スマートフォン市場では、ハイエンドモデルが軒並み10万円を超えるのが当たり前になりつつあります。しかし「そこまで高価なモデルは手が出しにくい、でも性能もデザインも妥協したくない」というニーズは確実に存在します。そんなユーザーに向けて登場したのが motorola edge 60 pro です。
ハイエンドに迫るスペックと先進的な機能を搭載。最大4,500nitの超高輝度ディスプレイ、120Hzのリフレッシュレート、5,000mAhの大容量バッテリー、125Wの超急速充電対応といったハードウェア面に加え、モトローラ独自の Moto AI や高い防水防塵性能(IP68/IP69)まで備えています。
さらに、3眼構成のカメラは標準・超広角・3倍望遠をカバーし、日常撮影から旅行の思い出まで幅広いシーンで活躍。インカメラも5,000万画素と高解像度で、自撮りやビデオ通話の画質も妥協していません。おサイフケータイやワイヤレス充電など、日本ユーザーが求める機能も網羅しています。
実際に使ってみると、動作の快適さ、屋外での視認性、短時間充電で安心して1日使えるバッテリー性能など、日常の中で「便利だ」と感じるシーンが多くありました。
このレビューでは、外観やスペックの詳細はもちろん、実際の使用感やカメラ作例、ゲーム性能、充電テストまで徹底的に検証し、どんな人におすすめできるのか、どの点で注意すべきかを掘り下げて解説していきます。

- motorola (モトローラ) edge 60 pro とは
- motorola (モトローラ) edge 60 pro の外観とデザイン
- motorola (モトローラ) edge 60 pro のスペック詳細
- motorola (モトローラ) edge 60 pro とedge 50 pro の比較
- motorola (モトローラ) edge 60 pro を使用した私の体験談・レビュー
- motorola (モトローラ) edge 60 pro に関するQ&A
- motorola (モトローラ) edge 60 pro が向いている人・向いていない人
- motorola (モトローラ) edge 60 pro レビューまとめ
motorola (モトローラ) edge 60 pro とは

出典:Motorola
motorola edge 60 pro とは、モトローラが2025年に投入した最新の「ミドルハイレンジ」スマートフォンです。位置づけとしては、フラッグシップ並みのスペックを一部取り入れながらも、10万円を切る価格帯に抑えた「高コスパ機種」というカテゴリに属します。
近年のスマートフォンは、ハイエンドモデルになると12万円~15万円前後が当たり前になり、購入のハードルが大きく上がっています。そんな中で motorola edge 60 pro は、7万円台後半という価格でハイエンドに近い使用感を実現しており、「価格は抑えたいけど妥協はしたくない」という層に向けた一台になっています。
特徴的なポイント
- 大画面・高輝度ディスプレイ
6.7インチ有機ELディスプレイを採用し、最大4,500nitという超高輝度を実現。これはフラッグシップクラスでも数少ない水準で、炎天下の屋外でも快適に使用できます。さらに120Hzのリフレッシュレートで操作感は非常に滑らかです。 - 充実したバッテリー性能
5,000mAhの大容量バッテリーと、125Wの超急速充電に対応。朝のわずかな充電でも1日使える実用性を備え、さらにワイヤレス充電にも対応している点は嬉しい仕様です。 - AIと独自機能
Motorola独自の Moto AI を搭載。ショートカットボタン(AIボタン)から起動でき、日常のアシスタントや検索・提案機能をサポートします。 - カメラシステム
標準・超広角・望遠を揃えた3眼構成。特にインカメラも5,000万画素と高精細で、SNSや動画通話でも映える仕上がりです。 - 日本市場対応
防水防塵性能(IP68/IP69)、おサイフケータイ(FeliCa)、ワイヤレス充電など、日本ユーザーが求める要素がしっかり盛り込まれています。
どんなポジションのスマホか
端的に言えば、「手頃な価格で“ほぼ全部入り”を体験できるスマホ」です。ハイエンド機のような最上級のカメラ性能やゲーム耐久性能には一歩譲る部分はありますが、価格差を考えれば圧倒的にバランスが取れており、「7〜8万円台で買える最も完成度の高い選択肢のひとつ」といえる存在です。
motorola (モトローラ) edge 60 pro の外観とデザイン

出典:Motorola
motorola edge 60 pro の外観は、モトローラらしいシンプルさと未来感を融合させたデザインに仕上がっています。実機を手に取ると「手ごろな価格のスマホ」という印象を超えた、上位機種さながらの高級感が伝わってきました。以下、細かいポイントに分けて解説します。
サイズと重量
- 本体サイズ:縦約160mm × 横幅約73mm × 厚み8.24mm
- 重量:184g
6.7インチという大画面を搭載しながらも200gを切っており、片手操作でもそこまで重さを感じません。長時間持ち続けても疲れにくいバランスに仕上がっています。大画面派の人にとっては「軽さ」が大きな魅力です。
ディスプレイデザイン
- クワッドカーブ形状:左右だけでなく上下方向にも緩やかに湾曲したディスプレイを採用。ベゼルがほとんど目立たず、映像やゲームを表示したときの没入感は非常に高いです。
- ベゼル感の少なさ:正面から見るとほぼ“画面のみ”に見える仕上がりで、スタイリッシュさが際立ちます。
- 保護ガラス:最新の Gorilla Glass 7i を採用。キズに強く、落下時の耐久性も考慮されています。
カラーバリエーション
Pantone監修のカラーデザインを採用しており、発色や質感に独自性があります。
- ダズブルー(Dazzle Blue):鮮やかで個性的、視線を集めるカラー。
- カルサイトホワイト(Calcite White):清潔感があり、性別を問わず使いやすい落ち着いた色味。
- シャドーグリーン(Shadow Green):深みのあるシックなカラーで、ビジネスシーンでも違和感なく馴染む。
どの色も光の当たり方で表情が変わり、安っぽさを感じさせないのが特徴です。特にダズブルーは他社にはあまり見られない鮮烈な仕上がりです。
背面デザインと質感
- 仕上げ:背面はサラサラしたマット加工。指紋がつきにくく、手触りが心地よいです。
- ロゴ配置:中央にモトローラのロゴが配置され、シンプルながらブランド感を主張。
- おサイフケータイマーク:カメラ横にFeliCaのロゴがあり、タッチ位置が直感的にわかるのが便利です。
- カメラモジュール:3眼カメラを縦に配置し、周囲をさりげなく縁取ったデザイン。出っ張りはありますが控えめで、机に置いたときのガタつきは小さめです。
側面・ボタンレイアウト
- 右側面:電源ボタンと音量キーを配置。ボタンのクリック感はしっかりしています。
- 左側面:AIボタンを搭載。AI機能を素早く呼び出せる専用ボタンで、今後の使い込み次第で活用の幅が広がります。
- 底面:SIMスロット、USB-C端子、スピーカーを搭載。充電しながら動画視聴する際にも持ちやすい配置です。
- 上部:Dolby Atmosのロゴ、マイク穴。
手に持った印象
実際に持ってみると、カーブディスプレイの効果で画面が手のひらに自然に収まる感覚があります。背面はマット仕上げで滑りにくく、ケースなしでも比較的安心感があります。重量も軽めで、長時間の片手操作や読書・SNS閲覧でも疲労感が少ないのは大きなメリットです。
motorola (モトローラ) edge 60 pro のスペック詳細

出典:Motorola
motorola edge 60 pro は「7~8万円台でここまで載せるのか」と驚かされるほど、ディスプレイ・処理性能・カメラ・バッテリーのすべてにおいて抜け目のない構成になっています。以下、細かく整理して解説します。
ディスプレイ
- サイズ:6.7インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:Super HD(FHD+相当/2400×1080クラス)
- リフレッシュレート:最大120Hz(通常60Hzの2倍の滑らかさ)
- 最大輝度:驚異の 4,500nit(前世代の約2.25倍)
- 保護ガラス:Corning Gorilla Glass 7i
直射日光下でもはっきりと視認できるのは、このクラスのスマホとして非常に希少です。屋外利用が多い人に大きなメリットとなります。
プロセッサ(SoC)
- 搭載チップ:MediaTek Dimensity 8350
- CPU:8コア構成(高性能コア+省電力コア)
- GPU:Mali系統(3D性能も高水準)
実使用ではアプリの起動が速く、SNS・Web・カメラ操作はサクサク。3Dゲームも高画質設定で快適に遊べる水準です。
メモリ・ストレージ
- RAM:12GB
- ROM(内部ストレージ):256GB
- 外部ストレージ:非対応(microSDスロットなし)
アプリや写真・動画を多く保存しても余裕があり、クラウドに依存せずとも十分運用可能です。
バッテリー・充電性能
- 容量:5,000mAh
- 急速充電:最大125W(同梱充電器対応)
- 充電時間の目安:
- 10分で約30%前後回復
- 80%まで約35分
- ワイヤレス充電:対応
朝の準備時間に10分だけ充電すれば通勤~帰宅まで安心できる実用性があります。
背面カメラ(トリプル構成)
- 標準カメラ:5,000万画素、ソニー製センサー、OIS(光学手ぶれ補正)
- 超広角カメラ:5,000万画素、0.5倍撮影対応
- 望遠カメラ:1,000万画素、光学3倍ズーム
前面カメラ
- インカメラ:5,000万画素(パンチホール型)
日中はもちろん夜景にも強く、価格を考えると異例のクオリティ。特にインカメラが5,000万画素という点はSNS世代に嬉しい仕様です。
防水・防塵
- 規格:IP68 + IP69
- IP68:水深1.5mで30分耐えられるレベル
- IP69:高温高圧の水流に耐えられる産業レベルの規格
お風呂やシャワー下でも安心して使えるスマホは貴重です。
オーディオ・機能
- スピーカー:ステレオ(Dolby Atmos対応)
- 生体認証:画面内指紋認証 + 顔認証
- FeliCa:対応(おサイフケータイ使用可)
- AIボタン:側面に専用搭載。ワンタッチでAIを呼び出せる。
スペックまとめ表
項目 | 内容 |
---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ 有機EL、120Hz、最大4,500nit |
プロセッサ | MediaTek Dimensity 8350 |
メモリ / ストレージ | 12GB / 256GB |
バッテリー | 5,000mAh、125W急速充電、ワイヤレス充電 |
カメラ(背面) | 標準5,000万 / 超広角5,000万 / 望遠1,000万 |
カメラ(前面) | 5,000万画素 |
防水防塵 | IP68 / IP69 |
生体認証 | 画面内指紋 + 顔認証 |
日本向け機能 | おサイフケータイ(FeliCa)、AIボタン |
重量 | 184g |
実売価格 | 約79,800円前後 |
総評すると、「ハイエンド機能の詰め合わせを8万円以下で」 というのが motorola edge 60 pro の最大の魅力です。特に 輝度・バッテリー・充電性能 は同価格帯で頭一つ抜けています。
motorola (モトローラ) edge 60 pro とedge 50 pro の比較

出典:Motorola
motorola edge 60 pro は、前世代にあたる motorola edge 50 pro をベースに改良が加えられたモデルです。大きな方向性は「高コスパで全部入り」という路線を踏襲していますが、ディスプレイの明るさやバッテリー容量、防水規格などに明確な進化が見られます。以下、各ポイントごとに詳しく比較します。
ディスプレイの進化
- edge 50 pro:最大 2,000nit
- edge 60 pro:最大 4,500nit(約2.25倍)
前機種の2,000nitでも屋外利用はある程度可能でしたが、炎天下ではやや見づらいシーンがありました。edge 60 pro はフラッグシップ級の 4,500nit へ大幅強化され、直射日光下でもストレスなく画面が確認できます。
また、両機種ともに 120Hz リフレッシュレート対応ですが、明るさの進化による“視認性の快適さ”は大きな差となります。
バッテリーと充電性能
- edge 50 pro:4,500mAh、125W急速充電
- edge 60 pro:5,000mAh、125W急速充電
容量が +500mAh 増加し、さらにスタミナが強化されました。急速充電はどちらも125W対応で、10分で30%以上回復する実用的な速さは変わらず。つまり「同じ時間でより長く使える」ようになったのが edge 60 pro の利点です。
カメラ性能
- edge 50 pro:標準+広角+望遠(構成は同様)
- edge 60 pro:標準(5,000万画素)+広角(5,000万画素)+望遠3倍(1,000万画素)
カメラの基本構成は似ていますが、edge 60 pro は 3倍望遠の描写力が改善されており、夜景や遠景での解像感が一段と高まりました。また、インカメラは 5,000万画素と非常に高精細で、edge 50 pro よりも自撮り性能が強化されています。
防水・防塵性能
- edge 50 pro:IP68 相当
- edge 60 pro:IP68 / IP69 両対応
IP69 に対応したことで、高圧・高温の水流にも耐えられるタフさが追加されました。日常の水濡れはもちろん、アウトドアや水辺での使用もより安心できる仕様になっています。
デザイン・重量
- edge 50 pro:クワッドカーブ採用、約200g前後
- edge 60 pro:クワッドカーブ採用、184g
edge 60 pro は、前機種より軽量化されています。6.7インチクラスで 200g を切るのは珍しく、片手操作や長時間利用時の疲労感が減りました。
プロセッサ・性能
- edge 50 pro:MediaTek Dimensity 8050(実売モデルによって異なる)
- edge 60 pro:MediaTek Dimensity 8350
性能は地味に進化しており、AnTuTu ベンチマークで 90万点台から 97万点台へと伸びています。大幅な差ではないものの、ゲームや高負荷時の処理安定性において優位性があります。
比較まとめ表
項目 | edge 50 pro | edge 60 pro | 評価 |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 最大2,000nit / 120Hz | 最大4,500nit / 120Hz | ◎ 見やすさ大幅向上 |
バッテリー | 4,500mAh / 125W | 5,000mAh / 125W | ◎ スタミナ改善 |
カメラ | 標準+広角+望遠 | 標準+広角+改良3倍望遠 | ○ 遠景・夜景に強い |
インカメラ | 約3,200万画素 | 5,000万画素 | ◎ 自撮り性能UP |
防水性能 | IP68 | IP68 + IP69 | ◎ タフネス向上 |
重量 | 約200g前後 | 184g | ◎ 軽量化 |
SoC | Dimensity 8050 | Dimensity 8350 | ○ 安定性向上 |
総評
前機種 edge 50 pro からの進化点は「ディスプレイの明るさ・バッテリー容量・防水性能・カメラの細部改善」。価格は据え置きながら、日常利用の満足度をしっかり高めた良アップデートモデルといえます。
motorola (モトローラ) edge 60 pro を使用した私の体験談・レビュー

出典:Motorola
実際に motorola edge 60 pro を数週間ほどメイン機として使ってみました。価格以上の完成度を感じる部分と、やや惜しいと感じる部分が見えてきましたので、率直にまとめます。
ディスプレイ体験
まず強く印象に残ったのが 画面の明るさ です。屋外の直射日光下でもナビやSNSがはっきり見えるのは非常に快適でした。以前の edge 50 pro では、真夏の屋外だと「明るさを最大にしても少し見づらい」と感じることがありましたが、edge 60 pro ではそうした不満が解消されました。
また、120Hzのリフレッシュレートのおかげでスクロールが滑らか。ニュースアプリやSNSの長文スクロールでも目が疲れにくく、日常の使用感がワンランク上がった印象です。
動作とゲーム性能
Dimensity 8350 の恩恵もあってか、アプリの起動や切り替えがキビキビしています。普段使いではフラッグシップとの差を感じません。
ゲームに関しては、原神を最高画質で試すと序盤は60fps近く出るものの、長時間プレイでフレームレートが落ちる場面がありました。設定を中~高に抑えると安定感が増し、快適に遊べました。
PUBG Mobileや荒野行動といったFPS系は高画質設定でも十分滑らかで、eスポーツ級にこだわらなければ問題なく楽しめます。
バッテリーと充電体験
5,000mAhの大容量は安心感が大きいです。
平日の使い方(SNS・ブラウジング・写真撮影・ゲームを少々)では、夜になっても40%前後残っていることが多く、1日フルに使っても電池切れの不安はありませんでした。
特に驚いたのは 125W急速充電 です。3%からスタートして10分で30%以上回復し、朝の支度の間に「今日1日分の電池」を確保できるのは本当に便利。しかも充電中に本体が熱すぎて触れない、ということもありませんでした。
日中撮影
標準カメラは発色が自然で、食べ物や風景を「見たままに近い色合い」で残せる点が気に入りました。SNS向けに派手に補正されることがないので、自分好みに後から調整したい人には向いています。
望遠・広角
3倍望遠は人物の撮影で活躍。背景を自然にボケさせつつ、被写体をくっきりと写せるので旅行やイベント時に重宝しました。広角カメラは建物や風景を大きく切り取るときに便利で、歪みが少ないのも好印象です。
夜景
夜景は1倍が最も得意で、街灯のある場所では細部までしっかり写りました。2倍ズームはややもやっとしますが、3倍は意外と粘り強く、イルミネーション撮影でも「おっ」と思わせる仕上がりでした。
インカメラ
インカメラが5,000万画素という点はかなり贅沢。自撮りはもちろん、ビデオ通話でも画質がクリアで、相手から「画質いいね」と言われることがありました。
デザインと持ち心地
クワッドカーブのディスプレイは見た目がとても美しく、机に置いたときの存在感は上位機種並みです。184gと軽量で、長時間の片手利用でも疲れにくいのは嬉しいポイントでした。
背面のマット加工は指紋がつきにくく、さらっとした手触り。夏場でもベタつかないので快適です。
使い勝手・機能面
- FeliCa(おサイフケータイ):改札やコンビニ決済での反応は速く、ストレスなし。
- 指紋認証:精度は高いですが、やや下寄りに配置されているため、片手操作だと指の位置調整が必要でした。
- AIボタン:正直、日常ではあまり使いませんでした。ただ、今後AI機能が進化すれば活用の幅が広がりそうです。
- Dolby Atmosスピーカー:YouTube視聴では音の広がりを感じられ、イヤホンなしでも十分楽しめました。
気になった点
- 長時間の重いゲーム:発熱によりフレームが落ちやすく、安定感に欠ける場面あり。
- エッジディスプレイ:美しい反面、端に指が触れて誤タッチすることがありました。
- プリインストールアプリ:不要なものがいくつかあり、最初に整理が必要です。
総合評価(体験ベース)
motorola edge 60 pro は、 「快適さ」「バッテリー安心感」「カメラの堅実さ」 でユーザーを裏切らない一台です。
特に日常利用では「この価格でここまでできるのか」と感じるシーンが多く、コスパの高さは疑いようがありません。逆に、ゲーマーや平面ディスプレイにこだわるユーザーには注意点が残りますが、総合的には 7〜8万円台の“全部入りスマホ”として非常に完成度が高い と言えます。
motorola (モトローラ) edge 60 pro に関するQ&A

Q. カメラはどのレンズが最も画質が良いですか?
・基本は1倍の標準(5,000万画素)が最も安定して高品位です。3倍望遠も良好で、2倍はやや後処理感が出ることがあります。
Q. 夜景は強いですか?
・1倍は強いです。3倍も思った以上に粘ります。2倍は軟調になりがちなので、1倍/3倍を積極的に使うのがおすすめです。
Q. ゲームは快適ですか?
・中~重程度まで快適です。超重量級タイトルは解像度や影を1段階落とすとフレームが安定します。
Q. 発熱は大丈夫?
・高負荷連続時は温度上昇しスロットリングも見られますが、手持ちが辛いほどではありません。ケース併用と設定最適化で安定します。
Q. 充電はどのくらい速い?
・実機では10分で+約32%、80%まで約36分でした。朝の身支度時間で十分“1日分”を確保できます。
Q. ディスプレイの見やすさは?
・最大4,500nitで屋外でも視認性が高いです。120Hzの滑らか表示も快適です。
Q. 防水性能はどのレベル?
・IP68/IP69相当で、日常の水濡れ~高圧水までタフさを感じます。海水・温泉は避け、濡れたら真水で軽く流して乾燥を。
Q. おサイフケータイは使えますか?
・FeliCa対応です。背面マーク付近をタッチすれば決済しやすいです。
Q. ワイヤレス充電は?
・対応しています。就寝時の置き充電と125Wの使い分けが便利です。
Q. エッジ画面は誤タッチが気になりますか?
・完全には避けられませんが、ケース装着やタッチ感度調整で軽減できます。
Q. シャッター音は消せますか?
・設定からシャッター音オフが可能です。
Q. どのカラーがおすすめ?
・落ち着き重視ならシャドーグリーン、個性重視ならダズブルー、清潔感ならカルサイトホワイトが好相性です。
motorola (モトローラ) edge 60 pro が向いている人・向いていない人

出典:Motorola
motorola edge 60 pro は「ハイエンド級の快適さを手頃な価格で手に入れたい」人には理想的なスマートフォンです。ただし、全てのユーザーに最適というわけではなく、いくつかの使用スタイルによっては不満を感じることもあります。ここでは実際に使ってみて感じたポイントを踏まえて、どんな人におすすめできるか、逆におすすめできないかを詳しく解説します。
motorola (モトローラ) edge 60 pro が向いている人
- コスパを重視する人
- 79,800円という価格で、明るい有機ELディスプレイ、120Hzリフレッシュレート、5,000mAhバッテリー+125W急速充電、FeliCa対応と「ほぼ全部入り」です。コスパを最優先に考える人にぴったりです。
- 屋外でスマホをよく使う人
- 4,500nit の高輝度ディスプレイは直射日光下でもしっかり視認できるので、ランニングやアウトドア、外回りの仕事をする人にも安心です。
- バッテリー切れに不安を持ちたくない人
- 朝の10分充電で1日安心できる実用性は、忙しい社会人や学生に強い味方となります。充電を忘れがちな人にも最適です。
- 写真や動画を自然に残したい人
- 発色が自然で、彩度を盛りすぎないカメラは「実物に忠実な写真」を残したい人に向いています。インカメラも5,000万画素と高精細なので、自撮りやビデオ会議をよく使う人にもおすすめです。
- 日本独自機能を求める人
- FeliCa(おサイフケータイ)対応や IP68/IP69 の防水防塵は、日本ユーザーに必須とも言える機能。電車・買い物でスマホ決済を活用したい人や、防水性能を重視する人にも向いています。
motorola (モトローラ) edge 60 pro が向いていない人
- 平面ディスプレイを求める人
- クワッドカーブディスプレイは美しい反面、端の誤タッチやフィルムの貼りにくさが避けられません。フラット画面派の人にはストレスになる可能性があります。
- ヘビーゲーマー
- 「原神」や「PUBG」などの重量級ゲームは十分動きますが、長時間の最高設定ではフレーム落ちや発熱による性能低下が起きやすいです。徹底して快適に遊びたい人は、冷却性能の高いゲーミングスマホの方が適しています。
- 2倍ズームの画質にこだわる人
- 1倍や3倍は優秀ですが、2倍はソフト処理感が目立つことがあります。望遠域全体で完璧な画質を求めるユーザーには少し物足りないでしょう。
- ミニマル志向の人
- プリインストールアプリがいくつか入っており、初期設定後に不要アプリを整理する手間がかかります。最小限のシンプルさを求める人には不向きです。
- 高級感を徹底的に求める人
- デザインや質感は十分上質ですが、ガラスや金属を多用した超高級機(Galaxy Sシリーズ最上位やiPhone Proシリーズ)と比べると、手に持ったときの“ラグジュアリー感”では一歩譲ります。
まとめ
- 向いている人:コスパ重視・屋外でよく使う・充電忘れがち・自然な写真が好き・おサイフケータイ必須
- 向いていない人:平面ディスプレイ派・長時間ゲームユーザー・2倍ズームにこだわる・不要アプリが嫌・最高級の質感を求める
このように、edge 60 pro は 「日常使い+快適さ+価格バランス」 を重視する大多数のユーザーに強くおすすめできるスマホです。
motorola (モトローラ) edge 60 pro レビューまとめ

出典:Motorola
motorola edge 60 pro を実際に使い込んでみて感じたのは、「価格以上の完成度を持つ、バランス型のオールラウンダー」という点です。7〜8万円台という価格を考えると、ディスプレイの明るさ・バッテリー性能・充電スピード・カメラの安定感など、日常使用における“満足度のポイント”をしっかり押さえています。ここでは、全体のレビューを整理してまとめます。
強み
- 圧倒的なディスプレイ視認性
最大4,500nit の輝度は同価格帯どころかフラッグシップ機とも肩を並べるレベル。炎天下の屋外でもナビやSNSが見やすく、アウトドアや旅行用途で強力な武器になります。 - 快適な操作感
Dimensity 8350 + 12GBメモリの構成で、アプリの起動や切り替えはキビキビ。120Hzリフレッシュレートと相まって、スクロールやゲームプレイも快適です。 - スタミナ+超急速充電
5,000mAhの大容量バッテリーは1日使っても余裕があり、125Wの急速充電で「10分で30%以上回復」という圧倒的スピードを体験できます。忙しい人にはこれ以上ない安心感です。 - 高解像度カメラ
標準・超広角・望遠の3眼構成で撮影の幅が広く、発色は自然。インカメラも5,000万画素で、自撮りやビデオ通話が驚くほど鮮明に映ります。 - 日本ユーザーに寄り添った機能
FeliCa(おサイフケータイ)対応、防水防塵 IP68/IP69、ワイヤレス充電など、国内で求められる必須機能をしっかり網羅。海外メーカー製ながら“日本仕様”を意識した設計が好印象です。
弱み
- エッジディスプレイの好みが分かれる
クワッドカーブの美しい見た目は魅力ですが、端での誤タッチや保護フィルムの貼りにくさが気になる人もいます。 - 長時間ゲームでの安定性
重量級ゲームを最高設定で遊ぶと、発熱によりフレームレートが落ちる場面がありました。設定を調整すれば快適に遊べますが、ヘビーゲーマーには物足りない可能性があります。 - プリインストールアプリの多さ
初期状態で不要なアプリがいくつか入っており、整理が必要です。 - “超高級感”ではない
価格を考えれば十分に高品質ですが、iPhone Pro や Galaxy S Ultra シリーズのようなラグジュアリー感を期待するとやや差を感じます。
motorola (モトローラ) edge 60 pro レビュー総評
motorola edge 60 pro は、「8万円以下でハイエンド体験を得たい人」にとって非常に魅力的な一台です。特に 画面の明るさ・バッテリー+充電性能・自然なカメラ画質 は、日常での満足度を大きく高めてくれます。
一方で、エッジディスプレイが苦手な人や、長時間の重量級ゲームを快適にこなしたいヘビーゲーマーにはやや不向きです。それでも、この価格帯でここまで“全部入り”を実現しているスマホは珍しく、コスパの観点ではトップクラスに位置づけられるでしょう。
「ハイエンドに近い快適さを、手頃な価格で。」それが motorola edge 60 pro の最大の魅力です。
普段使いを快適に、かつ安心して長く使えるスマホを探しているなら、間違いなく候補に入れるべき一台です。
