今回は、Garmin(ガーミン)から発売された最新のタフネス系GPSスマートウォッチ 「Instinct 3」 について詳しくご紹介します。約3年ぶりにフルモデルチェンジ!
スペックや特徴を解説していきますので、ぜひチェックしてみてください!
![]() | 価格:1968円 |

- Garmin(ガーミン)とは?
- Garmin Instinct 3 の主な特徴
- Garmin Instinct 3 と他のスマートウォッチとの比較
- Garmin Instinct 3 の「超軽量」設計について
- Garmin Instinct 3 の「常時表示(AOD) 」 機能の便利さ
- Garmin Instinct 3 は健康モニタリング機能も充実
- Garmin Instinct 3 のスマート機能(決済・通知など)
- Garmin Instinct 3 のラインナップと価格
- Garmin Instinct 3 AMOLED(50mm) を使用した体験談
Garmin(ガーミン)とは?
Garmin(ガーミン) は、1989年にアメリカで設立された GPS技術に特化した企業 です。特に、スマートウォッチ・GPSデバイス・アウトドア・航空機・自動車向けのナビゲーション機器 で世界的に高い評価を得ています。
・ GPS技術に特化
Garminは元々、軍事・航空分野のGPS開発を行っていた企業であり、その技術力を活かして一般向けの製品も展開しています。
位置情報の精度が非常に高く、GPS測位の速さ・正確性ではトップクラス です。
・ タフネス性能
Garminの製品は、耐衝撃性・防水性・耐熱性 に優れ、アウトドアや過酷な環境での使用に適しています。
多くの製品が MIL-STD-810(ミルスペック) に準拠し、軍用レベルの耐久性を持っています。
・圧倒的なバッテリー持ち
Garminのスマートウォッチは、長時間使用できるロングバッテリーが特徴。
- Instinct 3(ソーラー充電) → 太陽光があれば「無制限稼働」も可能
- Fenixシリーズ → GPSモードで数十時間~数週間の駆動が可能
Apple Watchなどの一般的なスマートウォッチよりも圧倒的にバッテリー持ちが良い のが大きなメリットです。
Garmin Instinct 3 の主な特徴

出典 Garmin
ミルスペック準拠の耐久性能
Instinct 3は、アメリカ国防総省が定める「MIL-STD-810(ミルスペック)」 に準拠しており、耐熱性・耐水性・耐衝撃性能を兼ね備えています。
・耐熱性:高温・低温に強い(詳細な温度範囲は非公表)
・耐衝撃性:落下や振動に強い
・耐水性:100m防水(10ATM)
カシオのG-SHOCKシリーズのようなタフなデザインに加え、Garminならではのスマートウォッチ機能が搭載されています。
ミルスペック(MIL-STD-810) とは、アメリカ国防総省(DoD)が定める 軍用規格(Military Standard) の一つで、過酷な環境下での耐久性を保証する試験基準 です。
AMOLEDディスプレイ&ソーラー充電対応
Instinct 3シリーズには2種類のディスプレイモデルが存在します。
- AMOLEDディスプレイモデル(Instinct 3 AMOLED)
- ソーラー充電対応モデル(Instinct 3 Dual Power)
特に、Instinctシリーズとしては初めてAMOLEDディスプレイを搭載した点が注目されます。最近のスマートウォッチでは視認性と発色の良いAMOLEDディスプレイが主流になりつつあり、Garminもこの流れに対応してきました。
一方、Dual PowerモデルはモノクロMIP液晶を採用し、視認性が抜群。さらに、バックライトの色がホワイトからブラックに変更され、暗闇での視認性が向上しています。
ソーラーモデルは太陽光充電 に対応し、条件次第では充電不要で使用できます。
圧倒的なバッテリー持ち
Instinct 3のバッテリー性能は驚異的です。
- AMOLED(50mmモデル):スマートウォッチモードで約24日間
- Dual Power(ソーラー充電なし):スマートウォッチモードで約40日間
- Dual Power(ソーラー充電あり):無制限(理想的な日照条件下)
特に、ソーラーモデルは条件が整えば「充電不要で使える」可能性があるため、登山や長期間のアウトドア活動でも活躍します。
高精度なGPS測位
Instinct 3はマルチバンドGPS(L1/L5) に対応し、以下の4つの衛星測位システムを利用できます。
- GPS(アメリカ)
- GLONASS(ロシア)
- Galileo(ヨーロッパ)
- みちびき(日本)
ただし、中国のBeiDou には非対応です。
さらに、新機能 「SatIQ」 を搭載。これにより、環境に応じて最適な測位モードに自動で切り替え、バッテリー消費を抑えながら高精度な測位を実現します。
Garmin Instinct 3 と他のスマートウォッチとの比較

出典 Garmin
スマートウォッチ | GPS精度 | 特徴 |
---|---|---|
Garmin Instinct 3 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | L1/L5デュアルバンド対応、SatIQあり |
Garmin Fenix 7X | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 高精度だがInstinct 3とほぼ同等 |
Apple Watch Ultra | ⭐⭐⭐⭐ | L1/L5対応で精度は高いがバッテリーが短い |
Suunto 9 Peak Pro | ⭐⭐⭐ | L1のみ対応、環境によっては誤差あり |
Instinct 3のGPS精度はFenix 7Xとほぼ同じレベル で、ビル街や山の中でもしっかりとしたトラッキングができました。
Garmin Instinct 3 の「超軽量」設計について

出典 Garmin
Garmin Instinct 3は、タフネス性能を維持しながらも超軽量なデザイン を実現したスマートウォッチです。
重量の比較
Garmin Instinct 3は、約53g(50mmモデル)という軽量設計 になっています。
一般的なスマートウォッチと比較すると、非常に軽く、長時間の装着でも快適 です。
他のスマートウォッチとの比較
スマートウォッチ | 重量 |
---|---|
Garmin Instinct 3(50mm) | 約53g |
Garmin Fenix 7(47mm) | 約79g |
Apple Watch Ultra 2 | 約61g |
Samsung Galaxy Watch 5 Pro | 約76g |
Garmin Venu 3 | 約46g |
このように、タフネス性能を備えながらも軽量化に成功している ことがわかります。
Garmin「Instinct 3」はなぜ軽いのか?
Garmin Instinct 3が超軽量である理由は、以下の3つのポイントが挙げられます。
ファイバー強化ポリマー製のケース
Instinct 3のケースには、ファイバー強化ポリマー(FRP) を採用。
これは、軽量ながらも衝撃や熱に強い素材で、軍用グレードの耐久性を持ちながらも本体を軽量化することに成功しています。
軽量なバンドデザイン
バンド部分は、シリコン素材を採用しつつ、通気性と柔軟性を重視 したデザインになっています。
これにより、装着感が良く、長時間の使用でも負担を感じにくい設計になっています。
シンプルなボタン操作でタッチスクリーン不要
Instinct 3は、タッチスクリーンを採用せず、物理ボタンでの操作 になっています。
タッチパネルを搭載しないことで、ディスプレイの厚みを抑え、余分な部品を省略して軽量化 しています。
アウトドア向けセンサーが充実
Instinct 3には、アウトドアで役立つ以下のセンサーが搭載されています。
- 高度計(行動中の高度を測定)
- 気圧計(天候の変化を察知)
- 電子コンパス(方角を測定)
- ストームアラート(急激な気圧変化を通知)
また、新機能として LEDフラッシュライト を搭載。赤色ライトも搭載され、SOS信号の点滅モードも利用可能です。
Garmin Instinct 3 の「常時表示(AOD) 」 機能の便利さ
AMOLEDモデルのもう一つのメリットは、常時表示(AOD: Always-On Display) に対応していることです。
この機能を有効にすると、設定したタイムアウト時間が経過した後も、ディスプレイの輝度と背景が暗くなりつつ、ウォッチフェイスのデータ(秒や日付などの一部データを除く)が表示され続けます。
なお、常時表示を有効にすると、バッテリーの消費が早まる可能性があります。バッテリー持続時間を重視する場合は、必要に応じて設定を調整してください。
また、Instinct 3 AMOLEDモデルには、暗所での使用向けにディスプレイを赤色で表示する「レッドシフト」モードも搭載されています。このモードは、暗闇での眩しさを軽減するのに役立ちます。
Garmin Instinct 3 は健康モニタリング機能も充実

出典 Garmin
スマートウォッチとしての基本機能も搭載。
- 歩数計
- 消費カロリー計測
- ストレスレベル測定
- 心拍数モニタリング
- 睡眠トラッキング
内蔵の光学式心拍計を搭載しており、日常の健康管理やトレーニング中の心拍数モニタリングが可能です。
主な機能:
- リアルタイム心拍数計測: 心拍ウィジェットやアクティビティ中のトレーニングページで、現在の心拍数を確認できます。
- リカバリー心拍の測定: アクティビティ終了後、タイマー停止時の心拍数と2分後の心拍数の差を計測し、心肺機能の指標として活用できます。
- 心拍ゾーンの設定: トレーニングの強度管理のため、5つの心拍ゾーンを設定し、フィットネスレベルの向上に役立てることができます。
さらに、別売のハートレートセンサーを使用することで、より詳細な心拍データの取得や、水泳中のリアルタイム心拍数の計測が可能になります。
Instinct 3の心拍センサーは第4世代を採用しており、最新の第5世代と比較すると精度に差があるとの指摘もあります。
全体として、Garmin Instinct 3は、日常の健康管理やトレーニングにおいて、心拍数モニタリングを効果的にサポートする機能を備えています。
Garmin Instinct 3 のスマート機能(決済・通知など)
- スマートフォン通知機能(ペアリングしたスマホの通知をウォッチで確認)
- Garmin Pay(Suica対応)(電車・コンビニなどでの決済が可能)
- セーフティ&トラッキング機能(事故発生時に現在位置を緊急連絡先へ通知) ※スマートフォンとのペアリングが必要
Garmin Instinct 3 のラインナップと価格

※画像はイメージです。
Instinct 3シリーズは3つのモデルが展開されます。
- Instinct 3 AMOLED(AMOLEDディスプレイモデル)
- Instinct 3 Dual Power(ソーラー充電対応モデル)
- Instinct 3E(機能を抑えたエントリーモデル)
カラーバリエーションも豊富です。
- Instinct 3 AMOLED:ブラック / ネオトロピカル(数量限定)
- Instinct 3 Dual Power:ブラック/オレンジ系バンド
- Instinct E:ブラック/エレクトリックライム(イエロー系バンド)
価格は以下の通り。
- Instinct 3 AMOLED(45mm):税込79,800円
- Instinct 3 AMOLED(50mm):税込87,800円
- Instinct 3 Dual Power(45mm):税込71,800円
- Instinct 3 Dual Power(50mm):税込79,800円
- Instinct E(40mm):税込52,800円
- Instinct E(45mm):税込52,800円
Garmin Instinct 3 AMOLED(50mm) を使用した体験談

※画像はイメージです。
ディスプレイの視認性
実際に使ってみて、一番驚いたのは ディスプレイの視認性の高さ です。これまでGarminのタフネスウォッチは MIP(メモリーインピクセル)液晶 がメインだったので、「AMOLEDが加わるとどう変わるのか?」と気になっていましたが、想像以上に見やすかったです。
バッテリーの持続時間
使い始めて数週間が経ちましたが、バッテリーの持ちが本当に驚異的 です。普段Apple Watchを併用している自分としては、「こんなに充電しなくていいスマートウォッチがあるのか…!」と感動しました。
まず、私が使っているAMOLEDモデル(50mm)のバッテリー持ちですが、スマートウォッチモードで約24日間と公式には言われています。
ただし、実際に使ってみた感じでは 1日あたり3~4%ほどのバッテリー消費 でした。
- 週3回のランニング(GPSオン)
- 睡眠トラッキングON
- 心拍モニタリング常時ON
- 常時表示(AOD)OFF
この設定で、約 18~20日 は余裕で持ちました。
AOD(常時表示)をONにすると1日7~8%消費するので、約1週間で充電が必要になる かなという印象です。
耐久性と軽量性
数週間しようしてみて一番驚いたのが 「こんなに軽いのに、めちゃくちゃ頑丈!」 という点です。タフネス系のスマートウォッチって、どうしてもゴツくて重いイメージがあるんですが、Instinct 3は耐久性と軽さのバランスが抜群 でした。
GPS精度
GPSの精度がめちゃくちゃ高い ことに驚きました。以前使っていたスマートウォッチでは、特にビル街や山道でのズレが気になっていたんですが、Instinct 3はほぼ正確にルートをトレース してくれます。
標高のある山道で試したところ、細かいカーブやアップダウンも正確に記録されていました。これまで使っていたスマートウォッチでは「山の中にいるのに道を外れたログが取れる」ことがよくあったのですが、Instinct 3は しっかり実際のルート通りに記録されている のが分かりました。
健康管理機能
タフネス系スマートウォッチって「スポーツ特化」なイメージがあったんですが、日常の健康データもかなり細かくトラッキングできる ので、運動をしない日でもしっかり活用できます。
Garmin Instinct 3 レビューまとめ

※画像はイメージです。
Garmin Instinct 3は、アウトドアやスポーツ愛好家の間で高い評価を得ています。特に、シリーズ初のAMOLEDディスプレイ搭載モデルが注目されています。
主な評価ポイント
- ディスプレイの視認性向上: AMOLEDモデルでは、高解像度のディスプレイにより、通知やヘルスケア情報がより鮮明に表示されます。
- バッテリー性能: ソーラーパネル搭載のDual Power 50mmモデルでは、最長40日間のバッテリー駆動が可能で、一定の条件下では無制限の稼働も期待できます。
- 耐久性: MIL-STD-810規格に準拠しており、耐衝撃性や防水性など、過酷な環境下でも安心して使用できます。
ユーザーの声
- 「AMOLEDディスプレイの視認性が非常に高く、満足しています」
- 心拍センサーは第4世代を採用しており、最新の第5世代を採用して欲しかった
一方で、Garminの独特なUIデザインに慣れるまで時間がかかるとの意見もあります。
全体として、Garmin Instinct 3は、視認性の向上や優れたバッテリー性能、そして高い耐久性が評価されており、アウトドアやスポーツシーンでの活躍が期待されています。
Garmin Instinct 3 はどんな人におすすめか?
購入をおすすめできる人
✅ アウトドア・スポーツを楽しむ人(登山・ランニング・サイクリング・スイミング)
✅ バッテリー持ちを重視する人(ソーラーモデルなら充電不要レベル)
✅ タフネス性能が必要な人(耐衝撃・防水・防塵でどんな環境でも使える)
✅ 健康管理をしっかりしたい人(睡眠・ストレス・心拍数・ボディバッテリー計測)
✅ スマートウォッチを毎日充電するのが面倒な人(数週間持続するロングバッテリー)
✅ Apple Watchでは物足りない人(GPS精度・耐久性・バッテリー持ちで圧倒的に優秀)
「タフでバッテリーが長持ち、健康管理もできるスマートウォッチ」が欲しい人にはピッタリ!
購入をおすすめできない人
❌ フォーマルなデザインが欲しい人 → ゴツめのタフネスデザインなので、スーツやビジネスシーンには不向き。
❌ タッチスクリーンが必須な人 → Instinct 3は物理ボタン操作のみで、タッチ操作ができない。
❌ アプリの豊富さを求める人 → Apple WatchやWear OSほどのアプリの種類はない。
❌ スマホ連携の強いスマートウォッチが欲しい人 → 通話や音楽ストリーミング機能は非対応。
❌ 毎日充電するのが苦でない人 → Apple WatchやGalaxy Watchの方が通知機能や操作性に優れる。
❌ 軽量コンパクトなスマートウォッチが欲しい人 → ゴツめのデザインなので、小型でスタイリッシュなモデルを求める人には向かない。
「タフネス&バッテリー重視」なら最適だが、スタイリッシュさやスマート機能を求める人には不向き!
Garmin Instinct 3 まとめ
Garmin 「Instinct 3」は、タフネス性能とスマートウォッチ機能を両立した最強モデル です。
- 耐久性抜群(ミルスペック準拠・100m防水)
- ソーラーモデルは無制限のバッテリー駆動が可能
- デュアルバンドGPS&SatIQで高精度な測位
- Suica決済対応で日常使いもOK
- AMOLEDディスプレイ搭載で視認性アップ
特に、AMOLEDディスプレイモデルの登場は待ち望んでいた方も多いはず。さらに、ロングバッテリーや決済機能が追加されたことで、より便利に使えるスマートウォッチになりました。
「Apple WatchやFitbitでは物足りない」「アウトドアやスポーツでガンガン使えるタフなスマートウォッチが欲しい」という方には、Garmin製品が非常におすすめです!
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