Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro レビュー！最強タフネススマートウォッチがついに登場！スペック・使い勝手・前機種比較まで徹底解説

Amazfit T-Rex 3 Proは、タフネス系スマートウォッチの中でもひときわ存在感を放つ「究極のアウトドア向けモデル」です。シリーズとしては「T-Rex 3」の上位版にあたり、チタンベゼル・サファイアガラス・高輝度AMOLEDディスプレイを備えた、まさに“プロ仕様”の完成度を誇ります。

このモデルが象徴するのは、「耐久性」「知能」「快適性」の3つの融合です。もともとT-Rexシリーズは、極限環境でも動作する“ミリタリースペックの頑丈さ”で知られていましたが、T-Rex 3 Proではそれに加えて、AI音声アシスタント（Zepp Flow）やBluetooth通話対応スピーカー、懐中電灯機能（最大300ルクス）、デュアルバンドGPSといった、実用的なスマート機能が大幅に強化されています。

さらに、3000ニットという圧倒的なディスプレイ輝度を誇り、真夏の直射日光下でも視認性は抜群です。加えて、防水性能は10ATMを維持しながら、25日間のロングバッテリーを実現。まさに「ガーミンの牙城を崩す」と言っても過言ではない完成度に仕上がっています。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro とは？

出典：Amazfit

Amazfit T-Rex 3 Proとは、Zepp Health（旧Huami）が展開するAmazfitブランドの中でも、タフネス性能とスマート機能を極限まで追求したハイエンドモデルです。T-Rexシリーズはもともと「ミリタリーグレードの耐久性」を特徴としており、登山やキャンプ、トレイルランニングなど、過酷な環境での使用を前提に設計されています。その中でもT-Rex 3 Proは、シリーズ史上もっとも完成度の高いモデルとして位置づけられています。

「Pro」の名の通り、従来モデルの堅牢性をベースに、素材・表示性能・機能性・AI知能化のすべてが進化しています。ケースにはグレード5チタン合金を採用し、従来より軽量でありながら高剛性を実現。ディスプレイにはサファイアガラスが採用され、傷に強く、透明度の高い画面を長く維持できます。これにより、長期間のアウトドア使用でも美しい表示が損なわれません。

また、注目すべき進化点として、スピーカーの搭載によるBluetooth通話機能が追加されました。これまでT-Rexシリーズでは通話に非対応でしたが、ProではIP68防水・防塵性能を維持しつつ音声通話が可能となり、より「スマートウォッチらしい便利さ」を手に入れています。

さらに、Zepp OS 5.0をベースにした最新システムを採用し、音声AI「Zepp Flow」が利用可能に。これはChatGPT-4oを基盤とする高度な自然言語処理AIで、音声で「ウォーキングを開始」「明日の天気を教えて」「画面を明るくして」といった操作をスムーズに行うことができます。つまり、手を使わずに時計を“会話で動かす”ことができるのです。

Amazfit T-Rex 3 Proは「ガーミンの堅牢さ」と「スマートウォッチの知能性」を融合させた、タフネススマートウォッチの完成形と言えるモデルです。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro の外観とデザイン

出典：Amazfit

Amazfit T-Rex 3 Proの外観は、一言で表すなら「力強さと高級感の融合」です。前作T-Rex 3の無骨でタフな印象を継承しながらも、細部の仕上げや素材の選定によって、まさに“プロ”の名にふさわしい上質な佇まいへと進化しています。

ケースと素材の質感

本体サイズは48mmと大型で、手元に強い存在感を与えます。ベゼルおよびサイドボタンにはグレード5チタン合金が採用され、軽量でありながら高い剛性を実現。チタン特有のマットで落ち着いた金属の光沢は、屋外だけでなく日常使いにも映える仕上がりです。

グレード5チタンは航空機にも使用される最上位の素材で、耐腐食性・軽量性・硬度のバランスが非常に優れています。この素材を採用するスマートウォッチは一部の高級ブランドに限られており、Amazfitとしてもこのクラスでは初の試み。耐久性と高級感の両立はまさに「T-Rex 3 Pro」の象徴といえるでしょう。

ディスプレイにはサファイアガラスを採用。硬度9H相当の強度を持ち、鍵や金属との接触でも傷がつきにくい仕様です。透明度が高く、解像度の美しさをそのまま表現してくれます。ただし、サファイアガラス特有の性質として指紋が目立ちやすいため、気になる方はコーティング剤を使うと良いでしょう。

ディスプレイと表示品質

ディスプレイは1.5インチのAMOLEDパネルを搭載。解像度480×480ピクセルの高精細表示で、屋外・室内問わずクリアな視認性を保ちます。特筆すべきはその最大輝度3000ニットという数値。これは一般的なスマートウォッチ（1000〜2000ニット）を大きく上回る明るさで、夏の直射日光下でも文字がくっきりと見えます。

また、ナイトディスプレイモードでは赤・緑・オレンジの3色を選択でき、夜間や暗所でも目に優しい単色表示が可能。タクティカルギアのような印象を演出しつつ、夜間登山やキャンプ時に役立つ実用性を備えています。

ボタン構成と操作性

T-Rex 3 Proは、シリーズ伝統の4ボタン構成を継承しています。右側の2ボタンでメニュー操作、左側の2ボタンでスクロールやショートカット操作が可能。厚手のグローブをつけていても確実に押せるクリック感があり、寒冷地や登山時でも操作に困りません。

新たに右上のボタン長押しでZepp Flow音声AIが起動できるようになり、物理操作と音声操作の両立が実現しました。物理的な堅牢さと、最新のスマートUIの共存はこのモデルならではです。

バンドと装着感

バンドは従来の特殊構造から一新され、一般的な22mmストレートバンド規格に対応。これにより、市販の交換バンドが自由に利用できるようになり、カスタマイズ性が大幅に向上しました。

標準バンドは耐久性に優れたシリコン製で、しっかりとした厚みと柔軟性を両立。フィット感が良く、長時間の着用でも肌への負担を感じにくいです。唯一の要望としては、よりしっとりした高級感を求めるなら「フルオロエラストマー素材」も選べると理想的でした。

重量は約74.5g（バンド込み）。見た目のボリューム感に反して軽量で、実際に着けると想像以上に快適です。チタンの軽さが大きく寄与しており、「ごついのに疲れにくい」という矛盾を見事に解消しています。

デザイン全体の印象

外観は“ミリタリーウォッチ”らしい力強さを保ちながら、金属とガラスの質感で高級感をプラス。特にブラックカラー（タクティカルブラック）はマットな質感が際立ち、アウトドアギアとしてもファッションアイテムとしても映えるデザインです。

カラーバリエーションは、定番のブラックに加え、ゴールド系カラーも展開。ゴールドはラグジュアリーな雰囲気を持ちつつも派手すぎず、シーンに応じて印象を変えられます。

まとめ：タフネス×プレミアムの融合

Amazfit T-Rex 3 Proのデザインは、まさに「タフネスとエレガンスの融合」。前作までの無骨なスタイルに洗練された素材と高級仕上げを組み合わせることで、アウトドアはもちろん、ビジネスシーンにも違和感なく馴染みます。

重厚感と快適さ、そして高精度な仕上げを併せ持つT-Rex 3 Proは、“壊れないスマートウォッチ”から“魅せるスマートウォッチ”へと進化を遂げたモデルといえるでしょう。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro のスペック詳細

出典：Amazfit

Amazfit T-Rex 3 Proは、Amazfitの技術力を結集したタフネス系スマートウォッチの最高峰モデルです。素材・耐久性・表示性能・センサー精度のすべてが前作から進化しており、「アウトドア」と「スマート体験」を両立したまさにハイエンドモデルと呼ぶにふさわしい仕上がりです。以下では、その詳細スペックを項目ごとに詳しく解説します。

基本仕様一覧

項目	詳細情報
モデル名	Amazfit T-Rex 3 Pro
発売日	2025年（国内発売：2025年春予定）
ケース素材	グレード5チタン合金
ディスプレイ素材	サファイアガラス
バンド素材	シリコン（22mmストレート規格、交換可能）
サイズ	直径48mm × 厚さ14mm
重量	約74.5g（バンド込み）
防水性能	10ATM（100m相当の耐水性）
バッテリー容量	約700mAh（最大25日駆動）
OS	Zepp OS 5.0
AIアシスタント	Zepp Flow（ChatGPT 4oベース）
対応OS（スマホ側）	Android / iOS
接続	Bluetooth 5.3 LE
衛星測位	デュアルバンドGNSS / GPS / GLONASS / GALILEO / BeiDou / QZSS（みちびき）対応
センサー	心拍数、SpO₂、加速度、ジャイロ、地磁気、気圧高度、環境光センサー
スピーカー / マイク	あり（Bluetooth通話対応）
懐中電灯機能	LEDライト（白3段階＋赤色＋SOSモード / 最大300ルクス）
音楽機能	本体ストレージ保存 / Bluetoothイヤホン接続可
アプリストア	Zepp App内ストア対応（トレーニング拡張 / 健康 / ツール系）

ディスプレイ性能

T-Rex 3 Proの最大の特徴の一つが、1.5インチ AMOLEDディスプレイ（480×480ピクセル）の美しさです。Amazfit史上最高の最大3000ニットの輝度を実現し、直射日光下でも明瞭な視認性を確保しています。

• リフレッシュレート：60Hz相当（操作感は非常に滑らか）
• 常時表示（AOD）：対応（自動スケジューリング可）
• ナイトモード：赤・緑・オレンジ単色モード搭載
• 保護ガラス：サファイアクリスタル（9H硬度）
• 視野角：広角でコントラスト高めの設定

特にサファイアガラスは透明度が高く、反射を抑えつつ鮮やかな発色を実現しています。唯一の注意点としては、表面コートが薄いため指紋が目立ちやすい傾向があります。これは画面の明るさを最大限活かすための設計上の仕様です。

バッテリー性能と充電方式

Amazfit T-Rex 3 Proは、ハイエンドスマートウォッチの中でも圧倒的なスタミナを誇ります。

• 通常使用時：最大25日
• ヘビー使用（AOD＋ワークアウト頻用）：10〜14日
• GPS連続使用：最大58時間
• バッテリー容量：約700mAh（モデルにより最大800mAh公称）
• 充電方式：マグネット式充電スタンド（USB-C対応）
• 充電時間：約2時間で満充電

スピーカーやLEDライトなど新機能を搭載しながらも、前作比でわずか2日短いだけというのは驚異的です。これはZepp OS 5.0の超省電力アーキテクチャによるものです。

耐久性・防水性能

T-Rexシリーズの伝統である「ミリタリーグレード認証」は当然継承。

• 耐衝撃・耐振動：MIL-STD-810G準拠
• 防水性能：10ATM（100m防水）
• 動作温度：−40℃〜＋70℃
• 防塵性能：IP68相当

チタン合金ボディとサファイアガラスによる強固な構造で、落下・擦れ・高温・低温といった過酷な条件でも動作します。登山やサバイバル環境下でも、まさに“壊れない時計”として信頼できます。

ヘルスケア・フィットネス機能

Zepp Healthの強みであるヘルスデータ分析機能も進化しています。

• 心拍数モニタリング（リアルタイム・自動検知）
• 血中酸素（SpO₂）測定
• ストレスレベル解析
• 睡眠解析（深睡眠・レム・仮眠対応）
• 呼吸速度モニタリング
• 女性の健康トラッキング
• PAIスコア（Personal Activity Intelligence）
• 新機能：BioChargeスコア
  　→睡眠・運動・ストレスなど複数指標から体の“回復度合い”を数値化する総合スコア。
  　→「疲労している日は運動を控えよう」といった回復指標的な使い方が可能です。

これらのデータはZeppアプリと同期され、日/週/月単位で詳細な分析が可能。さらに、Zepp Flowを使えば「今日の疲労度は？」と話しかけるだけでスコアを音声で確認できます。

AIアシスタント「Zepp Flow」

T-Rex 3 Pro最大の目玉機能がこのZepp Flow（ゼップ・フロー）。

• ChatGPT 4oベースの自然対話AIを搭載
• 時計上で直接音声認識→応答まで完結
• 設定変更・情報取得・健康データ確認を音声で実行可能

AIのレスポンスは迅速で、スピーカー搭載により音声での回答が可能になりました

通話・通知・音楽機能

• Bluetooth通話対応（マイク＆スピーカー搭載）
• LINE通話対応（iOS/Androidとも動作確認）
• メッセージ通知要約（Zepp Flow連携）
• 音声メモ録音機能
• スマートフォンの音楽コントロール
• 時計本体への音楽保存（オフライン再生対応）
• Bluetoothイヤホン直結再生可

音量調整やアラーム設定も音声で操作できるようになっており、まさに“ハンズフリーで完結するスマートウォッチ”へと進化しています。

懐中電灯（LEDライト）機能

T-Rexシリーズ初の実ライト搭載モデル。

• 白色光：3段階の明るさ調整
• 赤色光：夜間登山や目の順応維持に最適
• SOSモード：緊急時の点滅信号
• 最大照度：300ルクス（スマートウォッチ業界トップクラス）

画面を白く光らせる疑似ライトではなく、専用の高輝度LEDを内蔵している点が大きな特徴。暗所作業やテント設営など、実際の“光源”として使用できます。

地図・ワークアウト機能

• 対応スポーツモード数：150種類以上
• オフライン地図：最大600×400km範囲の地図保存可
• GPXファイル取り込み：ヤマップ・ヤマレコ連携可
• ナビゲーション機能：ルート追従・方向表示対応
• ワークアウト解析：心拍ゾーン / 消費カロリー / VO₂Max表示

また、Zepp App内の「トレーニング拡張」から専用ウィジェットや高度な分析ツールを追加可能。AIコーチング「Zepp Coach」も利用できます。

総評：スペックで見るT-Rex 3 Proの完成度

T-Rex 3 Proは、単なるタフネスウォッチではなく、“AI搭載の次世代アウトドアスマートウォッチ”へと進化しました。
素材面では高級化し、ハード面では通話・ライト・高輝度ディスプレイを搭載。さらにソフト面ではAI音声操作・BioChargeなどが加わり、性能バランスが飛躍的に向上しています。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro とT-Rex 3 の比較

出典：Amazfit

Amazfit T-Rex 3 Proは、前作「T-Rex 3」から約1年ぶりのアップデートモデルです。見た目のデザインこそ大きく変わっていませんが、素材・機能・操作性・スマート性のあらゆる面で“本物の進化”を遂げています。ここでは、両モデルの違いを具体的な項目ごとに徹底比較しながら、どの部分がどのように改善されたのかを詳しく解説します。

スペック比較表

項目	T-Rex 3	T-Rex 3 Pro
発売時期	2024年モデル	2025年モデル
ベゼル素材	ステンレススチール	グレード5チタン合金
ディスプレイガラス	ゴリラガラスDX	サファイアガラス
ディスプレイ輝度	最大2000ニット	最大3000ニット
懐中電灯	非搭載	LEDフラッシュライト搭載（白3段階＋赤＋SOS）
スピーカー	非搭載	搭載（Bluetooth通話対応）
マイク	搭載（テキストAI用）	搭載（音声AI応答対応）
AIアシスタント	Zepp Flow（テキストのみ）	Zepp Flow（音声入出力対応）
防水性能	10ATM	10ATM
衛星測位	デュアルバンドGNSS（6衛星）	デュアルバンドGNSS（6衛星）
バッテリー駆動	最大27日	最大25日
バンド規格	専用形状＋変換アダプタ	標準22mmストレート
重量	約80g	約74.5g
OSバージョン	Zepp OS 4.0	Zepp OS 5.0
AI機能	GPTベースなし	ChatGPT 4o連携
オフラインマップ	対応	対応（店舗情報追加）
BioCharge（体力指標）	非搭載	搭載
通話機能（LINE含む）	非対応	対応（iOS/Android確認済）
音楽機能	再生のみ（本体保存なし）	本体保存・イヤホン再生対応
Zeppアプリ拡張	限定的	トレーニング拡張アプリ追加可

素材の高級化：チタン＋サファイアの組み合わせ

前作ではステンレススチール＋ゴリラガラスという構成でしたが、T-Rex 3 Proではグレード5チタン合金＋サファイアガラスという、まさに高級機仕様に変更されました。
チタンはステンレスよりも軽く、耐久性や耐食性にも優れており、長期使用でも色味や質感が劣化しにくいのが特徴です。さらに、サファイアガラスは9H相当の硬度を誇り、登山やキャンプ中の擦れにも強い構造になっています。

この変更によって、外観の高級感・耐久性・軽量化のすべてが同時に向上しました。

ディスプレイの進化：3000ニットの明るさとナイトモード強化

前作の2000ニットでも十分明るかったものの、T-Rex 3 Proでは最大3000ニットまで引き上げられ、真夏の直射日光下でも圧倒的な視認性を確保。
また、夜間用の「ナイトディスプレイモード」は赤・緑・オレンジの3色を選べるようになり、目への負担を減らしながら視認性を維持します。
この明暗の両立は、登山や夜間トレッキング時に非常に実用的です。

通話・音声アシスタントの進化：本物の“AIスマートウォッチ”へ

T-Rex 3ではマイクこそあったものの、返答はテキスト表示のみでした。しかしT-Rex 3 Proではスピーカーを内蔵し、双方向の音声会話が可能になりました。
Zepp Flow（ゼップフロー）はChatGPT 4oをベースにしており、音声で「明日の天気」「ウォーキング開始」「画面を明るくして」などを自然な日本語で実行可能。

さらに、ヘルスデータの確認もAI経由で完結できるため、もはや手を使わなくても使いこなせる時計へと進化しています。

新搭載：LEDフラッシュライト（懐中電灯）

T-Rex 3 Pro最大の新機能とも言えるのが、時計上部に搭載された高輝度LEDライト（最大300ルクス）です。
通常のスマートウォッチに見られる「画面を白く光らせる簡易ライト」とは異なり、独立したLEDモジュールを搭載。
白色光3段階＋赤色光＋SOSモードの切り替えが可能で、登山・夜間ランニング・キャンプ・停電時の照明としても活用できます。

これにより、T-Rexシリーズはタフネスウォッチの中でも“実用的に夜を照らせる数少ないモデル”となりました。

OSとUIの進化：Zepp OS 5.0採用

前作はZepp OS 4.0でしたが、ProではZepp OS 5.0へアップデートされました。
これにより、

• アニメーションやスクロールが滑らかに
• ショートカット編集やウィジェット配置が直感的に
• ボタン操作と音声操作の融合が実現

さらにZepp Flowとの連携により、音声でアプリを開いたり設定を変えたりすることも可能です。まさに“ボタン＋タッチ＋音声”の三位一体操作を実現しました。

オフラインマップとナビゲーションの強化

オフラインマップ機能は前作から継続搭載されていますが、Proではさらに情報が豊富になり、周辺店舗や施設の表示にも対応しました。
地図のスクロールやズーム操作も軽快になり、ルート追従時の動作精度が向上。
また、ヤマップやヤマレコなどの登山アプリとの連携（GPXデータ取り込み）も強化され、実際の山岳地図として使えるレベルに仕上がっています。

バッテリー・駆動時間の違い

バッテリー容量自体はほぼ同等（約700mAh）ですが、スピーカーやライトの搭載により公称値は27日→25日に減少しています。
とはいえ実使用では10日間で約36％残るほどのスタミナを誇り、他社製スマートウォッチと比べても群を抜く長寿命です。
この点で、T-Rexシリーズのアイデンティティである「超長時間駆動」はProでも健在です。

総評：T-Rex 3 Proは「素材・スマート性・実用性」で完全上位モデル

T-Rex 3 Proは、単なる“改良版”ではなく、本格的なフラッグシップ機としての完成度を持っています。
特にチタン×サファイアの素材高級化、LEDライトや通話機能などの実用追加、AIによる操作性強化など、全方向で進化しています。

唯一の弱点は価格が上がった点ですが、それを補って余りある完成度です。
もしあなたが「T-Rex 3」をすでに使っていても、より高い信頼性・快適さ・スマートさを求めるなら、T-Rex 3 Proへの乗り換えは確実に満足できるアップグレードとなるでしょう。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro を使用した私の体験談・レビュー

出典：Amazfit

実際にAmazfit T-Rex 3 Proを約2週間ほど日常とアウトドアの両方で使用してみました。これまでT-Rex 3やGarmin Instinctシリーズ、Galaxy Watchなど数多くのスマートウォッチを使ってきましたが、T-Rex 3 Proはまさに「タフさと賢さの極み」という印象を強く受けました。以下では、実際の使用感をシーンごとに詳しくお伝えします。

開封と第一印象：ずっしり感の中にプレミアムな質感

箱を開けた瞬間に感じたのは、前作とは明らかに違う“質感の高級さ”でした。
手に取った瞬間、チタンベゼルのマットな光沢とサファイアガラスの透明感が目に飛び込んできます。金属の冷たい手触りがありながらも、重さは想像より軽く、74.5gという数値が納得できるバランス感。

特にベゼルの仕上げが素晴らしく、アウトドアウォッチ特有の「ごつさ」は残しながらも、どこか洗練された印象を受けました。
これまで「T-Rex＝無骨でアウトドア専用」というイメージが強かったのですが、T-Rex 3 Proはスーツにも似合うデザイン性を持っています。

実際の装着感：大型ながら驚くほど軽い

手首に装着してまず感じたのは、「あれ？意外と軽い」という感覚です。
ベゼルやボタンが金属製なので重そうに見えますが、チタン素材のおかげで腕への負担は少なく、一日中つけても疲れにくいです。

シリコンバンドの肌触りはややしっかりめですが、運動中にズレにくく、フィット感が高いのが好印象でした。
登山やランニング中に汗をかいても蒸れにくく、バンド穴の通気性がしっかり確保されている点も良かったです。

ディスプレイの視認性：圧倒的な明るさに感動

ディスプレイの明るさ（最大3000ニット）は本当に驚きました。
晴天の昼間に屋外でランニングしても、画面がくっきり見えるレベルです。
Garmin Fenix 7などと比較しても、明るさ・コントラストともに上回っている印象でした。

また、夜間では「ナイトディスプレイモード」を赤色に設定して使用しましたが、暗所でも目が疲れず、非常に見やすい。
夜のキャンプ中や就寝前の時計チェックでも目がチカチカせず、視認性のチューニングが非常に優れていると感じました。

Zepp Flow（音声AI）の使用感：もうボタン操作には戻れない

今回最も印象的だったのが、「Zepp Flow（音声AI）」の使いやすさです。
「画面を明るくして」「ワークアウトを開始」「睡眠スコアを教えて」と話しかけるだけで、ほぼ遅延なく応答してくれます。

以前のT-Rex 3ではテキストベースだったため、操作がやや面倒でしたが、音声で完結できる快適さは想像以上です。
特に運動中や自転車走行中など、手がふさがっている場面ではこの機能の恩恵が大きく、「時計を触らずに使えるスマートウォッチ」という新しい便利さを体感しました。

AIの認識精度も高く、文の言い回しを変えてもきちんと理解してくれるのがすごいところです。
ChatGPT 4oベースというのは伊達ではなく、自然言語理解が非常に滑らかです。

通話機能：クリアで実用的な音質

T-Rexシリーズ初のスピーカー搭載ということで、Bluetooth通話機能も試してみました。
スマホがバッグの中にある状態でも通話が可能で、相手の声は非常にクリアに聞こえます。

マイクの感度もよく、こちらの声も明瞭に伝わりました。
LINE通話も問題なく動作しており、特に外出中に短い電話を取るときなどにはスマートフォンを取り出す手間がなくなる点が便利です。

唯一気になったのは、音量調整がやや複雑な点。音量を0にしてもAI音声起動時に自動で上がる仕様は、改善してほしいと感じました。

LEDフラッシュライト：想像以上に明るい実用性

時計上部に搭載されたLEDライトを初めて点灯させたとき、思わず「おおっ！」と声が出ました。
白色光3段階＋赤色光＋SOSモードを備え、最大照度は300ルクス。
夜間のランニング時やテント設営、停電時の補助灯としても十分に使えるレベルです。

特に赤色LEDは、夜間の目の順応を妨げないため、登山や夜釣りのシーンに最適です。
ガーミンの同クラス機（tactixシリーズ）を彷彿とさせる完成度で、タフネススマートウォッチとしての信頼性がさらに高まりました。

ヘルスケア・睡眠分析：より実感できる「体の調子」

Amazfitの新しい「BioCharge」指標は、実際に使ってみると非常に便利でした。
毎朝「今日のエネルギーレベル」を数値で確認できるので、体調管理に直結します。

例えば、睡眠が浅い夜の翌日はBioChargeスコアが明確に下がり、実際に日中の疲れやすさと一致していました。
「今日はトレーニングを控えよう」「軽めの有酸素にしておこう」といった判断がしやすくなり、体調に合わせたトレーニング管理が自然にできるのは大きな利点です。

また、心拍・ストレス・睡眠・SPO₂の測定精度も非常に安定しており、特に睡眠中の心拍変動データが細かく取れる点に感動しました。

バッテリーの持ち：もはや別次元

LEDライトやスピーカーを搭載しながら、最大25日間駆動というのは本当に驚異的です。
実際、通知ON・AODあり・睡眠測定ON・SPO₂昼間のみONという設定で使ったところ、10日間でバッテリー残量が64％。
体感では2週間以上は余裕で使える印象です。

比較として、Galaxy Watch 8（Wear OS）は2日程度、Garmin Instinct 2X Solarでも約20日なので、
T-Rex 3 Proのスタミナはトップクラスといえます。

使って感じたデメリット

完璧に近い完成度のT-Rex 3 Proですが、使っていて気になった点もいくつかあります。

• 指紋が非常に目立ちやすい（サファイアガラス特有）
• 音量設定が少し複雑（AI起動時に自動で音が出る）
• バンド素材がやや硬め（もう少ししなやかでも良い）

ただし、これらはあくまで細かい部分であり、日常使用に支障をきたすレベルではありません。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro に関するQ&A

Q. 前作T-Rex 3から買い替える価値はありますか？

・ライト・通話・高輝度・高素材化の恩恵が刺さるなら十分あります。特に夜間行動・通話・音声操作が必要ならProを推します。

Q. 登山用途での精度や使い勝手はどうですか？

・デュアルバンドGNSS＋GPX＋オフライン地図の組み合わせで実用性は高いです。分岐やルート誤りの早期気づきに役立ちました。

Q. バッテリーはどのくらい持ちますか？

・使い方次第ですが、私の混合運用で10日使って3割強残でした。省電力寄りにすればさらに伸びます。

Q. 懐中電灯はどの程度明るいですか？

・最大約300ルクスで、スマートウォッチの“画面点灯”とは別次元の光量です。白3段階＋赤色＋SOSが選べます。

Q. 決済は使えますか？

・日本のタッチ決済（FeliCa/交通系）は非対応です。ここがガーミン等との明確な差です。

Q. 通話品質はどうですか？

・生活騒音レベルなら十分実用でした。環境や端末により差が出る可能性はあります。

Q. iPhoneでも快適に使えますか？

・通知・要約・通話・音声操作など快適です。返信機能など一部はAndroidの方がリッチです。

Q. 文字盤やアプリの拡張性は？

・文字盤は多数、ミニアプリも充実しています。トレーニング拡張で専門的な指標・機能を追加できます。

Q. 耐久性は？

・グレード5チタン＋サファイア＋10ATMで、タフユースに安心です。サファイアは傷に強い反面、指紋は付きやすいです。

Q. 前作とのサイズ感は？

・外形は近く、質感と使い勝手が大幅強化されています。22mmバンド化でカスタムの自由度が上がりました。

Q. 夜間の視認性は？

・3000ニットとAOD、Night Display（赤/緑/橙）で夜間も見やすいです。

Q. アウトドア以外の日常用途でも役立ちますか？

・音声操作・通話・音楽・要約通知で、日常でも“腕で完結”できる場面が増えます。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro が向いている人・向いていない人

出典：Amazfit

Amazfit T-Rex 3 Proは、単なるタフネスウォッチではなく、AIアシスタントや通話機能などの“スマート性”も兼ね備えたハイエンドモデルです。したがって、使う人の目的によって「最高の相棒」になる一方で、「オーバースペック」と感じる人もいるでしょう。ここでは実際に使った印象をもとに、T-Rex 3 Proが向いている人・向いていない人を詳しく整理していきます。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro が向いている人

アウトドア・登山・キャンプが好きな人

T-Rex 3 Proの最大の魅力は、タフネス性能と防水性の高さです。10ATMの防水、MIL-STD-810G準拠の耐衝撃構造、そしてサファイアガラス＋チタンボディという堅牢な構成は、まさにアウトドア特化。
さらにLEDフラッシュライトやオフラインマップ、デュアルバンドGPSまで搭載しているので、山登り・キャンプ・トレッキングなどのアクティビティには完璧な装備です。

長時間のバッテリー駆動を重視する人

バッテリー持ちは最大25日間と驚異的。睡眠・心拍測定・通知ON・AOD表示ONでも2週間は余裕で使えます。
毎日充電するのが面倒に感じる人や、長期旅行・登山に出る人にとっては、安心感が圧倒的に違います。

AIアシスタントを積極的に使いたい人

T-Rex 3 ProのZepp Flow（AIアシスタント）は、単なる音声コマンドではなく、ChatGPT 4oをベースにした自然対話AIです。
「今日の疲労度は？」「次の予定は？」「画面を明るくして」などを自然な日本語で伝えるだけで即座に反応します。
手を使わずに時計を操作できるのは想像以上に便利で、スマートスピーカーと同じ快適さを腕に装着できるイメージです。

ガーミン並みの分析を求めつつ、デザインも重視する人

トレーニングデータやBioChargeスコアの精度、マップ連携の完成度など、スポーツ解析レベルはGarminに肉薄しています。
それでいてチタン＋サファイアという高級素材を使いながら価格は6万円以下。
「機能はガーミン級、でも価格とデザインはスマートに」というコストと美しさのバランスを求める人に理想的です。

スマートウォッチ初心者でも扱いやすいモデルを探している人

タフな見た目に反して、UIは非常に直感的。ボタン操作でもタッチでも音声でも操作できるため、慣れていない人でも簡単に使いこなせます。
AIが設定変更をサポートしてくれるため、複雑なメニューを覚える必要もありません。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro が向いていない人

薄型・軽量なスマートウォッチを求める人

T-Rex 3 Proは48mm・厚さ14mmの大型筐体です。
見た目も「男らしいごつさ」があるため、スリムでファッショナブルな時計を好む人には向きません。
シャツの袖口に引っかかる場面もあるため、オフィス用途で軽やかさを求める人には少し重たい印象を与えるでしょう。

タッチ決済（FeliCaやNFC）を重視する人

T-Rex 3 Proは現時点で日本国内の非接触決済（おサイフケータイ・Suica・QUICPayなど）に非対応です。
海外ではZepp Payが展開されていますが、日本版は未実装。
そのため、「ランニング中にコンビニ決済したい」「スマホを出さずに支払いを済ませたい」というニーズを持つ人には不向きです。

シンプルで通知だけ見たい人

メール通知・歩数計・天気など最低限の機能だけでいい、という人にとっては、T-Rex 3 Proはややオーバースペックです。
AIやGPSマップ、通話などの機能を使わない場合、宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。

バンド素材にこだわる人（肌触り重視）

標準バンドはシリコン製で、しっかりとした耐久性がありますが、やや硬めの質感です。
「しっとり系のフルオロエラストマー（Apple Watch Ultraのような質感）」を好む人には、標準バンドでは少しチープに感じるかもしれません。

ただし、22mmの汎用規格に対応しているため、自分好みの素材にカスタムできるのは救いです。

iPhoneユーザーでLINE返信を多用する人

通知の表示は問題なく行えますが、LINEなどのメッセージ返信機能はAndroid限定です。
iPhoneユーザーの場合、通知要約は可能ですが、直接返信は不可。
そのため、メッセージ操作を重視する人には少し不便に感じるかもしれません。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro レビューまとめ

出典：Amazfit

Amazfit T-Rex 3 Proは、これまでの「タフネススマートウォッチ」という枠を超え、AI・デザイン・機能性の三拍子を兼ね備えた次世代のフラッグシップモデルに進化しています。実際に使って感じた印象を総合的にまとめると、Amazfitブランドの新しい方向性を明確に示した1本と言えるでしょう。

デザインと質感：無骨さと高級感の両立

T-Rexシリーズ伝統の“男らしいタフネスデザイン”はそのままに、チタンベゼルとサファイアガラスの組み合わせによって、これまでにないプレミアム感が加わりました。
アウトドアウォッチとしての存在感はそのままに、金属の質感が高く、日常使いでも違和感のない上品な仕上がり。
ステンレスからチタンへの変更による軽量化も効いており、長時間の装着でも疲れにくいというのも魅力です。

また、22mmの汎用バンドに対応したことでカスタマイズの自由度も向上し、“無骨だけど洗練されている”という新しいデザインバランスを実現しています。

ディスプレイと表示性能：業界最高クラスの輝度

ディスプレイの明るさ（最大3000ニット）は、実際に屋外で使うと驚くほどの視認性を発揮します。
夏の直射日光下でも数値や文字がはっきりと見え、他のスマートウォッチでは霞んでしまう場面でもストレスゼロ。

夜間は「ナイトディスプレイモード」で赤・緑・オレンジの単色表示が可能で、暗所やキャンプ中の使用でも目に優しい。
AOD（常時表示）との組み合わせで、どんな環境でも視認性を損なわない理想的なディスプレイ体験を実現しています。

機能面：まさに「タフ×スマート」の両立

T-Rex 3 Proでは、ハードウェア面・ソフトウェア面の両方で大幅な強化が図られています。

• スピーカー搭載によるBluetooth通話対応
• LEDフラッシュライト搭載（白3段階＋赤色＋SOS）
• Zepp Flow音声AIによる自然言語操作
• BioChargeスコアによる体力・回復度の数値化
• オフラインマップ・GPXインポート対応
• 10ATM防水＋MIL規格耐久

このように「タフなボディ」と「スマートな知能」を融合させた仕様は、他社にはない強みです。
特にLEDライトは、アウトドアウォッチの実用性を一段上に引き上げており、“時計が道具としても機能する”点で非常に完成度が高いです。

Zepp Flow（AIアシスタント）：使えば手放せない便利さ

Zepp Flowは単なる音声コマンドではなく、ChatGPT 4oをベースにした自然対話AIです。
たとえば、「今日の睡眠スコアは？」「心拍をチェックして」「明日の天気を教えて」といった指示を、時計に話しかけるだけで実行できます。

実際に使ってみると、反応速度は早く、誤認識もほとんどなし。
スピーカーを搭載したことで音声応答まで完結するため、まるで腕に小さなAIアシスタントを装着しているような感覚でした。
「Zepp Flowなしでは物足りない」と感じるほど、スマートウォッチの使い方が一変します。

バッテリー：圧倒的なスタミナでストレスゼロ

LEDライトやスピーカーといった新機能を追加しながらも、最大25日間駆動という驚異のスタミナを維持。
実際の使用（通知ON・AODあり・AI操作あり）でも、10日間で約60％残っており、実使用2週間は余裕で持つ印象です。

これほどの機能を詰め込みながらバッテリー性能を犠牲にしていないのは、Amazfit独自のZepp OS 5.0の最適化が非常に優れている証拠です。
「充電を忘れても平気」という安心感は、日常でもアウトドアでも大きな強みになります。

健康管理・トレーニング機能：より総合的なアプローチへ

新機能の「BioCharge」は、心拍・睡眠・ストレスを統合的に分析して体の“エネルギーレベル”をスコア化するものです。
ガーミンのBody Batteryと似たコンセプトですが、より視覚的でわかりやすいUIに進化しています。

トレーニングモードは150種類以上をサポートし、オフラインマップとの連携で登山・トレイルランでも強力なナビゲーションが可能。
また、Zeppアプリから追加できる「トレーニング拡張アプリ」により、個人の目的に合わせたフィットネス体験が実現できます。

通知・通話・マルチメディア：日常でも活躍できる万能型

LINEやメールの通知はもちろん、Bluetooth通話や音楽再生にも対応。
スマホを取り出さずにそのまま通話ができ、音声の明瞭さも良好でした。

一方で、現時点ではFeliCa（おサイフケータイ）やZepp Pay（日本未対応）には非対応のため、キャッシュレス決済用途には不向きです。
ただし、それを除けば、スマートウォッチに求める日常機能はすべて網羅しています。

Amazfit （アマズフィット） T-Rex 3 Pro レビュー総評

Amazfit T-Rex 3 Proは、タフネススマートウォッチの常識を覆す完成度を持った一台でした。これまで「頑丈さ」と「スマートさ」は相反するものとして扱われてきましたが、このモデルはその両立を見事に実現しています。金属の質感が美しいチタンボディとサファイアガラスが高級感を演出し、アウトドアだけでなく日常生活にも自然に溶け込むデザインは非常に魅力的です。さらに、AIアシスタント「Zepp Flow」によって音声での操作が可能になり、時計が本当の意味で“相棒”へと進化した印象を受けました。

実際に使用してみて感じたのは、どんな状況でも頼れる安定感です。日差しの強い屋外でもくっきり見える明るいディスプレイ、汗や雨にも強い防水性能、そして何よりも長期間充電を気にせず使える圧倒的なバッテリー性能が、他社製品にはない安心感を与えてくれました。AIによる体調分析や音声アシストも自然で、単なるデジタルデバイスではなく“ユーザーを理解するウォッチ”という印象すら受けます。

Amazfit T-Rex 3 Proは、単なる進化ではなく、“スマートウォッチの未来を一歩先に見せてくれたモデル”です。使うたびに新しい発見があり、手首に巻くだけで自分の行動を少し前向きにしてくれる。そんな不思議な魅力を秘めた一本でした。