2026年を目前に控えた今、日本のスマートフォン市場は大きな転換期を迎えています。かつては「1円スマホ」といえば、動作が重く、画面も粗い「とりあえず使えるだけ」の端末が主流でした。しかし、その常識を根底から覆すモデルが登場しました。それが、楽天モバイルから独占販売された「nubia S2R」です。
ZTEが展開するブランド「nubia(ヌビア)」は、これまで超高性能なゲーミングスマホなどで世界中のガジェットファンを魅了してきました。そのnubiaが、日本の、特に楽天モバイルユーザーのために「実用性」と「コストパフォーマンス」の限界を追求して開発したのが本作です。
なぜ今、nubia S2Rがこれほど騒がれているのか?
理由は単純明快。「価格とスペックのアンバランスさ」にあります。
- 120Hzの超滑らかディスプレイ: ハイエンド機並みの駆動速度。
- Android 15搭載: 発売時点で最新のOSをいち早く採用。
- 圧倒的なタフネス: お湯がかかっても壊れない防水性能と、米軍規格の耐衝撃性。
これらの機能を備えながら、キャンペーン適用で「一括1円」という価格設定は、まさに価格破壊。物価高が続く昨今、家計を支えるメイン機として、あるいは万が一の時のサブ機として、これほど「賢い選択」と言える端末は他にありません。
本記事では、この「安すぎて怪しい」とさえ思われがちなnubia S2Rの真実を、実機の検証データと共に徹底的に解剖していきます。果たして、あなたの生活を劇的に変える一台になるのか、それとも妥協が必要な一台なのか。プロの視点でその正体を明らかにします。
nubia (ヌビア) S2R とは?

出典:Nubia
「nubia(ヌビア)」という名前に、まだ馴染みのない方も多いかもしれません。しかし、このブランドは世界中のガジェットマニアから熱い視線を浴びる、非常に技術力の高いブランドです。ここでは、nubia S2Rがどのような背景で生まれ、どのようなコンセプトを持っているのかを深掘りします。
nubiaブランドの正体
nubiaは、中国の大手通信機器メーカー「ZTE」から派生したプレミアムブランドです。もともとは、プロ仕様のカメラ機能を搭載したフラッグシップモデルや、世界最強クラスのゲーミングスマホ「REDMAGIC」シリーズで名を馳せました。 そのnubiaが、日本のエントリー市場、特に「コストにシビアだが品質には妥協しない層」に向けて送り出したのが「Sシリーズ」です。
「S2R」の「R」が意味するもの
名称にある「R」は、ズバリ「Rakuten(楽天)」を指します。 このモデルは、楽天モバイルのネットワーク特性(Band 3/18/26など)に完全最適化されているだけでなく、楽天経済圏のユーザーがより快適に過ごせるようカスタマイズされた「楽天専用モデル」なのです。
コンセプトは「毎日をノンストップにする安心感」
nubia S2Rの開発コンセプトは、単なる低価格化ではありません。日本のユーザーがスマートフォンに求める「三種の神器」を高い次元でクリアしています。
- 壊れにくさ(サステナビリティ): 「うっかり落とした」「お風呂で使いたい」「汚れたから洗いたい」といった日常のニーズに応えるべく、米国国防総省の軍用規格(MIL規格)18項目をクリア。さらに、一般的な防水を上回る「温水・高圧洗浄(IPX9)」に対応しています。
- 最新の体験(フロンティア): エントリー機は旧世代のOSを積むことが多い中、いち早くAndroid 15を搭載。最新のセキュリティ機能や、生成AIを活用した最新のユーザー体験を、低予算で享受できるように設計されています。
- シームレスな決済(利便性): 日本独自の「おサイフケータイ(FeliCa)」を搭載。さらに、物理ボタン(スマートスタートボタン)との組み合わせにより、レジ前でスマホを操作するストレスをゼロにすることを目指しています。
一言で言えば、nubia S2Rは「ハイエンドの技術力を持つメーカーが、日本の『普通』を真剣に、そして圧倒的な安さで再定義したスマホ」なのです。
nubia (ヌビア) S2R の外観とデザイン

出典:Nubia
「格安スマホ=安っぽいプラスチックの塊」という先入観を持ってこの端末を手に取ると、良い意味で裏切られることになります。nubia S2Rのデザインは、過度な装飾を削ぎ落とし、実用性と清潔感を両立させたミニマルな仕上がりです。
視覚を圧倒する「92%の画面占有率」
まず目を引くのが、前面の約6.7インチという巨大なディスプレイです。 特筆すべきは、エントリーモデルとしては異例のベゼルの細さです。画面占有率はなんと約92%に達しており、手に持った瞬間に「画面だけを持っている」ような没入感を味わえます。上部のインカメラは小さなパンチホール型を採用しており、動画視聴やゲームの邪魔になりません。
シルキーで指紋がつかない「マット仕上げ」の背面
背面パネルは、一見するとガラスのような光沢を感じさせつつも、実際には指紋が目立ちにくいマットな質感が施されています。
- カラー: どんなシーンにも馴染む「ホワイト」を採用。光の当たり方によって、陶器のようなしっとりとした輝きを放ちます。
- カメラユニット: 5,000万画素のレンズを搭載したユニットは、左上にスマートに配置。段差(カメラの出っ張り)も最小限に抑えられており、机に置いた時のガタつきも気になりません。
独自のアクセント「スマートスタートボタン」
本体右側面には、電源ボタンと音量ボタンに加え、ひと際目を引くオレンジ色の「スマートスタートボタン」が配置されています。 この鮮やかなオレンジがデザインのワンポイントアクセントになっており、単調になりがちなホワイトのボディに「ガジェットらしさ」と「遊び心」を加えています。
驚きの薄さと「MIL規格」の両立
これほどの大画面と、5,100mAhという巨大なバッテリー、さらには米国国防総省のMIL規格(耐衝撃)をクリアする頑丈さを備えながら、その厚みは約7.98mmに抑えられています。
- 持ち心地: エッジ部分に緩やかなカーブがかかっているため、手のひらへの収まりが良く、187gという軽量設計も相まって、長時間の片手操作でも疲れにくいのが特徴です。
- 端子配置: 底面にはUSB Type-Cポート、そして本体上部には「有線イヤホン派」には欠かせない3.5mmイヤホンジャックを完備。利便性を一切犠牲にしていません。
耐久性に裏打ちされた「安心の佇まい」
見た目はスマートですが、その中身はタフそのもの。IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵に加え、IPX9の高温・高圧洗浄にも対応しています。「汚れたらハンドソープで洗える(※規定の方法による)」という安心感が、その美しい外観を長く保つことを可能にしています。
nubia (ヌビア) S2R のスペック詳細

出典:Nubia
スペック表を眺めるだけでは分からない、この端末の「中身」について詳しく解説します。エントリークラスとは思えない最新仕様と、コストダウンのための割り切りが同居する、非常に興味深い構成です。
基本スペック表
| 項目 | 詳細仕様 |
| OS | Android 15 (発売時最新OS) |
| SoC (CPU) | UNISOC T8100 (6nmプロセス / オクタコア) |
| メモリ (RAM) | 4GB (ストレージ転用で最大8GBまで拡張可能) |
| ストレージ (ROM) | 64GB (microSDXC 最大1TB対応) |
| ディスプレイ | 約6.7インチ TFT液晶 / FHD+ (2400×1080) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz駆動 |
| バッテリー | 5,100mAh / 27W急速充電(PD3.0) 対応 |
| 耐久性能 | IPX5・IPX8・IPX9 / IP6X / MIL-STD-810H(18項目) |
| カメラ | 背面:約5,000万画素 / 前面:約800万画素 |
| 生体認証 | 側面指紋認証 / 顔認証 |
| 対応バンド(5G) | n1 / n3 / n28 / n77 (Sub6対応) |
| 対応バンド(4G) | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B26 / B28 / B41 / B42 |
【プロの注目ポイント:SoCとOS】
心臓部にはUNISOC T8100を採用。聞き慣れない名前かもしれませんが、6nmプロセスで製造された比較的新しいチップです。Antutuベンチマーク(v10)では40万点台後半をマークし、数年前のミドルレンジ(Snapdragon 695 5Gなど)に匹敵、あるいは凌駕するレスポンスを発揮します。
さらに、Android 15を初期搭載している点は見逃せません。最新のセキュリティと新機能をいち早く使えるのは、この価格帯では極めて稀です。
【視覚体験:120Hzと画面占有率】
約6.7インチの大画面は、ただ大きいだけではありません。120Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面をスクロールした際の文字の残像感が極めて少なく、非常に「ヌルヌル」と動きます。画面占有率92%の狭額縁設計も相まって、動画視聴時の没入感は圧倒的です。
【バッテリーと充電:3年後を見据えた設計】
バッテリー容量は、一般的なスマホよりも多い5,100mAh。特筆すべきは、メーカーが「3年使っても最大容量の92%以上を維持する」と謳っている点です。
急速充電は最大27W(USB PD 3.0)に対応。30分程度の充電で、一日分を賄えるほどのスピード感を持っています。
【ネットワーク:楽天・ソフトバンク回線に強い】
楽天モバイル専用モデルながら、対応バンドは意外と広めです。
- 楽天モバイル: バンド3およびパートナー回線のB18/26に完全対応。
- ソフトバンク系: プラチナバンドを含む主要バンドを網羅。
- ドコモ・au系: 4Gの重要バンド(B19/B18)には対応していますが、5Gの対応状況が一部不十分なため、メイン利用は楽天かソフトバンク回線が推奨されます。
nubia (ヌビア) S2R とnubia S2 ・nubia S 5G の比較

出典:Nubia
nubia S2Rを検討する上で絶対に外せないのが、ワイモバイルから発売されている兄弟モデル「nubia S2」、そして先代モデルにあたる「nubia S 5G」との違いです。見た目は似ていても、中身の「削り方」と「盛り方」が大きく異なります。
徹底比較:S2R vs S2 vs S 5G
| 比較項目 | nubia S2R (楽天) | nubia S2 (Y!mobile) | nubia S 5G (先代) |
| メモリ (RAM) | 4GB | 6GB | 4GB |
| ストレージ | 64GB | 128GB | 128GB |
| 背面カメラ | 5,000万画素 (単眼) | 5,000万+500万(超広角) | 5,000万+200万+200万 |
| インカメラ | 800万画素 | 1,600万画素 | 1,600万画素 |
| イヤホンジャック | あり | なし | なし |
| 最大通信速度 | 2.14Gbps | 1.8Gbps | 1.8Gbps |
| OS | Android 15 | Android 15 | Android 13 |
| SoC | UNISOC T8100 | UNISOC T8100 | UNISOC T760 |
【ここが違う1】メモリ・ストレージの大胆な割り切り
楽天版(S2R)は、ワイモバイル版(S2)に比べてメモリが2GB少なく、ストレージも半分になっています。
- S2R: 「アプリは最小限で、データはクラウドかSDカードに逃がす」というライトユーザー向け。
- S2: 「複数のアプリを同時に使い、写真も本体にたっぷり保存したい」というミドルユーザー向け。
【ここが違う2】カメラ構成のシンプル化
S2Rは背面カメラがシングル(単眼)です。ワイモバイル版にある「超広角レンズ」が省かれているため、広い風景や集合写真を撮る機会が多い方は注意が必要です。また、自撮り(インカメラ)の画素数も半分に抑えられており、ビデオ通話やセルフィーの画質はS2に軍配が上がります。
【ここが違う3】楽天版だけの「特権」
一方で、S2Rの方が優れている点も明確です。
- 3.5mmイヤホンジャック搭載: ワイモバイル版では廃止されたイヤホンジャックが、S2Rには残っています。お気に入りの有線イヤホンを変換アダプタなしで使えるのは大きなメリットです。
- 5G通信速度の向上: ソフトウェアチューニングの違いか、楽天版の方が5Gの下り最大速度が理論上高速(2.14Gbps)に設計されています。
- 圧倒的な「1円」のインパクト: スペックを削った分、販促施策が非常に強力。MNPでの入手難易度の低さは、S2R最大の武器と言えるでしょう。
結論:どちらを買うべき?
- nubia S2Rがおすすめ: 楽天モバイルユーザーで、とにかく「1円」で安く済ませたい。有線イヤホンを使い続けたい。
- nubia S2がおすすめ: ワイモバイルユーザーで、カメラの画角やメモリの余裕(長く使う上での安定感)を重視したい。
nubia (ヌビア) S2R を使用した私の体験談・レビュー

出典:Nubia
「1円スマホなんて、安かろう悪かろうでしょ?」……そんな私の先入観は、箱を開けて電源を入れた瞬間に見事に打ち砕かれました。ここでは、私が実際にnubia S2Rをメイン端末として生活に組み込んで感じた、生の使用感をお届けします。
画面を動かした瞬間の「違和感」という名の感動
最初に設定を終えてホーム画面をスクロールした際、思わず「おっ?」と声が出ました。この価格帯のスマホにありがちな「指に画面がついてこない感覚」が全くないのです。 120Hzのリフレッシュレートの効果は絶大です。X(旧Twitter)のタイムラインを高速で流し読みしても、文字が残像にならずにくっきりと追えます。これはiPhoneのスタンダードモデル(60Hz)以上の滑らかさであり、一度体験すると「もうエントリー機には戻れない」と感じさせるほどのインパクトがありました。
「メモリ拡張」は必須設定
初期状態では4GBのメモリですが、設定からストレージを転用する「メモリ拡張(+4GB)」を最大に設定して使用しました。
- SNS・ブラウジング: Chromeで10個以上のタブを開きながらLINEを返信しても、動作が重くなることはありませんでした。
- 動画視聴: YouTubeの4K動画再生もスムーズ。画面が大きくベゼルが細いので、寝転がって映画を見る時間は至福でした。
- ゲーム: 『原神』をプレイしてみましたが、画質「最低」設定ならなんとか動くレベル。一方で『モンスト』や『プロスピA』、パズル系のゲームなら全くストレスなく遊べました。
オレンジ色の魔法「スマートスタートボタン」の使い心地
この機種最大のお気に入りポイントは、側面のスマートスタートボタンです。 私はここに「楽天ペイ」を割り当てました。コンビニのレジ前で、画面を点灯させてロックを解除してアプリを探して……という手間が消え、ボタンを長押しするだけで一瞬でバーコード画面が表示されます。 また、二度押しには「懐中電灯」を割り当てました。夜中に帰宅した際や、暗い隙間に物を落とした時に、ロック解除不要でライトを点けられるのは想像以上に便利です。
「お湯」も怖くない、圧倒的な安心感
私は長風呂が好きで、よくスマホを浴室に持ち込みます。通常の防水スマホでも「温水」や「蒸気」は推奨されませんが、nubia S2RはIPX9(高温・高圧洗浄対応)。シャワーの水がかかっても、湯船の縁に置いて結露しても、全く動じる気配がありません。 さらに、キャンプ中に泥で汚れてしまった際も、水道の蛇口でジャブジャブ洗えるタフさは、神経質にならずに使える「道具としての完成度」を感じさせました。
唯一の弱点:ストレージとカメラの割り切り
正直に言いましょう。不満点がないわけではありません。 64GBのストレージは、最近のアプリの肥大化を考えると、すぐに一杯になります。私は128GBのmicroSDカードを挿入し、写真や動画の保存先をSDカードに設定することで解決しました。 また、カメラは「記録用」と割り切るべきです。明るい屋外ならSNS映えする写真が撮れますが、夜の街並みを撮るとノイズが目立ち、最新のハイエンド機のような「魔法のような一枚」は期待できません。しかし、2万円以下(あるいは1円)という価格を考えれば、これは十分すぎる性能だとも感じました。
体験談のまとめ:サブ機にするには「惜しい」ほどの実力
最初はサブ機のつもりで使い始めましたが、一週間後には「これ、普通にメインでいけるな」と確信しました。特にバッテリー持ちが凄まじく、私の使い方(通勤往復2時間の音楽再生、昼休みのSNS、夜の動画視聴)でも、夜寝る前に40%以上残っていることが多かったです。
nubia (ヌビア) S2R に関するQ&A

Q.ゲームは快適に遊べますか?
・パズドラやモンストなどの2Dゲーム、軽い3Dゲームなら快適です。ただし、最新の3Dゲームを最高画質で遊ぶにはパワー不足です。
Q.楽天モバイル以外のSIMでも使えますか?
・SIMフリーですが、対応バンドは楽天モバイルとソフトバンク回線に最適化されています。ドコモやau回線では電波が掴みにくいエリアがあるため注意が必要です。
Q.画面保護フィルムは最初から貼ってありますか?
・簡易的な保護シートは付いていますが、指滑りや強度を求めるなら別途ガラスフィルムの購入をおすすめします。
Q.メモリ4GBで足りなくなりますか?
・設定から「メモリ拡張」をオンにすることで最大8GBとして扱えるため、一般的な利用範囲なら不足を感じることは少ないでしょう。
Q.カメラの画質はどうですか?
・5,000万画素あるので、日中の屋外撮影なら十分に綺麗です。ただし夜景やズーム撮影はノイズが乗りやすいです。
Q.microSDカードは何GBまで対応していますか?
・最大1TBまで対応しています。本体の保存容量が64GBと少なめなので、SDカードの併用を強く推奨します。
Q.急速充電には対応していますか?
・対応しています。ただし充電器は付属しないため、別途USB PD対応のACアダプタを用意してください。
Q.イヤホンジャックは付いていますか?
・本体上部に3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。
Q.顔認証と指紋認証、どちらが速いですか?
・側面指紋認証の方が精度・速度ともに優秀です。マスクをしている時は指紋、手が濡れている時は顔認証と使い分けができます。
Q.おサイフケータイは使えますか?
・FeliCa搭載ですので、モバイルSuicaやiD、QUICPayなどが利用可能です。
Q.付属品は何が入っていますか?
・USB Type-Cケーブル、SIM取り出しピン、クイックスタートガイドが同梱されています。
nubia (ヌビア) S2R が向いている人・向いていない人

出典:Nubia
nubia S2Rは、その驚異的な安さゆえに「誰にでもおすすめ」と言いたくなりますが、スペックの割り切りが明確な分、使う人を選ぶ側面もあります。あなたがどちらに当てはまるか、厳しくチェックしてみましょう。
nubia (ヌビア) S2R が向いている人
- 「1円」という圧倒的なコストパフォーマンスを最優先する人 MNP(他社からの乗り換え)等の条件はありますが、実質1円でこれだけの最新スペック(120Hz、Android 15)が手に入る機会は他にありません。「とにかく安く、でも古臭くないスマホ」を求めているなら、これ以上の選択肢はないでしょう。
- お風呂やアウトドア、現場仕事など過酷な環境で使う人 この機種の隠れた最強ポイントは、IPX9の耐高温・高圧洗浄性能です。キッチンやお風呂で日常的に動画を見る人はもちろん、工事現場やキャンプなど、砂埃や水濡れが避けられない環境でスマホをタフに使い倒したい方に最適です。
- 有線イヤホンを愛用している人 最近のスマホからは消えつつある3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。音ゲーを遅延なく楽しみたい、お気に入りの高級イヤホンをそのまま使いたい、といった層には非常に嬉しい仕様です。
- スマホデビューのお子様や、シニアの方 「ジュニアモード」による利用制限機能や、文字が大きく見やすい「シンプルホーム」を搭載。さらに、側面のスマートスタートボタンに「防犯アラーム」や「家族への発信」を割り当てることで、安心・安全な見守り端末としても優秀です。
- 楽天モバイルのサービスをフル活用している人 専用のショートカットボタン一発で「楽天ペイ」や「Rakuten Link」を呼び出せるため、楽天経済圏で生活している人にとっては、日々の決済や連絡の効率が劇的に向上します。
nubia (ヌビア) S2R が向いていない人
- 『原神』や『学マス』などの重量級3Dゲームを遊びたい人 UNISOC T8100は普段使いには十分ですが、高負荷なグラフィック処理には不向きです。画質を最低に下げれば動くものの、快適なゲーミング体験を求めるなら、より上位のSoCを積んだミドル〜ハイエンド機を選ぶべきです。
- カメラの「画角」や「夜景の美しさ」にこだわる人 背面カメラはシングル(一つ)のみ。ミドルレンジ機では当たり前の「超広角レンズ」がないため、広い風景を一枚に収めることができません。また、夜景モードは搭載されていますが、センサーサイズの限界から、最新のiPhoneやPixelのような明るい夜景写真は撮れません。
- SDカードを使わずに、大量の動画やアプリを保存したい人 内蔵ストレージは64GBと、現代のスマホとしては最小クラスです。システム領域で20GBほど使われるため、実質的な空き容量は多くありません。microSDカードを買い足す予定がない場合、すぐに容量不足に悩まされることになります。
- ドコモやau回線のメイン利用を考えている人 通信バンド(周波数)が楽天モバイルとソフトバンク回線に最適化されています。ドコモやauの主要なプラチナバンド(B19/B18)には対応しているものの、5Gの対応バンドが一部欠けているため、エリアによっては通信が不安定になるリスクがあります。
nubia (ヌビア) S2R レビューまとめ

この端末を数日間使い込んで感じたのは、「多くの人にとって、スマホはこれで十分ではないか?」という本質的な問いかけです。もちろん、10万円を超えるハイエンド機には、芸術的な写真が撮れるカメラや、PC顔負けの処理能力があります。しかし、私たちの日常の9割——LINEを送り、ニュースを読み、YouTubeを眺め、駅の改札を通る——という動作において、nubia S2Rは期待以上のパフォーマンスを、わずか数万円(あるいは1円)で提供してくれます。
プロが認める3つの「超・価格破壊ポイント」
- 「視覚」への投資: 120Hz駆動のFHD+大画面は、かつての格安スマホに漂っていた「安っぽさ」を完全に払拭しました。この滑らかさだけで、数年型落ちの中古機を買うよりも価値があると言えます。
- 「安心」への配慮: IPX9の防水とMIL規格の耐衝撃性能は、スマホを「繊細な精密機械」から「タフな日用品」へと変えました。壊れることを恐れずにどこへでも持ち出せる自由度は、高級機にはない特権です。
- 「最新」へのこだわり: Android 15という最新のプラットフォームを、このタイミングで投入したメーカーの姿勢に敬意を表します。セキュリティ面でも機能面でも、長く安心して使える下地が整っています。
nubia (ヌビア) S2R レビュー総評
最終的な結論として、nubia S2Rは単なる安価なエントリースマホという枠を超え、現代のデジタルライフにおいて本当に必要な要素は何かを私たちに再認識させてくれる一台となりました。日々の連絡や動画視聴をストレスなくこなせる滑らかなディスプレイ、あらゆる生活環境に耐えうる堅牢なボディ、そして決済を加速させる物理ボタンの搭載など、その設計思想は徹底してユーザーの日常の利便性に寄り添っています。もちろん、高度なゲーム性能やプロ級のカメラ画質を求める方には物足りない部分もありますが、多くの人が「普通に、快適に使えること」を求めている現状において、これほど賢明で現実的な選択肢は他にありません。テクノロジーの進化が価格の壁を打ち破った象徴とも言えるこの端末は、予算を抑えつつも最新の体験を諦めたくないすべての人にとって、これ以上ない頼もしいパートナーとなってくれるはずです。
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