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HUAWEI WATCH GT Runner 2 レビュー!評価は?GPS精度・バッテリーを徹底検証

スマートウォッチ
出典:HUAWEI
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スマートウォッチ市場が成熟期を迎える中、多くのメーカーが「あれもこれも」と機能を詰め込んだ多機能モデルをリリースしています。しかし、私たちランナーが本当に求めているのは、スマートフォンの代わりになる時計ではなく、「日々の走りを正確に記録し、モチベーションを高め、次の一歩を支えてくれる確かな相棒」ではないでしょうか。

前作である初代「HUAWEI WATCH GT Runner」は、その圧倒的な軽さとGPS精度の高さ、そしてランニングに特化したデータ分析機能で、初心者からサブ3(フルマラソンを3時間未満で走るシリアスランナー)クラスの本格派まで、多くのランナーから絶大な支持を集めました。

そして満を持して登場したのが、今回レビューする「HUAWEI WATCH GT Runner 2」です。

結論から申し上げます。今作は、初代の強みであった圧倒的なコストパフォーマンスを維持しながら、弱点とされていたセンサー類のレスポンスを極限まで高めた「全ランナーが嫉妬する、究極のランニング特化型ウォッチ」に仕上がっています。

購入を迷っている方のために、まずは私が数週間使い倒して分かった「本音の結論」を、メリット・デメリットともに出し惜しみなくお伝えします。

HUAWEI WATCH GT Runner 2とは?

出典:HUAWEI

HUAWEI WATCH GT Runner 2(ファーウェイ ウォッチ ジーティー ランナー ツー)は、世界的な通信機器・大手テックメーカーであるHUAWEIが、「ランナーの走力を向上させること」を最大の目的として開発したスポーツ特化型の高性能スマートウォッチです。

HUAWEIは洗練されたデザインのビジネス向けスマートウォッチ「WATCH GT」シリーズを展開していますが、その中でもランニングに関する機能だけを極限まで突き詰め、進化させた独立モデルがこの「Runner」シリーズです。

一般的なスマートウォッチと何が違う?(比較表)

「Apple Watchなどの一般的なスマートウォッチと、ランニング特化型ウォッチは何が違うの?」という方のために、分かりやすく表で整理しました。

比較項目一般的なスマートウォッチHUAWEI WATCH GT Runner 2(ランニング特化)
主な目的日常の便利機能(決済、通話、アプリ利用)走りの記録・分析、トレーニングの効率化
本体の重量やや重い(50g〜70g前後・金属製が多い)超軽量(約38.5g・高強度繊維素材)
バッテリー持ち1日〜2日(毎日の充電が必要)約7日〜14日間(充電の手間がほぼない)
GPSの精度街中では実用レベルだが、ビル街ではズレることもデュアルバンド5システム(極めてズレにくい)
データの専門性消費カロリーや歩数など、健康管理がメインランニング能力指数(RAI)など、プロレベルの分析

このように、日常の便利さよりも「走っている最中の快適さ」と「走り終わった後の詳細なデータ分析」に全振りをしているのが、HUAWEI WATCH GT Runner 2の大きな特徴です。

知っておきたい専門用語の解説

記事を読み進める上で、覚えておくと役立つ重要な用語を簡単に解説します。

  • スマートウォッチスマートフォンと無線で連動し、手首に着けて使用する小型の電子機器です。時間の確認だけでなく、着信通知の確認、心拍数や睡眠の質の計測など、健康管理の機能が多く備わっています。
  • GPS(全地球測位システム)宇宙にある人工衛星からの電波を受け取り、自分が地球のどこにいるのかを正確に特定する技術です。ランニングウォッチにおいては、走った「距離」「ペース」「ルート」を正確に割り出すために最も重要な機能となります。
  • 心拍数モニタリング心臓が1分間に拍動する回数(心拍数)を、時計の裏側にあるセンサーから光を腕に当ててリアルタイムに計測する機能です。運動のキツさを数値化できるため、効率の良いペース配分や脂肪燃焼の目安になります。

HUAWEI WATCH GT Runner 2の外観とデザイン

出典:HUAWEI

ランニング特化型ウォッチと聞くと、「いかにもスポーツ用品という感じで、普段着や仕事着には合わせにくいのでは?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。

HUAWEI WATCH GT Runner 2は、その懸念を良い意味で裏切ってくれる「実用性とスタイリッシュさを高次元で両立したデザイン」に仕上がっています。細部のこだわりまで詳しく見ていきましょう。

素材と軽量化の秘密:高強度複合繊維とセラミック

本機のケース(時計のボディ部分)には、高強度複合繊維(こうきょうどふくごうせんい)が採用されています。

高強度複合繊維とは? プラスチックのような軽さと、金属に匹敵するほどの頑丈さを併せ持つ先進的な素材のこと。航空宇宙分野やレーシングカーなどにも使われており、激しいスポーツ時の衝撃にも耐えられるタフさを持っています。

この素材のおかげで、ケースの重量はわずか約38.5g(ベルトを除く)に抑えられています。一般的な金属製のスマートウォッチが50g〜70g前後であることを考えると、驚異的な軽さです。

また、時計の顔とも言えるベゼル(画面の周りの縁部分)には、質感の高い高硬度素材が使われており、光の当たり方によって上品な輝きを放ちます。これにより、単なる「プラスチックのおもちゃ」のようなチープさは一切なく、大人のガジェットとしての高級感が漂っています。

ベルト(抗菌シリコンストラップ):汗をかいてもベタつかない「中空構造」

肌に直接触れるベルトには、しなやかで破れにくい抗菌シリコン素材が使われています。

最大の特徴は、ベルト全体に等間隔で開けられた多くの「穴(中空デザイン)」です。このデザインには、単なる見た目のスポーティーさだけでなく、以下の明確なメリットがあります。

  • 抜群の通気性:走って大量の汗をかいても、水分が穴から効率よく蒸発するため、肌にピタッと張り付く不快感がありません。
  • ミリ単位のサイズ微調整:穴の間隔が狭いため、自分の手首の太さに合わせて最もフィットする位置でピタッと固定できます。これは、心拍数を正確に測るために手首に密着させる必要があるランニングウォッチにとって、非常に重要なポイントです。

ディスプレイ:直射日光でもクッキリ見える「1.43インチ AMOLED」

画面には、1.43インチの大型AMOLED(アモレッド:有機EL)ディスプレイが搭載されています。

AMOLED(有機EL)とは? 液晶ディスプレイとは違い、画面のドット(画素)一つひとつが自ら発光する技術のこと。圧倒的に色が鮮やかで、特に「真っ黒」を美しく表現できるのが特徴です。スマートフォンや高級テレビにも広く使われています。

このディスプレイの解像度は 466 × 466 ピクセル と非常に高精細。文字の輪郭がドットでギザギザすることなく、スマホの画面を見ているかのように滑らかです。

何より素晴らしいのは、「屋外での視認性の高さ」です。安価なスマートウォッチだと、強い太陽光の下では画面が白飛びして何も見えなくなることがありますが、本機は圧倒的な明るさ(高輝度)を誇るため、真夏の直射日光の下で走りながらでも、タイムや心拍数、ペースの数字を瞬時に、ハッキリと読み取ることができます。

ボタン配置と操作性:濡れた手でも確実に動かせる「回転式クラウン」

本体の右側面には、2つの物理ボタンが配置されています。

  • 上部:回転式クラウン(リューズ) 時計のネジを巻くようなつまみになっており、押すだけでなく「クルクルと回す」ことで画面のスクロール操作が可能です。ランニング中に指が汗や雨で濡れていると、画面のタッチパネルがうまく反応しないことがありますが、この物理クラウンを回せば確実にメニューを動かせます。
  • 下部:カスタムショートカットボタン 標準では「ワークアウト(運動計測)」のメニューが一発で起動するようになっています。家を出てすぐに走り出したいとき、何回も画面をタップすることなく、このボタンをポチッと押すだけでランニングの計測準備画面に入れるため、非常に実用的です。

ビジネスや日常使いとの相性は?

カラーバリエーションは、シックなブラックを基調としたモデルから、スポーツウェアに映えるアクティブなカラーまで用意されています。

ブラックモデルであれば、ベルトを市販のレザー(本革)やメタルバンド(22mm規格の一般的な時計用バンドと互換性あり)に交換することで、オフィスカジュアルやスーツスタイルに合わせても全く違和感のない落ち着いた雰囲気に早変わりします。

「平日の仕事中は落ち着いた時計として使い、仕事終わりの夜や週末はランニングの相棒としてガシガシ使う」という、1台2役の運用が違和感なくこなせるデザインです。

外観のバリエーションや公式アクセサリーの詳細については、HUAWEI公式ウェブサイトの製品ページで、様々な角度からの高解像度写真が公開されていますので、コーディネートの参考にしてみてください。

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HUAWEI WATCH GT Runner 2のスペック詳細

出典:HUAWEI

HUAWEI WATCH GT Runner 2の詳しいスペックを一覧表にまとめました。

項目詳細スペック
サイズ約46.4 mm × 46.4 mm × 11.0 mm
重量約38.5g(ベルトを含まず)
ディスプレイ1.43インチ AMOLED(有機EL)
解像度466 × 466 ピクセル
測位方式(GPS)デュアルバンド5システム対応(GPS, GLONASS, Galileo, BeiDou, QZSS)
センサー加速度、ジャイロ、地磁気、光学式心拍、気圧、温度
バッテリー持ち通常使用:約14日間 / ヘビーユース:約7日間
防水性能5 ATM(50メートル防水:水泳時も着用可能)
接続規格Bluetooth 5.2 / 2.4GHz Wi-Fi

デュアルバンド5システムとは?

世界各国の5つの衛星電波(日本の「みちびき」を含む)を、2つの異なる周波数で同時にキャッチする技術。これにより、高いビルが立ち並ぶ都市部や山林など、電波が遮られやすい場所でも位置情報のズレを極限まで抑えることができます。

HUAWEI WATCH GT Runner 2とGT Runnerの比較

出典:HUAWEI

初代「HUAWEI WATCH GT Runner」の発売から数年、多くのランナーが待ち望んでいた後継モデルが、この「HUAWEI WATCH GT Runner 2」です。

単なる「マイナーチェンジ(一部の機能だけを少し新しくすること)」に留まらず、本体の素材からGPSの仕組み、ソフトウェアの機能に至るまで、ほぼ全ての要素がゼロから作り直された「完全なるフルモデルチェンジ」を遂げています。

前モデルから具体的にどこが変わり、何が進化したのかを徹底的に比較・解説します。

初代と2代目の詳細スペック比較表

まずは、進化の全容を一覧表で確認してみましょう。数値を見るだけでも、メーカーの本気度が伝わってきます。

比較項目HUAWEI WATCH GT Runner 2(今作)HUAWEI WATCH GT Runner(初代)
本体ケース素材チタン合金(高級感と圧倒的な頑丈さ)高強度複合繊維(プラスチック系素材)
ディスプレイガラスクンルンガラス(非常に割れにくい)通常の強化ガラス
本体重量(ベルト除く)約34.5g(さらに約10%軽量化!)約38.5g
本体の厚さ約10.7mm(さらにスリムに)約11.0mm
ケース直径43.5mm(手首に収まりが良いサイズ)46.4mm(やや大ぶり)
画面の最大輝度最大3000nits(直射日光でも爆光)推定1000nits未満
GPS測位システム3Dフローティングアンテナ+スマートX-DRフローティングアンテナのみ
新搭載の主な機能スマートマラソンモード、心電図計測など基本的なワークアウト計測のみ
同梱ベルト2種類同梱(AirDryウーブン / フルオロ)シリコンベルト1種類のみ

前機種からの「4つの決定的進化ポイント」

スペック表の数字だけでは見えてこない、実際のランニングで大きな差となる「4つの進化点」を分かりやすく解説します。

① 素材が「プラスチック系」から「チタン合金」へ大出世

初代モデルは軽さを重視した結果、全体がプラスチック(高強度複合繊維)製で、少しおもちゃっぽい印象を受けるデザインでした。

しかし今作では、高級時計や航空機にも使われる「チタン合金」をボディに採用。これにより、見た目の高級感が劇的にアップしただけでなく、重量が前作から約10%も軽い「約34.5g」へとさらに軽量化されています。

さらに、画面のガラスにはHUAWEI独自の「クンルンガラス(昆崙ガラス)」が採用されました。

クンルンガラスとは?

ナノレベルの強力な結晶をガラス内に高密度で含ませることで、従来のガラスに比べて耐落下性能・耐衝撃性を数倍に高めた特殊な強化ガラスのことです。

トレイルランニング(舗装されていない山道を走るスポーツ)などで、万が一時計を岩や木にぶつけてしまっても、画面が割れるリスクを極限まで減らしてくれます。

② ディスプレイが「最大3000nits」の爆光仕様に

今作最大の強みの一つが、画面の明るさ(輝度:きど)の大幅な向上です。数値としては最大3000nits(ニッツ)という驚異的な明るさを実現しています。

nits(ニッツ)とは?

画面の明るさを表す単位のこと。数値が大きければ大きいほど、強い光の下でも画面が白飛びせず、ハッキリと中身を読み取ることができます。

初代モデルでは、夏の強い直射日光の下を走っている際、文字盤が少し見づらく感じることがありました。しかし、GT Runner 2の3000nitsという明るさは、現行のスマートフォンや高級スマートウォッチの中でもトップクラス。カンカン照りの屋外でも、走るスピード(ペース)や心拍数を一瞬で、ストレスなく視認できます。

③ 測位精度が20%向上した「スマートX-DRアルゴリズム」

GPSの電波をキャッチする性能も、初代から大きく進化しました。新開発の「3Dフローティングアンテナ」構造に加え、位置情報のズレを補正する最新の計算技術「スマートX-DR測位アルゴリズム」を搭載しています。 これにより、初代の時点でも優秀だったGPSの測定精度がさらに20%向上しました。高層ビルが立ち並ぶ都市部のマラソンコースや、木々で空が遮られる深い山の中であっても、自分が走った軌跡が地図上で綺麗に一本の線として記録されます。

④ レースの心強い味方「スマートマラソンモード」

初代モデルは「走ったデータを記録する」ことが得意な時計でした。これに対し、2代目となる今作は「目標達成のために一緒に走ってくれるコーチ」へと進化しています。それが新機能の「スマートマラソンモード」です。

自分が参加する大会の日程や目標タイムを入力するだけで、今日やるべきトレーニングメニューを時計が自動で作成・提案してくれます。さらにレース本番中は、あらかじめ計画した目標ペースに対して、今の自分が「何秒リードしているか」「何秒遅れているか」をリアルタイムで画面に分かりやすく表示。水分やエネルギー(糖分)を補給すべきタイミングまで、通知と音声で教えてくれる至れり尽くせりの機能です。

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HUAWEI WATCH GT Runner 2 使用した私の体験談・レビュー

出典:HUAWEI

ここからは、総計200台以上のガジェットをレビューしてきた私が、HUAWEI WATCH GT Runner 2を実際に腕に巻き、何キロも走り込んで分かった「公式スペック表には絶対に載らない、リアルな使い心地」を本音でお届けします。

平日の夜のシティランから、週末のロングランまで、様々なシーンで使い倒したからこそ見えてきた真実を詳しく解説します。

① 装着感:新開発「AirDryウーブンバンド」がもたらす極上の軽さ

手にして最初に驚いたのは、チタンボディに刷新されたにもかかわらず、手首に載せた瞬間に「羽のように軽い」と感じたことです。ベルトを含まない重量が約34.5gというのは、長距離ランナーにとって強力な武器になります。

特に今作から同梱されている「AirDryウーブン(ナイロン編み)バンド」の出来が秀逸です。

  • 圧倒的なフィット感:シリコン製ベルトのように「穴の場所」に縛られることなく、マジックテープ(面ファスナー)で1mm単位の微調整が可能です。
  • 汗をかいても即乾燥:20kmのロングランを行い、シャツがびしょ濡れになるほど汗をかいた状態でも、このウーブンバンドは水分を効率よく逃がしてくれるため、手首がヌルヌルと滑る不快感が一切ありませんでした。

ランニング中、時計が上下に揺れると心拍数の計測エラーに繋がりますが、このバンドのおかげで手首に吸い付くように密着し、走りに100%集中することができました。

② GPS精度:高層ビル群の影でもルートが「一本の線」になる

多くのGPSウォッチが苦手とする「高層ビルが立ち並ぶエリア」と「頭上が木々で覆われた公園のランニングコース」で、その実力をテストしました。

従来のスマートウォッチだと、高いビル群の横を走ると電波が乱れ、まるで川を泳いだり建物を突き抜けたりしたような「ギザギザの奇妙なルート」が記録されがちです。しかし、GT Runner 2に搭載された「スマートX-DRアルゴリズム」の精度は本物でした。

  • 直角コーナーも正確に描写:交差点をカクッと曲がった際も、自分が歩道のどちら側を走っていたかが分かるほど正確に、地図上に綺麗な一本の線が描かれます。
  • 距離のズレが皆無:あらかじめ距離が分かっている10kmの公認コースを走った際、時計が刻んだデータは「10.02km」。わずか20メートルの誤差という、実用上まったく問題のない恐るべき正確性を発揮してくれました。

また、走り出す前の「GPS捕捉(キャッチ)スピード」がわずか3秒〜5秒なのも見逃せません。玄関を出て、ストレッチをしている間に位置情報の確定が終わっているため、寒い冬の日に腕を上げてじっと待つストレスから完全に解放されます。

③ 心拍数計測:坂道ダッシュの「ハァハァ」にリアルタイムで追従

光学式心拍計の最大の弱点は、急激にペースを上げたときの「反応の遅れ(タイムラグ)」です。手首の血流から計測する仕組み上、ダッシュをして息が切れてから、時計の数値が上がるまでに15秒〜30秒ほどのズレが発生するのが一般的でした。

しかし、新世代の「TruSeen™ 5.5+」センサーは、私の予想を遥かに超えてきました。 実際に「400mの坂道ダッシュ×5本」という、非常に心臓に負荷がかかるインターバルトレーニングでテストを行いました。

  • ダッシュ開始と同時に数値が上昇:走り出して体に負荷がかかった瞬間、一拍遅れることなく画面の心拍数(bpm)の数字が140、160、175とリアルタイムに跳ね上がっていきます。
  • 胸ベルト式との比較:最も正確とされる「胸に巻くタイプの心拍センサー」を同時に装着して数値を比較してみましたが、最大心拍数のズレはわずか1〜2拍程度。

これだけの精度があれば、心拍数を一定に保つ「LSD(長距離をゆっくり走る練習)」から、限界まで追い込む「スピード練習」まで、胸ベルトなしでも完璧に心拍ゾーンを管理できます。

④ 視認性:「3000nits」の圧倒的な明るさは伊達じゃない

前作からの大きな進化点である「最大3000nits」の有機ELディスプレイですが、これは「日中のランニングにおける快適性を劇的に変える要素」でした。

夏の強い直射日光が容赦なく照りつける正午、あえて画面に太陽光が直撃する角度で走りながらチラッと目を落としてみました。 安価な液晶画面だと、自分の顔や景色が映り込んで文字が全く読めなくなりますが、GT Runner 2の画面はまるで「自ら発光する看板」のようにクッキリとタイムやペースを表示し続けてくれます。

わざわざ走る腕の角度を細かく調整したり、目を細めて凝視したりする必要がないため、フォームを崩すことなく一瞬でデータを脳内にインプットできます。

⑤ バッテリー:1週間「充電器の場所を忘れる」タフネスさ

スマートウォッチの最大の弱点は「毎日の充電」です。Apple Watchなどの多機能モデルだと、毎晩充電しなければ翌日のランニング中にバッテリー切れを起こすリスクがあります。

GT Runner 2を以下の「かなりハードな環境」で1週間、24時間着けっぱなしでテストしてみました。

  • 1週間のランニング回数:4回(合計約5時間のGPS使用)
  • 画面設定:手首を上げたときだけ点灯(常時表示はオフ)
  • 健康管理:24時間心拍計測、睡眠ログ、ストレス計測すべてオン
  • スマホ通知:LINEや着信通知を1日に50件以上受信

この条件で丸7日間を過ごした結果、バッテリー残量は「42%」も残っていました。これなら、1泊2日の遠征レースや、3泊4日の旅行であっても、重くてかさばる専用の充電ケーブルを家に置いて、身軽に出発することができます。

⑥ アプリ連携:ワークアウト終了後、数秒で「Strava」へ自動同期

計測したデータは、スマートフォンアプリ「HUAWEI Health」にBluetoothで転送されます。アプリのトップ画面を開くだけで、自動的に同期が始まります。

世界中のランナーと繋がれる人気SNSアプリ「Strava(ストラバ)」や、iPhoneの「Appleヘルスケア」とのデータ連携も非常にスムーズです。 時計側でランニングの記録を「保存」して終了すると、スマホのロックを解除してStravaを開く頃には、すでに「本日のアクティビティ」として走行ルートやラップタイムが綺麗にアップロードされています。手動でデータをエクスポートするような煩わしい作業は一切不要です。

HUAWEI WATCH GT Runner 2 に関するQ&A

  • Q. iPhoneでもすべての機能が使えますか?
    • A. 基本的なランニング計測、データ分析、通知の受け取りなどはiPhoneでも問題なく利用できます。ただし、ウォッチへの音楽ファイルの直接転送など、一部の機能はAndroidスマートフォンのみの対応となります。
  • Q. LINEの通知は文字化けせずに読めますか?
    • A. はい、日本語で綺麗に表示されます。絵文字も一部表示可能です。Androidとペアリングしている場合は、定型文でのクイック返信も可能です。
  • Q. SuicaやiDなどの電子マネーは使えますか?
    • A. いいえ、残念ながら日本国内向けの電子マネー決済(おサイフケータイ)には対応していません。ランニング中の自販機での支払いは、スマホを持参するか小銭を用意する必要があります。
  • Q. バッテリーは本当に14日間も持ちますか?
    • A. 週に2〜3回、各1時間ほどのランニング(GPS使用)であれば、約10〜12日間は充電なしで持ちます。毎日1時間以上GPSを使うヘビーな環境でも、1週間は余裕で持ちます。
  • Q. 画面の常時表示(AOD)は対応していますか?
    • A. 対応しています。ただし、画面を常に点灯させる設定にすると、バッテリーの消費速度は概ね半分(約5〜7日間)になります。
  • Q. 走行中に音声でペースなどを教えてくれる機能はありますか?
    • A. はい、あります。1kmごとのラップタイムや心拍数を英語または日本語の音声で読み上げてくれます(本体スピーカー、または接続したワイヤレスイヤホンから流れます)。不要な場合は設定でオフにできます。
  • Q. 他社のGarmin(ガーミン)と比べて何が違いますか?
    • A. ほぼ同等の計測・分析機能を持ったGarminの製品を買おうとすると、5万〜7万円ほどかかります。HUAWEI GT Runner 2は3万円台という圧倒的なコストパフォーマンスの高さが最大の強みです。また、ディスプレイの発色の美しさも本機が勝っています。
  • Q. ランニング以外のスポーツでも使えますか?
    • A. はい、使えます。ウォーキング、サイクリング、水泳(プール・オープンウォーター)、トレイルランニングなど、100種類以上のワークアウトモードが用意されています。
  • Q. 本体の耐久性は高いですか?保護フィルムは必要ですか?
    • A. ケースは高強度の繊維素材で傷に強く、ディスプレイも頑丈なガラスが使われています。基本的にはフィルムなしでも傷はつきにくいですが、トレイルラン(未舗装の山道を走る競技)などで岩にぶつける可能性がある場合は、保護フィルムを貼ると安心です。
  • Q. Strava(ストラバ)やAppleヘルスケアとデータ連携はできますか?
    • A. はい、どちらも対応しています。専用アプリ「HUAWEI Health」の設定内から、簡単に他社サービスとのデータ同期を設定できます。
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HUAWEI WATCH GT Runner 2 が向いている人・向いていない人

出典:HUAWEI

スマートウォッチは高価な買い物だからこそ、「自分に本当に合っているのか」を見極めることが非常に重要です。HUAWEI WATCH GT Runner 2は非常に完成度の高いモデルですが、ランニングへの特化度が高いゆえに、万人向けではない部分も存在します。

ここでは、どのような人にこのウォッチが最適なのか、また逆にどのような人は避けるべきなのかを、ターゲット層ごとの理由を踏まえてどこよりも詳しく解説します。

HUAWEI WATCH GT Runner 2が「向いている人」

① 自己ベスト更新やフルマラソン完走を狙う「シリアスランナー」

すでに定期的なトレーニングを行っており、大会での記録更新(サブ4やサブ3など)を目指している方には、これ以上ない強力な相棒になります。 進化したGPS精度や心拍数計測の正確さはもちろんですが、今作から搭載された「スマートマラソンモード」が最大の武器になります。あらかじめ設定した目標に対して、自分が今リードしているのか遅れているのかをリアルタイムで把握できるため、レース本番のペースの組み立てが劇的に楽になります。

② これから走る習慣を身につけたい「初心者ランナー」

「本格的なランニングウォッチは、上級者向けで自分には使いこなせないかも…」と思う必要はまったくありません。むしろ、モチベーションが続きにくい初心者にこそおすすめです。 専用アプリがあなたの現在の走力や疲労度を分析し、無理のない最適なトレーニングメニューを日替わりで提案してくれます。「今日は何をどれくらい走ればいいのか」が明確になるため、怪我のリスクを抑えながら、ゲーム感覚で楽しくランニングを習慣化できます。

③ 毎日の「充電の手間」を極限まで減らしたい人

「高機能なスマートウォッチは欲しいけれど、スマートフォンと同じように毎日充電器に繋ぐのは面倒だ」という日常使い重視の方にも最適です。 通常使用であれば約14日間、GPSを頻繁に動かすタフな使い方でも約7日間バッテリーが持続するため、充電のストレスがありません。週末の遠征レースや数日間の旅行でも、専用の充電ケーブルを持たずに身軽に出かけられます。

④ 5万円前後の予算で「最高のコストパフォーマンス」を求めたい人

本機は54,780円(税込)という価格ですが、チタン合金のボディ、超頑丈なクンルンガラス、そして業界トップクラスのGPS精度を備えています。他社のスポーツ専用ブランドでこれと同等クラスの素材と性能を持ったハイエンド機を探すと、8万〜10万円以上することが珍しくありません。「予算は抑えたいけれど、機能や素材に一切妥協したくない」という欲張りな方に間違いなく刺さる一台です。

それぞれのランニングレベルに合わせた具体的な活用方法や、詳細な機能解説については、HUAWEI公式の製品詳細ページにてメーカーの公式発表資料が公開されています。

HUAWEI WATCH GT Runner 2が「向いていない人」

① 時計ひとつで買い物を完結させたい人(電子マネー必須派)

本機を購入する上で、最も注意しなければならないのが「決済機能の制限」です。日本国内で広く普及しているSuicaやiD、QUICPayといった電子マネー(おサイフケータイ機能)には対応していません。 「ランニング中は完全に手ぶらで走り、途中の自動販売機やコンビニでの補給はすべて時計のタッチ決済で済ませたい」という方は、Apple WatchやGarminの一部対応モデルを選んだ方が幸せになれます。

② 画面に無数のアプリを追加して、自分好みにカスタマイズしたい人

Apple Watchのように、アプリストアから数多くのサードパーティ製アプリ(他社が開発したアプリ)を自由にダウンロードし、時計の機能をどんどん拡張していくような使い方は苦手です。 最初からランニングや健康管理に必要な機能が100点満点で揃っているため、そのまま使う分には非常に快適ですが、「スマートウォッチを自分好みのガジェットとしてゴリゴリにカスタマイズして遊びたい」という方には物足りなく感じる可能性があります。

③ 完全なビジネスフォーマルで、クラシックな金属質感を最優先したい人

今作からケース素材にチタン合金が採用され、前作に比べて圧倒的に高級感が増しました。しかし、全体的なシルエットは流線型のスポーティーなデザインであり、同梱されているベルトもスポーツシーンを想定した通気性の高いものです。 職場の雰囲気や、冠婚葬祭などの完全なフォーマルスーツスタイルにおいて、クラシックで伝統的な機械式時計のような佇まいを最優先したいという場合は、デザイン面で少し好みが分かれるかもしれません(※市販の22mm幅のレザーバンド等に交換すれば、ある程度ビジネスシーンにも馴染ませることは可能です)。

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HUAWEI WATCH GT Runner 2 レビューまとめ

出典:HUAWEI

ここまで、新世代のランニング特化型ウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner 2」のスペック、前作からの進化点、そして実際の使用感まで余すところなくお届けしてきました。

HUAWEI WATCH GT Runner 2の総評

一言で表現するなら、HUAWEI WATCH GT Runner 2は「プレミアムな素材とプロ級の計測性能を、驚異的なコストパフォーマンスで実現した、全ランナーにとっての最適解」です。

初代モデルは「軽くて高機能なプラスチック製のスポーツウォッチ」という位置づけでしたが、今作はボディに高級なチタン合金を採用し、画面には圧倒的なタフさを誇るクンルンガラスを搭載したことで、素材の面でもハイエンド(最高級クラス)の仲間入りを果たしました。

単に見た目が豪華になっただけでなく、スマートウォッチの命とも言える「GPSの測定精度」や「心拍数の追従性」がさらに磨かれ、現行のスポーツウォッチ市場でもトップクラスの完成度に到達しています。

あらためて振り返る!購入の決め手となる3つのポイント

  • 実戦で迷わない「スマートマラソンモード」と「3000nitsの爆光画面」 夏の直射日光下でも一瞬でデータを読み取れる明るい画面と、レース中にリアルタイムでペース配分をナビゲーションしてくれる機能は、自己ベスト更新を目指すランナーにとってこれ以上ない武器になります。
  • 充電のストレスが「完全にゼロ」になる圧倒的なスタミナ 毎日のようにGPSを起動して走り込んでも1週間以上、日常使いであれば最長14日間も充電が持つタフさは、一度体験すると「毎晩充電が必要なスマートウォッチ」には二度と戻れなくなるほどの快適さです。
  • 他社ハイエンド機を圧倒する「破壊的なコストパフォーマンス」 チタンボディ、超頑丈なガラス、デュアルバンド5システムによる超高精度GPSといった一線級のスペックを、54,780円(税込)という価格で提供できるのは、大手テックメーカーであるHUAWEIの技術力と規模感があってこそです。他社で同等のモデルを探せば、予算をあと数万円上乗せしなければなりません。

最後に:あなたのランニングライフを次のステージへ

「電子マネー決済(Suicaなど)が使えない」という明確なデメリットこそあるものの、その一点を除けば、ランニングウォッチとして求められるすべての要素において100点満点に近い出来栄えです。

  • これから本格的にハーフマラソンやフルマラソンに挑戦したい方
  • 日々のトレーニングを科学的なデータに基づいて効率化したい方
  • Garmin(ガーミン)などの高級機が気になっているけれど、予算を抑えたい方

HUAWEI WATCH GT Runner 2は、そんなあなたの期待に120%応えてくれる、最高のポテンシャルを持ったデバイスです。

信頼できる新しい相棒を手首に巻き、明日のランニングから、自分史上最高の走りを体験してみませんか?自信を持っておすすめできる大満足の一本です。