稿用の写真加工が簡単にできます。
撮影の静音性を高めるため、設定から地域を”台湾”に変更することでシャッター音を無効化しました。これは静かな場所での撮影時に重宝しましたが、当然ながらプライバシーやマナーに配慮する必要があります。
バッテリーと使用時間
5110mAhの大容量バッテリーは、私の使い方(SNS、動画視聴、ネット検索中心)で約1.5日は問題なくもちました。ベンチマーク上でも14時間以上の連続使用が可能という結果が出ており、実用性は十分です。
ソフトウェアと操作性
新しいHyperOSは軽快で、MIUIからの進化を感じさせます。ジェスチャー操作に加えて、従来のナビゲーションボタンにも切り替え可能で、好みに応じて使い分けられました。初期アプリは多めでしたが、不要なものは大半が削除可能です。
認証とスピーカー体験
画面内指紋認証と顔認証の両方が使えます。反応は非常に速く、認証ストレスを感じることはありませんでした。また、デュアルステレオスピーカーの音質も明瞭で、動画視聴や音楽再生でも満足度は高かったです。
総合評価
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、細部にわたって完成度が高く、毎日の使用においてストレスを感じない優れたスマートフォンです。ミッドレンジモデルとは思えない性能と質感を持っており、価格帯を超えた体験が得られる一台だと感じました。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G に関するQ&A

※画像はイメージです。
Q. お財布ケータイは使えますか?
・非対応です。NFCは使えますが、Felica(モバイルSuica等)は非対応です。
Q. ワイヤレス充電はできますか?
・ワイヤレス充電には非対応です。
Q. SIM構成は?
・nanoSIM×2のデュアルSIM仕様、eSIMは非対応です。
Q. microSDカードは使えますか?
・microSD非対応です。
Q. どのくらいのバッテリー持ちですか?
・通常使用で約1.5日程度は持ちます。ベンチマーク上は14時間以上。
Q. ゲームは快適に遊べますか?
・原神など重めのゲームは画質を落とせばプレイ可能です。
Q. カメラのシャッター音は消せますか?
・地域設定を変更することで無音にできます(日本では非推奨)。
Q. データ移行は簡単ですか?
・Xiaomi同士ならMi Moverでスムーズに可能です。
Q. 顔認証と指紋認証は同時に使えますか?
・どちらも併用可能です。
Q. ケースは付属していますか?
・透明ケースが同梱されていますが、やや簡素な作りです。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G が向いている人・向いていない人

出典:Xiaomi
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、高性能かつバランスの取れたスマートフォンですが、ユーザーの使い方や求める機能によっては向き不向きがあります。ここでは、どのようなユーザーに最適なのかを詳しく紹介します。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G が向いている人
- 写真や動画をよく撮る方:2億画素カメラは日常の記録やSNS投稿に非常に適しており、簡単に高画質な写真を撮ることができます。
- コスパ重視のユーザー:4万円台という価格でありながら、スペック・性能・デザイン性が高く、非常にコストパフォーマンスに優れています。
- デザイン性を重視する人:ビーガンレザーやマット仕上げなど、質感にこだわったデザインで所有欲を満たしてくれます。
- 普段使いのスマホを探している人:SNS、動画視聴、Web閲覧、軽めのゲームといった日常的な使い方には十分な性能があります。
- 防水・防塵に安心感を求める人:IP68対応のため、外出先や水回りでも安心して使えます。
- ディスプレイにこだわる人:高解像度・高輝度のエッジディスプレイは、映像や写真鑑賞に最適です。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G が向いていない人
- おサイフケータイ(Felica)を重視する人:NFCには対応していますが、モバイルSuicaやiD、QUICPayなどには非対応です。
- 重いゲームを高画質で快適にプレイしたい方:ミドルレンジ向けのチップセットのため、高負荷なゲームにはやや不向きです。
- microSDでストレージを増やしたい方:外部ストレージには非対応のため、ストレージ拡張を重視する方には適しません。
- ワイヤレス充電を必須とする方:非対応のため、ケーブル充電のみでの運用が前提となります。
- eSIMでの運用を予定している人:デュアルnanoSIMには対応していますが、eSIMは非対応です。
このように、Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、多くのユーザーにとって魅力的な機能を備えていますが、一部のこだわりユーザーには不足と感じる部分もあるかもしれません。用途や重視する機能を明確にしたうえで、購入を検討するのがおすすめです。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G レビューまとめ

※画像はイメージです。
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5Gは、ミッドレンジ価格帯でありながらも、非常に高い完成度を誇るスマートフォンです。2億画素カメラ、IP68防水防塵、高解像度1.5Kエッジディスプレイ、大容量バッテリーなど、一般的にはハイエンドモデルに搭載されるような仕様をこの価格で実現しています。
特に注目すべきはカメラ性能で、昼夜問わず高精細で明るい写真が撮影でき、AI機能の活用によって編集もスムーズに行えます。また、ディスプレイはHDR10+やDolby Visionに対応し、動画鑑賞やゲーム体験をより豊かにしてくれます。
性能面では、Dimensity 7300 Ultraの搭載により、日常的な使用や軽~中程度のゲームには十分対応可能で、長時間の使用でも熱がこもりにくく快適です。バッテリー持ちも安定しており、1.5日程度は安心して使用できる実力があります。
一方で、Felica(おサイフケータイ)、ワイヤレス充電、microSDスロット、eSIMといった日本ユーザーが重視する機能が省かれている点は明確な弱点です。この点を気にする方にはやや物足りなく感じられるかもしれません。
Xiaomi (シャオミ)Redmi Note 14 Pro 5G レビュー総括
Xiaomi Redmi Note 14 Pro 5G は、2億画素カメラや高精細ディスプレイ、IP68防水などを備えながら、4万円台という高コスパを実現した一台です。日常使いには十分すぎる性能で、デザイン性も優秀。スマホに過剰な性能は不要だけど、快適に使いたい──そんなニーズをしっかり満たしてくれる、まさに“ちょうどいい”スマートフォンと言えるでしょう。
