スマートフォン市場は年々進化を遂げていますが、その中でも「ミドルレンジモデル」は価格と性能のバランスが取れていることから、多くのユーザーに選ばれ続けています。SamsungのGalaxy Aシリーズは、エントリーモデルとハイエンドモデルの中間を担う存在として長年親しまれてきました。
そして2025年に登場した Galaxy A36 5G は、その中でも特に注目すべきモデルです。価格は約5万円と手が届きやすいレンジでありながら、上位機種に迫る魅力を多数備えています。たとえば、Snapdragon 6 Gen3による安定した処理性能、6.7インチのSuper AMOLEDディスプレイ（120Hz対応）、5000万画素の高性能カメラ、そして 5000mAhバッテリー + 45W急速充電 など、日常使いからゲーム・写真撮影まで幅広く対応できるスペックを持っています。
さらに見逃せないのは、おサイフケータイ対応 や IP68防水防塵、OS6世代・セキュリティ6年間保証 といった安心の長期サポートです。これにより、単なる「コスパモデル」ではなく、長く信頼して使えるパートナーとして活躍してくれる存在となっています。
特に今回のGalaxy A36では、AI機能「On-Device Intelligence」 がAシリーズとして初めて搭載され、検索や画像編集などの体験を一段階引き上げてくれます。これまでハイエンド機にしかなかった機能が、ついにミドルレンジでも利用できるようになったことは大きなトピックです。
本記事では、実際にGalaxy A36を使用した体験談を交えながら、デザインやスペック、前機種との違い、使い勝手を徹底的に解説していきます。これから新しいスマホを検討している方にとって、購入の判断材料となる情報を余すことなくお伝えします。
ポチップ
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） とは？
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） の外観とデザイン
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） のスペック詳細
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） とGalaxy A25 5Gの比較
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） を使用した私の体験談・レビュー
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） に関するQ&A
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） が向いている人・向いていない人
- Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） レビューまとめ
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） とは？
出典：Samsung
Galaxy A36とは、Samsungが2025年6月に発売した ミドルレンジクラスの最新スマートフォン です。Galaxyといえばフラッグシップの「Sシリーズ」が有名ですが、実は Aシリーズはコストパフォーマンスと実用性を兼ね備えたモデル群 として多くのユーザーに支持されています。その中でもA30番台は「価格を抑えつつもハイエンドに近い体験をしたい人向け」のポジションに位置づけられています。
Galaxy A36の立ち位置
- エントリー機（A15 / A25）よりも性能が高い
→ Snapdragon 6 Gen3を搭載し、普段使いはもちろんゲームも快適。 - 上位機種（A55やSシリーズ）よりも価格が抑えられている
→ 約5万円前後で購入可能。機能面では十分な満足感が得られる。
つまり、Galaxy A36は「高すぎないけれど妥協の少ないモデル」として、幅広い層に選ばれるスマートフォンです。
主な特徴
- 最新チップセット Snapdragon 6 Gen3 搭載
エントリー機と比べると圧倒的に快適な処理性能を実現。普段使いから軽い3Dゲームまで安心です。 - 6.7インチ Super AMOLED ディスプレイ（120Hz対応）
鮮やかな発色と高リフレッシュレートによる滑らかな操作感。屋外でも視認性が高いのが強みです。 - トリプルカメラシステム
- 広角：5000万画素
- 超広角：800万画素
- マクロ：500万画素
シーンを問わず、日常撮影から旅行先まで幅広く対応可能です。
- 大容量バッテリー & 急速充電
5000mAhの大容量に加え、Aシリーズとしては初の 45W急速充電 に対応。約30分で60％前後まで回復可能です。 - 生活を支える実用機能
- IP68防水防塵 → 雨や水回りでも安心
- おサイフケータイ（Felica） → 交通系IC・キャッシュレス決済に対応
- 画面内指紋認証 & 顔認証 → ロック解除もスムーズ
- 長期サポート
- OSアップデート：6世代
- セキュリティアップデート：6年間
ミドルレンジでこれほど長期間のサポートが保証されるのはGalaxyならではです。
まとめ
Galaxy A36とは、「安心して長く使える、完成度の高いミドルレンジスマホ」 です。
「価格と性能のバランス」「日本で必須とされる機能（防水・おサイフケータイ）」「AI機能を活用できる新しい体験」を兼ね備えた、Samsungの本気度が伝わるモデルだと言えます。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） の外観とデザイン
出典：Samsung
Galaxy A36は「ミドルレンジでも所有欲を満たす」ことを意識したデザインが特徴です。単なる実用機ではなく、毎日使う道具としての心地よさと、見た目の高級感の両立が意識されています。
サイズと重量のバランス
- 本体サイズ：162.9 × 78.2 × 7.4mm
- 重量：約197g
6.7インチディスプレイを搭載しているため端末自体はやや大きめですが、厚さは7.4mmと非常に薄型で、見た目以上に軽快な持ち心地です。重量も200gを切っているため、大画面モデルにありがちな“ずっしり感”が抑えられています。
ディスプレイ正面デザイン
前面は パンチホール型のインカメラ を採用。前作Galaxy A25の「水滴型ノッチ」と比べてベゼルがさらにスリム化され、フラットな画面デザインになっています。上下左右のバランスが良いため、映像視聴やゲームプレイ時も没入感が高いのが印象的です。
背面デザインとカメラ配置
背面はシンプルで洗練されたデザインです。カメラは縦に3眼レンズを配置し、Galaxyらしい統一感のあるスタイルを採用しています。レンズはやや出っ張りがありますが、ケースを装着すれば気にならない程度です。
光沢仕上げではありますが、指紋が付きにくく工夫されているため、清潔感を保ちやすい点も評価できます。
素材と耐久性
前面・背面には ゴリラガラスVictus+ を採用。耐傷性と耐久性が高く、万が一の落下や擦れにも強い仕様です。フレーム部分はプラスチックですが、仕上げが丁寧なため安っぽさは感じません。IP68等級の防水防塵にも対応しているので、屋外や水回りでも安心して使えます。
カラーバリエーション
Galaxy A36は4色展開で、個性を出しつつも日常に馴染む色合いが魅力です。
- オーサムラベンダー：淡い紫が美しく、柔らかく洗練された印象
- オーサムブラック：定番で落ち着いた質感。ビジネスシーンにも最適
- オーサムホワイト：清潔感があり、男女問わず人気が出そうなカラー
- オーサムライム：明るく爽やかなグリーン系で個性を主張できる
特に今回レビューした「オーサムラベンダー」は、光の反射で色合いが変化するため、高級感を感じさせてくれるカラーでした。
サイドフレームとボタン配置
- 右側面：電源ボタン、音量キー
- 上部：マイク
- 左側面：シンプルで何もなし
- 下部：USB Type-Cポート、SIMスロット、マイク、スピーカー
ボタン類は若干盛り上がった形状で押しやすく、片手操作でも誤操作しにくい工夫がされています。
持ち心地と印象
実際に手に取ると、 「大画面なのに薄くて軽い」 という感覚が強く、長時間操作しても手首が疲れにくいのが好印象です。背面の光沢感とシンプルなデザインは、5万円台のスマホとは思えない高級感を与えてくれます。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） のスペック詳細
出典：Samsung
Galaxy A36 5Gは、ミドルレンジながらも日常利用からエンタメまで幅広く対応できるスペックを備えています。以下に主要スペックをまとめました。
Galaxy A36 5G スペック一覧
| 項目 | Galaxy A36 5G |
|---|---|
| OS | Android 15（発売時） |
| SoC（CPU） | Qualcomm Snapdragon 6 Gen3 |
| メモリ（RAM） | 6GB |
| ストレージ（ROM） | 128GB（microSD非対応） |
| ディスプレイ | 6.7インチ Super AMOLED / 解像度 FHD+（2340×1080） |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 輝度（ピーク） | 最大1200nit前後 |
| メインカメラ | 広角：5000万画素（OIS搭載） 超広角：800万画素 マクロ：500万画素 |
| フロントカメラ | 1200万画素 |
| バッテリー | 5000mAh |
| 充電 | 最大45W急速充電（ワイヤレス充電非対応） |
| 防水防塵 | IP68対応 |
| 生体認証 | 画面内指紋認証 / 顔認証 |
| 通信 | 5G、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
| SIM構成 | nanoSIM + eSIM または eSIM×2（デュアルSIM対応） |
| おサイフケータイ | 対応（Felica搭載） |
| サイズ | 162.9 × 78.2 × 7.4mm |
| 重量 | 約197g |
| カラー展開 | オーサムラベンダー / ブラック / ホワイト / ライム |
各項目の詳細解説
SoC & 性能
Snapdragon 6 Gen3は、従来のDimensity搭載モデル（Galaxy A25など）よりも快適に動作します。Antutuベンチマークでは約61万点台を記録しており、SNS・動画視聴・Webブラウジングはもちろん、原神クラスのゲームも中設定で十分遊べる性能です。
メモリ・ストレージ
6GB RAMと128GBストレージを標準搭載。microSD非対応は残念ですが、128GBあればアプリや写真、動画を保存しても当面は安心です。クラウドストレージとの併用を考えると十分な容量です。
ディスプレイ
6.7インチのSuper AMOLEDは発色が鮮やかで、120Hzリフレッシュレートによりスクロールやアニメーションが滑らか。ピーク輝度1200nit超で、屋外でも視認性が高く、前作の液晶ディスプレイから大きく進化しています。
カメラ
- 広角（5000万画素/OIS搭載）：昼夜問わず安定した撮影が可能。手ブレ補正のおかげで動画も滑らか。
- 超広角（800万画素）：風景や集合写真に便利。
- マクロ（500万画素）：花や小物を近距離で撮影するときに役立ちます。
- フロントカメラ（1200万画素）：自撮りやビデオ通話でも十分なクオリティ。
バッテリー・充電
5000mAhの大容量に加え、Aシリーズとしては珍しく 45W急速充電 に対応。実際に使うと30分で約60％まで回復し、充電の速さを実感できます。ワイヤレス充電は非対応ですが、実用性を考えれば十分です。
防水防塵
IP68に対応しており、水回りや雨天でも安心。ミドルレンジ機でここまでの防水性能を備えているのは強みです。
生体認証
- 顔認証：明るい場所ではスムーズに解除可能。
- 画面内指紋認証：暗所やマスク着用時でも安定して利用可能。
前作のサイド式指紋認証よりも実用性が向上しています。
通信・SIM構成
デュアルSIM対応で、nanoSIM+eSIM または eSIM×2の構成が可能。Wi-Fi 6対応により高速通信も快適です。
おサイフケータイ
日本ユーザーにとって必須とも言える Felica対応。モバイルSuicaやID、QUICPayなども問題なく利用できます。
総評
Galaxy A36のスペックは、単に「5万円のスマホ」として考えると非常に充実しています。特に Super AMOLED 120Hz、45W充電、IP68防水、防塵、おサイフケータイ対応、長期アップデート保証 などは、この価格帯では他メーカーでもなかなか揃わないポイントです。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） とGalaxy A25 5Gの比較
出典：Samsung
Galaxy A36はA25の後継として登場しましたが、実際には 性能・使いやすさ・デザインの多くが刷新 されています。ここでは主要な違いを表と実体験ベースで解説します。
スペック比較表
| 項目 | Galaxy A25 5G | Galaxy A36 5G |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約3万円前後 | 約5万円前後 |
| SoC | MediaTek Dimensity 6300+ | Snapdragon 6 Gen3 |
| RAM / ROM | 4GB / 64GB | 6GB / 128GB |
| ストレージ拡張 | microSD対応 | microSD非対応 |
| ディスプレイ | 6.6インチ 液晶 60Hz | 6.7インチ AMOLED 120Hz |
| 最大輝度 | 約600nit前後 | 約1200nit |
| 生体認証 | サイド式指紋認証 | 画面内指紋認証 |
| バッテリー | 5000mAh / 25W急速充電 | 5000mAh / 45W急速充電 |
| 防水防塵 | 非対応 | IP68対応 |
| カメラ構成 | 広角 + マクロ（200万画素） | 広角 + 超広角 + マクロ（500万画素） |
| フロントカメラ | 800万画素 | 1200万画素 |
| スピーカー | モノラル | ステレオ |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| OSアップデート保証 | 2世代 / セキュリティ5年 | 6世代 / セキュリティ6年 |
進化したポイント
- パフォーマンスの向上
Dimensity 6300+ → Snapdragon 6 Gen3 へ変更。
ベンチマークでは約36万点 → 61万点台に大幅アップ。日常のアプリ起動やSNS、動画再生、ゲームの快適さが一段上がりました。 - ディスプレイの刷新
液晶60Hzから、AMOLED 120Hzに進化。
発色が豊かで滑らかなスクロール操作が可能になり、屋外でも視認性が大幅に向上しています。 - カメラ性能の進化
- 広角カメラは5000万画素に強化され、さらにOIS（光学式手ぶれ補正）を搭載。
- マクロが200万画素 → 500万画素へ。
- 超広角カメラ追加。
→ 日常撮影から旅行まで「使えるカメラ」に大幅進化しました。
- 充電速度の改善
25W急速充電 → 45W急速充電へ。
30分で約60％まで回復でき、A25の弱点だった「充電の遅さ」が改善されています。 - 防水防塵対応
A25は非対応でしたが、A36はIP68に対応。
雨天時やキッチン・バスルームでも安心して使えるようになりました。 - 長期アップデート保証
A25はOS2世代・セキュリティ5年 → A36はOS6世代・セキュリティ6年に拡大。
ミドルレンジでは異例の長期保証で、安心感が格段に増しました。
改善された使用感
- 音質：A25のモノラルから、A36はステレオスピーカーへ進化。動画視聴や音楽鑑賞の満足度が上がりました。
- デザイン：A25の水滴型ノッチから、A36はパンチホール型に変更。ベゼルも狭く、スタイリッシュに。
- 重量感：A25は210gで厚みも8.5mmとずっしり感がありましたが、A36は197g・7.4mmと薄型軽量化されています。
退化・注意点
- microSD非対応
A25では外部ストレージ対応がありましたが、A36では非対応。写真や動画を大量に保存する人にはクラウド利用が必須となります。 - 価格上昇
A25の約3万円に対し、A36は約5万円。性能・機能差を考えれば妥当ですが、「低価格重視」の人にとっては選びにくいかもしれません。
総評
Galaxy A36は、A25からの正統進化モデルといえます。特に ディスプレイ、カメラ、充電、防水性能 の強化は大きな進歩で、実際に使うと日常の快適さが段違いです。
一方で、価格が上がりmicroSD非対応となったため、「コスパで選ぶならA25」「バランスや長期利用を考えるならA36」という住み分けになります。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） を使用した私の体験談・レビュー
出典：Samsung
実際にGalaxy A36を2週間ほど使ってみて、率直に感じたことをまとめました。スペック表だけでは分からない“リアルな使い心地”をお伝えします。
ディスプレイ体験
まず最初に感動したのがディスプレイです。前モデルA25の液晶パネルと比べると、A36の Super AMOLED 120Hz は圧倒的に美しいです。
YouTubeを視聴しているとき、映像の発色が鮮やかで黒の締まりも良く、同じフルHD+解像度でも“別物”に感じました。さらに120Hzリフレッシュレートのおかげで、SNSをスクロールしたり、Webページを行き来する際の滑らかさが心地よく、戻れなくなりそうです。屋外の直射日光下でも輝度がしっかり上がるため、画面が見づらいと感じることはほぼありませんでした。
動作とパフォーマンス
Snapdragon 6 Gen3 + 6GB RAMは、日常使いにおいて不満はありません。アプリの切り替えもスムーズで、マルチタスク時も動作がもたつくことはほとんどありませんでした。
試しに 「原神」 をプレイしたところ、中画質設定で安定して遊ぶことができました。A25ではカクつきが目立ち、ロードも遅かったのですが、A36は読み込みが速く、キャラクターの動きも滑らか。ゲームをメインに使うなら上位モデルが必要ですが、ライトゲーマーには十分な性能だと感じました。
カメラの使用感
実際に日中の街歩きや夜景で撮影をしてみました。
- 昼間の風景：色味が鮮やかで解像感も高く、空や建物のディテールがしっかり写ります。
- 夜景：OIS（光学式手ブレ補正）の効果でブレが少なく、明るく撮影できました。A25ではノイズが多かった夜景も、A36では実用的なレベルに進化しています。
- マクロ撮影：花や料理を接写すると、500万画素マクロのおかげで細部まで綺麗に写りました。A25の200万画素マクロとは比べ物にならない精度です。
- 動画撮影：4K30fpsで撮影が可能で、手ブレ補正がしっかり効いているため、歩きながらの撮影も見やすい映像になりました。
SNS投稿や旅行写真を残すには十分すぎる性能だと感じました。
バッテリーと充電
5000mAhの大容量バッテリーは、私の普段の使い方（SNS2時間・動画1時間・ゲーム30分・ブラウジング1時間）でも 1日半は余裕で持ちました。
また、45W急速充電は本当に便利です。30分で約60％充電できるため、外出前に「あ、充電が少ない」と気づいても短時間で回復できました。A25の25W充電と比べると、充電待ちのストレスが大きく減りました。
AI機能の便利さ
今回初めてAシリーズに搭載された On-Device Intelligence を試しました。特に便利だと感じたのは「囲って検索」です。YouTube動画の画面をそのまま囲んで商品を調べたり、画像内の文字を翻訳したりと、普段の調べ物が直感的にできるようになりました。
また、写真編集で「オブジェクト消しゴム」を使って、背景に写り込んだ人を消したのですが、自然に処理されて驚きました。まだ精度は完璧ではありませんが、日常的には十分使えるレベルだと思います。
デザインと持ち心地
レビュー機は「オーサムラベンダー」でした。光の当たり方で色合いが変わり、持っていて楽しくなるデザインです。重量は197gと大きめのディスプレイを搭載している割に軽く、長時間の操作でも手首の疲れが少なかったです。
気になった点
- microSDカードが使えなくなったため、動画や写真を多く保存する場合はクラウド利用が前提になります。
- ワイヤレス充電には非対応。デスクでQi充電に慣れている人は物足りないかもしれません。
- 価格が前作より約2万円上がったため、「とにかく安くGalaxyを持ちたい」という人にはやや敷居が高いです。
使って感じたこと
Galaxy A36は「日常の使いやすさ」と「価格に見合う満足感」をしっかり両立しています。
特にディスプレイの美しさ、快適な動作、進化したカメラ、45W急速充電は毎日実感できるメリットです。前機種から乗り換えると「同じAシリーズでもここまで違うのか」と驚かされました。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） に関するQ&A
出典：Samsung
Q. Galaxy A36はおサイフケータイに対応していますか？
・Felica対応でモバイルSuicaやPayPayなども利用可能です。
Q. ワイヤレス充電は使えますか？
・非対応です。急速充電は45Wまで対応しています。
Q. 防水性能はどうですか？
・IP68対応で、水回りや雨の日でも安心して使えます。
Q. カメラはナイトモードに対応していますか？
・夜景撮影でも明るくノイズを抑えた写真が撮影可能です。
Q. microSDカードは使えますか？
・非対応です。128GBストレージを使う形になります。
Q. 顔認証の精度はどうですか？
・明るい場所ではスムーズですが、暗所では画面内指紋認証の方が安定しています。
Q. どのくらいのゲームが快適に動作しますか？
・PUBGや原神など重めのゲームも中設定であれば快適に動作します。
Q. ディスプレイの明るさは十分ですか？
・最大輝度は1200nit以上で、屋外でも見やすいです。
Q. 長期アップデート保証はありますか？
・OS6世代、セキュリティ6年間の保証があり、長く安心して使えます。
Q. 競合機種と比べた強みは？
・おサイフケータイ・防水・長期アップデート保証を兼ね備えた点が強みです。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） が向いている人・向いていない人
出典：Samsung
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） が向いている人
- 長く安心して使いたい人
OSアップデート6世代、セキュリティ6年間の保証があるため、2～3年で買い替えたくない人に最適です。コスパだけでなく“安心感”を重視するユーザーにはぴったりです。 - ディスプレイにこだわる人
Super AMOLED＋120Hzリフレッシュレートを搭載し、屋外でも見やすい1200nitの輝度を持っています。SNS・動画視聴・ゲームなどで「画面の美しさ」を重視する人に向いています。 - 写真や動画を日常的に撮影する人
5000万画素の広角カメラ（OIS付き）、800万画素超広角、500万画素マクロと3眼構成。ナイトモードも強化され、旅行や日常記録を残したい方に最適です。 - 日本の生活に合う機能を重視する人
おサイフケータイ（Felica）とIP68防水防塵に対応。交通系ICやキャッシュレス決済を多用する人、雨天や水回りで安心して使いたい人におすすめです。 - バランス良くコスパを求める人
5万円前後で充実した機能を備え、上位モデルに近い体験ができる点が魅力。ゲーム専用機ではないが、普段使いとエンタメの両立を求める人に合います。 - 充電スピードを重視する人
45W急速充電に対応しているので、忙しい朝や外出前でも短時間で大幅に充電可能。充電待ちがストレスな人に向いています。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） が向いていない人
- 価格を最重視する人
A25は約3万円でしたが、A36は約5万円に。性能面は確かに向上していますが「安さ最優先」であればA25や他メーカーの低価格帯モデルの方が適しています。 - 大量のデータを端末に保存したい人
A36はmicroSD非対応。128GBストレージしか使えないため、動画を大量保存したい人や写真を長期間端末に残したい人はクラウドや外部ストレージが必須です。 - ワイヤレス充電を日常的に使いたい人
A36は非対応のため、Qi充電器を使いたい人やワイヤレス充電スタンドを愛用している人には不向きです。 - 最新ゲームを最高設定で楽しみたい人
Snapdragon 6 Gen3は十分優秀ですが、ハイエンドSoCほどの性能はありません。原神や高負荷ゲームを最高画質で遊びたいならGalaxy Sシリーズやゲーミングスマホの方が適しています。 - 軽量・コンパクトなスマホが欲しい人
6.7インチの大画面と約197gの重量は「大きすぎる」と感じる人もいます。片手操作がしやすい小型スマホを探している人には合わないかもしれません。
Galaxy A36は「バランス型の優等生」。極端なこだわりはないけれど「失敗しないスマホが欲しい」という人にはまさにベストな一台です。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） レビューまとめ
出典：Samsung
Samsung Galaxy A36 5Gは、ミドルレンジモデルの中でも「総合力の高さ」が際立つ一台でした。約5万円という価格帯ながら、ハイエンド機に迫る部分と、ミドルレンジらしい割り切りをうまく組み合わせ、バランスよく仕上げられています。
良かった点
- ディスプレイの大幅進化
Super AMOLED & 120Hzリフレッシュレートにより、動画視聴・SNS・ゲームのどれも快適。屋外でも視認性が高く、日常で実感できるメリットです。 - 快適なパフォーマンス
Snapdragon 6 Gen3搭載で、日常利用はもちろんミドルレンジとしては十分なゲーム性能を発揮。前機種A25からは大幅な進化を感じました。 - 使いやすいカメラ
5000万画素広角 + 超広角 + マクロの3眼構成。OIS搭載により夜景や動画でも手ブレが抑えられ、SNS投稿にも十分耐える画質。マクロ撮影の強化も魅力でした。 - 安心の大容量バッテリーと45W急速充電
5000mAhの電池容量は長時間使用に対応しつつ、45W急速充電により「ちょっとした充電」で安心できるのは大きな利点。 - 生活に寄り添う機能
- IP68防水防塵
- おサイフケータイ（Felica）
- 顔認証 & 画面内指紋認証
日本のユーザーが日常的に必要とする要素が揃っており、実用性は抜群です。
- 長期アップデート保証
OS6世代・セキュリティ6年間は、この価格帯では非常に手厚いサポート。安心して長く使えるのはGalaxyならではです。
気になった点
- microSD非対応
ストレージ拡張ができないため、写真や動画を多く保存する人はクラウドや外部ストレージが必須。 - ワイヤレス充電非対応
この価格帯で求める人も増えてきた機能ですが、非対応。利便性を重視する人には残念なポイント。 - 価格上昇
A25が約3万円前後だったのに対し、A36は約5万円。性能向上を考えれば妥当ですが、エントリーユーザーにとっては手が出しにくいかもしれません。
Samsung Galaxy A36 （ギャラクシー） レビュー総評
Galaxy A36は、 「大きな弱点が少ない、バランス型の優等生」 と言える存在です。
- ディスプレイの美しさ
- 安定したパフォーマンス
- 日常撮影に十分なカメラ
- 安心の防水・おサイフケータイ・長期サポート
これらが揃っており、 「5万円で長く使えるスマホ」 を探している人には間違いなくおすすめできます。
一方で、価格を抑えたい人やワイヤレス充電を求める人、ストレージを大量に使う人にはやや不向きです。
Galaxy A36は、Aシリーズの中でもSamsungが本気を出してきた完成度の高い1台です。派手さはないものの、毎日安心して使える信頼感と、必要十分以上の性能を備えた「堅実な相棒」としておすすめできるスマホです。
ポチップ