スマートフォンやタブレットが日常の一部となった今、動画視聴や電子書籍、Webブラウジングを快適にこなせる「ちょうどいいサイズ」のタブレットを探している方も多いのではないでしょうか。特に、価格と性能のバランスが取れたモデルを選びたいという方にとって、Amazonの「Fire HD 8」シリーズは長年にわたり高い人気を誇ってきました。
そして待望の新モデル「Fire HD 8(第13世代)」がリリースされました。本機は、従来のコストパフォーマンスの高さを維持しつつ、処理性能やメモリ容量を見直すことで、より快適な操作性を実現したエンタメ向けタブレットです。
私自身、これまで「Fire HD 8 Plus(2020年モデル)」を日常的に使用してきましたが、動作のもたつきや発色の弱さに少なからず不満を感じていました。そんな中、最新モデルの登場をきっかけに買い替えを決意し、実際に使ってみたところ、その進化に驚かされました。
本記事では、旧モデルとの比較を交えながら、「Fire HD 8(第13世代)」がどんなシーンで役立つのか、どんな人に向いているのかを詳しく解説していきます。Fire HDシリーズに興味がある方や、エントリー向けタブレットの選び方で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

Amazon (アマゾン) Fire HD 8 とは?

出典:Amazon
Fire HD 8 とは、Amazonが開発・販売しているFireシリーズの8インチタブレットの最新世代(第13世代)にあたる製品です。主にエンタメ消費や電子書籍、Webブラウジングといったライトユースを想定して設計されており、Amazonの各種サービスとの親和性が非常に高いのが特徴です。
Fire HD 8 の特徴まとめ
- 8インチHDディスプレイ:コンパクトで持ち運びしやすいサイズ感ながら、動画や電子書籍の閲覧にも適した画面。
- 3GBまたは4GBのメモリ搭載:複数アプリの切り替えやWeb閲覧などもスムーズに動作。
- USB-C充電対応:汎用性の高い端子で、充電やデータ転送も楽々。
- Amazonアカウントとの連携に最適化:初期設定も簡単で、購入直後からすぐに使い始められます。
- 低価格ながら安定性の高い動作:ゲームには不向きでも、日常的な用途なら十分なパフォーマンス。
Fire OSとは?
Fire HD 8 には、Amazon独自の「Fire OS」が搭載されています。これはAndroidをベースにカスタマイズされたOSで、見た目や操作性はAndroidに似ているものの、Google Playストアは標準で利用不可という制約があります。その代わりにAmazonアプリストアが用意されており、Prime Video・Kindle・Amazon MusicなどのAmazon系アプリは快適に動作します。
一方で、重い3Dゲームを楽しみたい方や、Google系アプリを自由に使いたい方にはやや制限があるため、注意が必要です。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 の外観とデザイン

出典:Amazon
Fire HD 8 のデザインは、前モデルから大きく変わることはありませんが、細かな使い勝手や質感の面でブラッシュアップが見られます。ここでは、実機を手に取った感覚も交えながら、デザイン面の特徴を詳しくご紹介します。
本体サイズと重量
Fire HD 8 は、コンパクトで持ちやすい8インチサイズを採用しています。縦横比のバランスも良く、片手で持ちやすいサイズ感です。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 約201.9 × 137.3 × 9.7 mm |
重量 | 約337g |
材質 | ポリカーボネート(マット加工) |
カラー展開 | ブラック(他カラーは未発表) |
約337gという軽さは、片手で長時間持っても疲れにくく、通勤・通学中の読書や動画視聴にも最適です。
前面:ディスプレイとベゼル
正面は、8インチのHDディスプレイが中央に配置され、周囲にはやや広めのベゼルが設けられています。近年のタブレットと比べると、ベゼル幅は広めですが、そのぶん誤タッチが防げるという実用面でのメリットもあります。
- フロントカメラは横持ち時の左上ベゼルに搭載されており、ビデオ通話時に自然なアングルになる点が便利です。
- ガラス部分は光沢があり、指紋はつきやすいですが、標準的な感度で操作には問題ありません。
背面:素材と質感の進化
2020年モデルでは、背面はツルツルとした光沢感のある樹脂製でしたが、2024年モデルではマット加工かつ細かな凹凸のある仕上げになりました。
この加工によって以下のメリットが生まれています:
- 指紋が目立ちにくく、見た目をきれいに保てる
- 滑りにくく、片手でもしっかりグリップできる
- 安っぽさをある程度抑えた“実用的な質感”
見た目の高級感はiPadなどと比べると劣りますが、「雑に使える」というFireタブレットならではの利点を損なわず、耐久性を重視した構造といえます。
側面とボタン・端子類の配置
本体のフレーム周りには必要最小限のボタンと端子が搭載されており、操作性と実用性が重視された設計になっています。
側面 | 搭載内容 |
---|---|
上部 | 電源ボタン、音量ボタン、マイク穴、USB-Cポート、3.5mmイヤホンジャック |
左側 | フロントカメラ |
右側 | デュアルスピーカー(ステレオ) |
下部 | 特に無し(すっきりした構造) |
左側面(縦向き) | microSDカードスロット |
ポイント
- 電源と音量ボタンの位置が前モデルから入れ替えになっているため、買い替えた方は最初に少し戸惑うかもしれません。
- スピーカーは本体側面に2つあり、横向きに持った際にしっかりステレオ効果を感じられます。
全体の印象と使用感
実際に手に取って感じた印象としては、「機能美に徹した実用デザイン」という言葉がぴったりです。装飾性や華やかさはないものの、以下のような点で日常使いに優れています:
- 手にしっかりフィットする軽量・コンパクト設計
- ツルツルすぎない滑り止め加工で安心感あり
- 側面ボタンや端子の配置も直感的でわかりやすい
ケースやアクセサリーとの相性
Fire HD 8 はAmazon公式の純正カバーのほか、サードパーティ製の保護ケースやガラスフィルムも豊富に用意されています。背面や端子配置が大きく変わっていないため、旧モデルのアクセサリーが流用できる場合もあります。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 のスペック詳細

出典:Amazon
Fire HD 8 は、コストパフォーマンスに優れた8インチタブレットとして設計されており、特にAmazonサービスとの親和性を活かした仕様になっています。ここでは主要スペックを項目ごとに詳しく見ていきましょう。
スペック一覧表
項目 | 詳細内容 |
---|---|
ディスプレイ | 8インチ HD IPS液晶、解像度 1280×800、60Hzリフレッシュレート |
CPU(SoC) | 6コアプロセッサ(最大2GHz) ※具体的なチップ名は非公開 |
メモリ(RAM) | 3GB または 4GB(モデルによる) |
ストレージ(ROM) | 32GB または 64GB(microSD 最大1TBまで対応) |
GPU | Mali-G52系推定(内蔵) |
カメラ(フロント) | 約200万画素(固定フォーカス) |
カメラ(リア) | 約500万画素(オートフォーカス対応) |
サウンド | デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos非対応 |
バッテリー持続時間 | 最大約13時間(Web、読書、動画の混合使用時) |
充電端子 | USB Type-C(5V/2A、最大10W充電) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
オーディオ端子 | 3.5mmイヤホンジャックあり |
通信 | Wi-Fi:デュアルバンド(2.4GHz / 5GHz)、Bluetooth 5.0 |
対応OS | Fire OS(AndroidベースのカスタムOS) |
サイズ | 約201.9 × 137.3 × 9.7 mm |
重量 | 約337g |
カラー | ブラック(※カラーバリエーションは地域により異なる可能性あり) |
セキュリティ | PINロック/Amazonアカウント認証(指紋・顔認証なし) |
アシスタント機能 | Alexa対応(ハンズフリーモード可能) |
各スペックの注目ポイント
ディスプレイ
Fire HD 8 には8インチのHD解像度(1280×800)IPS液晶が搭載されています。細かい文字を読むにはやや粗さが気になる場面もありますが、電子書籍や動画視聴など一般的な用途であれば問題ないレベルです。IPS方式なので視野角も広く、発色も改善されており、前モデルより色味に深みがあります。
プロセッサ(CPU)
搭載されているのは6コアのプロセッサ(最大2.0GHz)で、詳細な型番は非公開ですが、ミッドレンジ帯のスマートフォンよりやや劣る性能です。ただし、従来モデルの4コアから進化しており、日常的な操作やマルチタスクがよりスムーズになりました。
メモリ・ストレージ
- メモリは3GBまたは4GBから選択可能。2020年モデルの2GB〜3GBから増加しており、複数アプリを同時に開いた際の動作が安定。
- ストレージは32GBと64GBの2種類で、どちらもmicroSDカード(最大1TB)に対応しているため、拡張性は抜群です。
カメラ性能
- フロントカメラ(200万画素)は主にビデオ通話やオンライン授業向け。画質は最低限ですが、ZoomやSkypeでは実用範囲内です。
- リアカメラ(500万画素)は前モデルから画素数がアップ。オートフォーカス対応で、簡単なメモ撮影や書類スキャンにも対応可能です。
サウンド性能
- 本体側面にステレオスピーカーを2基搭載。音質は価格相応ながら、モノラルより臨場感のあるサウンドが楽しめます。
- 3.5mmイヤホンジャックを搭載している点も、手持ちのオーディオ機器をそのまま使えるため好印象です。
バッテリー持ち
最大約13時間の連続使用が可能。実際に使った感覚でも、読書やWeb閲覧中心なら1日〜1.5日は余裕で持ちます。充電スピードは特別早くはありませんが、Type-C対応で取り回しやすくなっています。
OSとアプリ環境
- Fire OSはAndroidベースでありながら、Google Playストアが標準搭載されていない独自仕様。
- Amazon Appstoreを通じて主要アプリは利用可能ですが、Google系アプリ(Gmail、YouTubeなど)を利用するには手動でPlayストアの導入が必要です。
セキュリティと便利機能
- 指紋認証や顔認証には非対応ですが、PINコードやAmazonアカウントによるロック機能は搭載。
- Alexaによる音声操作やスマートホーム連携にも対応しており、Echo端末としての利用も可能です。
このように、Fire HD 8 は「必要十分なスペック」と「価格以上の完成度」を両立した、非常にバランスの良いタブレットです。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 との比較

出典:Amazon
Fire HD 8 は、前世代の2020年モデル(Fire HD 8 / Fire HD 8 Plus)と比較すると、全体的にはマイナーチェンジにとどまっているものの、使い勝手を大きく左右する重要な部分に手が加えられている進化型モデルといえます。
以下に、両モデルの主な違いを比較した表をご用意しました。
Fire HD 8(2024年) vs Fire HD 8(2020年)のスペック比較表
項目 | Fire HD 8(2020年) | Fire HD 8(2024年) |
---|---|---|
世代 | 第10世代 | 第13世代 |
ディスプレイ | 8インチ HD(1280×800) | 8インチ HD(1280×800) |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
CPU(SoC) | 4コア 2.0GHz(MediaTek系) | 6コア 最大2.0GHz |
メモリ(RAM) | 2GB(HD 8)/3GB(Plus) | 3GB または 4GB |
ストレージ | 32GB/64GB | 32GB/64GB |
カメラ(リア) | 200万画素 | 500万画素 |
カメラ(フロント) | 200万画素 | 200万画素 |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
イヤホンジャック | あり | あり |
ワイヤレス充電 | Plusモデルのみ対応 | 非対応 |
ポート | USB-C | USB-C |
バッテリー持続時間 | 最大12時間 | 最大13時間 |
OS | Fire OS 7 | Fire OS 8(推定) |
質感・デザイン | 光沢樹脂/滑りやすい | マット仕上げ/滑りにくい |
サイズ | 約202 × 137 × 9.7 mm | 約201.9 × 137.3 × 9.7 mm |
重量 | 約355g(Plus) | 約337g |
大きな進化ポイントまとめ
CPU性能の向上(4コア → 6コア)
前モデルに搭載されていた4コアCPUに比べて、2024年モデルでは6コアCPUへ進化。このことで、アプリの起動・切り替え、スクロールの滑らかさなどが体感的に向上しています。ベンチマークスコアでも約1.3〜1.5倍の性能向上が見られます。
メモリ増量(最大4GBへ)
2020年モデルでは「Plus」モデルでも3GBが最大でしたが、2024年モデルではついに4GBモデルが登場。これにより、複数アプリを同時に立ち上げた状態でも動作が安定し、Web閲覧中の別アプリ切り替えもストレスフリーに。
カメラ性能アップ(200万画素 → 500万画素)
リアカメラは従来の200万画素から500万画素に進化し、メモ撮影やQRコード読み取り、ビデオ通話時の補助用途にも対応しやすくなりました。Fireタブレットにカメラ性能を求める人は少ないかもしれませんが、ちょっとした実用性が向上しています。
マット仕上げの筐体で扱いやすさ向上
2020年モデルでは背面がツルツルとした光沢素材だったため、指紋が目立ちやすく、滑りやすいのが難点でした。対して2024年モデルでは、細かい凹凸のあるマット加工が施され、手に持った際の安心感が格段にアップ。実用性が高まりました。
退化・ダウングレードされた点
ワイヤレス充電の廃止
2020年の「Plus」モデル限定で対応していたワイヤレス充電が、2024年モデルでは完全に廃止されています。これは惜しいポイントであり、ドッキングスタンドでの充電を愛用していたユーザーにはややマイナスです。
Fire HD 8 Plusモデルの廃止
従来は「ノーマル」と「Plus」で分かれていた2モデル展開でしたが、2024年は1シリーズに集約。メモリ容量で選べるだけとなり、プレミアム感のある“Plus”ブランドが消滅しています。
どちらが買いか?
条件 | おすすめモデル |
---|---|
旧型を持っていない、または初タブレット | Fire HD 8(2024) |
2020年モデルで動作に不満がある | Fire HD 8(2024) |
ワイヤレス充電を重視したい | Fire HD 8 Plus(2020)※廃番 |
とにかく安く買いたい | 旧モデル(セール価格で狙う) |
総評:2024年モデルは「地味だけど確かな進化」
2024年モデルは、派手なスペックアップや新機能の追加はないものの、「使ってみてわかる快適さの底上げ」が実現されています。特に、メモリとCPUの強化によるレスポンス改善は実感しやすく、日常使いにおける満足度が高いです。
一方で、ワイヤレス充電やPlusモデルの撤廃、Fire OSの制約などは依然としてユーザーによって評価が分かれるポイントです。選び方としては、「旧型ユーザーの買い替え」や「初めてのタブレット入門」にちょうどよい1台と言えるでしょう。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 を使用した私の体験談

出典:Amazon
私はこれまで「Fire HD 8 Plus(2020年モデル)」を3年ほど使用してきましたが、動作のもたつきやアプリ切り替え時のストレスが気になっており、買い替えを検討していました。そんな中、2024年モデルの登場を機に「Fire HD 8(4GB / 64GB)」を購入し、約2週間ほどじっくり使ってみました。
ここでは実際に使ってみた体験を、「購入からセットアップ」「操作感」「使用シーン別の感想」に分けて詳しくご紹介します。
購入からセットアップまで:スムーズでストレスフリー
Amazonで購入後、届いたパッケージには本体、USB-Cケーブル、電源アダプター、簡単なクイックスタートガイドが同梱。
初回起動時にAmazonアカウントを入力すると、過去に使っていたアプリやKindleの書籍が自動的に同期され、すぐに使い始めることができました。
特に便利だったのは、「Fireタブレット→Fireタブレット」の移行が想像以上に簡単だったこと。わずか10分ほどでセットアップ完了し、旧機種からのストレスを感じずに使い始められました。
基本的な操作感:明らかに“サクサク感”が違う
2020年モデルではアプリの立ち上げやホーム画面のスクロールが「カクカク」しており、時折フリーズする場面もありました。それが2024年モデルでは、6コアCPUと4GBメモリの効果で明らかにレスポンスが改善。
操作感で特に感じた変化:
- ホーム画面の切り替えやスワイプがなめらか
- ChromeやSilkブラウザでのスクロールが快適
- Kindleアプリのページめくりがストレスなし
- 複数アプリを切り替えても動作が重くならない
アプリの切り替え時に待たされる時間が減ったことで、「使っていて気持ちいい」と感じる頻度が増えました。
使用シーン別の実体験レビュー
動画視聴(Prime Video/YouTube)
夜のリラックスタイムにベッドで動画視聴をするのが習慣なのですが、ステレオスピーカーの音の広がりが以前より格段に良くなっています。
Prime VideoやYouTubeでは、HD画質でも十分に見応えがあり、セリフの聞き取りやすさが向上していました。イヤホンなしでも快適に視聴できます。
電子書籍・漫画(Kindle)
Kindleの漫画を多く読む私にとって、8インチという画面サイズはちょうどいいです。
特に横向き表示で見開きにすると、ページの細かい描写まで読みやすく、発色も暖色寄りになって目に優しく感じられました。
また、ページめくりのアニメーションがスムーズになった点も好印象です。
Webブラウジング・SNS
SilkブラウザでのWeb閲覧や、Twitter(現X)などの軽めのSNSをチェックする際も快適です。
複数タブを開いていても動作が重くなりにくく、簡単な調べものやレシピ確認などの「ながら使い」に最適だと感じました。
音楽再生・ポッドキャスト
Amazon MusicをBGM代わりに流したり、ポッドキャストを聴いたりすることも多いのですが、3.5mmイヤホンジャックが健在なのが非常にありがたいです。
Bluetoothスピーカーにもすぐ接続でき、マルチメディア用途には困りません。
Google Play導入の手順
私はGoogle Playを使いたかったので、導入に挑戦しました。Webで手順通りに操作したところ、10分程度で無事にPlayストアが使えるようになりました。
全くの初心者には少しハードルがあるかもしれませんが、慣れている方なら問題なく行えると思います。
残念に感じた点
- 解像度がHD止まりなため、文字や細部が若干粗く感じる場面もあります
- iPadのような高級感はなく、見た目はどうしても“安価なプラスチック感”が否めない
- ワイヤレス充電に慣れていたため、充電スタンドが使えなくなったのはやや不便
総合的な満足度
総じて、Fire HD 8(2024年モデル)は「価格以上に使いやすく進化したタブレット」という印象でした。
特にFireタブレットを過去に使っていた人にとっては、動作の快適さ・質感・発色の改善がしっかり体感できる内容です。
「動画・読書・ネットに強いサブ端末が欲しい」「コスパ重視でスマホのサブ機を探している」そんな人にはぴったりの選択肢だと思います。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 に関するQ&A

Q. Google Playは使えますか?
・標準では使えませんが、手動で導入することは可能です。
Q. ワイヤレス充電には対応していますか?
・非対応です。
Q. USB-Cに対応していますか?
・USB-Cポートを搭載しています。
Q. YouTubeやNetflixは見られますか?
・問題なく視聴可能です。Widevine L1対応です。
Q. スピーカーの音質は?
・ステレオ対応で、音質は価格相応ですが満足できます。
Q. 重い3Dゲームはプレイできますか?
・処理能力が限られるため、重いゲームには不向きです。
Q. 画面の解像度は十分ですか?
・HD画質ですが、電子書籍や動画視聴には問題ありません。
Q. iPadとの違いは?
・価格帯・自由度・性能すべてで異なりますが、コスパは抜群です。
Q. バッテリーの持ちはどうですか?
・使い方次第ですが、約13時間と十分なスタミナです。
Q. 子ども向けの使用に適していますか?
・Amazon Kids機能もあり、安心して使えます。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 が向いている人・向いていない人

出典:Amazon
Fire HD 8(2024年モデル)は、コストパフォーマンスを重視したエントリーモデルとして設計されています。そのため、使い方やニーズによっては非常に満足度の高い製品ですが、すべての人に最適というわけではありません。
ここでは、Fire HD 8がどんなユーザーにおすすめで、逆にどんな方には不向きなのかを詳しくご紹介します。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 が向いている人
Amazonプライム会員
Amazonプライムに加入している人は、Prime Video、Prime Reading、Amazon Musicなどのサービスを最大限に活用できるため、このタブレットの魅力をもっとも享受できます。起動時にAmazonアカウントと連携するだけで、すぐに各種サービスにアクセス可能です。
動画や電子書籍をよく楽しむ人
HD画質と8インチのコンパクトな画面は、寝る前の読書やちょっとした動画視聴に最適です。Kindleアプリもプリインストールされており、電子書籍の購入から閲覧までスムーズ。とくに漫画の見開き表示がちょうど良いサイズです。
初めてタブレットを使う人
価格が1万円台〜2万円台と手頃で、基本的な機能は一通り揃っているため、「タブレットをまず試してみたい」という初心者の方にもぴったりです。操作も直感的で、子どもから高齢者まで扱いやすいインターフェースが特徴です。
サブ端末として使いたい人
「スマホの画面が小さい」「iPadは高価すぎる」と感じる人にとって、軽量・コンパクトで気軽に扱えるサブ端末として非常に便利です。特に読書・レシピ確認・動画視聴など“ながら使い”に活躍します。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 が向いていない人
ゲーム用途をメインに考えている人
高負荷な3Dゲーム(例:原神、Call of Duty Mobileなど)を快適に楽しみたい方には不向きです。CPUやGPU性能が限られており、ゲーム向けのハイパフォーマンスは期待できません。2Dパズルゲームや軽量なRPGであれば動作します。
Google Playアプリをすぐに使いたい人
Fire OSはGoogle Play非対応のため、PlayストアやGoogle系アプリ(Gmail、Google Mapsなど)を標準で利用できません。導入手順を調べれば追加は可能ですが、手間を避けたい方にはAndroidタブレットの方が向いています。
高解像度ディスプレイを重視する人
解像度は1280×800(HD)であり、文字の精細感や写真・映像の細部描写にこだわる人には物足りなく感じられる可能性があります。フルHDや2K、OLEDディスプレイを期待している方には不向きです。
高級感や洗練されたデザインを求める人
Fire HD 8は実用性重視のデザインで、やや“チープ”な見た目です。筐体もプラスチック製で、高級感や薄型・軽量デザインを求める人には満足できないかもしれません。
ワイヤレス充電が必須の人
2020年モデルの「Plus」にはあったワイヤレス充電が2024年モデルでは廃止されました。充電スタンドを活用していたユーザーにとっては明確なダウングレードであり、利便性が落ちたと感じる可能性があります。
Fire HD 8(2024年モデル)は、明確にターゲットを絞ったタブレットです。その特性を正しく理解したうえで選べば、価格以上の満足感を得られる1台になることでしょう。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 レビューまとめ

Amazon Fire HD 8(2024年モデル)は、シンプルながらも実用性に優れたエントリーモデルのタブレットとして、確かな進化を遂げた1台です。スペックアップは控えめながら、「日常使いにストレスのない快適さ」を手に入れたことで、旧モデルからの買い替えや初めてのタブレット購入に強くおすすめできる内容となっています。
本モデルの評価ポイント
良かった点
- 6コアCPUと最大4GBメモリ搭載で、動作が格段にスムーズに
- ページのスクロールやアプリ切り替えがスッと動き、旧型のカクつきが軽減。
- 軽めのマルチタスクも問題なくこなせます。
- リアカメラの画素数が大幅アップ(200万→500万画素)
- 書類スキャンやQRコードの読み取りがしやすく、実用性が向上。
- マットな筐体デザインでグリップ感・見た目の実用性アップ
- 指紋が目立ちにくく、落としにくい安心感のある仕上がり。
- 動画・読書・Web用途には必要十分なHDディスプレイ
- 特にPrime VideoやKindle利用との相性は抜群。
- 価格は1〜2万円台でお手頃。セールを狙えばさらにお得
- コスパという観点では他のタブレットと比較してもかなり優秀です。
惜しい・気になる点
- フルHD非対応のHD画質ディスプレイ
- 映像や文字にこだわる人にとっては物足りなさを感じる可能性。
- ワイヤレス充電の廃止
- 2020年の「Plus」モデルからの買い替えだとやや残念な仕様変更。
- Google Play非対応(導入には知識が必要)
- Amazon Appstoreだけではアプリの選択肢が限られるため、やや不自由。
- 高級感は乏しく、外観は“あくまで実用向き”
- 金属製やスリムボディのタブレットと比較すると安っぽさは否めません。
Amazon (アマゾン) Fire HD 8 レビュー総評
Fire HD 8(2024)は、決して万能ではないが「使う目的が明確な人」には非常に刺さるタブレットです。とくにAmazonコンテンツを活用したい方、セール時にお得に買いたい方にとっては、「買ってよかった」と感じられる製品でしょう。
