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Polar (ポラール) Grit X2 レビュー!AMOLED搭載で超軽量、地図・GPS精度も進化した最新アウトドアウォッチを徹底解説

スマートウォッチ
出典:Polar
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近年、ランニングや登山、トレイルランニングなどアウトドアスポーツを楽しむ人々の間で、軽量で高精度なGPS搭載スマートウォッチの需要がますます高まっています。特に「視認性の高さ」「バッテリー持ち」「ナビゲーション機能」「耐久性」は、ユーザーが購入時に重視する大きなポイントです。

Polarはこれまで心拍計測技術に強みを持つブランドとして知られており、アスリートやフィットネスユーザーから厚い支持を得てきました。そのPolarが2020年に初代「Grit X」を投入し、2024年には上位モデル「Grit X2 Pro」をリリース。そして今回、2025年に登場したのが「Polar Grit X2」です。

このGrit X 2は、上位機種Proから多くの機能を受け継ぎながら、サイズや重量を抑えた“扱いやすいアウトドアウォッチ”として設計されています。AMOLEDディスプレイによる抜群の視認性、デュアルバンドGPSの高精度測位、オフライン地図、Elixir™センサーによる多彩なバイオデータ取得など、現代のランナーやアウトドア愛好家に求められる要素をしっかり押さえています。

また、Polarが打ち出した大きな特徴として「バッテリー交換に対応」している点があります。スマートウォッチは数年使うとバッテリーが劣化しやすいのが弱点ですが、このモデルでは公式サポートによる交換が可能となり、長期使用を見据えた“サステナブルな選択”ができるのも魅力です。

さらに、実際に使ってみると「軽さ」「操作の直感性」「手首を傾けた時の画面点灯の俊敏さ」が印象的でした。日常生活ではジャケットスタイルにも馴染むデザイン性を持ちながら、トレイルや競技場といったハードな環境でも頼れる存在感を発揮します。

Polar (ポラール) Grit X2 とは?

出典:Polar

Polar Grit X2 は、フィンランドのスポーツテクノロジーブランド「Polar」が2025年に発売した最新のアウトドア向けGPSウォッチです。Polarはこれまで心拍計測に強みを持ち、世界で初めてワイヤレス心拍計を市販化したメーカーとして知られており、そのノウハウがこのモデルにもふんだんに活かされています。

このGrit X2 は、2020年に登場した初代「Grit X」、そして2024年に登場した「Grit X2 Pro」に続くシリーズ最新作で、シリーズの中では“軽量コンパクトかつ高機能”を重視したミドルレンジモデルという位置づけです。上位のProモデルに搭載された最新機能を継承しつつ、ケースサイズを小型化し、重量を62gに抑えたことで、アウトドアでのタフさと日常の快適さを両立させています。

主な特徴を整理すると以下の通りです。

  • AMOLEDディスプレイ搭載:1.28インチ、416×416ドットの高解像度画面により、直射日光下でも見やすく、夜間は色鮮やかで視認性が抜群です。
  • デュアルバンドGPS対応:都市部のビル群や山岳地帯でも高精度な測位が可能で、トレイルランや登山で威力を発揮します。
  • Elixir™バイオセンシング技術:光学式心拍計に加え、心電図(ECG)、皮膚温センサー、血中酸素飽和度(SpO₂)の計測に対応。トレーニングだけでなく、健康管理にも役立ちます。
  • オフライン地図表示:フルカラーの日本地図をあらかじめダウンロードでき、圏外でもルートガイダンスやTrack Back機能を利用可能。道迷い防止に強力です。
  • タフな耐久性:MIL-STD-810H規格に準拠し、衝撃や温度変化に強い構造。防水はWR50で水泳や雨天利用に対応しています。
  • バッテリー交換に対応:公式サポートを通じて電池交換が可能な設計。スマートウォッチとしては珍しく、長期間愛用できる点が大きな特徴です。

さらに、Polar Flowアプリと連携することで、150種類以上のスポーツプロファイルを活用でき、ランニング、サイクリング、登山、スキー、スイムといった多彩なアクティビティを詳細に記録・分析できます。

要するにPolar Grit X2 は、「軽さ」「見やすさ」「安心感」を武器に、アウトドアでも日常でも活躍する万能型GPSウォッチです。Proモデルほどの大画面や耐水性能は必要ないけれど、最新機能はしっかり欲しい――そんなユーザーに最もフィットするモデルだと言えます。

Polar (ポラール) Grit X2 の外観とデザイン

出典:Polar

Polar Grit X2 の第一印象は「軽くて、上品で、アウトドアにも日常にも馴染む時計」ということです。前モデルや上位機種のGrit X2 Pro と比べてコンパクト化されており、ケース径44.7mm・厚み12.5mm・重量62gという数字は、アウトドアウォッチとしては驚くほど扱いやすいサイズ感です。

ケース・ベゼル・ガラスの質感

  • ベゼルにはステンレススチールを採用し、シルバーやブラックの仕上げが精悍な印象を与えます。光沢を抑えたマット調の仕上げは、スポーティーでありながら落ち着いた雰囲気も持ち合わせています。
  • ガラスはサファイアクリスタルで、擦り傷や衝撃に非常に強く、山道での枝の引っかかりや岩場での接触でも安心です。反射防止コーティングが施されているため、直射日光下でも視認性が確保されています。
  • ケースは強化ポリマー製で軽量ながらタフなつくり。MIL-STD-810H規格に準拠しており、高温・低温、湿度、衝撃といった過酷な環境に耐える設計になっています。

ディスプレイ

  • 1.28インチ AMOLED(416×416ピクセル)を搭載。従来のMIP液晶よりも色鮮やかで、心拍ゾーンや高度のグラフ、地図表示が非常に見やすくなりました。
  • Always-On Display(常時表示)にも対応しており、トレーニング中や日常生活で腕を傾けたときにパッと表示が切り替わる反応の速さが特徴です。ユーザーから特に評価されているのがこの「画面の点灯スピード」で、ランニング中に時計を見た瞬間に数値が現れるためストレスがありません。

ボタンと操作性

  • 側面には5つの物理ボタンが配置され、濡れた手やグローブ着用時でも確実な操作が可能です。
  • AMOLEDのタッチ操作と物理ボタンを組み合わせることで、直感的かつ確実な操作感を実現。メニューをスワイプで素早く呼び出し、スタート/ストップなどの確定操作はボタンで押す、という使い分けができます。

バンドと装着感

  • バンドは22mm幅のシリコンストラップで、柔らかく肌馴染みが良いのが特徴です。ランニングでの発汗や雨天で濡れてもベタつきにくく、長時間つけても快適です。
  • サイズはSからLまで対応し、男女問わずフィットします。日常のジャケットスタイルにも自然に溶け込むデザイン性を持っているため、「スポーツ専用」感が強すぎないのも魅力です。

デザインの印象

全体として、Grit X2は「アウトドアのタフさ」と「都会的なスタイリッシュさ」を両立したデザインに仕上がっています。トレイルランや登山などハードな環境でも安心して使える一方で、ビジネスシーンや街中でも違和感がないのが特徴です。特にAMOLEDの美しい表示は、スマートウォッチとしての存在感を引き立てつつ、スポーティーすぎない大人の雰囲気を醸し出しています。

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Polar (ポラール) Grit X2 のスペック詳細

出典:Polar

Polar Grit X2 は、アウトドアから日常使いまで幅広く対応できるよう設計された、軽量かつ多機能なGPSウォッチです。ここでは主要スペックを表形式で整理しつつ、それぞれのポイントを詳しく解説します。

基本仕様

項目内容
ケースサイズ44.7 × 44.7 × 12.5 mm
重量62 g(本体のみ)
ディスプレイ1.28インチ AMOLED、解像度 416×416 ピクセル、AOD対応
レンズ素材サファイアクリスタル(耐傷性コーティング付き)
ベゼルステンレススチール
ケース強化ポリマー製
バンド22mmシリコンストラップ(交換可能、S~Lサイズ対応)
耐久性MIL-STD-810H 準拠
防水性能WR50(50m防水)

ポイント解説
サファイアガラスとステンレスベゼルの採用により、高い耐久性を確保しています。重量62gはアウトドアGPSウォッチとしては軽量で、長時間の着用でも快適です。

ディスプレイと操作性

項目内容
ディスプレイ1.28インチ AMOLED(416×416)、高コントラスト表示
操作方法タッチスクリーン+5ボタン式
特徴傾けた瞬間に画面点灯、AOD(常時表示)対応、画面フラッシュライト機能あり

ポイント解説
直射日光下でも見やすく、夜間は鮮やかな発色で情報を一目で把握できます。タッチ操作と物理ボタンの両立により、走行中やグローブ使用時でも確実な操作が可能です。

センサー・計測機能

センサー内容
光学式心拍センサーPrecision Prime Gen4
ECG(心電図)スポット計測に対応
SpO₂(血中酸素)睡眠時・高地トレーニングに対応
皮膚温センサー夜間に自動測定
気圧計高度・気圧変化を計測
コンパス3D磁気センサー
加速度/ジャイロ日常アクティビティとトレーニング記録に使用

ポイント解説
Polar独自の「Elixir™」バイオセンシング技術を搭載。心拍、ECG、SpO₂、皮膚温をカバーし、トレーニングだけでなく健康管理にも強いのが特徴です。

GPS・ナビゲーション

項目内容
GNSS対応GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS
デュアルバンド対応L1+L5デュアルバンドで高精度測位
ナビ機能オフラインフルカラー地図、ルートガイダンス、標高プロファイル、Track Back
連携Komoot対応(ターンバイターンナビゲーション)

ポイント解説
都市のビル群や樹林帯でも精度が落ちにくいデュアルバンドGPSを搭載。オフライン地図を端末内に保存できるため、通信圏外の山岳地帯でも安心です。

バッテリー性能

モード稼働時間の目安
パフォーマンスモード(高精度)最大 約30時間
エコモード(省電力)最大 約90時間
スマートウォッチモード最大 約7日間
バッテリー容量310 mAh
充電方式Polar Charge 2.0(USB-C対応)
バッテリー交換公式サービスで交換可能

ポイント解説
最大30時間のデュアルバンドGPS稼働は、ウルトラマラソンや山岳トレイルでも現実的に使える水準です。さらに、省電力設定を駆使すれば90時間まで延長可能。スマートウォッチとしても7日間持続するため、日常の充電ストレスも軽減されます。

スマート機能

項目内容
通知機能スマホ通知、カレンダー通知、着信通知
音楽機能音楽コントロール(保存再生は非対応)
その他天気表示、Find my phone、アラーム、タイマー

ポイント解説
スマートウォッチ機能は必要最小限に絞りつつ、トレーニング・日常で役立つ機能を搭載しています。音楽の保存・再生には非対応ですが、スマホを持ち歩けば操作が可能です。

プラットフォーム連携

  • Polar Flowアプリで150種類以上のスポーツプロファイルを利用可能
  • Training Load Pro™、FitSpark®、FuelWise™ などPolar独自のトレーニング機能を搭載
  • 睡眠解析「Nightly Recharge™」「SleepWise™」で休養状況を可視化

Polar (ポラール) Grit X2 と旧機種の比較

出典:Polar

Polar Grit X2 は、初代「Grit X」(2020年発売)と「Grit X2 Pro」(2024年発売)の中間に位置するモデルです。ここでは、それぞれの特徴と違いを詳しく比較し、どんなユーザーに適しているのかを整理します。

比較表:Grit X(初代)/Grit X2(本機)/Grit X2 Pro

項目Grit X (2020)Grit X2 (2025)Grit X2 Pro (2024)
ケースサイズ47 mm44.7 mm48.6 mm
厚み13 mm12.5 mm13.4 mm
重量約64–66 g62 g約79 g
ディスプレイ1.2インチ MIP 240×2401.28インチ AMOLED 416×4161.39インチ AMOLED 454×454
耐水性能WR100WR50WR100
ガラス素材ゴリラガラスサファイアクリスタルサファイアクリスタル
バッテリー持ち(GPS)最大35時間最大30時間(90h省電)最大43時間(140h省電)
GNSSシングルバンドGPSデュアルバンドGPSデュアルバンドGPS
地図機能ルート表示のみフルカラーオフライン地図フルカラーオフライン地図
センサー光学式心拍計(Precision Prime)Elixir™(光学HR/ECG/SpO₂/皮膚温)Elixir™(同上)
耐久性MIL-STD-810GMIL-STD-810HMIL-STD-810H
プラットフォームPolar FlowPolar FlowPolar Flow

Grit X(初代)からの進化点

  • ディスプレイの進化
     MIP液晶(240×240)からAMOLED(416×416)へ大幅強化。直射日光下や夜間でも圧倒的に見やすくなりました。
  • GPS精度の向上
     シングルバンドからデュアルバンド対応に進化し、樹林帯やビル街でも測位が安定。トレイルや登山での信頼性が高まりました。
  • センサーの拡張
     心拍のみだった初代に比べ、Grit X2はECG・皮膚温・SpO₂など最新の健康指標が追加。スポーツ+健康管理の両立が可能になりました。
  • 地図機能の搭載
     初代はルートライン表示のみでしたが、Grit X2はフルカラーのオフライン地図を内蔵。道迷いリスクを大幅に低減。

Grit X2 Pro との違い

  • サイズ感・重量
     Proは48.6mm/79gと大きめで、手首が細い人にはやや存在感が強め。Grit X2は44.7mm/62gでコンパクトかつ軽量。長時間のランニングや日常使いではX2が快適です。
  • 耐水性能
     ProはWR100で水泳・飛び込み・沢登り・水上スポーツにも安心。X2はWR50でプールや雨天は問題ないものの、水圧の強い環境では不向きです。
  • バッテリー持ち
     ProはGPSモードで最大43時間、省電で140時間と長持ち。X2は30時間/90時間なので、100マイル山岳レースなど超長距離ではPro優位
  • ディスプレイサイズ
     Proは1.39インチ(454×454)で表示情報量が多く、地図がより見やすい。X2は1.28インチ(416×416)でやや小型ですが、日常使用やランニング時の腕振りではむしろ扱いやすいサイズです。

まとめ:どれを選ぶべき?

  • Grit X(初代)
     価格は安いが、画面・GPS・センサーが古く、これから買うなら選択肢から外れる。
  • Grit X2(本機)
     軽さ・見やすさ・最新機能をバランス良く欲しい人向け。普段使いからトレイル、マラソンまで幅広く対応。日常とアウトドアを両立したい人にベスト。
  • Grit X2 Pro
     大画面・長時間バッテリー・高耐水を求めるハードユーザー向け。アルプス縦走や100マイルレースなど、長時間行動を想定する人に最適。
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Polar (ポラール) Grit X2 を使用した私の体験談・レビュー

出典:Polar

実際に Polar Grit X2 を数週間にわたって使い込み、日常生活からトレイルランニング、雨天ラン、競技場でのポイント練習まで幅広いシーンで試してみました。ここでは「軽さ」「画面の見やすさ」「操作性」「GPS精度」「バッテリー運用」「デザイン性」など、特に印象に残ったポイントをお伝えします。

装着感と軽さ

まず驚いたのが軽さと薄さです。重量62g、厚さ12.5mmという数字以上に、実際に手首につけると「ゴツさ」をほとんど感じません。

  • トレイルで20km以上走っても手首の負担は最小限。
  • 夏場の汗ばむ環境でもシリコンバンドはベタつかず快適。
  • 日常生活でも袖口に引っかかりにくく、ジャケットや長袖にも自然に馴染みました。

「アウトドアウォッチは重い」という固定観念をいい意味で覆してくれる装着感です。

画面の見やすさと反応の速さ

AMOLEDの表示は圧倒的に見やすいです。

  • 晴天の山道でも数字がはっきり見え、ペースや心拍が瞬時に確認できます。
  • 夜間走では色鮮やかな表示が安心感につながり、トラック練習でもラップ数や心拍ゾーンが直感的に把握できました。

さらに、手首を傾けた時の画面点灯の速さが秀逸です。以前使っていた他ブランドのモデルでは反応がワンテンポ遅れることがあり、走りながらストレスを感じていました。しかしGrit X2は「見たい瞬間に点く」ので、走行リズムを崩さず情報確認ができます。

トレイルランでの使用感

雨の日に里山トレイルを走った際、オフライン地図とルートガイダンスが非常に心強かったです。

  • 分岐で迷いそうになったときに地図が表示され、安心して進めました。
  • 高低差のプロファイルも表示されるので、これからの上りに備えてペース配分を調整できました。
  • 雨天で画面に水滴がついても操作はスムーズ。MILスペック準拠の耐久性が安心材料となり、心置きなく走れました。

競技場でのポイント練習

400m × 10本のインターバルを実施しました。

  • 心拍ゾーンが赤・オレンジ・緑と色分けされるので、追い込みすぎ・抑えすぎを即座に判断できました。
  • ラップ計測も精度が高く、トラックを走る際の誤差が小さいのは大きな利点です。
  • 時計をつけていることで「今は本気で走る時間だ」と自然に集中力が高まり、モチベーション維持にもつながりました。

GPS精度とナビゲーション

デュアルバンドGPSのおかげで、

  • ビル街でも記録の乱れはほとんどなし。
  • トレイルの木々が生い茂るエリアでもトレースが正確。
  • 「Track Back」機能を試したところ、来た道を迷わず戻ることができ、単独ランでも安心感がありました。

バッテリー運用

実際の使用では、

  • GPSをデュアルバンド・光学心拍オン・AODオフにして30時間弱持続。
  • 日常生活で通知や睡眠計測を有効にしても約1週間は充電不要でした。
  • 長距離のトレイルやウルトラでは「省電力モード」に切り替えることで90時間まで伸ばせるので、用途に応じた使い分けができます。

バッテリーの交換が可能な点も、長く愛用できる安心材料だと感じました。

デザイン性と普段使い

デザイン面では「アウトドア感」と「日常使いのしやすさ」がうまく両立しています。

  • ランニングや登山はもちろん、ビジネスシーンでも違和感なく着用可能。
  • ジャケットに合わせてもスポーティーすぎず、シンプルな時計として溶け込みます。

アウトドア専用ではなく「毎日つけたい」と思わせるルックスが、使い続ける上で大きな魅力になっています。

Polar (ポラール) Grit X2 体験談まとめ

実際に使って感じたのは、「軽さ・見やすさ・安心感」の三拍子が揃った万能ウォッチだということです。特に、画面点灯の速さや地図の使いやすさは、他ブランドのモデルと比べても明確な強みだと実感しました。
もちろん、耐水性能がWR50であることやバッテリー稼働時間がProより短い点は注意が必要ですが、私のように「日常+トレラン+時々レース」という使い方なら十分に満足できるレベルです。

Polar (ポラール) Grit X2 に関するQ&A

Q. Proとの一番の違いは?

画面サイズ・解像度・耐水・バッテリー持ち。Proは1.39″・WR100・GPS43h(省電140h)で“ハード遠征向け”、X2は軽量&扱いやすさ重視です。

Q. GPS精度はどう?

デュアルバンドで樹林帯やビル街でもトレースが乱れにくい印象。トラックの10本インターバルでも距離ズレは小さめでした。

Q. 心拍の追従は?

・光学HR Gen4で有酸素~閾値までは良好。超急激な上下は胸ストラップを推奨。

Q. ECGは何に使う?

スポット計測での心電図(アプリ表示)によるコンディション把握に。常時心電ではありません。

Q. 地図はオフラインで使える?

事前に領域をダウンロードすれば圏外でもパン/ズーム可能。komoot連携のターンバイターンも便利です。

Q. 水中で使える?

WR50なのでプールや浅い水辺はOK。飛び込み・高圧水・素潜り深場は非推奨。水のアクティビティが多い人はWR100のProが安心。

Q. 電池は自分で替えられる?

ユーザー交換ではなく、サービスでのバッテリー交換に対応する設計です。長期使用の味方。

Q. 音楽は本体保存できる?

音楽コントロールのみ(スマホの再生制御)。楽曲のローカル保存/再生は非対応です。

Q. トレランで便利な機能は?

Vertical Speed/VAM、Hill Splitter™、標高プロファイル、FuelWise™。ペース配分と栄養戦略に直結します。

Q. 睡眠・回復の見える化は?

・Nightly Recharge™/SleepWise™で睡眠質と翌日のパフォーマンス予測を提示。練習負荷の調整に役立ちます。

Q. バッテリー運用のコツは?

・長距離は省電(2分記録+胸ストラップ)で稼ぎ、休憩中だけAODオンなどメリハリ設定が効きます。

Q. どんな人に刺さる?

「軽く・見やすく・迷わない」を求めるオールラウンダー。日常も山も一本で済ませたい人に最適です。

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Polar (ポラール) Grit X2 が向いている人・向いていない人

出典:Polar

Polar Grit X2 は、軽さ・視認性・多機能性をバランス良く備えたモデルです。そのため「どんな人に合うか」「逆におすすめしにくい人はどんなタイプか」を整理すると、選びやすさがぐっと高まります。

Polar (ポラール) Grit X2 が向いている人

  • 日常とアウトドアを一本化したい人
    • ランニングや登山だけでなく、普段の生活や仕事中も時計をつけたい方。
    • デザインがシンプルでジャケットやカジュアル服にも馴染みやすいため、「普段使い+アクティビティ」の両立が可能です。
  • 見やすさを重視する人
    • AMOLEDの高コントラスト画面で、直射日光下でも夜間でも数字がくっきり見えます。
    • 心拍ゾーンの色分けも直感的で、「視認性を最優先するランナーやトレイルランナー」に最適です。
  • トレイルランや登山で道迷いを避けたい人
    • フルカラーオフライン地図、ターンバイターンナビ、Track Back機能を搭載。
    • ルートや高低差の把握が容易で、初めてのトレイルコースや単独登山でも安心感が増すモデルです。
  • 健康管理をしっかり行いたい人
    • Elixir™センサーでECG・皮膚温・SpO₂が測定できるため、トレーニングだけでなく体調の把握にも強みがあります。
    • 睡眠分析(Nightly Recharge™ / SleepWise™)も精度が高く、日々のリカバリーを意識したい方におすすめです。
  • 長く使えるモデルを探している人
    • スマートウォッチには珍しくバッテリー交換に対応
    • 数年後に電池が劣化しても公式サポートで交換でき、サステナブルに長期使用できます。

Polar (ポラール) Grit X2 が向いていない人

  • 水中アクティビティ中心の人
    • 防水性能はWR50。プールやシャワー、雨天では問題ありませんが、飛び込みや高水圧、沢登り、ダイビングには不向きです。
    • 水辺をメインにする方には、WR100のGrit X2 Proや他ブランドのダイバーズ系スマートウォッチが安心です。
  • 100マイル超の超長距離レースに挑む人
    • 高精度GPSモードで最大30時間、省電力で最大90時間の稼働。
    • 100マイル山岳レースや数日間の縦走では、Proの最大43時間/140時間の方が適しています。
  • 音楽を時計だけで楽しみたい人
    • Grit X2は音楽保存・再生に非対応。スマホと連携しての音楽コントロールは可能ですが、単独で音楽を聴きたい方には不向きです。
  • 極限まで大画面を求める人
    • ディスプレイは1.28インチで、Proの1.39インチよりは小型。
    • 地図の詳細表示や文字の大きさを最優先にする方には物足りなく感じる場合があります。
  • とにかく価格を抑えたい人
    • 最新機能を搭載した分、価格は初代Grit Xや他ブランドの入門モデルより高めです。
    • 「心拍計とGPSだけあれば十分」という方にはオーバースペックとなる可能性があります。
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Polar (ポラール) Grit X2 レビューまとめ

出典:Polar

Polar Grit X2 は、アウトドアウォッチとしての堅牢さと、日常生活に溶け込む軽快さを両立した“万能型”のモデルです。実際に使い込んで感じた点を改めて整理すると、「軽さ」「視認性」「安心感」の3つが大きな魅力であり、使い続けるほどにそのバランスの良さが光るデバイスだと感じました。

強み(良かった点)

  • 軽量&薄型で長時間装着しても快適
    → 62g・12.5mmの設計は、日常でも運動中でもストレスが少なく、袖口に引っかからない。
  • AMOLEDの圧倒的な視認性
    → 直射日光下でも鮮明に表示され、夜間の色分け表示も直感的で分かりやすい。
  • 手首の傾きにすぐ反応する画面点灯
    → “見たい瞬間に表示される”快適さは、ランニング中の集中を途切れさせない。
  • フルカラーオフライン地図とナビ機能
    → トレイルや登山での道迷い防止に効果的。標高プロファイルやTrack Backは実用的。
  • Elixir™センサーで健康データも充実
    → 心拍・ECG・SpO₂・皮膚温まで計測可能で、スポーツ+健康管理の両立ができる。
  • バッテリー交換対応で長期利用が可能
    → スマートウォッチとしては珍しく、電池寿命が尽きても延命できるのは大きな安心材料。

弱み(気になる点)

  • 防水性能がWR50止まり
    → プールや雨天は問題ないが、沢登りやダイビングには不向き。水辺中心なら上位Proモデルが安心。
  • バッテリー持ちはProに劣る
    → GPS精度を優先したパフォーマンスモードでは最大30時間。100マイル超の山岳レースでは、充電や省電力設定の工夫が必須。
  • 音楽保存・再生に非対応
    → 単独で音楽を聴きたい人には不向き。スマホ連携での操作に限られる。
  • 画面サイズはやや控えめ
    → 1.28インチは日常的にはちょうど良いが、地図や大量データを大きく見たい人にはProの1.39インチの方が向いている。

Polar (ポラール) Grit X2 レビュー総評

Polar Grit X2は、「アウトドア専用のタフさ」と「日常の使いやすさ」を絶妙に融合したモデルです。

  • 日常のスマートウォッチ用途でも違和感なく使え、
  • トレイルや登山では地図・GPS・センサー類がしっかり役立ち、
  • バッテリー交換対応による長期利用も見据えられる。

一方で、防水性能やバッテリー持ちの点では上位機種Proに及ばないため、「本格遠征・超長距離・水辺アクティビティ中心」ならProや他ブランドを検討した方がよいでしょう。

Polar Grit X2は、「軽さ」「見やすさ」「安心感」を武器に、アウトドアも日常も一本でこなせる“ちょうど良い相棒”です。Proほどのフラッグシップ機能は不要だけれど、最新のGPS・地図・センサーは妥協したくない――そんなユーザーに最もフィットするスマートウォッチです。