スマートウォッチ市場は年々多様化が進み、低価格帯からハイエンドまで幅広い選択肢が登場しています。その中でも、価格を抑えながらも日常生活や軽いスポーツでしっかり活躍できるモデルは、多くのユーザーから支持を集めています。今回ご紹介する Mibro A3 は、まさにその代表格ともいえる存在です。
Mibroは、あのXiaomiのエコシステムに属するウェアラブルブランドで、中国国内では確かなシェアを持っています。ここ数年で製品クオリティが大幅に向上しており、「低価格=性能もそれなり」という常識を良い意味で覆してきました。A3はその最新モデルとして登場し、実売1万円未満という価格ながら、60Hz駆動の滑らかな操作感、GPS内蔵によるルート記録、そして軽量設計による快適な装着感といった魅力をしっかり備えています。
さらに、通知の履歴管理やウィジェットカスタマイズ、タイマーやストップウォッチのバックグラウンド動作など、日常での使い勝手を高める細やかな設計も光ります。もちろん割り切りポイントも存在し、AOD(常時表示)非対応や明るさ自動調整なしといった仕様は、高輝度モデルや上位シリーズと比較すれば物足りなさを感じる方もいるでしょう。しかし、その分バッテリー持ちは良く、普段使いを中心に考えるユーザーにとっては十分魅力的です。
この記事では、実際にMibro A3 を日常とワークアウトで使用した感想を交えながら、外観・スペック・機能の詳細、メリットと注意点、そしてどんな人に向いているのかを徹底的に解説していきます。「低価格でも妥協したくない」「軽くて使いやすいスマートウォッチが欲しい」という方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

Mibro (ミブロ) A3 とは?

出典:Mibro
Mibro A3 は、中国の大手スマートデバイスメーカー・Xiaomi(シャオミ)のエコシステムに属するブランド Mibro(ミブロ) が開発・販売するスマートウォッチです。Mibroは、中国国内ではすでに確かなシェアを持つウェアラブル専門ブランドで、ここ数年は製品の品質や完成度が大きく向上しており、海外市場でも着実に存在感を高めています。
A3は、そのMibroが展開する「Aシリーズ」の最新モデルで、実売1万円未満という低価格ながら、実用性の高い機能をしっかり詰め込んだ“コスパ特化型”のスマートウォッチです。デザインは丸型を採用し、アルミニウム合金ベゼルを使った高級感ある外観と、軽量なポリカーボネートケースを組み合わせることで、見た目と軽さのバランスを両立しています。
主な特徴としては、以下のようなポイントがあります。
- 1.39インチ LCDディスプレイ:360×360解像度で、60Hz駆動による滑らかな表示。AOD(常時表示)は非対応。
- 軽量設計:ストラップ込み約45g前後で、日常からワークアウトまで快適に装着可能。
- 内蔵GPS:屋外でのランニングやウォーキング、サイクリングのルート記録に対応。
- 通知管理の実用性:アプリ別に履歴がまとまり、後からの見返しが容易。
- タイマー/ストップウォッチのバックグラウンド動作:計測系アプリを切り替えても動作を継続可能。
- 100種類以上のワークアウトモード:歩行やランニングは自動検知にも対応。
- バッテリー持ち最大8日間:AOD非対応と省電力設計により、1週間程度の運用が可能。
また、Mibro A3 は「派手な新機能」よりも日常的に快適に使える安定感を重視しており、UIはシンプルで分かりやすく、格安モデルにありがちな“フォントやデザインの崩れ”もほとんどありません。中華系スマートウォッチとしては珍しく、動作感やUIセンスが中堅〜大手メーカーに並ぶ水準まで来ているのも特徴です。
つまりMibro A3 は、「低価格 × 高い日常実用性 × 軽量設計」をキーワードに、初めてスマートウォッチを使う人から、サブ機として軽い運動や日常通知用に使いたい人まで幅広くカバーする万能タイプのスマートウォッチです。
Mibro (ミブロ) A3 の外観とデザイン

出典:Mibro
Mibro A3 は、丸型デザインと軽量設計を組み合わせた、日常でもスポーツでも使いやすい外観が大きな魅力です。エントリー価格帯ながら、素材の選び方や仕上げにこだわりが見られ、安っぽさを感じさせない作りになっています。
アルミニウム合金ベゼルの質感
ベゼル部分にはアルミニウム合金が採用されており、表面はマットな質感、エッジ部分は磨き上げられた面取り加工が施されています。このコントラストが光の反射でキラリと光り、スポーティかつ上質な印象を与えます。さらに、ベゼル上にはインデックスバーの刻印があり、細かい部分でもデザイン性を高めています。
ケース素材とカラー
ケース本体はマット仕上げのポリカーボネート製で、軽量かつ耐久性を両立。樹脂特有の光沢を抑えた仕上げにより、落ち着いた印象を保ちながらもチープさを感じさせません。ベゼルと同色で統一感があり、デザイン全体にまとまりがあります。
操作ボタン
右側面には2つの物理ボタンが配置され、ベゼルと同じアルミ素材で統一されています。やや大きめで押しやすく、押下時にはカチカチとした心地よいクリック感があります。上ボタンはアプリ一覧、下ボタンはワークアウトメニューに直結しており、日常操作や運動時に素早くアクセスできます。
ディスプレイとサイズ感
- ディスプレイ:1.39インチ、解像度360×360のLCDパネル
- 本体サイズ:直径約45.2mm
- 厚み:約11.4mm
- 重量:本体約29g、ストラップ込み約45g前後
丸型のため見た目の存在感はありますが、重量は非常に軽く、長時間装着しても疲れにくいです。男性の腕でもしっかりとしたサイズ感になり、スポーティさと存在感を両立しています。
ストラップ
標準で付属するストラップは22mm幅のシリコン製クイックリリースタイプ。表面はサラサラとした質感で肌触りが良く、適度なグリップ感があるため運動中でもズレにくいです。シンプルな無地デザインなので、ビジネスシーンでも浮きません。クイックリリース構造のため、市販のバンドに簡単に交換できます。
背面と充電端子
背面には光学式センサー群と充電端子が配置されています。充電は付属のUSB-A → マグネット端子ケーブルを使用し、磁力が強いため、置くだけでしっかりと接続されます。ケーブルの反発や軽い衝撃で外れる心配が少ないのも好印象です。
Mibro (ミブロ) A3 のスペック詳細

出典:Mibro
Mibro A3 は、エントリー価格帯ながら「日常生活+軽スポーツ」を想定した機能を一通り備えています。以下では、各スペックをより深く掘り下げて解説します。
基本仕様
項目 | 内容 |
---|---|
本体形状 | 丸型スマートウォッチ |
本体サイズ | 約45.2mm(直径) |
厚み | 約11.4mm |
重量 | 本体:約29g / ストラップ込み:約45g前後 |
ケース素材 | ポリカーボネート(マット仕上げ) |
ベゼル素材 | アルミニウム合金(刻印インデックス入り) |
ストラップ幅 | 22mm(クイックリリース対応) |
ストラップ素材 | シリコン(サラサラ質感、グリップ性あり) |
防水性能 | IP規格は公表なし(生活防水レベル想定) |
ディスプレイ
- パネル:1.39インチ LCD
- 解像度:360×360ピクセル
- リフレッシュレート:60Hz
- 最大輝度:約300nits(明るさ自動調整なし)
- 常時表示(AOD):非対応
- 特徴:
- エントリー帯では珍しい60Hz駆動で操作が滑らか
- LCD特有のジャギーはわずかにあるが、色味は鮮やか
- 屋内視認性は良好だが、屋外直射日光下ではやや視認性低下
- 明るさ固定式のため、夜間は設定を下げる必要あり
操作インターフェース
- 物理ボタン:右側面に2つ配置
- 上ボタン:アプリメニュー呼び出し
- 下ボタン:ワークアウトメニュー直結
- タッチ操作:上下左右スワイプで機能にアクセス
- カスタマイズ性:ウィジェット画面、まとめ画面ともに編集可能
ヘルスケア機能
- 心拍数モニタリング(常時測定対応)
- 血中酸素(SpO₂)測定
- ストレスレベル測定
- 睡眠トラッキング(夜間+昼寝にも対応)
- データ表示:専用アプリでグラフや履歴を確認可能
- 特徴:
- 睡眠計測は基本指標(時間・各睡眠段階)中心でシンプル
- 日常モニタリングには必要十分な精度
ワークアウト・GPS
- 対応モード:100種類以上
- 自動検知:ウォーキング、ランニング
- GPS:内蔵(単体でルート記録可能)
- 精度:初回捕捉はやや待ち時間あり、一度掴めば安定
- ルート表示:専用アプリ上でマッピング可能
- データ項目:ペース、心拍推移、距離、時間、消費カロリーなど
スマート機能
- 通知表示:アプリ別に履歴がまとまり再確認可能
- Bluetooth通話:対応(アドレス帳同期可能)
- ※iPhoneでは動作に制限を感じるケースあり
- 音楽コントロール:スマホ側の再生・停止・曲送りなど
- アラーム:最大8件登録可能(繰り返し設定対応)
- タイマー/ストップウォッチ:バックグラウンド動作対応
バッテリー
- 持続時間:最大約8日(使用状況による)
- 充電方式:USB-A → マグネット端子
- 充電時間:公表値なし(体感で約2時間程度)
- 省電力性:AOD非対応により電池持ちは安定
価格帯
- 実売:1万円未満(記事執筆時点)
- 同価格帯では、軽量・GPS内蔵・60Hz表示をすべて満たすモデルは少ない
まとめポイント
Mibro A3 のスペックは、派手さよりも「使い勝手の底上げ」に重点を置いています。特に60Hz駆動・通知履歴の実用性・軽量設計・GPS内蔵という組み合わせは、この価格帯で珍しく、普段使い+軽い運動には十分な機能性を備えています。
Mibro (ミブロ) A3 と同ブランドの比較

出典:Mibro
Mibro A3 は、同ブランドのAシリーズ過去モデルや、上位ラインのGSシリーズと比較すると、「軽量性とUI完成度の高さ」を伸ばしつつ、価格を維持した改良型といえます。以下では、Aシリーズ既存モデルと、上位モデルを基準に、それぞれの違いを詳しく見ていきます。
ディスプレイの進化
項目 | Mibro A3 | 前機種(A2) | 上位GSシリーズ |
---|---|---|---|
サイズ / 解像度 | 1.39″ LCD / 360×360 | 1.3〜1.39″ LCD / 解像度やや低めの機種もあり | 1.4〜1.45″ AMOLED / 高解像度 |
リフレッシュレート | 60Hz(滑らか) | 30〜60Hz(機種差あり) | 60Hz以上 |
最大輝度 | 約300nits | 約250〜300nits | 400nits以上 |
自動明るさ調整 | 非対応 | 非対応 | 対応モデルあり |
AOD(常時表示) | 非対応 | 非対応 | 対応モデルあり |
ポイント:
A3は同価格帯としては珍しい60Hz駆動で、前機種より操作感が確実に向上。表示の滑らかさは上位機に近いですが、屋外視認性やAODはGSシリーズに軍配が上がります。
デザイン・素材
項目 | Mibro A3 | 前機種(A2) | 上位GSシリーズ |
---|---|---|---|
ベゼル | アルミ合金(面取り加工+刻印) | アルミ合金または樹脂 | ステンレスやアルミ合金高精度加工 |
ケース | マットポリカーボネート | ポリカーボネート | 金属ケースまたは複合素材 |
重量(ストラップ込み) | 約45g | 約45〜50g | 55〜70g(頑丈さ重視) |
ボタン | 2ボタン(クリック感◎) | 1〜2ボタン(押下感はモデル差) | 多ボタン/回転式クラウン搭載モデルあり |
ポイント:
A3は前機種よりベゼルの加工精度が上がり、高級感がアップ。軽さは据え置きで、普段使いしやすいバランスを保っています。
機能・操作性
項目 | Mibro A3 | 前機種(A2) | 上位GSシリーズ |
---|---|---|---|
UI完成度 | 大幅改善、統一感あり | フォントやアイコンにバラつきあり | 高水準で統一感あり |
ウィジェット編集 | 対応(長押しでカスタム可) | 対応(機能制限あり) | 対応(より多機能) |
通知履歴管理 | アプリごとに履歴保持 | 履歴消去が早い機種もあり | 同等〜さらに詳細表示可 |
バックグラウンド計時 | タイマー・ストップウォッチ両対応 | 機種により制限あり | もちろん対応 |
ポイント:
A3はUIが洗練され、格安モデル特有の“安っぽさ”がほぼ解消。通知履歴の実用性は前機種よりも大幅に向上しました。
ワークアウト・GPS
項目 | Mibro A3 | 前機種(A2) | 上位GSシリーズ |
---|---|---|---|
ワークアウト数 | 100種以上 | 60〜80種程度 | 100種以上 |
自動検知 | 歩行/ランニング | 対応モデルと非対応モデルあり | 複数種自動検知 |
GPS | 内蔵(初回捕捉やや待ち) | 内蔵/非内蔵が混在 | 高精度・捕捉も早い |
ルート表示 | アプリで可能 | 一部非対応 | 可能(モデルによりウォッチ側表示も可) |
ポイント:
A3はGPS内蔵によりルート記録が可能。前機種で非搭載だったモデルからは大きな進化ですが、捕捉速度や屋外視認性ではGSシリーズに及びません。
バッテリー
項目 | Mibro A3 | 前機種(A2) | 上位GSシリーズ |
---|---|---|---|
最大持続日数 | 約8日 | 約7〜10日 | 約10〜14日(AODオフ時) |
省電力機構 | AOD非対応・LCD採用 | 同等 | AOD有でも大容量バッテリー搭載 |
充電方式 | 強磁力マグネット端子 | マグネット端子(磁力弱めもあり) | マグネット/専用ドック |
ポイント:
A3は前機種同等の持ち時間を維持しつつ、磁力の強い充電端子で安定性を向上。充電の“外れやすさ”は改善されています。
価格と立ち位置
- A3:実売1万円未満、軽量&日常使い向け、通知や操作感重視
- A2(前機種):実売8,000〜9,000円、UIや通知機能はシンプル、GPS非搭載モデルもあり
- GSシリーズ(上位):実売15,000円以上、高輝度ディスプレイ・AOD・高精度GPS・耐久性重視
比較まとめ
Mibro A3 は、前機種に比べて操作感・UIの完成度・通知の実用性が大きく改善されたモデルです。GPS内蔵や高精度ベゼル加工など、実際に使って“満足感”を得やすいポイントも増えました。屋外視認性やAOD、高輝度表示が必須ならGSシリーズが上ですが、コストパフォーマンスを重視するならA3はシリーズ内で最もバランスが取れています。
Mibro (ミブロ) A3 を使用した私の体験談

※画像はイメージです。
実際にMibro A3 を数週間にわたって、日常使いと軽いワークアウトの両方で使用しました。低価格帯のスマートウォッチという先入観がありましたが、実際に使ってみると想像以上に“ストレスなく使える”ポイントが多く、日々の相棒として十分通用する完成度だと感じました。
開封とファーストインプレッション
箱を開けた瞬間に感じたのは、「軽いのに安っぽくない」という印象です。アルミ合金ベゼルの面取り加工が光を反射してキラリと輝き、価格を知っていても「もっと高く見えるな」と思いました。付属のマグネット充電ケーブルは磁力が強く、カチッと確実に吸着するので、充電時の安心感がありました。以前使っていた格安スマートウォッチでは、ケーブルの反発で外れて充電できていないことがあったのですが、A3ではその心配がほぼなくなりました。
装着感
ストラップ込みで45g前後という軽さは、装着して数分で“付けている感覚が薄れる”レベルです。シリコンバンドはサラサラしていて肌触りが良く、汗をかいてもベタつきにくいのが好印象です。丸型デザインですが、ゴツゴツ感が控えめなので、日常でも違和感なく使えました。特にランニングやサイクリング中は、振られにくく安定しているのが良かったです。
画面と操作感
LCDパネルなので、有機ELのような黒の締まりはないものの、60Hz駆動によるスクロールの滑らかさは価格以上の価値を感じました。通知一覧やウィジェットの切り替えもスムーズで、タッチ精度も高め。
ただし、真夏の日差しの下では輝度最大でも少し見づらく感じる場面がありました。明るさ自動調整がないため、夜は手動で下げないと就寝時に画面が明るすぎることもあります。
通知機能
通知はアプリごとに履歴がまとめられ、後からまとめて見返せます。この仕様はかなり便利で、「あれ、さっきのLINEの内容なんだっけ?」と振り返るときに助かります。以前使っていたモデルは既読にするとすぐ消えてしまい、確認できないストレスがありましたが、A3ではそれが解消されました。
タイマー・ストップウォッチ
料理やトレーニングでタイマーやストップウォッチを使うことが多いのですが、バックグラウンドで動作するのが非常に便利でした。他の画面を見たり、通知を確認しても計測が止まらないため、実用性が高いです。
ワークアウトとGPS
ウォーキングとランニング、サイクリングで試しました。初回のGPS捕捉は10〜15秒ほど待つ印象ですが、一度掴めば安定してルートを記録できます。公園一周のウォーキングでも細かいルート形状がしっかり反映され、ペースや心拍推移も専用アプリで見やすく表示されます。
自動検知機能も実用的で、歩き始めると数分後に「ウォーキング検出」の通知が入り、記録開始を提案してくれました。
ヘルスケア機能
心拍数、血中酸素(SpO₂)、ストレス測定は一通り試しました。計測スピードは速く、日常的な体調チェックには十分な精度だと感じます。睡眠トラッキングは夜間だけでなく昼寝にも対応しており、午後の短時間の休憩も記録されていたのは地味に便利です。ただし、詳細分析は基本的な指標にとどまり、より深い分析を求める場合は上位機種が必要です。
バッテリー
AOD非対応のため、省電力性が高く、日常使用では6〜8日ほど充電なしで使えました。GPSを長時間使う日が続くと持ちは短くなりますが、それでも週1回の充電で十分です。
Bluetooth通話
Androidではスムーズに利用できましたが、iPhone接続時は発信や着信の一部で挙動が安定しないことがありました。ここは端末との相性やOSの仕様による部分が大きいため、事前に確認が必要だと感じます。
Mibro A3 は「普段使いの快適さ」と「価格以上の操作感」を求める人に非常に向いていると感じました。特に通知や計時系の機能を多用する方には強くおすすめできます。
Mibro (ミブロ) A3 に関するQ&A

※画像はイメージです。
Q. 屋外でも見やすいですか?
・日陰や朝夕は問題ありませんが、真昼の直射日光下では見えづらい場面があります。
Q. 明るさの自動調整はありますか?
・ありません。夜間は手動で暗くするのがおすすめです。
Q. AOD(常時表示)に対応していますか?
・非対応です。バッテリー持ち優先の設計です。
Q. 通知はどの程度使えますか?
・アプリ別に履歴がまとまり、後から見返しやすいです。既読で消えないのが便利です。
Q. タイマーやストップウォッチは他画面でも動きますか?
・バックグラウンドで動作します。
Q. アラームはいくつ登録できますか?
・最大8件、繰り返し設定も可能です。
Q. GPS精度はどうですか?
・初回捕捉はやや待ちますが、一度掴めばルート記録は安定していました。
Q. ワークアウトの自動検知は?
・ウォーキング/ランニングに自動対応。精度も良好です。
Q. Bluetooth通話は使えますか?
・対応しています。アドレス帳同期も可能ですが、iPhoneでは挙動に制限を感じる場面がありました。
Q. 睡眠の記録は細かいですか?
・基本指標(時間・各睡眠段階中心)でシンプル。昼寝も別枠で記録されます。
Q. バッテリーは何日もちますか?
・使い方次第ですが、AOD非対応もあり1週間前後を見込めます。
Q. 文字盤(ウォッチフェイス)は豊富ですか?
・非常に多く、アニメーション系やスイープ秒針などバリエーションが楽しめます。
Mibro (ミブロ) A3 が向いている人・向いていない人

出典:Mibro
Mibro A3 は、「価格を抑えながらも日常でストレスなく使えるスマートウォッチ」を探している人にぴったりですが、逆に高輝度表示やAODなど特定機能を重視する人には物足りない部分もあります。ここでは、実際の使用感とスペックから見たおすすめユーザー層と、あまり合わないケースを詳しく整理します。
Mibro (ミブロ) A3 が向いている人
- 1万円未満で操作の滑らかさを重視する人
- 60Hz駆動によるスムーズなスクロール・画面遷移は、価格帯を超える快適さです。
- 格安モデル特有の「カクつき」が苦手な人に最適。
- 軽くて長時間装着しても疲れにくいモデルを探している人
- 本体+ストラップで約45g前後と非常に軽量。
- スポーツや睡眠時も違和感が少ない。
- 通知機能の実用性を求める人
- アプリごとに履歴がまとまるため、後から確認しやすい。
- LINEやSNSの内容を一覧で振り返りたい人に向いている。
- GPSでラン・ウォーク・サイクリングのルートを残したい人
- 内蔵GPSでスマホなしでもルート記録が可能。
- 日常のウォーキングや軽い運動のログを残したい方におすすめ。
- タイマーやストップウォッチを多用する人
- バックグラウンドでも計測が止まらず、他の操作中も継続可能。
- 料理、筋トレ、インターバル走などで便利。
- 週1回程度の充電で運用したい人
- 最大8日間のバッテリー持ちで、充電頻度が少なくて済む。
Mibro (ミブロ) A3 が向いていない人
- 直射日光下でも鮮明な視認性が必須な人
- 最大輝度約300nitsのLCDは、真夏の屋外ではやや見づらい場面あり。
- 屋外での長時間使用が多い人は高輝度モデルが向く。
- 明るさ自動調整やAOD(常時表示)が必須な人
- 自動調光なし → 明暗の変化に応じて手動調整が必要。
- AOD非対応 → 時計常時表示を求める方には物足りない。
- iPhoneでBluetooth通話を頻繁に使いたい人
- Androidでは快適だが、iOSでは通話機能が安定しないケースあり。
- 発着信をスマートウォッチ中心で行いたい方には不向き。
- 睡眠や健康データの高度な分析が必要な人
- 睡眠計測はシンプル(時間と各ステージの割合中心)。
- 高度な分析や医療レベルの精度を求める場合は上位モデルが適する。
- アウトドアやハードなスポーツで使う人
- 防水性能は生活防水レベル想定。
- 登山やマリンスポーツなどハード環境では専用耐久モデルが望ましい。
まとめ
Mibro A3 は、「普段使いの快適さ」×「価格の安さ」×「必要十分な機能」を求める人に最適です。通知確認、軽運動のログ、日常のタイムマネジメントなど、生活のあらゆる場面で活躍します。
一方で、屋外視認性やAOD、ハイエンド級の分析機能などは割り切りが必要なため、そこを重視する方は上位モデルや他ブランドも視野に入れると良いでしょう。
Mibro (ミブロ) A3 レビューまとめ

出典:Mibro
Mibro A3 は、実売1万円未満という価格帯ながら、日常使いに必要な機能をしっかり網羅し、さらに操作感や通知の実用性といった“毎日使って気持ちいい部分”を強化したスマートウォッチです。派手な新機能はありませんが、ベーシックな性能の精度や使い勝手を地道に底上げしているのが特徴です。
総合評価ポイント
- 操作感が価格以上
- 60Hz駆動による滑らかスクロールとタッチ精度の高さは、格安スマートウォッチの常識を覆すレベル。
- UIの統一感があり、安っぽさがない。
- 軽量&快適な装着感
- ストラップ込みで約45g前後と軽量で、長時間着けても疲れにくい。
- シリコンバンドの質感も良く、日常とスポーツの両方にマッチ。
- 通知の使いやすさ
- アプリ別に履歴がまとまるため、後からまとめて確認できる。
- 既読ですぐ消えるタイプが苦手なユーザーに最適。
- 実用的なGPS機能
- 内蔵GPSでスマホ不要のルート記録が可能。
- 精度は価格帯として十分で、ウォーキングや軽いランニングに向く。
- タイマー・ストップウォッチのバックグラウンド動作
- 他の画面に切り替えても計測が続くため、運動や料理で便利。
- バッテリー持ちの安定感
- 最大8日間の持ちで、充電回数を減らせる。
- 強磁力のマグネット端子で充電時のストレスも少ない。
改善点・注意点
- 屋外視認性:最大輝度約300nitsでは、真夏の直射日光下で見づらさを感じることがある。
- 明るさ自動調整なし:環境に応じて手動調整が必要。夜間は設定を下げないと眩しい。
- AOD非対応:常時表示で時計を確認したい人には不向き。
- Bluetooth通話の相性:iPhoneでは安定しない場合があり、Androidの方が使いやすい。
- 防水性能:生活防水レベルと考え、ハードなアウトドアや水中使用には不向き。
Mibro (ミブロ) A3 レビュー総評
Mibro A3 は、「派手さよりも使い勝手の質」を重視したエントリーモデルです。軽量で快適、通知も見やすく、GPSやバックグラウンド計時など実用的な機能をしっかり搭載。確かに屋外視認性やAOD非対応といった制約はありますが、その分バッテリー持ちは良く、価格を考えれば十分納得できるレベルです。
結論として、Mibro A3 は「日常+軽スポーツ」の範囲であれば非常に満足度の高いスマートウォッチです。初めての1本や、軽量サブ機としてもおすすめできます。
