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iPad 第11世代(A16) レビュー!性能30%アップで価格据え置き!買うべき理由を徹底解説!

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出典:Apple
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2025年、AppleのiPadシリーズに待望の新型モデル「iPad 第11世代(A16搭載)」が登場しました。前モデルである第10世代が発売されたのは2022年。つまり、約2年半ぶりのアップデートとなります。

今回のモデルは、外観やサイズこそ大きく変わっていませんが、内部スペックが大幅に進化しています。新たにA16 Bionicチップを搭載し、メモリは4GBから6GBへ増量、そしてストレージ容量も64GBから128GBへ倍増
それにもかかわらず、価格は据え置きという驚きの内容です。

この記事では、そんなiPad 第11世代が本当に“買い”なのか?を、実際に使ってみた体験をベースに、以下のような観点から詳しく解説していきます。

「なるべく安く、でもしっかり使えるiPadが欲しい」そんな方にとって、このレビューが最適な判断材料になれば幸いです。

iPad 第11世代(A16) とは?

出典:Apple

iPad 第11世代(A16モデル) は、Appleが展開するタブレット製品の中でも、最もベーシックな立ち位置にあるiPad”シリーズの最新モデルです。2025年に登場した本モデルは、前モデル(第10世代)から約2年半ぶりのアップデートであり、以下のような点が強化されています。

シリーズのポジションとは?

AppleのiPadシリーズは、用途や性能ごとに以下の4種類に分類されています:

ラインナップ特徴対象ユーザー
iPad価格重視・基本性能初心者、教育用途、家族利用
iPad mini小型軽量・高性能手軽に使いたい人、持ち歩き用途
iPad Airバランス型・中上位モデル学生・クリエイティブ入門
iPad Pro最高性能・最上位モデルプロクリエイター、ビジネス活用

この中でもiPadは最も手頃な価格で、iPadの“入り口”となる存在です。
学生や初心者、子ども用タブレットとしての導入実績も多く、学校や自治体の教育現場でも広く使われています。

iPad 第11世代(A16) の主な特徴

特徴内容
チップA16 Bionic(iPhone 15と同等)搭載で大幅な性能アップ
メモリ6GBに増量(第10世代は4GB)
ストレージ128GB / 256GB(前モデルは64GBスタート)
ディスプレイ11インチ Liquid Retina(IPS)
Apple Pencil対応第1世代のみ対応(Proや第2世代は非対応)
OSiPadOS 18.3(初期状態)
バッテリー状態表示・80%上限設定が可能に進化

マイナーアップデートだが「中身は大きな進化」

見た目や外装は前モデルとほぼ同じですが、中身は大きく進化しています。
特にA16チップの搭載によって、ベンチマークスコアが大幅に向上し、重いゲームや動画編集もある程度こなせるレベルになりました。
さらに、ストレージが128GBから選べるようになったことも、実用性の面で大きなメリットです。

割り切りポイントも明確

一方で、価格を抑えるために以下のような制限もあります:

  • 最新のApple Intelligence(AI機能)には非対応
  • Apple Pencilは旧式の第1世代のみ対応
  • 画面の視差(奥行き感)はProやAirと比較してやや気になる

これらはすべてコストパフォーマンスのための“割り切り”であり、ライトな使い方を前提とするiPadのコンセプトには合致しています。

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iPad 第11世代(A16) の外観とデザイン

出典:Apple

iPad 第11世代(A16モデル)は、見た目の印象としては前モデルの第10世代と大きな変化はないように見えますが、細部にはさまざまな違いがあり、改めてその完成度の高さを感じることができるデザインとなっています。

正面デザイン:ベゼルレス風でスタイリッシュ

  • フロントはホームボタンを廃したフルディスプレイ仕様で、上下左右均等なベゼル。
  • 前面カメラは横向き時の上部中央に配置され、ビデオ会議やオンライン授業でも視線が正面に向きやすくなりました
  • Touch ID(指紋認証)は電源ボタン内蔵型で、セキュリティもスムーズに。

背面デザイン:よりシンプル&洗練された印象

  • 第10世代まで背面に存在していた「iPad」のロゴが第11世代では完全に排除され、よりミニマルなデザインへ。
  • Appleロゴのみが中央に残り、プロダクトとしての完成度が高く感じられます。
  • シリアル番号などの印字も最小限になり、クリーンな背面です。

カラーバリエーション:ポップさと上品さの両立

iPad 第11世代では、明るめのカラー展開が魅力的です。今回使用した「ピンク」は以下のような特徴がありました。

  • Type-C端子の内部までピンク色に塗装されており、細部へのこだわりが感じられる
  • 他モデルと比べても色味が濃くなっており、より華やかで映えるデザイン
  • 他カラー(ブルー、シルバーなど)も僅かにトーン変更があり、ポップで親しみやすい雰囲気

側面と端子類:機能性とシンプルさのバランス

側面主なパーツ
上部スピーカー ×1、電源ボタン(Touch ID内蔵)
下部USB-Cポート、スピーカー ×1
左側Smart Connector(キーボード接続用)
右側音量ボタン、Apple Pencil充電用端子なし
  • スピーカーは横持ち時にステレオ再生されるよう上下に1つずつ配置されており、動画視聴時の臨場感がアップ。
  • 物理SIMスロットは廃止され、完全にeSIM仕様になりました(Wi-Fi+Cellularモデル)。

ディスプレイの特徴:美しいけれど奥行きあり

  • 表面は光沢仕上げのLiquid Retinaディスプレイ(11インチ)
  • 解像度は2360×1640と高精細で、文字もくっきり
  • 一方で、画面が若干「奥まっている」構造のため、ペン使用時に視差(ズレ)を感じる場合がある
  • 色域もAirやProよりは狭く、発色や明るさにおいては上位モデルに劣る部分あり

とはいえ、実際に動画やSNS、Webブラウジングといった用途で使用するぶんには、画質に大きな不満は感じられません。「普段使いには十分キレイ」という評価です。

まとめ:シンプルかつ好印象なデザインに仕上がった

iPad 第11世代は、あえて大幅な外観の刷新はせず、必要な変更のみを加えて洗練された形に仕上げたという印象を受けます。

  • 視認性・携帯性・操作性を損なわない設計
  • 視覚的にも、よりスタイリッシュで現代的
  • 多様なカラー展開で「自分の1台」としての愛着も湧く

「安価なiPad」とはいえ、チープさはまったく感じず、価格以上の満足感を得られる外観デザインとなっています。

iPad 第11世代(A16) のスペック詳細

出典:Apple

iPad 第11世代は、外観こそ控えめな変化に留まるものの、内部スペックが大幅に強化された点が最大の特徴です。

iPad 第11世代(A16) の基本スペック表

項目第11世代(A16)
チップA16 Bionic(5コアGPU)
RAM(メモリ)6GB
ストレージ容量128GB / 256GB
ディスプレイ11インチ Liquid Retina(IPS)
解像度2360×1640(264ppi)
最大輝度約500ニト
バッテリー容量非公開(約10時間駆動)
充電端子USB-C(20W対応)
オーディオ横持ち時ステレオ(2スピーカー)
カメラ(背面)800万画素(f/2.4)
カメラ(前面)1200万画素(超広角、横向き設置)
Apple Pencil対応第1世代のみ(USB-C)
OSiPadOS 18.3(初期)
重さ約477g
通信Wi-Fi 6 / eSIM対応(Cellular)

ディスプレイ詳細

特徴内容
サイズ11インチ(実質10.9インチと同等)
パネルLiquid Retina(IPS液晶)
リフレッシュレート60Hz(ProMotion非対応)
フルラミネーション非対応(=ガラスと液晶の間に空気層あり)
色域sRGBベース(P3未対応)
TrueTone/NightShift対応

注意点としては、画面の構造上、ペンで書く際に「視差」が生じやすいことです。
また、P3広色域や高輝度表示に非対応なため、クリエイティブな用途ではAirやProに劣りますが、動画視聴や文書閲覧には問題ないレベルです。

Apple Pencil関連

  • 対応モデル:第1世代 Apple Pencil(USB-C対応モデル)
  • ペアリング・充電:ケーブル接続が必要
  • Pro・第2世代には非対応
  • Apple Pencil Proの高度機能(スクイーズ、バレルロール等)も非対応

つまり、イラスト制作や手書き用途を重視する人にはやや不便な仕様です。一方で、ペン使用がライトなユーザー(メモ、PDFへの書き込みなど)にとっては、必要十分です。

バッテリー・充電機能

  • 駆動時間:約10時間(公式値)
  • 充電:20W USB-Cアダプター同梱
  • 新機能:バッテリーの状態確認、80%上限充電モード

第11世代からはiPhoneと同様に「バッテリーの最大容量確認」や「バッテリー寿命を延ばす80%上限設定」が可能になりました。
これは長期間の使用を見越した進化ポイントで、教育機関などでも歓迎されそうです。

通信とその他

  • Wi-Fi 6対応で高速通信も安定
  • eSIM専用(Cellularモデル)になり、物理SIMスロットは廃止
  • Bluetoothは5.3対応(AirPodsとの親和性良好)
  • 最新OSであるiPadOS 18.3を初期搭載し、長期サポートが期待できます(目安:約6年)

「外見は変わってないけど本当に進化してるの?」と疑いたくなるiPad 第11世代。
しかし、チップ・メモリ・ストレージ・OS対応・バッテリー管理など、内部からしっかりと改善されています。

特に、

  • 安価なエントリーモデルであるにもかかわらず、
  • 動作の快適さや将来性が大きくアップしており、
  • 長く使える安心感がさらに増しました。

これからiPadを初めて購入する方や、教育用途、動画・読書・SNS中心のユーザーにとって、まさに「ちょうどいい」一台といえるでしょう。

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iPad 第11世代(A16) と第10世代の比較

出典:Apple

iPad 第11世代は、ぱっと見た外観こそ前機種と似ていますが、内部スペックや体験の質においては大きな進化が見られます。
このセクションでは、実際に両方のモデルを並べて使った体験をもとに、どこがどう違うのかを詳しく比較していきます。

iPad 第11世代(A16) の基本スペック比較表

項目iPad 第10世代iPad 第11世代
発売年2022年2025年
チップA14 BionicA16 Bionic
RAM(メモリ)4GB6GB
ストレージ64GB / 256GB128GB / 256GB
ディスプレイ10.9インチ11インチ(実質差なし)
Apple Pencil対応第1世代(USB-C)第1世代(USB-C)
Touch ID電源ボタン内蔵型同左
通信Wi-Fi 6 / eSIM対応同左
OS初期搭載iPadOS 16iPadOS 18.3
重さ約477g同左
価格(発売当時)約58,800円~約58,000円~

見た目・サイズ・重さはほぼ変わらず。違いは中身(SoC、RAM、ストレージ、OS)に集中しています。

チップ性能の進化:A14 → A16

  • CPU性能:20〜30%向上
  • GPU性能:最大40%向上
  • メモリ帯域や効率も改善

実際のベンチマークでは以下のような差が出ました:

ベンチマーク第10世代第11世代差異
AnTuTu総合スコア約103万点約139万点+35%
Geekbench(マルチ)約4600約6200+34%
3DMark(GPUベンチ)約7500約9400+25%

この性能差により、第11世代ではアプリの起動が速く、重めのゲームや動画編集も快適に動作します。
特にゲーム(例:原神)ではFPSが10〜15程度上昇しており、フレーム落ちも減少しました。

メモリとマルチタスク性能の向上

  • 第10世代:4GB
  • 第11世代:6GB

この差は、以下のようなシーンで違いが出ます:

  • 複数アプリの同時使用
  • Split View・Slide Over利用中の切り替え
  • お絵かきアプリ(Procreateなど)でのレイヤー数上限

特にProcreateのレイヤー数は1.5倍程度に増加しており、より本格的な作品制作にも対応可能です。

ストレージの差:64GB → 128GBスタート

  • 第10世代は64GBが最小構成
  • 第11世代は128GBから

64GBはOSやアプリを数本入れるとすぐに足りなくなりがちですが、128GBあれば普段使いには十分な余裕があります。
また、256GBモデルも1万円程度安くなっており、上位構成も手に届きやすくなっています。

ディスプレイ・視差・発色の違いは?

  • 基本構造(IPS、非フルラミネーション)は変わらず
  • 表示品質や解像度に明確な差はほぼなし
  • ベゼル幅なども実質的な変化なし

ただし、iPad Airと比べた場合の視差・色域の物足りなさは継続しています。

ペン周りの差は?

どちらも第1世代Apple Pencil(USB-C)に対応。
Proや第2世代、Apple Pencil Proには非対応のため、使い勝手は変わりません

ただし、iPadOS 18.3の影響で、第11世代の方が書き心地や応答性がわずかに向上しているように感じられます。

バッテリー関連の改善点

  • 両モデルとも最大10時間駆動(スペック上)
  • 第11世代は「バッテリーの状態表示」「80%充電制限」が可能に!
  • 長期間使う上で、バッテリーの劣化防止に配慮された設計

これは第10世代にはなかった大きな安心材料です。

iPad 第11世代は、単なる“マイナーアップデート”に見えて、実は中身が大幅進化しています。

第10世代が価格面で魅力に映るかもしれませんが、長く使いたいなら迷わず第11世代がおすすめです。

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iPad 第11世代(A16) を使用した私の体験談

出典:Apple

開封して第一印象:「おっ、これは期待以上かも」

今回購入したのは「iPad 第11世代(A16) Wi-Fiモデル・ピンク・128GB」。
箱を開けた瞬間、まずカラーの美しさに驚きました。ピンクといっても安っぽい色ではなく、しっかり深みがある上品な発色です。
USB-Cポートの中までピンクに仕上げてあり、細部までこだわりを感じます。

付属品

  • 20W USB-C充電アダプター
  • USB-C to USB-Cケーブル
  • 簡単な説明書類(Appleステッカーなし)

パッケージの内容はシンプルで、iPadらしいミニマルな構成でした。

セットアップ:動作がとにかく軽快

初回起動後にiPadOS 18.3が標準搭載されており、設定もスムーズ。
Touch IDは相変わらず快適で、指をそっと当てるだけでロック解除できるのでストレスは全くありません。

アプリのインストール、iCloudからの復元、Apple ID連携などもスピーディー。A16チップの処理速度の恩恵がセットアップ時点から感じられました。

ディスプレイとスピーカー

ディスプレイ

  • 11インチの画面は広くて見やすく、動画視聴や読書に最適
  • ただし、画面が奥まっているためApple Pencil使用時にペン先と線が少しズレて見えるのが気になりました
  • 最大輝度は500ニトで、屋内使用なら十分。晴れた屋外ではやや見づらさあり

スピーカー

  • 横向きにした時に左右から音が出るステレオ仕様
  • 音質も良く、映画やYouTube視聴ではしっかり迫力を感じられました

ゲーム・ベンチマーク体感

原神(高画質設定)

  • 第10世代ではカクついた場面もあったが、第11世代では明らかにFPSが安定
  • 初回ベンチで45~60fpsを維持、ループベンチでも40fps台をキープ

発熱と冷却

  • 高負荷時には端末全体がじんわり熱くなるが、動作が大きく落ち込むことはなかった
  • 画面が暗くなる調整はあるが、FPSは安定して高いまま

日常利用(Web、SNS、読書)

  • Safariのページ切り替え、スクロールが非常にスムーズ
  • SNSアプリ(XやInstagram)もほぼ遅延ゼロで快適
  • KindleやPDF閲覧などもサクサク動作し、目の負担も少ない印象

バッテリー管理機能が地味にうれしい

  • 80%までの充電制限」が新たに追加され、バッテリーの劣化防止に配慮
  • バッテリー状態(最大容量%)の表示」も可能になり、安心感が増しました
  • 第10世代ではできなかったことなので、長く使いたいユーザーには大きなメリットです

iPad 第11世代(A16) 体験談まとめ

評価項目一言コメント
デザイン見た目は変わらないが、カラーの質感に驚き
画面きれいだけど、視差がやや気になる
音質スピーカー音がしっかりしていて◎
ペンの使い勝手第1世代の限界を感じる。Pro非対応が惜しい
ゲーム性能FPS安定&サクサク動作で満足度高い
日常使用ブラウジングや読書も快適
バッテリー管理長く使う人にこそ嬉しい進化
総合評価価格を考えれば、大満足の一台

iPad 第11世代(A16) に関するQ&A

※画像はイメージです。

Q. 第11世代の主な進化点は?

・A16チップ搭載、メモリ6GB、ストレージ倍増がポイントです。

Q. Apple Pencil Proは使えますか?

・第1世代Apple Pencilのみ対応です。

Q. Apple Intelligenceには対応していますか?

・非対応です。A16チップではApple Intelligenceは使用できません。

Q. 画面サイズの違いは?

・10.9インチ → 11インチと表記は変わりましたが、実質的な差は感じません。

Q. ゲーム性能はどのくらい向上?

・FPSは約10~15程度向上しており、原神などの重いゲームも快適です。

Q. カメラ性能は変わった?

・変化はなく、従来通りです。

Q. 指紋認証は使いやすい?

・Touch IDでスムーズに解除可能です。

Q. イラスト用途でも使えますか?

・普通に描く程度なら十分。レイヤー数に余裕が欲しい人はAir推奨。

Q. 学校や教育用途に向いてる?

・ストレージやサポート期間を考えると、非常に向いています。

Q. mini 7と迷っています。どちらがいい?

・画面サイズを重視するなら無印、Apple Intelligenceを使いたいならmini 7がおすすめです。

Q. バッテリーの発熱は大丈夫?

・ベンチマーク中は発熱がありますが、通常使用で問題はありません。

iPad 第11世代(A16) が向いている人・向いていない人

出典:Apple

iPad 第11世代(A16) が向いている人

はじめてiPadを購入する人

  • 初期投資を抑えながら、快適な操作性と十分な性能を求める初心者にピッタリ
  • 操作が直感的で、Touch IDも使いやすく、入門機として最適

教育・学習用のタブレットを探している人

  • 小学生〜高校生の学習端末として導入しやすい価格帯
  • 最新のOSに長く対応予定(目安:約6年)で、長期的な学習環境に◎
  • eSIMにも対応しており、校外学習や家庭学習にも応用可能

動画視聴・SNS・読書がメインのライトユーザー

  • YouTube、Netflix、X(旧Twitter)、電子書籍などの日常用途は非常に快適
  • 画面サイズも11インチと十分な広さで、目にも優しい

価格重視のユーザー

  • ストレージ倍増(128GB〜)やA16搭載にもかかわらず約58,000円〜という高コスパ
  • 「安いのに長く使えるiPad」としての魅力が強い

軽くお絵描きやメモを取りたい人

  • Apple Pencil(第1世代)対応で、メモ書き・手書きの校正・PDF注釈などが可能
  • Procreateなどを使った趣味レベルのお絵描きも問題なし

動画編集やゲームもそこそこ楽しみたい人

  • A16+6GB RAMの恩恵で、原神などの重めのゲームも快適
  • iMovieやLumaFusionでの軽〜中程度の動画編集もスムーズ

iPad 第11世代(A16) が向いていない人

最新のApple機能(AI・Pencil Pro)を使いたい人

  • Apple Intelligence(AI機能)非対応
  • Apple Pencil Pro・第2世代非対応のため、最先端機能は使用不可

➡ これらを重視する場合は「iPad Air(M2)」以上のモデルが必要です。

本格的なイラスト制作・グラフィック作業をしたい人

  • 視差のある非ラミネートディスプレイ、狭色域液晶のため、精密な描画にはやや不向き
  • レイヤー枚数や筆圧機能は対応しているが、環境としてはiPad AirやProの方が圧倒的に快適

重いアプリを長時間使うプロユーザー

  • 3Dモデリング、動画編集のエクスポート、RAW画像編集など高負荷作業ではやや限界あり
  • 発熱対策やファンレス設計のため、長時間の高負荷使用には向かない

タブレット1台でなんでもこなしたい“全部入り”派

  • スピーカー数・カメラ性能・ディスプレイ品質などは「必要十分」だが「最高クラス」ではない
  • プレゼン、動画制作、イラスト制作、マルチディスプレイ利用などを本格的に行いたい場合は、AirかProの方がストレスなく使える

iPad 第11世代は「日常使いに困らない高コスパタブレット」として、非常に優秀な選択肢です。
ただし、最新のAI機能やプロユースの性能を求める場合は、ワンランク上のモデルを検討した方が後悔がないでしょう。

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iPad 第11世代(A16) レビューまとめ

※画像はイメージです。

iPad 第11世代は、前モデルと比べて見た目こそ大きな変化がないものの、中身は確実にステップアップした良モデルです。
以下の点で、日常用途における快適性が飛躍的に向上しています。

本モデルの「進化ポイント」まとめ

項目内容
チップA16 Bionic搭載で処理速度30〜40%向上
メモリ4GB → 6GB に増量。マルチタスクがスムーズに
ストレージ64GB → 128GBスタート。アプリを多数入れても安心
バッテリー管理状態表示/80%制限で長期使用に配慮
ゲーム・重めアプリFPS・安定性が向上し、快適な操作感
コストパフォーマンス価格据え置きで大幅進化。高い満足度

これにより、はじめてのiPadユーザーや学生、家庭用として使いたい層に非常に適した端末となっています。

「制限」や「注意点」も明確に理解しておこう

ただし、価格を抑えている分、いくつかの割り切りポイントもあります。

注意点解説
Apple Intelligence非対応AI機能を活用したい場合は非対応なので注意
Apple Pencilは第1世代のみProや第2世代ペンの新機能は使えません
画面の視差・色域フルラミネーション非対応/発色や視差でProに劣る
本格クリエイティブ用途動画編集や精密なイラスト作成には向かない

特に「AI機能を使いたい」「お絵かきや制作を本格的に行いたい」という人にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。

iPad 第11世代(A16) の結論

Apple Intelligenceの非対応やペンの制限はあるものの、価格・性能・汎用性のトータルバランスは非常に高いです。
何より、「この価格帯でこれだけ快適に使える」という点において、iPad 第11世代はエントリータブレットの完成形と言えるでしょう。

「どのiPadを選べばいいか迷っている」方には、まずこのiPad 第11世代(A16) を基準に考えるのがもっともおすすめです。