スマートフォン市場では、ハイエンドモデルがどんどん進化する一方で、低価格帯のスマホも性能を向上させ、より多くの人にとって魅力的な選択肢となっています。そんな中、シャオミのサブブランドRedmiから登場したRedmi 14Cは、約1万7000円という驚異的な価格で購入できるエントリースマートフォンです。
低価格でありながら、120Hzのリフレッシュレート対応ディスプレイや、18Wの急速充電対応、デザインの高級感など、価格以上のスペックを備えているのが大きな特徴です。特に、スマートフォンにそこまで高性能を求めないユーザーや、サブ端末としての利用を考えている方にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
しかし、安いからといってすべてが優れているわけではなく、動作の快適さや処理能力、カメラ性能など、価格相応の制約があるのも事実です。そこで本記事では、Redmi 14Cが本当に買う価値のあるスマートフォンなのかどうか、この記事を読んで判断してください。

Xiaomi Redmi 14C とは?

出典:Xiaomi
シャオミのサブブランド「Redmi」から発売されたエントリークラスのスマートフォンです。このシリーズは、低価格でありながら基本的なスマートフォン機能をしっかり備えたモデルを提供することをコンセプトにしています。価格が抑えられているため、初めてスマートフォンを使う人や、サブ端末として利用したい人に最適な選択肢となります。
Redmi 14Cの特徴
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 1万7000円台という価格で購入可能。
- 必要最低限の機能をしっかり備えている。
- 大画面ディスプレイと高リフレッシュレート
- 6.8インチの大型ディスプレイ。
- 120Hzのリフレッシュレートで滑らかな画面表示が可能。
- 大容量バッテリーと急速充電対応
- 5000mAhのバッテリーで長時間の使用が可能。
- 18W急速充電対応で、短時間で充電できる。
- 基本を押さえたカメラ機能
- 50MPのメインカメラ搭載。
- 明るい環境では十分な写真が撮れる。
- シンプルなデザインと使いやすさ
- プラスチック製ながら、安っぽさを抑えたデザイン。
- AndroidベースのHyperOS搭載で、直感的な操作が可能。
このように、Redmi 14Cは用途を明確にした上で選ぶことで、非常にお得なスマートフォンとなります。価格を抑えつつ、最低限の機能を確保したいユーザーにとっては、コストパフォーマンスの高い製品と言えるでしょう。
Xiaomi Redmi 14C の外観とデザイン

出典:Xiaomi
低価格帯ながらも比較的洗練されており、コストパフォーマンスの高さを感じさせる作りになっています。特に、背面のデザインやカメラモジュールの配置に工夫があり、1万円台のスマートフォンとは思えない見た目を実現しています。
本体デザイン
- 本体素材:プラスチック製の背面パネルを採用し、マット仕上げによって指紋が目立ちにくいデザイン。
- サイズ・重量:6.8インチの大型ディスプレイを搭載しながらも、片手でもある程度持ちやすい重量設計。
- カメラデザイン:丸形のカメラユニットを背面に配置し、シンプルでスタイリッシュな見た目。
- カラー展開:スターリーブルー、ブラック、レザー調仕上げの3種類。
ディスプレイ
6.8インチの大画面HD+ディスプレイを搭載しています。
- リフレッシュレート:最大120Hzに対応し、スクロールやアニメーションが滑らかに表示。
- 解像度:1640×720(HD+)で、FHD+には及ばないものの、日常使用には十分な視認性を確保。
- 視野角:IPSパネルではなくTFT液晶のため、斜めから見るとやや色が薄くなる。
- 輝度:最大450ニトの明るさで、室内では問題なく使用可能。ただし、直射日光下では視認性がやや低下する。
- 画面保護:保護フィルムが最初から貼られており、軽い傷から画面を守る仕様。
側面・ポート類
- 右側面:音量ボタン、指紋認証一体型電源ボタンを配置。
- 左側面:SIMカードとmicroSDカードのスロット(デュアルSIM対応)。
- 上部:3.5mmイヤホンジャックを搭載。
- 下部:USB Type-Cポート、スピーカー、マイクが配置。
背面
Redmi 14Cの背面は、価格以上のクオリティを感じさせるデザインになっています。
- 素材感:マット仕上げで、指紋がつきにくい。
- カメラモジュール:50MPメインカメラを含むデュアルカメラ構成。見た目はトリプルカメラのように見えるが、実際にはダミーレンズが1つ。
- ブランドロゴ:下部に小さくRedmiのロゴが印字されており、主張しすぎないデザイン。
このように、Redmi 14Cは低価格ながらも、デザイン面ではしっかりと考えられており、特に見た目の高級感は他のエントリーモデルと比較しても優れています
Xiaomi Redmi 14C のスペック詳細

※画像はイメージです。
Redmi 14Cの詳細なスペックを以下の表にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 6.8インチ HD+(1640×720)、TFT液晶、最大120Hzリフレッシュレート |
プロセッサ(SoC) | MediaTek Helio G81 Ultra(オクタコア) |
メモリ(RAM) | 4GB / 8GB |
ストレージ(ROM) | 128GB(microSDカード対応、最大1TB) |
バッテリー | 5000mAh、18W急速充電対応(Type-C) |
カメラ(背面) | 50MP(メイン)+ 2MP(深度) |
カメラ(前面) | 8MP(セルフィーカメラ) |
SIMカード | 物理SIM × 2(eSIM非対応) |
オーディオ | 3.5mmイヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー |
セキュリティ | 側面指紋認証、顔認証対応 |
充電ポート | USB Type-C(USB 2.0) |
OS | HyperOS(Androidベース) |
防水防塵 | なし |
重量 | 約199g |
サイズ | 168.7×76.6×8.3mm |
通信 | 4G LTE、Wi-Fi 5(802.11ac)、Bluetooth 5.0 |
センサー | 加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、電子コンパス |
詳細なスペック解説
ディスプレイ
Redmi 14Cは6.8インチのTFT液晶ディスプレイを搭載しており、エントリークラスでは珍しい最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。HD+(1640×720)の解像度は、動画視聴やブラウジングには十分ですが、高精細なゲームや写真鑑賞には物足りないかもしれません。
プロセッサ(SoC)
搭載されているMediaTek Helio G81 Ultraは、エントリークラス向けのオクタコアプロセッサで、日常的な操作(Web閲覧、SNS、動画視聴など)には問題なく対応できます。しかし、3Dゲームや高負荷なアプリを使用すると、動作の遅延が目立つ可能性があります。
メモリ(RAM)とストレージ(ROM)
- 4GB / 8GBのRAM構成が用意されており、8GBモデルを選択すればより快適に動作します。
- ストレージは128GBですが、microSDカード(最大1TB)に対応しているため、容量不足の心配は少ないです。
バッテリーと充電
- 5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、通常使用なら1.5日~2日持続する。
- 18W急速充電対応で、約1.5時間でフル充電が可能。
- ただし、ワイヤレス充電には非対応。
カメラ性能
- 50MPのメインカメラは、明るい環境では比較的良好な写真が撮影可能。
- 2MPの深度カメラは背景ぼかし機能をサポートするが、効果は限定的。
- ナイトモードなしのため、暗所撮影は苦手。
- 8MPのフロントカメラは、ビデオ通話やSNS用のセルフィー撮影には十分な画質。
通信・接続
- 4G LTE対応で、日本国内の主要な通信キャリアの回線で使用可能。
- Wi-Fi 5(802.11ac)対応で、最新のWi-Fi 6には非対応。
- Bluetooth 5.0搭載で、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチとスムーズに接続可能。
オーディオとセキュリティ
- 3.5mmイヤホンジャック搭載で、有線イヤホンがそのまま使える。
- スピーカーはモノラルのみで、音質はややこもった印象。
- 側面指紋認証と顔認証に対応し、ロック解除はスムーズ。
OSとソフトウェア
- シャオミ独自のHyperOS(Androidベース)を搭載。
- 標準のAndroidに近いUIながら、シャオミ独自のアプリや機能がいくつか追加されている。
総評
Redmi 14Cは、低価格ながらも必要十分なスペックを備えたエントリースマートフォンです。特に、大画面ディスプレイと大容量バッテリー、そして指紋認証を搭載している点は評価できます。一方で、5G非対応、ゲーム向きではない、カメラの暗所性能が低いなどのデメリットもあるため、購入前に用途をしっかり考えることが重要です。
Xiaomi Redmi 14C との比較

出典:Xiaomi
Redmi 14Cは、前世代のRedmi 12やRedmi 12Cと比較して、いくつかの変更が加えられています。以下の表で、主要な違いを比較しながら解説していきます。
Redmi 14C vs. Redmi 12 vs. Redmi 12C
項目 | Redmi 14C | Redmi 12 | Redmi 12C |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.8インチ HD+(1640×720) 120Hz | 6.67インチ FHD+(2400×1080) 120Hz | 6.71インチ HD+(1650×720) 60Hz |
プロセッサ | MediaTek Helio G81 Ultra | Qualcomm Snapdragon 4 Gen 1 | MediaTek Helio G85 |
メモリ(RAM) | 4GB / 8GB | 4GB / 6GB / 8GB | 3GB / 4GB / 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB(microSD対応) | 128GB / 256GB(microSD対応) | 32GB / 64GB / 128GB(microSD対応) |
バッテリー | 5000mAh、18W急速充電 | 5000mAh、33W急速充電 | 5000mAh、10W充電 |
カメラ(背面) | 50MP(メイン)+ 2MP(深度) | 50MP(メイン)+ 2MP(深度) | 50MP(メイン)+ 2MP(深度) |
カメラ(前面) | 8MP | 8MP | 5MP |
SIMカード | 物理SIM × 2(eSIM非対応) | 物理SIM × 2(eSIM非対応) | 物理SIM × 2(eSIM非対応) |
充電ポート | USB Type-C | USB Type-C | microUSB |
オーディオ | 3.5mmイヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー | 3.5mmイヤホンジャック搭載、ステレオスピーカー | 3.5mmイヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz | 最大60Hz |
OS | HyperOS(Androidベース) | MIUI(Androidベース) | MIUI(Androidベース) |
防水防塵 | なし | IP53相当(防滴対応) | なし |
重量 | 約199g | 約187g | 約192g |
通信 | 4G LTE、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 | 5G対応、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 | 4G LTE、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
Redmi 14Cと前機種の違い
ディスプレイの進化と制約
- Redmi 14Cは120Hzのリフレッシュレートに対応しており、Redmi 12Cの60Hzと比べて大幅に滑らかになりました。
- しかし、解像度はHD+(1640×720)にとどまり、Redmi 12のFHD+(2400×1080)よりも低いため、細かい文字や画像の鮮明さでは劣ります。
プロセッサの違い
- Redmi 14CはMediaTek Helio G81 Ultraを搭載しており、Redmi 12CのHelio G85と比べて性能は同等かやや劣る程度。
- 一方で、Redmi 12に搭載されたSnapdragon 4 Gen 1の方が処理能力は高く、全体的な動作がスムーズ。
メモリとストレージ
- Redmi 14Cは4GB / 8GBのRAM、128GBのストレージを標準装備。
- Redmi 12は、より多くのストレージオプション(128GB / 256GB)を提供しているため、長期的な利用やアプリの保存を考えるならRedmi 12の方が有利。
充電速度とバッテリー性能
- Redmi 14Cは18Wの急速充電に対応しているが、Redmi 12の33W急速充電には及ばない。
- ただし、Redmi 12Cの10W充電に比べると、充電時間は大幅に短縮されている。
カメラ性能の比較
- Redmi 14Cは50MPのメインカメラを搭載しており、前機種(Redmi 12C、Redmi 12)とほぼ同等。
- フロントカメラは8MPで、Redmi 12Cの5MPよりも向上しているが、Redmi 12と変わらず。
- しかし、Redmi 12はAI補正機能が強化されているため、写真の仕上がりではRedmi 12の方が良い傾向。
5G対応の有無
- Redmi 14Cは4Gのみ対応であり、Redmi 12の5G対応と比較すると、将来的な通信環境の進化に対応できない。
- ただし、5Gが必須でないユーザーにとっては大きな問題ではない。
Redmi 14Cは、Redmi 12Cの強化版と考えることができるが、Redmi 12には一歩及ばない仕様になっています。そのため、より安価なスマホを求めるならRedmi 14C、充実したスペックを求めるならRedmi 12を選ぶのが適切でしょう。
Xiaomi Redmi 14C を使用した私の体験談

※画像はイメージです。
Redmi 14Cを約2週間使用し、実際の使用感を詳細にレビューします。
良かった点
デザインと持ちやすさ
Redmi 14Cのデザインは低価格帯とは思えないほど洗練されており、特にレザー調の背面は手触りが良く、指紋も付きにくいため快適に使用できました。サイズは6.8インチと大型ですが、重量約199gでバランスが取れており、長時間の操作でも手が疲れにくかったです。
バッテリー持ちの良さ
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、ライトな使い方なら2日以上持続します。YouTubeを1時間視聴しても約7%程度しかバッテリーが減らなかったのは高評価です。18Wの急速充電対応も便利で、約1.5時間でフル充電できました。
120Hzリフレッシュレートの恩恵
最大120Hzのリフレッシュレート対応により、スクロール操作が滑らかです。特にSNSやブラウジングの際にカクつきが少なく、快適に使用できました。
指紋認証と顔認証の精度
側面の指紋認証センサーの精度が高く、登録した指を軽く触れるだけでスムーズにロック解除できました。顔認証も明るい環境では素早く解除され、ストレスなく使えました。
軽いアプリの動作はスムーズ
SNS(Twitter、Instagram)、YouTube、Google Chromeなどの軽いアプリは問題なく動作しました。特にSNSの閲覧やメッセージアプリの使用がメインのユーザーには十分な性能だと感じました。
気になった点
解像度が低く、画面が粗い
HD+(1640×720)解像度のため、細かい文字や画像が若干ぼやけて見えることがありました。特に、フルHD以上のディスプレイに慣れていると、明らかに画質が低いと感じる場面がありました。
画面の視野角が狭い
TFT液晶のため、少し角度を変えて見ると画面が暗くなったり、色が変化するのが気になりました。特に屋外での使用時には、輝度最大(450ニト)にしても直射日光下では視認性がやや低く感じました。
動作の引っかかりが気になる場面がある
通常の操作では問題ないものの、アプリの切り替えや負荷の高い動作(例えばGoogleマップの起動)ではカクつきや遅延を感じることがありました。特に、複数のアプリを開いたまま使用すると、もっさりとした動作になることが多かったです。
ゲーム用途には向いていない
試しに「PUBG Mobile」と「原神」をプレイしてみましたが、どちらも最低設定でもカクつきが目立ち、快適にプレイするのは難しいと感じました。カジュアルな2Dゲーム(ツムツム、パズルゲーム)なら問題なく動作しますが、3Dゲームを快適に遊ぶのは厳しいです。
スピーカーの音質がイマイチ
モノラルスピーカーのため、音がややこもって聞こえ、ステレオスピーカー搭載のスマホと比べると迫力に欠けると感じました。動画視聴や音楽を楽しむ場合は、イヤホンや外部スピーカーを使用したほうが快適です。
カメラ性能は昼間なら問題なし、暗所ではノイズが目立つ
- 昼間の撮影では50MPのメインカメラがしっかり機能し、色鮮やかで比較的シャープな写真が撮影できました。
- 暗所での撮影は苦手で、ナイトモードがないためノイズが多く、ディテールが潰れがち。
- 動画撮影はフルHDまで対応していますが、手ブレ補正がほぼ機能していないため、歩きながらの撮影では揺れが目立ちます。
Redmi 14Cは、価格を考慮すれば十分なスペックを持ち、日常使用には問題のないエントリーモデルです。
Xiaomi Redmi 14C に関するQ&A

※画像はイメージです。
Q.ゲームに向いていますか?
・基本的なゲームなら可能ですが、高負荷なゲームは厳しいです。
Q.バッテリー持ちはどのくらいですか?
・通常使用で約2日、ヘビーに使うと1日持つ程度です。
Q.5Gには対応していますか?
・4Gのみの対応です。
Q.カメラの画質はどうですか?
・明るい環境では問題なく撮影できますが、暗所ではノイズが目立ちます。
Q.防水性能はありますか?
・公式に防水認証は取得していません。
Q.リフレッシュレートは?
・最大120Hzですが、動作がカクつくことがあります。
Q.指紋認証の精度は?
・側面指紋認証の精度は高く、スムーズに解除できます。
Q.充電速度はどれくらい?
・18Wの急速充電に対応しており、約1.5時間でフル充電可能です。
Xiaomi Redmi 14C が向いている人・向いていない人

出典:Xiaomi
低価格でありながら基本的なスマートフォン機能を備えたエントリーモデルです。しかし、その特性上、向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。購入を検討している方は、自分の用途に合っているかを確認してみてください。
向いている人
予算を抑えつつスマートフォンが欲しい人
最大の魅力は、その圧倒的な低価格です。新品で1万7000円前後という価格は、スマートフォン市場でも最安クラスであり、とにかくコストを抑えてスマホを手に入れたい人には最適です。
SNS・動画視聴・通話がメインの人
基本的な操作(LINE、Twitter、Instagram、YouTubeの視聴)においては、特に問題なく使用できます。120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、スクロールも滑らかで、SNSの閲覧が快適です。
バッテリー持ちを重視する人
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、1回の充電で1.5〜2日間の使用が可能です。特に、外出が多く充電できるタイミングが限られている人には、長時間使用できる点がメリットとなります。
サブ機が必要な人
メインのスマートフォンとは別に、仕事用や予備としてのスマホが欲しいという方に向いています。SIMカードを2枚挿せるデュアルSIM対応なので、仕事とプライベートで回線を分けて使うことも可能です。
物理イヤホンジャックを使いたい人
最近のスマートフォンはイヤホンジャックを廃止する傾向にありますが、Redmi 14Cは3.5mmイヤホンジャックを搭載しているため、有線イヤホンをそのまま使用したい方に適しています。
スマートフォン初心者・高齢者向け
AndroidベースのHyperOSは、直感的に操作しやすく、スマートフォンに慣れていない人でも扱いやすいUIになっています。シンプルな操作性を求める方や、高齢の方へのプレゼントにも適しています。
向いていない人
高性能なスマホを求める人
エントリーモデルのため、処理性能はそれほど高くありません。複数のアプリを同時に開いたり、重い作業をすると動作が遅くなることがあります。スムーズな動作を求める方には向いていません。
3Dゲームや高負荷なアプリを使用する人
Helio G81 Ultraの性能は、軽い2Dゲームであれば問題なく動作しますが、PUBG Mobileや原神などの3Dゲームはカクつきが目立ち、快適にプレイできません。高負荷なゲームを楽しみたいなら、別のモデルを検討したほうが良いでしょう。
高画質なディスプレイを求める人
ディスプレイはHD+解像度(1640×720)であり、フルHD以上のスマホと比べると文字や画像の精細さに欠けます。特に動画視聴や読書用途では、画面の荒さが気になるかもしれません。
カメラ性能を重視する人
50MPのメインカメラを搭載していますが、ナイトモードがないため暗所撮影には不向きです。また、カメラ処理の速度が遅く、撮影時にラグを感じることがあります。スマホで写真を多く撮る人にはおすすめできません。
ステレオスピーカーを求める人
スピーカーはモノラル仕様で音質はあまり良くありません。ステレオスピーカーを搭載した機種と比べると、音の迫力や臨場感に欠けます。音楽をよく聴く人や動画の音質を重視する人には不向きです。
防水・防塵機能が必要な人
防水・防塵性能がなく、水やホコリに弱いため、アウトドアやキッチンなどの水回りでの使用には向いていません。防水性能が必要な場合は、IP規格を取得しているスマートフォンを選ぶのが良いでしょう。
Redmi 14Cは、価格を重視しつつ、基本的な機能を使いたい方には適したスマートフォンですが、高性能なスマホを求める人には不向きです。自分の用途に合っているかを確認し、購入を検討してください。

Xiaomi Redmi 14C レビューまとめ

※画像はイメージです。
1万7000円という圧倒的な低価格でありながら、基本的なスマートフォン機能を十分に備えたエントリーモデルです。ここでは、これまでのレビューを総括し、どのような用途に適しているのかを最終的に整理します。
Redmi 14Cの総評
良かった点
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 1万円台で購入可能な新品スマホとしては、非常に優れたスペックを持っています。
- 大画面でリフレッシュレート120Hz対応
- 6.8インチの大画面で、スクロールも滑らか。
- バッテリー持ちが非常に良い
- 5000mAhの大容量バッテリーで、ライトユーザーなら2日以上持つ。
- 指紋認証と顔認証が快適
- 側面指紋センサーと顔認証の精度が高く、ロック解除がスムーズ。
- イヤホンジャック搭載&デュアルSIM対応
- 3.5mmイヤホンジャックがあり、デュアルSIMに対応しているため、サブ機としても便利。
気になった点
- 動作がもっさりする場面がある
- Helio G81 Ultraの性能は最低限のレベルで、アプリの切り替え時などに引っかかることがある。
- HD+の画面解像度
- 1640×720の解像度は、フルHD+のスマホと比べると明らかに粗さを感じる。
- カメラ性能は暗所に弱い
- 明るい場所では問題ないが、ナイトモードがなく暗所ではノイズが目立つ。
- スピーカーがモノラルで音質がこもる
- ステレオスピーカーではないため、音楽や動画視聴時の音質に物足りなさを感じる。
- 防水・防塵性能がない
- IP規格の防水防塵性能がないため、水回りやアウトドアでの使用には注意が必要。
結論:Redmi 14Cは「価格を最優先にしたい人」におすすめ!
価格を最優先に考える人にとっては非常に魅力的な選択肢です。動作は最低限の快適さを確保し、バッテリー持ちや指紋認証などの便利な機能を備えています。一方で、画面解像度の低さやカメラ性能、スピーカーの質には妥協が必要です。
結論として、Redmi 14Cは「とにかく安く、そこそこ使えるスマホが欲しい人」にぴったりのエントリーモデルといえます。メイン機としては物足りない部分もありますが、サブ機や通話・SNS専用端末としてなら非常に優れた選択肢となるでしょう。