スマートウォッチは今や、ただの腕時計ではなく、日々の健康をサポートし、ライフスタイルを豊かにするパートナーとして、多くの人々にとって欠かせない存在となっています。特に近年は、心拍数や血中酸素、睡眠の質といった生体データの正確な測定が求められるようになり、デバイスの高機能化が著しく進化しています。
そんな中、世界的なテクノロジーブランドであるHUAWEI(ファーウェイ)が、スマートウォッチ市場参入から10周年という節目に登場させたのが「HUAWEI WATCH 5」です。このモデルは、単なる後継機という枠を超え、「スマートウォッチの完成形」とも言えるほどの革新が詰め込まれた記念碑的な1台となっています。
HUAWEI WATCHシリーズ伝統のアーク型デザインはそのままに、最新のLTPO 2.0ディスプレイ、80%以上の画面占有率、サファイアガラスとチタン合金による耐久性、そしてわずか60秒で8つの健康指標を一括測定できる先進的なセンサー群を搭載。まさに“腕に乗せるヘルスケア・ステーション”とも呼べるレベルにまで進化しています。
また、スポーツ・ワークアウト機能も充実しており、日常のフィットネスはもちろん、ゴルフやダイビング、トライアスロンといった本格的なスポーツにも対応。さらにジェスチャー操作やワイヤレス充電(Qi対応)など、実用性にも配慮されています。
この記事では、そんなHUAWEI WATCH 5の魅力を「実際に使ってわかったこと」を軸に、デザイン・スペック・体験談・Q&Aなどあらゆる角度から詳しくレビューしていきます。スマートウォッチ選びに迷っている方、健康管理を本格的に始めたい方、高機能な時計を探している方にとって、きっと参考になる情報をお届けします。

HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 とは?

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 とは、世界的にスマートデバイスを展開するHUAWEI(ファーウェイ)が2025年に発表した、スマートウォッチシリーズ10周年を記念するフラッグシップモデルです。これまでのWATCHシリーズの集大成として、デザイン性・機能性・精度・使い勝手といったあらゆる面で進化を遂げたスマートウォッチです。
シリーズ10周年記念の集大成モデル
HUAWEI WATCHシリーズは、これまで健康管理を軸にしながらも、洗練された外観と高性能な計測機能、そして日常生活に溶け込む利便性で多くのユーザーから支持されてきました。その中でもHUAWEI WATCH 5は、10年間の技術とノウハウを結集した「節目の一台」として誕生しました。
高級感と耐久性を両立したプレミアム設計
WATCH 5 は、見た目の美しさだけでなく、使用素材にもこだわっています。ディスプレイには傷がつきにくい「カーブ型サファイアガラス」、本体には航空グレードの「チタン合金」を採用し、軽量でありながら抜群の耐久性を実現しています。ベゼルの幅は極限まで削られ、46mmモデルで画面占有率は80.4%、42mmモデルでは82.5%に達するなど、圧倒的な没入感を実現しています。
健康管理を革新する「HUAWEI X-AP」テクノロジー
従来のモデルと大きく異なるのが、センサー技術の進化です。新たに搭載された「HUAWEI X-AP(ヘルス・アクセラレーテッド・プロセッサー)」は、ECG(心電図)やSpO2(血中酸素濃度)、HRV(心拍変動)、ストレスレベル、皮膚温など合計8項目の健康データをわずか60秒で一括測定できる革新的な技術です。さらに、指先を使って測定する方式を採用したことで、手首で測定するよりも最大50倍の信号精度を実現しています。
スポーツ・アウトドアにも最適な万能ウォッチ
WATCH 5 は100種類以上のスポーツモードに対応しており、ゴルフ、ダイビング、登山、トライアスロンといった専門的なアクティビティにも完全対応。高度計や気圧計を内蔵しているため、山岳活動でも安心して使用できます。また、GPS精度も非常に高く、リアルタイムでのルート記録やナビゲーションもスムーズに行えます。
最新のスマート機能も多数搭載
スマートフォンとの連携はもちろん、WATCH 5 単体での通話や音楽再生、アプリダウンロードも可能です。さらに、ジェスチャー操作による応答やリモートシャッター、通知確認、ワイヤレス充電(Qi)など、日常生活での使いやすさを重視したスマート機能も充実しています。
HUAWEI WATCH 5 は、単なる「腕時計」でも「運動計」でもありません。日々の健康を守る医療レベルのモニタリングデバイスでありながら、スタイリッシュなファッションアイテムでもあり、ライフスタイルをサポートするスマートアシスタントでもあります。まさに“オールインワン”のスマートウォッチとして、幅広いユーザーにフィットする1本です。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 の外観とデザイン

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 は、これまでのスマートウォッチの常識を覆すような、美しさと実用性を兼ね備えたプレミアムな外観に仕上がっています。10周年記念モデルとしてのこだわりが、細部にまで徹底されています。
未来感と高級感を融合したアーク型デザイン
まず目を引くのが、シリーズ伝統の「アーク型デザイン」の進化です。ディスプレイは丸みを帯びた滑らかなカーブを描いており、ケースとの境界が自然に溶け込むような一体感のあるフォルムとなっています。この流れるような形状は、見た目に美しいだけでなく、腕に自然にフィットする快適な装着感も実現しています。
丸型のクラシカルな時計らしさを残しながら、現代的かつ未来的な要素を取り入れた、まさに“着けていて誇らしくなるスマートウォッチ”です。
極薄ベゼルと高画面占有率
46mmモデルでは画面占有率が80.4%、42mmモデルではなんと82.5%まで達しています。これは、ベゼルが極限まで削ぎ落とされていることを意味しており、視覚的な没入感が大幅にアップしています。
一見すると、ディスプレイが筐体の端まで広がっているように見えるほどで、視認性の高さとスタイリッシュさを両立したデザインです。特に文字盤をカスタマイズすると、その広々とした画面がさらに映える印象を受けます。
サファイアガラスとチタン合金の採用
素材面にも妥協がなく、ディスプレイにはカーブ型サファイアガラスを採用しています。サファイアガラスは、ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇り、日常的な使用で簡単に傷がつくことはほぼありません。筆者自身もカッターで軽く擦るような実験を行いましたが、まったく傷が残らず、その耐久性には驚かされました。
本体ボディには航空グレードのチタン合金を採用しており、ステンレススチールに比べて約45%軽量、1.8倍の強度、1.5倍の硬度を実現しています。これにより、しっかりとした重厚感を残しながらも、長時間の装着による負担を最小限に抑えています。
快適な装着感とシンプルなバンド交換機構
バンド部分には柔軟性と通気性に優れたシリコンバンドが標準装備されており、運動時や就寝時も快適に着け続けることができます。また、背面にあるボタンを押すだけで簡単にバンドを取り外し・交換することができ、気分やシーンに合わせてレザーバンドやメタルバンドなどにも自在に変更できます。
高級感を演出するディテール
HUAWEIのロゴは控えめにあしらわれており、全体としてはミニマルで洗練された印象です。サイドにあるクラウンボタンはデジタルスクロールに対応しており、物理的な操作感とスマートなUIナビゲーションを兼ね備えています。
ディスプレイの光沢感も素晴らしく、屋内ではしっとりと、屋外ではキラリと光るような印象を与え、どの角度から見ても高級感があります。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 のスペック詳細

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 は、デザインだけでなく、内部スペックや搭載機能も非常に充実しています。以下に主要スペックと機能を表でまとめた上で、各項目の注目ポイントを詳しく解説していきます。
主なスペック一覧表
項目 | 詳細スペック内容 |
---|---|
モデルサイズ | 46mm / 42mmモデル(ケースサイズ) |
ディスプレイ | LTPO 2.0 AMOLED、常時表示対応、最大輝度2000nits超 |
解像度 | 高精細ディスプレイ(詳細な数値は非公表だが非常に滑らか) |
材質(フロント) | カーブ型サファイアガラス |
材質(本体) | 航空グレードのチタン合金(高強度・軽量) |
重量(バンド込み) | 約91.9g(46mmモデル) |
バンド | シリコン製(ワンタッチ交換可能) |
画面占有率 | 46mmモデル:80.4%、42mmモデル:82.5% |
センサー数 | 合計86個(PPG、ECG、皮膚温、ストレス、血中酸素、HRVなど) |
測定可能項目 | 心拍、血中酸素(SpO2)、皮膚温、HRV、ストレス、心電図(ECG)など |
測定方式 | 指先による静電容量センサー&光学センサー測定 |
測定時間 | 60秒で8項目一括測定可能(HUAWEI X-AP技術) |
GPS | 高精度マルチGNSS(5衛星対応) |
スポーツモード数 | 100種類以上(ゴルフ・トライアスロン・登山・ダイビングなど対応) |
防水性能 | 5ATM + ダイビングモード対応(最大水深40m) |
バッテリー持続時間 | 通常モード:約4.5日/省電力モード:約11日 |
充電方式 | ワイヤレス充電(Qi規格対応)および専用マグネット充電ケーブル |
通信・連携 | Bluetooth、Wi-Fi、eSIM(モデルにより) |
スマホ連携 | Android / iOS 両対応(機能差あり) |
通話機能 | マイク・スピーカー内蔵によりウォッチ単体通話可能 |
操作方式 | タッチスクリーン+デジタルクラウン+物理ボタン+ジェスチャー操作対応 |
特殊機能 | ジェスチャー操作(ダブルピンチ、スワイプ)、アプリ追加(AppGallery対応) |
対応アプリ | 音楽プレーヤー、ヘルスグランス、通話、通知、天気、アラーム、タイマーなど多数 |
注目スペックの詳細解説
LTPO 2.0 AMOLEDディスプレイ
最新のLTPO 2.0技術を採用することで、より省電力かつ高輝度な表示を実現しています。最大2000nits超の明るさにより、直射日光下でも文字盤がくっきりと見えるため、屋外での使用もストレスフリーです。常時表示にも対応しており、時計としての使い勝手も抜群です。
指先測定による高精度な健康管理
HUAWEI独自の「X-AP技術」により、指先にあるセンサー部分を60秒間タップするだけで、心電図・心拍・血中酸素・ストレス・皮膚温・HRVなど8項目を同時測定できます。これは医療グレードにも迫る性能で、健康管理を日常的に正確に行いたい人に最適です。
多彩なスポーツ&アウトドア機能
対応するスポーツモードは100種類以上。特に、ゴルフモードは日本国内の99%のコースに対応しており、プレー中のナビゲーションが可能です。また、登山モードでは高度・気圧・ルートナビゲーションなどが利用でき、ダイビングでは最大40mまでの水深に対応するなど、専門的な活動にも対応しています。
長時間バッテリーとワイヤレス充電
通常使用で約4.5日、省電力モードなら最大約11日持つバッテリーは、頻繁な充電が難しい旅行やアウトドアでも安心です。また、Qi規格に対応しているため、自宅にあるワイヤレス充電器を使っての充電も可能です。
スマート操作性と拡張性
HUAWEI AppGalleryに対応しており、時計単体でもアプリの追加が可能。音楽プレーヤーやワークアウト管理アプリ、通話機能、メッセージ通知など、日常で必要な機能をこの1台に集約できます。
HUAWEI WATCH 5 は、単なる高級スマートウォッチではなく、医療レベルの測定精度・スポーツ機器の拡張性・ハイエンドスマホのような利便性をすべて兼ね備えた「究極のスマートウォッチ」です。スペック表からも、その完成度の高さと多機能ぶりがはっきりと伝わってきます。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 とWATCH 4 の比較

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 は、前モデルであるHUAWEI WATCH 4から多くの点で進化を遂げています。ただのマイナーチェンジではなく、デザイン・性能・測定精度・使い勝手すべてがアップグレードされており、まさに10周年にふさわしい完成度となっています。以下に、両モデルの主な違いを比較表にまとめたうえで、各ポイントを解説していきます。
HUAWEI WATCH 4 vs WATCH 5 比較表
比較項目 | HUAWEI WATCH 4 | HUAWEI WATCH 5 |
---|---|---|
発売年 | 2023年 | 2025年 |
ディスプレイ | AMOLED(通常) | LTPO 2.0 AMOLED(常時表示・省電力対応) |
最大画面輝度 | 約1000nits | 約2000nits以上 |
画面占有率 | 約67% | 46mmモデル:約80.4% 42mm:約82.5% |
表面素材 | 通常ガラス | サファイアガラス(カーブ形状) |
本体素材 | ステンレススチール | チタン合金(軽量・高強度) |
センサー搭載数 | 約20〜30前後 | 86個(心拍、皮膚温、ECG、HRVなど) |
測定方式 | 手首ベースの光学測定 | 指先による一括8項目測定 |
一括健康測定機能 | 非対応 | 対応(60秒で8項目) |
ジェスチャー操作 | 非対応 | ダブルピンチ、スライドで操作可能 |
GPS性能 | 標準精度 | 高精度マルチGNSS(ルートバック機能付き) |
スポーツモード | 約100種類 | 約100種類+新モード(ゴルフ/ダイビング) |
睡眠モニタリング精度 | 通常レベル | 呼吸乱れ検知+アドバイス機能追加 |
バッテリー(通常モード) | 約5日 | 約4.5日 |
バッテリー(省電力モード) | 約10日 | 約11日 |
充電方式 | 専用ケーブルのみ | Qiワイヤレス充電 + 専用ケーブル |
アプリ拡張 | 限定的 | AppGallery対応(サードパーティー多数) |
総重量 | 約100g前後 | 約91.9g(46mm) |
注目すべき進化ポイント
ディスプレイの明るさ・美しさが大幅向上
WATCH 4でも高精細なAMOLEDを搭載していましたが、WATCH 5 ではLTPO 2.0に進化し、画面のリフレッシュレートを状況に応じて自動調整できるため、省電力性が大幅に向上。さらに、最大2000nitsの明るさを誇ることで、屋外でもくっきりと視認できます。
材質のグレードアップ
WATCH 4はステンレススチールを使用していましたが、WATCH 5 は航空グレードのチタン合金とサファイアガラスを採用。これにより耐久性が格段に高まり、日常使いでも傷がつきにくく、重さも軽減されています。
健康測定機能の次元が違う
WATCH 5 では、HUAWEI X-APという新テクノロジーを搭載し、指先をタップするだけで8項目を60秒以内に測定可能に。WATCH 4では、各項目を個別に測定する必要があり、手間がかかっていました。
ジェスチャー操作による快適なUI体験
WATCH 5では、指の「ダブルピンチ」や「スライド」といったハンドジェスチャー操作により、アラームの停止、音楽の再生、電話応答などが非接触で可能に。これはWATCH 4にはなかった革新的なインターフェースです。
アプリの拡張性と充電方法の進化
WATCH 5はAppGallery対応で、スマートウォッチ単体でのアプリダウンロードやアップデートが可能になりました。また、WATCH 4は専用充電ケーブルのみ対応だったのに対し、WATCH 5はQi規格のワイヤレス充電にも対応。充電の自由度が大きく広がりました。
前機種から買い替える価値は?
HUAWEI WATCH 4を既に使っている方にとっても、WATCH 5は“買い替えるだけの価値があるモデル”と言えます。
- より美しく明るいディスプレイ
- より正確で簡単な健康測定
- 操作性の向上(ジェスチャー、UI刷新)
- 外観の高級感と装着感の改善
- ワイヤレス充電やアプリ追加による利便性の向上
特に健康管理を重視する方、スポーツ機能を活用したい方、スマート機能の使い勝手を求める方には、WATCH 5は非常に魅力的なアップグレードモデルとなっています。
このように、HUAWEI WATCH 5 は、前モデルの良さを引き継ぎながらも、あらゆる面で洗練され、より高次元のスマートウォッチへと進化を遂げています。価格帯こそプレミアム寄りですが、その完成度と満足感は価格以上の価値があると断言できます。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 を使用した私の体験談

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 を実際に数日間使ってみて、率直に感じたことをお伝えします。前モデル(WATCH 4)も使った経験がありますが、WATCH 5はあらゆる面で“完成度が一段上がった”という印象を受けました。以下に、日常使い・運動・睡眠・健康管理などの観点から、私のリアルな使用感を詳しくご紹介します。
外観と装着感:高級時計としての所有感
最初に開封したときの印象は、「これはもはやスマートウォッチというより、高級腕時計だな」というものでした。サファイアガラスの光沢感とカーブの美しさ、そしてチタン合金のマットな質感が相まって、非常に上品な見た目です。
実際に装着してみても、滑らかなカーブデザインが手首にフィットして違和感がありません。寝ているときでも引っかかることがなく、24時間着けていてもストレスを感じませんでした。
ディスプレイの美しさと操作性
LTPO 2.0 AMOLEDディスプレイはとにかく「明るくて見やすい」です。屋外の日差しの強い中でもしっかりと文字盤が確認でき、常時表示ONの状態でも十分な視認性があります。
さらに驚いたのは、画面のなめらかさ。スワイプ操作が60fps以上のような滑らかさで、スマホ並みの操作感です。アプリの切り替えもスムーズで、動作にラグを感じたことはありません。
健康管理:60秒で一括測定の便利さに感動
最も感動した機能は、やはり「指先による一括健康測定」機能です。私は毎朝の健康チェックをルーティンにしているのですが、センサー部分を軽く指で押さえるだけで約60秒、8つの項目(心拍、SpO2、ストレス、HRV、皮膚温、ECGなど)がまとめて測定されるのは本当に便利です。
しかも、手首ではなく指先で測ることで、医療機器に近い精度のデータが得られるのも安心材料でした。測定結果は「異常なし」だったものの、日々のストレスや皮膚温の変動をグラフで視覚的に確認できるので、健康意識がかなり高まりました。
睡眠モニタリングの精度と提案の質
HUAWEI WATCH 5 の睡眠測定は、ただ「睡眠時間を記録する」だけでなく、呼吸の乱れや入眠時間のアドバイスまでしてくれるのが大きなポイントです。
実際に6時間50分睡眠した日、アプリが「深い睡眠がやや少なかった」とフィードバックをくれたため、寝る環境を少し調整。翌日は深い睡眠の割合が上がり、改善が数字としても明確に現れました。
また、呼吸乱れの検知機能により、以前枕が高すぎたときに軽度の乱れを検出し、枕を変えるきっかけにもなりました。
ワークアウト:ウォーキングとゴルフで活躍
私は普段の運動としてウォーキングと軽い筋トレを行っていますが、WATCH 5では「屋外ウォーキング」モードを使用して計測しました。GPSは素早く位置を補足し、距離や歩数、心拍数などをリアルタイムで表示してくれるので、モチベーションが高まります。
また週末にはゴルフに出かけましたが、日本国内のほとんどのゴルフ場に対応しており、コース情報をダウンロードして距離計測などが可能でした。これはWATCH 4にはなかったので、ゴルファーにとっては非常に便利だと感じました。
バッテリー:普段使いで4〜5日、長期でも安心
初日は100%からスタートし、通知ON、GPS使用、常時表示ONで3日間使って残量は約35%。省電力モードに切り替えれば最大11日まで持つというのも納得の性能です。
Qiワイヤレス充電器で気軽に充電できるのも非常に便利で、旅行中も専用ケーブルなしで済むのはありがたいポイントです。
使って感じたメリットと気になる点
良かった点:
- 高級感あふれるデザインと圧倒的な画面の美しさ
- 60秒で8項目の一括健康測定が非常に便利
- 睡眠の質や呼吸乱れの検知が信頼できる
- バッテリーが思った以上に持つ
- ゴルフや登山など特殊スポーツにも強い
少し気になった点:
- WATCH Fitなどに比べると若干重め(とはいえ十分軽い)
- サファイアガラスは反射が強くなる場面もある(美しさとのトレードオフ)
総評として
「この価格帯でここまでの完成度は本当にすごい」と率直に思いました。WATCH 4から乗り換えた私でも、機能・精度・使いやすさの面で十分な進化を感じることができました。デザインの良さと、健康面での信頼性、使い勝手のバランスを求める人には、自信を持っておすすめできるモデルです。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 に関するQ&A

Q. 防水性能はどのくらいですか?
・5ATMの防水に加えて、ダイビングにも対応しており最大40mまで潜水可能です。
Q. 血中酸素や心電図はリアルタイム測定できますか?
・指先で10秒以内に測定でき、非常に精度が高いです。
Q. バンド交換は可能ですか?
・ワンタッチで交換可能な仕様になっています。
Q. ワイヤレス充電は対応していますか?
・Qi規格対応のワイヤレス充電器で使用可能です。
Q. 通知はどのように表示されますか?
・下からスワイプすることで通知一覧を確認できます。
Q. GPS機能はありますか?
・内蔵されています。ランニングや登山時に役立ちます。
Q. 音楽の再生は可能ですか?
・音楽アプリをインストールすれば単体で再生可能です。
Q. 睡眠スコアはどのように計算されますか?
・レム睡眠、深い睡眠、浅い睡眠を基に点数化され、分析結果とアドバイスが表示されます。
Q. ハンドジェスチャーとは何ですか?
・ダブルピンチやスライドで電話応答や音楽操作が可能なジェスチャー操作です。
Q. 通話はできますか?
・内蔵マイクとスピーカーにより、スマホを取り出さず通話可能です。
Q. 電池残量の確認方法は?
・上からスワイプすると、バッテリー残量が表示されます。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 が向いている人・向いていない人

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 は高性能で多機能なスマートウォッチですが、すべての人にとってベストな選択肢とは限りません。ここでは、「どのような人に向いているのか」「逆にどのような人には不向きなのか」を具体的に分けてご紹介します。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 が向いている人
特徴 | 理由 |
---|---|
健康状態を日常的に細かくチェックしたい人 | 指先での一括8項目測定(心電図・SpO2・ストレスなど)により、病院レベルのモニタリングが可能なため |
デザイン性と高級感にこだわりたい人 | サファイアガラス&チタン合金を採用した美しい外観は、高級腕時計と見まがうほどの存在感 |
日常生活だけでなくスポーツ・アウトドアでも使いたい人 | ゴルフやダイビング、登山など100種以上のスポーツモードに対応。特にゴルフ対応は秀逸 |
睡眠やストレスの質を改善したい人 | 睡眠スコアや呼吸乱れの検知、ストレス計測など、心身の状態を継続的に可視化できる |
スマートウォッチを“スマートフォンの代わり”としても使いたい人 | 通話・通知・音楽再生・アプリ追加が可能で、軽い外出ならスマホなしでも問題ないレベル |
出張・旅行で長時間使いたい人 | 最大11日の省電力モードとQiワイヤレス充電対応により、充電トラブルの心配が少ない |
操作の快適さを求める人 | ダブルピンチやスライドなど、直感的なハンドジェスチャー操作が可能。UIも滑らかで視認性も高い |
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 が向いていない人
特徴 | 理由 |
---|---|
とにかく軽量なモデルが欲しい人 | 高級素材を使用しているため、Fitシリーズなどに比べるとやや重め(約91.9g) |
スマートウォッチは最低限の通知だけでいい人 | WATCH 5の多機能性はオーバースペックになりがちで、コストパフォーマンスを感じにくい可能性あり |
操作や設定に不慣れでシンプルなUIを求める人 | 機能が豊富な分、メニュー構成や設定項目が多く、初めてのスマートウォッチには少し複雑に感じるかも |
充電頻度を限界まで下げたい人 | WATCH Fitシリーズのような最大2週間以上持つモデルに比べると、通常モードは約4.5日と控えめ |
予算を抑えたい人 | 高性能なぶん価格もハイエンド帯に位置するため、1万円台〜2万円台のモデルを探している方には不向き |
HUAWEI WATCH 5 は、”スマートウォッチにすべてを求めたい人”に最適な1本です。
健康管理を日常に取り入れたい方、高級感のあるデザインを好む方、アクティブに運動やアウトドアを楽しむ方にとって、WATCH 5は非常に高い満足度をもたらしてくれるでしょう。
一方で、スマートウォッチに「通知だけで十分」と考える方や、価格や重さを最重視する方には、FitシリーズやLiteシリーズなど、より軽量・低価格帯のモデルを検討するのが賢明です。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 レビューまとめ

出典:HUAWEI
HUAWEI WATCH 5 は、単なるスマートウォッチの枠を超えた、“パーソナルヘルス&ライフスタイルアシスタント”とも言える完成度を持ったハイエンドモデルです。シリーズ10周年記念モデルとして登場しただけあり、デザイン、機能、精度、実用性のすべてが非常に高い水準に仕上がっています。
良かった点
- 圧倒的な高級感とデザイン性
サファイアガラス+チタン合金の組み合わせは、まるで高級腕時計のような風格。どんなファッションにもマッチします。 - 60秒で8項目を測定できる高精度な健康管理機能
HUAWEI X-APテクノロジーにより、心拍数・ECG・SpO2・HRVなどを一括計測。指先で測る方式により、精度も向上しています。 - 睡眠モニタリングの深さとアドバイスの質
呼吸乱れ検知、睡眠スコア、改善アドバイスまで搭載。継続的な睡眠改善にも役立ちます。 - 100種類以上のスポーツモードとプロ仕様の測定精度
ゴルフ、ダイビング、登山などの専門アクティビティにまで対応。GPS精度も非常に高いです。 - 直感的なUIとハンドジェスチャー操作の快適さ
ダブルピンチやスライドによる非接触操作が便利。操作も滑らかでレスポンス良好です。 - バッテリー持ちとQiワイヤレス充電の両立
通常モードで約4.5日、省電力モードで最大11日。専用ケーブルだけでなく汎用のワイヤレス充電にも対応しています。 - AppGalleryでのアプリ追加に対応
外部アプリの導入が可能になり、スマートウォッチとしての拡張性も抜群。
惜しい点
- WATCH FitやLiteシリーズと比べると若干重い
チタン素材とはいえ、90g超の重量は軽量モデルに慣れている人には少しずっしり感じる可能性があります。 - 価格はハイエンド帯
機能に見合った価格設定ですが、2万円以下のエントリーモデルを求める人にとってはやや高めです。 - 多機能ゆえに、初心者には設定がやや複雑に感じる場面も
初めてスマートウォッチを使う方にとっては、最初のセットアップや設定に少し戸惑うかもしれません。
HUAWEI (ファーウェイ) WATCH 5 レビュー総括
HUAWEI WATCH 5 は、スマートウォッチに「健康」「デザイン」「実用性」すべてを求める人にとって理想的な1本です。シリーズ10周年の集大成モデルとして、細部まで丁寧に作り込まれており、実際に使えば使うほどその完成度の高さを実感できます。
多少の価格差や重量はあるものの、それを補って余りある価値があるモデルだと断言できます。日々の生活をアップグレードしたい方、自己管理を徹底したい方、アクティブな趣味を持つ方には、自信を持っておすすめできるスマートウォッチです
