Xiaomiの最新フラッグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」がついに登場しました。ハイエンドスマートフォンとして注目される本機は、プロフェッショナルなカメラ機能、圧倒的な処理性能、そして洗練されたデザインを兼ね備えています。
特に注目されているのは、スマートフォンでありながらデジタル一眼レフに迫るレベルの撮影性能を持つカメラシステムです。5000万画素クラスの超広角・広角・望遠レンズに加え、2億画素の超高解像度望遠カメラが新たに搭載され、最大60倍ズームでも驚くほどの描写力を誇ります。動画撮影においても、最大4K120fpsに対応しており、スローモーション映像や高精細なVlog撮影など、表現の幅が大きく広がりました。
また、Snapdragon 8 Gen 3 Elite Editionを搭載することで、日常の操作やゲーム体験も非常にスムーズ。独自の冷却機構「3Dデュアルチャネル アイスループ冷却システム」の効果もあり、長時間の使用でも安定したパフォーマンスを発揮します。
さらに、撮影体験をより本格的なものにするフォトグラフィーキットの存在も魅力的です。シャッターボタン付きのバッテリーグリップや各種アクセサリーにより、スマートフォンでありながら“カメラを構える楽しさ”を実感できるのもXiaomi 15 Ultra ならではの魅力です。
今回は実機を数日間使い込んだ体験をもとに、このXiaomi 15 Ultraの魅力を詳しくご紹介していきます。

Xiaomi (シャオミ)15 Ultra とは?

出典:Xiaomi
Xiaomi 15 Ultra とは、Xiaomiが誇る最高峰のフラッグシップモデルであり、主にプロフェッショナルレベルのカメラ機能を重視して設計されたスマートフォンです。スマートフォンとしての枠を超え、一眼カメラに匹敵する撮影体験を提供することを目的としています。
最大の特徴は、ライカ(Leica)と共同開発されたクアッドカメラシステムであり、すべてのレンズが5000万画素以上という高い解像度を誇ります。さらに、望遠カメラには2億画素という桁違いのセンサーが搭載され、60倍ズームでも圧巻の描写力を維持します。また、1インチセンサーを搭載したメインカメラや、テレマクロにも対応した望遠カメラなど、どのレンズを使っても高い表現力を実現しています。
パフォーマンス面でもSnapdragon 8 Gen 3 Elite Editionを搭載し、あらゆるゲームや高負荷のアプリケーションでもスムーズに動作します。冷却性能も強化されており、長時間の使用でも安定した動作が可能です。
また、専用の「フォトグラフィーキット」によって、シャッターボタン付きのバッテリーグリップやフィルター装着用アダプターなど、本格的な撮影スタイルにも対応できる構成となっているのが特長です。
一言で言えば、Xiaomi 15 Ultra とは“スマートフォンでありながら、真のカメラ体験を追求したプロ仕様のツール”です。写真や映像制作に強いこだわりを持つユーザーにとっては、理想的な1台と言えるでしょう。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra の外観とデザイン

出典:Xiaomi
Xiaomi 15 Ultra は、洗練された高級感のあるデザインが魅力のフラッグシップモデルです。
背面には大きく存在感のある丸型のカメラバンプが配置されており、4つの高性能カメラがシンメトリーに並んでいます。このデザインはカメラ性能の高さを視覚的にも象徴しており、まさに「カメラスマホ」を体現しています。
ディスプレイ面では、エッジ部分が緩やかにカーブした設計となっており、持ち心地がよく滑らかな印象を与えます。画面サイズは6.7インチでWQHD+の高解像度表示が可能なAMOLEDパネルを採用。ピーク輝度3,000nitsを実現しており、屋外でも視認性は抜群です。
また、専用アクセサリーである「フォトグラフィーキット」を装着することで、デザインの印象がさらに変化します。バッテリーグリップを装着すれば、まるでデジタルカメラを手にしているような撮影スタイルが可能になり、プロフェッショナルな雰囲気が一層高まります。
全体として、Xiaomi 15 Ultra は「見た目にも手にしても満足できる」完成度の高いデザインに仕上がっており、所有欲を満たしてくれる1台といえるでしょう。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra のスペック詳細

出典:Xiaomi
Xiaomi 15 Ultra は、最先端の技術を惜しみなく投入したフラッグシップスマートフォンです。カメラ・ディスプレイ・パフォーマンス・バッテリーといったすべての面で現行最高クラスの性能を誇ります。以下のスペック表で、各項目の詳細をご覧ください。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ WQHD+ AMOLED(3,200×1,440)、ピーク輝度3,000nits、120Hzリフレッシュレート、10bitカラー対応、Dolby Vision対応 |
SoC(チップセット) | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3(Elite Edition)5G対応、4nmプロセス |
GPU | Adreno 750、高負荷グラフィックスも滑らかに描画 |
RAM / ストレージ | 16GB LPDDR5X / 512GB UFS 4.0(超高速アクセス) |
バッテリー容量 | 5,410mAh(バッテリーグリップ使用時:7,410mAh) |
充電 | 90W有線 / 50Wワイヤレス / 10Wリバース充電対応 |
カメラ(超広角) | 14mm相当、5,000万画素、1/1.76型センサー、f/2.2、マクロ5cm対応 |
カメラ(広角) | 23mm相当、5,000万画素、1インチセンサー、f/1.63、OIS(光学手ブレ補正)搭載 |
カメラ(望遠・3倍) | 70mm相当、5,000万画素、1/2.5型センサー、f/1.88、OIS、テレマクロ対応(最短10cm) |
カメラ(望遠・4.3倍) | 100mm相当、2億画素(200MP)、1/1.4型センサー、f/2.6、OIS、最大60倍ズーム対応 |
インカメラ | 3,200万画素、21mm相当、f/2.0、ポートレートモード・AIビューティー対応 |
冷却機構 | 3Dデュアルチャネル アイスループ冷却システム(効率的な発熱対策) |
オーディオ | デュアルスピーカー、Dolby Atmos、Hi-Res Audio認証あり |
防水防塵 | IP68等級(防塵・水深1.5mで最大30分の耐水性) |
生体認証 | 画面内指紋認証 + 顔認証のデュアル対応 |
OS | Xiaomi HyperOS(Android 14ベース) |
通信 | 5G / Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 / NFC / IRブラスター搭載 |
これらのスペックは、写真撮影や動画制作だけでなく、ゲーミングや日常的な操作においても抜群のパフォーマンスを発揮します。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra と14 Ultra の比較

出典:Xiaomi
Xiaomi 14 Ultra からXiaomi 15 Ultra への進化は、主にカメラ性能と冷却性能、バッテリー容量の強化に集約されます。以下に主な違いを詳しく比較してみましょう。
比較項目 | Xiaomi 14 Ultra | Xiaomi 15 Ultra |
メインカメラ | 1インチセンサー、5,000万画素、f/1.9 | f/1.63に改善しより明るく |
超広角カメラ | 12mm、5,000万画素、1/2.5型 | 14mm、5,000万画素、1/1.76型(画質向上) |
望遠(中距離) | 3.2倍、5,000万画素、テレマクロ対応 | 3倍、5,000万画素、テレマクロ強化、最短10cm対応 |
望遠(遠距離) | 5倍、5,000万画素 | 4.3倍、2億画素(200MP)、1/1.4型センサー、画質・改造感ともに飛躍的に向上 |
デジタルズーム | 最大120倍(実用性は低め) | 最大120倍(60倍まで非常に高画質) |
発熱対策 | 通常のループ冷却 | 3Dデュアルチャネル アイスループ冷却に刷新、熱安定性向上 |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,410mAh(+フォトグラフィーキットで7,410mAh) |
グリップ装着感 | 基本装備(やや重い) | 改良されたバッテリーグリップが安定感向上、シャッターボタン付き |
UI・OS | MIUIベースのHyperOS | 最新HyperOS搭載、AI支援・囲って検索など新機能多数 |
特に望遠性能においては、14 Ultra の5,000万画素から15 Ultra では2億画素へと飛躍的に進化しています。ズームしても改造感をしっかりと保てる点は、他のスマホにはない強みです。また、発熱耐性や冷却効率も向上しており、動画撮影やゲーム時の安定感は段違いです。
一方で、14 Ultra の「可変絞り」機能が15 Ultra では省かれており、この点を惜しむ声もあります。超広角レンズの画角も12mmから14mmにやや狭まっている点は留意しておきたいポイントです。
総合的には、14 Ultra からの進化は“着実な強化”という印象で、特にズーム撮影やプロレベルの写真表現を求めるユーザーにとっては、買い替える価値のある1台となっています。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra を使用した私の体験談

出典:Xiaomi
数日間Xiaomi 15 Ultra を実際に使用してみて、カメラ性能の高さと全体の完成度に深く感銘を受けました。
圧倒された望遠性能と描写力
数日間Xiaomi 15 Ultra を実際に使用してみて、最も衝撃を受けたのはやはり望遠カメラの性能でした。2億画素というスペックは数値だけでなく、実際の使用感にも大きく表れています。30倍や60倍といった高倍率ズームでも細部の描写がしっかりと保たれ、遠くの看板文字や建物のディテールも驚くほどクリアに写ります。
一貫性のある色表現と自然なポートレート
日中の撮影では、各レンズが色味や描写の一貫性を保っており、どのレンズを使っても「別物感」がありませんでした。特にポートレートモードのボケ味が非常に自然で、人物や料理を美しく引き立ててくれます。背景のボケがエフェクトではなく、光学的に生まれることで、写真に立体感が加わっていました。
フォトグラフィーキットの魅力
「フォトグラフィーキット」も試しましたが、これがまた優秀です。バッテリーグリップの装着により、スマホというよりも“高性能コンデジ”のような操作感になり、片手での撮影が驚くほど快適に行えます。シャッターボタンやダイヤルの配置も秀逸で、撮影への集中力がぐっと高まりました。
ゲーム性能と発熱の実感
実際に「原神」を最高設定で30分ほどプレイしましたが、パフォーマンスの低下やフレーム落ちは一切なく、冷却性能の高さを感じました。プレイ後に若干の発熱はあったものの、数分で温度が落ち着き、再び快適に持てる状態へ戻ったのも印象的です。
ブラックモデルを選んだ理由と実用性
私はブラックモデルを購入しました。レザー調の背面はグリップ感が良く、指紋も付きにくいため普段使いに最適です。さらに、マグセーフ対応のアクセサリーとも相性がよく、撮影だけでなくビジネス用途でも使いやすい点が気に入っています。
写真も動画も“使って楽しい”スマホ
動画撮影も高評価です。4K120fps対応により、スローモーション動画も滑らかで高品質。手ブレ補正も効きが良く、歩きながらの撮影でも安定感がありました。
総合的に見て、Xiaomi 15 Ultra は“撮ることが楽しくなる”スマートフォンです。特にカメラ性能を重視するユーザーには、自信を持っておすすめできる1台だと強く感じました。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra に関するQ&A

※画像はイメージです。
Q. Xiaomi (シャオミ)15 Ultra は日本国内で発売される予定ですか?
・国内版の販売が決定しており、技適にも対応しています。
Q. シルバークロームとブラック、どちらを選ぶべき?
・見た目重視ならシルバークローム、実用性やマグセーフケース対応を考慮するならブラックがオススメです。
Q. フォトグラフィーキットは必須ですか?
・写真撮影を重視する方には必須級。グリップやシャッターボタンの使い勝手が大幅に向上します。
Q. 日常使いに向いていますか?
・多少重量感はありますが、日常でも問題なく使える完成度です。
Q. 望遠性能は実際どうですか?
・200MPセンサー搭載の望遠カメラは驚異的な描写力です。最大60倍ズームでも実用的です。
Q. ゲーム性能は?
・Snapdragon 8 Gen 3 Elite Editionにより、最高設定でも快適にプレイできます。
Q. 熱くなりますか?
・発熱はありますが、冷却システムにより素早く温度が下がります。
Q. ワイヤレス充電には対応していますか?
・50Wの高速ワイヤレス充電に対応しています。
Q. iPhoneから乗り換える価値はありますか?
・カメラ性能を重視するなら十分にあります。特に望遠・マクロ性能に優れています。
Q. USB-Cですか?
・USB-Cポート搭載で急速充電とデータ転送が可能です。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra が向いている人・向いていない人

出典:Xiaomi
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra が向いている人
- 写真や動画撮影に強いこだわりを持っている方:特に望遠やマクロ撮影を多用する方には、Xiaomi 15 Ultra のカメラ性能は最適です。
- スマートフォンを“カメラツール”として活用したい方:フォトグラフィーキットやアクセサリーでプロ仕様の撮影が可能になります。
- ハイエンド機種の性能を活かしたゲーム体験を求める方:Snapdragon 8 Gen 3 Elite Editionと冷却機構の強化により、快適なプレイが可能です。
- 長時間の外出や旅行でも安心して使いたい方:バッテリーグリップ使用で最大7,410mAhの大容量が利用でき、連続撮影や動画撮影にも安心です。
- 最新のテクノロジーやガジェットを積極的に試したい方:囲って検索やAIボイス文字起こしなど、Xiaomi独自の新機能が豊富です。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra が向いていない人
- スマートフォンに軽さやコンパクトさを重視する方:Xiaomi 15 Ultra は本体サイズも大きく、フォトグラフィーキット装着時はさらに重くなります。
- 操作のシンプルさや最低限のスペックで十分な方:多機能で高性能な分、初心者にはややオーバースペックに感じられる可能性があります。
- カメラをそれほど使わない方:Xiaomi 15 Ultra の最大の強みがカメラ性能であるため、それを活かさない場合は価格に見合った価値を感じにくいかもしれません。
Xiaomi (シャオミ)15 Ultra レビューまとめ

※画像はイメージです。
Xiaomi 15 Ultra は、単なるスマートフォンの枠を超えた“プロフェッショナル仕様のモバイルカメラツール”です。特にライカと共同開発したカメラ性能は群を抜いており、2億画素の望遠レンズを筆頭に、超広角からテレマクロまで高水準でまとまっています。ズーム倍率を上げても高い改造感を保つことができ、実際の使用感からも“撮って楽しい”を実感できるカメラ体験がありました。
また、Snapdragon 8 Gen 3 Elite Editionを搭載したことで処理能力も非常に高く、ゲームや動画編集などの高負荷なアプリケーションも難なくこなせます。冷却性能の強化により、発熱問題が大幅に軽減され、安定感も増しています。加えて、フォトグラフィーキットやマグセーフ対応アクセサリーとの相性も良く、自分好みのスタイルで運用できる柔軟性があります。
一方で、重量やサイズ感は人によってはややネックになるかもしれません。また、価格帯もハイエンドの中でも上位に位置するため、購入には明確な目的意識が求められます。カメラを活用しないユーザーにとっては、宝の持ち腐れとなる可能性もあるでしょう。
とはいえ、写真・映像を重視する方、ハイスペックを追い求める方にとっては、まさに理想的な一台といえます。Xiaomi 15 Ultra は、「スマホでここまでできるのか」と感じさせてくれる未来型のデバイスです。特にこれからカメラスマホに本格的に挑戦してみたい人には、自信を持っておすすめできるフラッグシップモデルです。
