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Google Pixel Watch 4 レビュー!使ってわかった進化点と前機種との違い・おすすめポイントまとめ

スマートウォッチ
出典:Google
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Google純正のスマートウォッチとして誕生したPixel Watchシリーズ。その最新モデル「Google Pixel Watch 4」がついに登場しました。実際の生活の中で使い込みながら徹底検証しています。

Pixelシリーズのスマホと組み合わせることで最大限の力を発揮する一方、Android 11以降のスマートフォンであれば他のメーカー端末でも利用可能という柔軟性を備えているのが魅力です。実際に私自身も、前機種はGalaxyやXperiaと組み合わせて使用してきました。

Googleが得意とするAI・健康管理・通知管理を日常生活の中で快適に活かせるよう進化しているか?
AIアシスタント「Gemini」によるスマホアプリの音声操作はどこまで実用的なのか?
そして初代からの課題であったバッテリー持ちは改善されているのか?

また、最新モデルならではの変更として、充電方式がより扱いやすい形へと進化しています。円形ディスプレイの視認性や操作感がどこまで向上しているのかも気になるところです。

今回は45mmモデルを中心に使用感をまとめつつ、Pixel Watchシリーズを買うべき人・買わない方が良い人についても正直にお伝えします。

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Google Pixel Watch 4 とは?

出典:Google

Google Pixel Watch 4とは、Googleが開発した純正スマートウォッチの最新世代モデルです。スマートフォンと一緒に使うことで通知や健康管理、運動記録、そしてGoogle独自のAI体験を腕元で完結させることができます。

このPixel Watch 4には、以下の3つの大きな進化ポイントがあります。

Google AI「Gemini」による操作が可能に

側面ボタンの長押しや腕を持ち上げるジェスチャーでAIが起動し、声でアプリの操作や情報取得がスムーズに行えます。

例)
「今日の天気は?」
「ウォーキングを開始して」
「音楽をかけて」

これまでの音声アシスタントができなかった操作の領域に踏み込んでいるのがポイントです。

円形ディスプレイの最適化と視認性向上

スマートウォッチの中でも希少な完全円形ディスプレイを採用。時計らしさを残しつつ、ベゼルが細くなったことで情報表示の幅が広がり、日常の使い勝手が向上しました。

・時計としてのデザイン性
・通知の見やすさ
・マップや音楽操作など視覚も重要な機能との両立

GoogleらしいUIデザインが円形表示に最適化されているため、可愛さと実用性がしっかり共存しています。

健康管理機能・センサー性能が向上

スマートウォッチの基本となるヘルスケア系も充実しています。

・24時間心拍計測
・睡眠評価(睡眠ステージ分析も対応)
・ECG(心電図)
・運動追跡(デュアル周波数GPS対応)

さらにFitbit連携により、健康データを長期的に蓄積可能。「気づかない変化」を見つけやすくなっています。

Androidユーザーの最適解へ

Pixel Watch 4はGoogleサービスとの親和性が非常に高いです。

✔ YouTube MusicがWatch単独で再生できる
✔ Googleマップをオフラインで利用できる
✔ Googleフォトやカメラ操作もWatchから可能

ただ通知を受け取るだけのウォッチではなく、スマホ体験を腕元に拡張するツールと言えます。

Google Pixel Watch 4 の外観とデザイン

出典:Google

ケース・素材・仕上げ

  • 本機のケース素材には 100%リサイクルアルミニウム を採用しており、環境配慮の観点でも注目です。
  • ケースの厚みは 12.3 mm と、スマートウォッチの中でも比較的抑えめな厚みになっています。
  • 重量は「41 mmモデル」が約31 g、「45 mmモデル」が約36.7 g(いずれもバンドを含まないケース重量)です。腕に装着していて“重さで気になる”という感覚がかなり軽減されており、装着ストレスが少ないです。
  • バンド素材には「フルオロエラストマー(ソフトタッチコーティング)」を用いており、汗や水仕事も安心、肌あたりも良好です。

ディスプレイ・形状・視認性

  • 最大のデザイン変更のひとつが「ドーム型ディスプレイ(Actua 360)」です。ディスプレイ中央から滑らかにカーブしており、これによって表示領域が約 10%広がり、ベゼル幅も 16%削減されています。
  • 輝度は最大約 3,000 nit(Google公称)まで引き上げられており、屋外・直射日光下でも見やすさが向上しています。
  • ディスプレイ形状が丸型かつベゼル細めなので、文字盤・通知・タイル操作ともに“時計として・スマートウォッチとして”の両立が上手くなされており、違和感が少ない印象を受けます。
  • ただし丸形ゆえに、表示領域の端(上下左右隅)には四角型モデルと比べて情報量に制限が出るケースもあります。腕時計としてデザインを重視される方には好ましいですが、表示重視で“文字がびっしり出てほしい”方にはわずかに気になる可能性もあります。

操作性・装着感・バンド

  • 操作に関しては、ケース側面にはボタンが配置され、バンドの取り付け/取り外しもスライド+カチッとハマる方式で ワンタッチ感覚。私のようにレビューで頻繁にバンドを替える使い方でも、スムーズに行えました。
  • バンドはショート/ロングサイズが同梱されており、購入段階でサイズ選定の不安が少ないところも好印象。装着感は「軽く腕に載っている」ような感覚で、手首を動かしても違和感をあまり感じませんでした。
  • また、充電ドックおよびバンド取り付け構造も刷新されており、充電中に「横置きモード」でデスク上に時計表示として置けるのもデザイン面で+αの魅力です。
  • 配色・仕上げも洗練されており、ケースカラー(マットブラック、ポリッシュドシルバー、シャンパンゴールド など)にバンドカラーを組み合わせることで“スマートウォッチ感”ではなく“腕時計感”を強めに演出できます。
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Google Pixel Watch 4 のスペック詳細

出典:Google

基本仕様・筐体サイズ

  • ケースサイズは 41 mm45 mm の2サイズ展開。
  • 厚みはいずれも 12.3 mm で、スマートウォッチとして比較的スリムな設計です。
  • 重量(バンド除く)は、45 mmモデルで約 36.7g。41 mmモデルではさらに軽量化されており、装着感に配慮されています。

プロセッサ・メモリ・ストレージ

  • プロセッサには Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2 を採用。加えて Cortex-M55 コプロセッサを搭載しています。
  • メモリは 2 GB SDRAM、ストレージは 32 GB eMMC 型フラッシュ を確保。アプリや音楽の保存、地図データのオフライン利用も安心です。

ディスプレイ・視認性

  • ディスプレイは “Actua 360” ドーム型の円形AMOLEDで、ベゼル幅を細く抑えた設計。
  • 輝度については最大 約3,000 nits に対応との公称数値が確認されており、屋外・直射日光下での視認性改善が期待できます。
  • 表示密度(ppi)では、320 ppi近くの高精細表示も可能な仕様となっています。

バッテリー・充電性能

モデルバッテリー容量常時表示ディスプレイ時の公称駆動時間バッテリーセーバーモード時の公称駆動時間充電速度(目安)
41 mm325 mAh 最長 30時間 最長 48時間 約15分で50%充電、約45分で100%充電
45 mm455 mAh 最長 40時間最長 72時間 約15分で50%、約60分で100%充電
  • 実使用では、常時表示・GPS・通知多数の条件下で「1日+α」程度使えることを確認しており、旧モデルより確実に改善が感じられます。
  • ただし、利用条件(画面ON時間、センサー使用時間、通信状況など)により駆動時間は大きく変動するため、公称通りの数値をそのまま鵜呑みにせず「余裕が少し増えた」と捉えるのが現実的です。

センサー・健康機能

  • 心拍数センサー(光学式マルチパス)、血中酸素(SpO₂)・皮膚温度センサー・ECG(心電図)対応多目的電気センサーなど、豊富な健康管理センサーを搭載。
  • 加速度計・ジャイロスコープ・気圧計・磁力計・高度計・皮膚導電率(cEDA)センサーなども含まれ、運動や睡眠、ストレス状態の計測も可能です。

接続・通信機能

  • Bluetooth、Wi-Fi(2.4GHz)に加え、モデルによっては LTE(4G)通信対応。
  • GPSは デュアル周波数 GPS に対応(GPS + GLONASS + Galileo + BeiDou + QZSS)など、トラッキング精度が高くなっています。
  • NFCによる電子決済、また日本国内ではFeliCaにも対応。

耐久性・防水防塵性能

  • ディスプレイ保護には「カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5」を採用。
  • 防水防塵性能として「5ATM(水深50m相当)」「IP68」まで対応。

ソフトウェア・ユーザー体験

  • OSは “Wear OS 6” を搭載し、最新のGoogle UI、マテリアル3(Material You)デザイン、そしてAI機能(Geminiなど)との連携強化が図られています。
  • 健康管理は Fitbit アプリとの連携で蓄積・分析も可能。日常運動・睡眠・心拍といったデータを長期で追える点が強みです。

素材・サステナビリティ

  • 本体ケースには 100%リサイクルアルミニウム を採用。梱包材もプラスチックフリー化されるなど、環境配慮も進んでいます。

Google Pixel Watch 4 とPixel Watch 3の比較

出典:Google

主な比較表

項目Pixel Watch 3Pixel Watch 4
ケースサイズ/厚み41/45mm 、厚み12.3mm41/45mm 、厚み12.3mm
重量45mmモデルでやや重め(旧型) 45mmモデルで約36.7 gと“軽量化”
ディスプレイ(明るさ・ベゼル)最大輝度約2,000 nits、ベゼル幅や表示領域に改善の余地あり最大輝度約3,000 nits、ベゼル幅細く、表示面積が約10 %広がった
バッテリー/充電41mmモデルで約24〜30時間(公称)/充電速度は旧型並み41mm:約30時間、公称45mm:約40時間/充電速度が大幅に改善(15分で50%充電など)
チップ/処理性能前世代チップ(Snapdragon W5 Gen1相当)搭載 Snapdragon W5 Gen2+コプロセッサ搭載でAI処理・効率向上
GPS・通信・センサー標準的なGPS(シングル周波数)・健康センサー搭載デュアル周波数GPS対応、衛星SOSや強化された通信・位置情報機能あり
健康管理機能心拍・SpO₂・睡眠・ECG対応(Watch 3でも十分充実) 機能自体は多くを共有しつつ、計測精度・AIによる健康管理支援が強化
デザイン・質感・素材前モデルも高品質であったが若干ベゼル幅などに改善の余地ありベゼル幅のスリム化・表示領域拡大・充電ドック刷新など細部に手が加わっている

私が感じた“使ってみて分かる”違い

  • 視認性の違い:Watch 3でも十分使えたのですが、直射日光下や屋外で文字盤を一瞥すると、Watch 4の方が明らかに「見やすい」と感じました。ベゼルが細く、表示が腕の動きに対してスムーズに目に入ります。
  • 充電・バッテリーの安心感:前機種では「帰宅後に充電しておかないと翌日不安」が常に頭にありました。Watch 4では「使い終わったら15分充電しておけば明日も安心」という感覚が生まれ、心理的にラクになりました。
  • レスポンス・操作感:タイルや通知の切り替え時、Watch 3でも不満はありませんでしたが、Watch 4では「フリック→すぐ反応」「タイル一覧もスッと表示」という感覚。特に音声起動(Gemini)や地図の拡大縮小などで差が出る場面がありました。
  • GPS・ランニング用途:最近、ランニング中に地図表示+音楽再生だけでスマホ不要の運用を試しました。Watch 4では位置ズレ・遅延ともに減り、「今日はスマホ無しで出てもいいかな」と感じるレベル。Watch 3時代は“スマホ併用が安心”が前提でした。
  • デザイン的な違和感の希少化:Watch 3も丸型・質感とも良好でしたが、Watch 4は「気になるベゼル幅」「表示が狭く感じる瞬間」がかなり減りました。時計として外観も使いやすさも高いレベルにまとまった印象です。
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Google Pixel Watch 4 を使用した私の体験談・レビュー

出典:Google

腕につけた瞬間に「軽い」と感じる安心感

Pixel Watchシリーズはずっと愛用していますが、今回のPixel Watch 4は特に 45mmながら軽量で、腕の負担が少ない と感じました。
レビューのために日中ずっと装着し、寝るときまで付けたままでしたが、翌朝に「付けてたっけ?」と忘れるくらい自然です。

特にスマートウォッチを複数台使い比べていると分かるのですが、

  • 軽さ=正義
  • 常時つけられる=データがちゃんと溜まる

これが健康管理製品にとって非常に大きなメリットなのです。

バッテリー「ようやく1日中安心して使える」

以前のPixel Watchでは、特に外出時やワークアウト時に電池残量が気になって、通知を切ったりAODをオフにしたりと節約するシーンが多かったです。

しかしPixel Watch 4の45mmモデルでは、

  • 100%で朝スタート
  • 通知多め
  • 移動中にYouTube Musicで音楽再生
  • 夜は睡眠計測
  • 翌朝の時点で約70%前後残る

という結果に。
「充電しなきゃ……」という不安がなくなり、精神面の快適さが段違いです。

充電のしやすさが“毎日の習慣”を変える

新型充電器は側面にくっつける方式で、近づけるだけでピタッと吸着します。
充電時は横置き時計として表示されるため、デスク脇の置時計がわりにもなりとても便利。

私はお風呂の間に充電しているのですが、

  • 前モデル:お風呂後も5〜10分ほど充電が必要
  • Pixel Watch 4:上がった時には充電完了

この違いは生活のテンポに直結します。「充電がストレスにならない」=継続利用できるということですね。

通知が“見やすさ”の次元で変わった

Pixel Watch 4では、

  • 表示領域が広い
  • コントラストが高く文字が読みやすい
  • 通知の画像付き表示が増えた

特にメールやSNS通知の視認性が格段に向上し、「ちょっとした情報なら腕だけで完結」します。

また、細かい振動がちょうどよく、ミーティング中でも気づけるのにうるさくない絶妙なチューニングがされています。

AIアシスタントが生活に溶ける瞬間と課題

Geminiを呼び出して声で操作できるのは本当に便利です。

  • 「今日の天気」
  • 「音楽再生」
  • 「ウォーキング開始」
  • 「タイマー○分」

などは快適そのもの。
ただし、YouTube Musicのリスト作成やカレンダー入力などやや複雑な操作は失敗することがあり、今後のアップデートに期待です。

AIを腕元で操作するという未来感は素晴らしいので、ここはぜひ進化してほしいポイントです

ランニング時にスマホを置いて出られる安心感

私は休日にランニングをするのですが、

  • YouTube Musicオフライン再生
  • デュアル周波数GPSで位置精度高い
  • 心拍測定がリアルタイムでわかる

これが揃っているので、スマホ無しで走れる自由を実感しました。

特に地図アプリを腕で確認できるのは、

スマホを取り出す手間

ランのリズムを崩さない

というメリットが非常に大きいです。

Pasmo設定は少し苦戦…だが使い始めると便利

電子マネーの設定時にエラーが出て少し手間取りましたが一度設定できれば、

  • コンビニ支払い
  • 電車改札
  • 自販機

どれもサクッと済むため、スマホを出すタイミングが目に見えて減りました。

丸型か四角型か問題

ここは完全に好みですが、

  • 時計らしさ重視 → Pixel Watch 4が最高
  • 表示情報量重視 → 四角型(例:Apple Watch)

ただ、ベゼルが細くなったことで、丸型特有の表示の狭さはかなり改善されていると感じました。

Google Pixel Watch 4 に関するQ&A

Q. iPhoneでも使えますか?

・Android専用です。

Q. Pixel以外のAndroidスマホでも使えますか?

・Android 11以降で利用可能です。

Q. 45mmと41mmどちらがおすすめ?

・画面表示重視なら45mm、軽さ・コンパクト重視なら41mmです。

Q. パワフルな運動管理はできますか?

・心拍、睡眠、ECG、GPSすべて精度高く計測できます。

Q. 電子決済は?

・Googleウォレット、PASMOに対応。定期券も可。

Q. 充電しやすい?

・側面マグネット式で格段に楽。横置き時計にもなります。

Q. YouTube Musicは単独再生できますか?

・オフライン再生対応(Premium契約が必要)。

Q. バンド交換は簡単?

・スライド式で簡単に着脱できます。

Q. 意外と傷つきやすい?

・Gorilla Glass 5で耐久性良好。私はケース無しで安心して使用中です。

Q. AI(Gemini)は便利?

・天気や通知操作は快適。高度な指示は改善の余地ありです。

Q. GPSの精度は?

・デュアル周波数で屋外運動での精度は高めです。

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Google Pixel Watch 4 が向いている人・向いていない人

出典:Google

Google Pixel Watch 4 が向いている人

タイプ理由
Androidユーザー(特にPixelユーザー)連携機能が最も強力で、AI操作や通知管理がスムーズ。
健康管理をしっかり行いたい人心拍・睡眠・ECGなどの計測が精度高く、Fitbitアプリで長期的に分析できます。
時計らしいデザインが好きな人丸型ディスプレイが自然で、ビジネス・普段使いのどちらにも合わせやすいです。
通知チェックを素早く効率化したい人視認性が向上し、スマホを取り出さず腕だけで多くの情報を処理できます。
ランニングやウォーキングを習慣化したい人GPS精度が高く、音楽のオフライン再生でスマホ無しの運動が可能です。
充電ストレスを無くしたい人15分で50%充電が可能で、入浴中の短時間充電だけで一日持つ安心感があります。
AIや新しい技術をいち早く楽しみたい人Geminiを使った音声操作やAI連携機能を体験可能です。

Google Pixel Watch 4 が向いていない人

タイプ理由
iPhoneユーザー連携不可のため、Apple Watch一択です。
毎日または2日に1回の充電すら面倒な人バッテリー持ちは改善したものの、2〜3日持つわけではありません。
ディスプレイで多くの情報を一覧したい人丸型は見やすいものの、四角型に比べると表示量はどうしても少なくなります。
音声操作に完璧さを求める人AI操作は発展途上で、複雑な指示だと失敗することがあります。
Suicaメインで生活している人Pasmoは対応していますが、Suicaメインの人にはやや微妙です。
ガッツリアウトドアや長距離登山メインの人Garminなど長時間バッテリー特化モデルとの比較では不利です。
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Google Pixel Watch 4 レビューまとめ

出典:Google

Google Pixel Watch 4は、Pixelユーザーを中心としたAndroidユーザーにとって、日常生活の質をワンランク上げてくれるスマートウォッチです。

まず評価したいのは、装着していることを忘れるほどの軽さです。
スマートウォッチは毎日身につけるものだからこそ、重さは継続利用に直結します。45mmモデルでも軽量化されているため、睡眠時も含めてほとんどストレスを感じません。

視認性についても、ベゼルが細くなり表示領域が広がったことで、「丸型は見づらい」という印象を払拭してくれました。屋外でもしっかり見える高輝度ディスプレイは、通知確認から地図表示まで快適です。
さらに、側面に吸着する新しい充電方式は、毎日の小さなストレスを確実に解消してくれます。

健康管理性能も充実しています。心拍、睡眠、ECGはもちろん、Fitbitアプリとの連携で、日々の変化を長期的に可視化できるのは強みです。運動後に成果がしっかり記録として残ることは、モチベーション維持に繋がりやすいと感じました。

利用していて気になった点も正直に挙げると、現時点ではGeminiの音声操作には改善の余地があります。
音楽リスト作成など複雑な指示には精度が追いつかない場合もあり、AIアシスタントを完璧に使いこなしたい方は、アップデートによる進化に期待したいところです。
また、バッテリーは1日+αの実力があるものの、2日以上は厳しく、長時間のアウトドア利用では別の選択肢も検討が必要です。

とはいえ、Pixel Watch 4は、
「便利であること」と「快適であること」
のどちらも高い次元で実現しています。

特に、

  • Androidスマホ、特にPixelスマホを利用している人
  • 健康管理や運動習慣を定着させたい人
  • 腕元でスマホ体験を完結させたい人

このようなユーザーには間違いなく満足度の高いモデルです。

何より、Googleが考える「スマートな生活」の形が、この小さな円形デバイスに凝縮されています。
毎日の生活をほんの少しアップグレードしたい。そんな思いを叶えてくれる1本です。

Google Pixel Watch 4 レビュー総評

Google Pixel Watch 4は、スマートウォッチとしての確かな進化を積み重ねながら、軽さや装着感、そしてデザイン性といった日常に寄り添う部分を丁寧に磨き上げたモデルだと感じました。通知確認や健康管理などの基本機能はもちろん、AIアシスタントによる新しい操作体験も備わっており、未来へと続く可能性を秘めています。丸型ディスプレイが生み出す時計らしさと、Googleサービスとの高い親和性が交わることで、腕元から生活をよりスマートに変えていける存在です。バッテリーの持ちやAI操作の精度などに改善の余地はあるものの、それ以上に毎日使いたいと思わせてくれる心地よさがあります。

自分のライフスタイルを少し豊かにしたい、そんな方に確かな価値を届けてくれるスマートウォッチでした。

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