2025年3月に登場した、Xiaomi Pad 7 は、Androidタブレット市場において新たなスタンダードとなりうる注目の一台です。前モデルである「Xiaomi Pad 6」の高い完成度を引き継ぎながらも、より高精細なディスプレイ、最新の高性能チップ「Snapdragon 7+ Gen 3」の搭載、そしてAI機能の追加など、確かな進化を遂げています。
特筆すべきは、その価格帯です。なんと約5万円前後という手頃な価格でありながら、11.2インチの3.2K高解像度ディスプレイ、最大144Hzのリフレッシュレート、高性能クアッドスピーカー、そして複数のAI機能を備えている点は驚異的です。
「ゲームも動画も快適に楽しみたいけど、iPadほど高価な端末はちょっと…」という方には、まさにうってつけ。さらに、2画面表示やフローティングウィンドウを活用したマルチタスク性能も優秀で、仕事や学習用途にも活躍します。
本記事では、実機を使った体験レビューをもとに、以下のような疑問に答えながら、Xiaomi Pad 7の全貌を詳しく紹介していきます。
安価でありながら、ここまで多機能・高性能なAndroidタブレットは珍しく、「コスパ最強タブレット」と言っても過言ではありません。購入を検討している方、タブレット選びに迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) とは?

出典:Xiaomi
Xiaomi Pad 7(シャオミ パッド セブン)は、中国の大手家電メーカー「Xiaomi(シャオミ)」が2025年3月に発売した最新のAndroidタブレットです。前モデル「Xiaomi Pad 6」の後継機種として登場し、ディスプレイ・パフォーマンス・機能面で大幅な進化を遂げています。
Xiaomiのタブレットシリーズとは?
Xiaomiはもともとスマートフォンで世界的に高いシェアを持つブランドですが、近年ではタブレット端末にも注力しており、「高性能かつ手頃な価格帯のAndroidタブレット」をコンセプトにしたPadシリーズを展開しています。
Pad 7はその中でも、価格とスペックのバランスが非常に優れており、下記のような点で注目を集めています。
Xiaomi Pad 7 の特徴まとめ
- 11.2インチ・3.2K解像度の大画面ディスプレイ
→ クリエイティブ作業・動画視聴・電子書籍の閲覧に最適です。 - Snapdragon 7+ Gen 3搭載で高性能
→ 重たいゲームやマルチタスクもスムーズに動作します。 - 最大144Hzのリフレッシュレート対応
→ スクロールやアニメーションが非常に滑らかです。 - クワッドスピーカー搭載・Dolby Atmos対応
→ 映画や音楽が迫力のあるサウンドで楽しめます。 - AndroidベースのMIUI for Pad搭載
→ 独自のマルチタスク機能やAI機能が使える、Xiaomi独自の操作性。 - ペン入力やキーボードにも対応(別売)
→ ノート取りや作業用途にも幅広く対応できます。 - 価格が約5万円前後とコスパ抜群
→ iPadよりも安価で同等の機能を求める方に最適です。
iPadとの違いは?
iPadはiPadOSによる操作性やApple Pencil・App Storeとの連携で強みを持ちますが、Xiaomi Pad 7 はAndroidベースの自由度の高さと価格面の優位性があります。特に以下の点で優れています:
- Windowsライクな2画面表示・フローティングウィンドウが直感的に操作できる
- Google GeminiなどのAI機能が標準搭載
- 指紋認証や顔認証によるスリープ解除に対応(モデルにより)
Xiaomi Pad 7は、「iPadは高くて手が出ない」「Androidで快適に使えるタブレットが欲しい」「価格も機能も妥協したくない」というニーズに応えてくれる、非常に完成度の高い1台です。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) の外観とデザイン

出典:Xiaomi
Xiaomi Pad 7 の外観は、シンプルながら高級感のあるデザインで仕上げられています。5万円前後のタブレットとは思えないほど、質感や造り込みにこだわりを感じます。
金属ユニボディが生むプレミアム感
本体はアルミニウム合金のユニボディ構造になっており、見た目も手触りも非常に滑らかです。接合部分の精度も高く、持ったときの一体感があります。安価なタブレットにありがちなプラスチック感やチープさはまったくありません。
- フレームと背面は継ぎ目のない一体成型
- 光沢を抑えたマット仕上げで指紋も目立ちにくい
- iPadに匹敵する高級感を実現
軽量&薄型で長時間利用も快適
本体の厚さはわずか約6.5mm、重量も約500gに抑えられており、11インチクラスのタブレットとしては非常に軽量です。片手で持っても疲れにくく、動画視聴や読書に向いています。
- 厚さ:約6.5mm(実測では約6.2mm)
- 重量:約500g(カタログ値)
- 長時間のハンドホールドでも手が疲れにくい
ベゼル幅は狭く、没入感の高い画面設計
正面から見たときに感じるのが、狭ベゼル設計による画面の広さ。左右・上下のベゼルが均等で細く、映像やコンテンツへの没入感が高いです。画面比率も3:2なので、ウェブサイトの閲覧やドキュメント編集に適しています。
- 上下左右ともに均一な細ベゼル
- 縦持ちでも横持ちでも見やすいデザイン
- 3:2画面比率で実用性重視の設計
クワッドスピーカー & Dolby Atmos 対応
本体の上下には合計4つのスピーカー(クワッドスピーカー)が搭載されており、横向きにしても縦向きにしてもステレオで音が聞こえます。さらに、Dolby Atmosにも対応しており、空間オーディオ的な立体感のある音が楽しめます。
- 4スピーカー構成で臨場感のある音質
- Dolby Atmos対応で映画・音楽の臨場感UP
- 音量も大きく、動画視聴に最適
ペン対応 & ポゴピンでキーボードも装着可能
上部にはスタイラスペンを磁気装着・充電できるスペースが用意されています(ペンは別売)。また、本体下部にはポゴピン(物理端子)があり、純正のキーボードカバーを接続してノートPC風に使うことも可能です。
- スタイラスはマグネットで装着・自動充電
- キーボードを取り付ければ作業用デバイスにも変身
このように、Xiaomi Pad 7 のデザインは「価格を超えた上質さ」を実現しています。見た目にも所有感があり、外出先で使っていてもチープに見えず、むしろ「それ何のタブレット?」と聞かれることもありました。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) のスペック詳細

出典:Xiaomi
Xiaomi Pad 7 は、価格以上のハイスペックを備えたタブレットとして、他の同価格帯製品と一線を画す存在です。以下に、主な仕様を一覧表にまとめたうえで、各項目の特徴を解説していきます。
スペック一覧表
項目 | 詳細情報 |
---|---|
発売時期 | 2025年3月 |
OS | AndroidベースのMIUI for Pad |
ディスプレイ | 11.2インチ IPS液晶 解像度:3200×2136(3:2比率) 最大144Hzリフレッシュレート |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ(RAM) | 8GB LPDDR5X |
ストレージ | 128GB UFS 4.0(外部ストレージ非対応) |
バッテリー容量 | 8,850mAh |
充電速度 | 最大45Wターボチャージ(充電器別売) |
スピーカー | クワッドスピーカー(Dolby Atmos対応) |
カメラ(背面) | 約5,000万画素(シングルレンズ) |
カメラ(前面) | 約3,200万画素 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6E 対応(地域による制限あり) |
Bluetooth | Ver.5.4 |
生体認証 | 顔認証(指紋認証は非対応) |
本体サイズ | 約6.5mm(厚さ)/約500g(重量) |
カラーバリエーション | グレー、ブルーなど(地域により異なる) |
ディスプレイ:高解像度&高リフレッシュレート
Xiaomi Pad 7 の11.2インチディスプレイは、3200×2136ピクセルの3.2K高解像度で、細部まで鮮明に表示されます。加えて144Hzのリフレッシュレートにも対応しており、Webブラウジング、ゲーム、動画視聴などあらゆるシーンで滑らかな動作を体感できます。
- 比率3:2で縦にも横にも使いやすい
- 最大輝度800ニトで屋外でも見やすい
- 色域調整・カラーモード切替も豊富
パフォーマンス:Snapdragon 7+ Gen 3搭載で快適動作
搭載SoCは、ミドルハイレンジ向け最新チップSnapdragon 7+ Gen 3。AnTuTuベンチマークでは約141万点を記録し、前世代のPad 6(Snapdragon 870:約79万点)に比べて約1.8倍の性能向上を実現しています。
- GPU性能の向上でゲームも快適
- 発熱も抑えられており、長時間使用でも安定
- 処理落ちやカクつきはほとんど感じません
メモリ&ストレージ:高速かつ余裕の容量
- 8GBのLPDDR5X RAM:マルチタスクでも動作に余裕あり
- UFS 4.0ストレージ:読み書き速度が非常に高速でアプリの起動が早い
- 内部ストレージは128GB。microSDスロットは非搭載なので、クラウドストレージとの併用がおすすめです。
バッテリー&充電:軽量ながら長持ち
8,850mAhの大容量バッテリーを搭載しており、1日中使っても安心の電池持ちです。さらに最大45Wのターボチャージに対応しており、Xiaomi製の充電器と組み合わせることで、10分で約40%充電が可能です(※充電器は別売)。
- 1回のフル充電で約10時間以上の動画視聴が可能
- 高速充電で出先でも安心
スピーカー:Dolby Atmos対応クワッド構成
上下左右に配置された4つのスピーカーは、音の広がりと立体感が非常に優れています。Dolby Atmosにも対応しており、映画や音楽を迫力あるサウンドで楽しめます。
- 音量が大きく、音質もクリア
- 横持ち・縦持ちのどちらでもステレオ効果を維持
カメラ:意外と高性能な5000万画素
背面には5000万画素の高解像度カメラを搭載しており、タブレットとしてはかなり上位の撮影性能を誇ります。書類のスキャンや記録用撮影に十分活用可能です。
- 書類スキャン用途では読み取り精度が高く便利
- フロントカメラも3200万画素でオンライン会議に最適
通信・センサー周り
- Wi-Fi 6E対応で高速通信が可能(Wi-Fi 7は非対応)
- Bluetooth 5.4対応でイヤホンやマウスとの接続も安定
- GPS・SIMスロットは非搭載(Wi-Fi専用モデル)
- センサーは50種以上を搭載(加速度、ジャイロ、環境光、ホールセンサーなど)
Xiaomi Pad 7 は、単なる「安いAndroidタブレット」ではなく、ミドルクラスのノートPC並みの性能を備えた本格派タブレットです。ゲーム、動画視聴、Web閲覧からビジネス用途まで、幅広いシーンで活躍できるパフォーマンスを持ち合わせています。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) と Pad 6の比較

出典:Xiaomi
Xiaomi Pad 7 は、前モデル「Xiaomi Pad 6」から順当かつ大きな進化を遂げた製品です。特にディスプレイ性能・処理能力・AI機能など、使い勝手に直結する点で大幅な向上が見られます。
まずは主要スペックを表にまとめて比較してみましょう。
スペック比較表
項目 | Xiaomi Pad 6 | Xiaomi Pad 7 |
---|---|---|
発売時期 | 2023年モデル | 2025年3月発売 |
ディスプレイサイズ | 11.0インチ | 11.2インチ |
解像度 | 2880×1800 | 3200×2136(3:2) |
リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大144Hz |
チップセット | Snapdragon 870 | Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ | 6GB | 8GB |
ストレージ | 128GB UFS 3.1 | 128GB UFS 4.0 |
バッテリー容量 | 8,840mAh | 8,850mAh |
充電速度 | 最大33W | 最大45W(別売) |
スピーカー | クワッド(Dolby Atmos) | クワッド(Dolby Atmos) |
AI機能 | なし | あり(Gemini、囲って検索など) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
重量 | 約490g | 約500g |
厚さ | 約6.5mm | 約6.5mm |
ディスプレイの進化
Pad 7では、ディスプレイサイズが11.2インチに微増し、解像度が3.2K(3200×2136)に向上。比率も従来の16:10に近い縦長から、よりPCライクな3:2に変更されました。これにより、Webサイトやドキュメント閲覧の際に上下の表示領域が広くなり、実用性が向上しました。
さらに、ベゼル(縁)の幅もPad 7の方が狭く、没入感のあるデザインになっています。
パフォーマンスの違い
Pad 6に搭載されていたSnapdragon 870は十分に高速なSoCでしたが、Pad 7のSnapdragon 7+ Gen 3はさらに高性能です。
AnTuTuベンチマークスコア(参考値):
項目 | Pad 6 | Pad 7 |
---|---|---|
総合スコア | 約790,000点 | 約1,410,000点 |
CPU | 約220,000点 | 約360,000点 |
GPU | 約230,000点 | 約480,000点 |
メモリ | 約140,000点 | 約320,000点 |
発熱 | 最大40℃程度 | 最大38℃程度 |
→ 処理性能は約1.8倍に向上し、発熱も抑制されているという非常に優秀な進化を見せています。
AI機能の有無
Pad 6にはAI機能は搭載されていませんでしたが、Pad 7ではGoogle Gemini(AIアシスタント)や囲って検索、音声文字起こし、AIイラスト生成などのHyperOS AI機能が多数搭載されています。
- トップボタン長押しでGemini起動
- メモアプリでAIライティングが使用可能
- 囲って検索で文章や画像をすぐ調べられる
→ これらの機能は、iPad無印モデルや他のAndroidタブレットにはない独自の利便性です。
その他の進化ポイント
項目 | Pad 6 | Pad 7 |
---|---|---|
ストレージ速度 | UFS 3.1 | UFS 4.0(高速化) |
充電性能 | 最大33W | 最大45W(専用充電器必要) |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E(より安定) |
Bluetooth | Ver.5.2 | Ver.5.4 |
マルチタスク | 分割画面対応 | 分割+フローティングウィンドウ対応 |
総評:Pad 7は確実に「進化版」
Pad 6も非常に評価の高いモデルでしたが、Pad 7は単なるマイナーチェンジではなく、性能・表示品質・機能性の全てにおいて明確な進化を遂げています。
特にAI機能や処理性能の向上は、日常的な快適さの底上げに大きく寄与しており、Pad 6を使っていたユーザーにも強くおすすめできるアップグレード内容です。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) を使用した私の体験談

出典:Xiaomi
実際にXiaomi Pad 7 を数週間にわたって使用してみて、この価格でここまで快適に使えるのか!というのが率直な感想です。以下に、用途ごとに感じた良かった点や意外なポイント、惜しい点まで詳しく紹介します。
初期セットアップと外観チェック
箱を開けてまず驚いたのが高級感のある本体デザインでした。マット仕上げの金属ボディは手に取った瞬間、しっかりとした質感を感じられ、「これは5万円台のタブレットじゃないな」と思わせる完成度でした。
初期セットアップも非常にスムーズで、Android端末に慣れていれば5分程度で使用可能になります。MIUI for PadのUIも洗練されており、iPadと同じような感覚で迷うことなく操作を開始できました。
ディスプレイの見やすさと操作性
11.2インチ・3.2K解像度のディスプレイはとにかく綺麗で、ブラウジング中の文字もクッキリ。動画視聴ではYouTubeの4K映像も驚くほど高精細で、色味も自然です。
- 色温度の調整や画面モードの選択ができ、「青っぽい」「黄ばんで見える」などの不満も自分でカスタマイズ可能
- 144HzのリフレッシュレートはブラウザのスクロールやSNSの操作が非常にスムーズで、iPad Proと比較しても引けを取りません
動作の快適さとパフォーマンス
Snapdragon 7+ Gen 3の性能は期待以上でした。普段使用しているアプリ(Chrome、YouTube、X、メモアプリなど)を開いても一切のもたつきがなくサクサク動作。
- 原神やPUBGモバイルなどのゲームも「中~高設定」で快適にプレイ可能
- アプリを3〜4つ同時に起動し、フローティングウィンドウで切り替えて使っても、動作が重くなることはほとんどなし
- 8GBメモリのおかげで、マルチタスクも余裕
Pad 6ではたまに感じた「処理落ち」や「フリーズ」が、Pad 7ではまったくと言っていいほど感じられませんでした。
スピーカーと動画体験
動画視聴において、クワッドスピーカーの臨場感は本当に素晴らしいです。Dolby Atmos対応ということもあり、横持ちで映画を見ていると音が左右から包み込むように感じられます。
- ボリュームも大きく、部屋中に響くほど
- 高音~低音のバランスも良く、音割れもなし
- iPadと比較しても音質は遜色ありません
Netflix、Disney+、Amazon Prime Videoでも高解像度で再生可能(Widevine L1対応)で、動画鑑賞用端末としても非常に優秀です。
キーボード・マウス使用と作業性
Bluetoothキーボードとマウスを接続して簡易PCとして使ってみたところ、WebライティングやGoogleドキュメントでの作業も快適でした。
- USB-C経由で外部モニターにも出力可能(映像&音声対応)
- キーボードショートカットも一部iPadに近い操作感
- 画面比率3:2のおかげで、文書や資料の表示領域が広い
AI機能の実用性
トップボタン長押しで呼び出せるGoogle Gemini(AIアシスタント)は、Web検索や翻訳、要約作業に非常に便利でした。さらに、囲って検索や音声文字起こし機能も使えるので、実用面でもしっかり役立つAI機能が揃っています。
- メモアプリで「AIライティング」を使えば簡単に文章の校正や拡張が可能
- オフラインでもある程度機能が使えるのが嬉しい
発熱とバッテリーの持ち
動画視聴やWebブラウジングではほとんど発熱せず、ゲームプレイ時でも発熱は38℃前後に抑えられていました。バッテリー持ちも優秀で、1日使っていても60〜70%は残っている印象です。
- 動画再生:約10〜12時間
- ゲーム連続プレイ:約5〜6時間
- 45W充電器使用で、1時間以内にフル充電可能
惜しい点も少し
- GPSとSIMには非対応のため、外出時に地図ナビや通信をしたい方は不向き
- 充電器は付属せず、別売りなので注意(ただしケーブルは同梱)
- microSD非対応(128GBで十分ですが、拡張性はなし)
総評:日常使いからエンタメ・作業まで大満足
普段使いにおいて、Xiaomi Pad 7は本当に完成度の高いタブレットでした。SNSやWeb閲覧はもちろん、動画視聴、ゲーム、文章作成、メモまで、あらゆる用途に対応できるバランスの良さがあります。
「5万円前後でこれほど多機能・高性能なタブレットが手に入る時代が来たのか…」と感心した一台です。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) に関するQ&A

※画像はイメージです。
Q. Xiaomi Pad 7はペンに対応していますか?
・スタイラスペンに対応しています(別売)。
Q. SIMカードは挿せますか?
・Wi-FiモデルのみでSIMは非対応です。
Q. GPS機能はありますか?
・搭載していません。
Q. キーボードは使えますか?
・専用キーボードに対応しています(別売)。
Q. microSDカードは使えますか?
・非対応です。内部ストレージのみです。
Q. ディスプレイの発色はどうですか?
・鮮やかで、カラープロファイルの切り替えも可能です。
Q. どれくらいのゲームが快適に動きますか?
・原神やPUBGなども中〜高設定で快適に動作します。
Q. ワイヤレス充電には対応していますか?
・対応していません。
Q. AI機能の使い方は?
・トップボタン長押しでGeminiが起動。囲って検索やAIメモ作成も可能です。
Q. マルチウィンドウは何個まで表示できますか?
・2つまで同時表示が可能です。
Q. バッテリー持ちは?
・動画再生なら10時間以上は十分持ちます。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) が向いている人・向いていない人

出典:Xiaomi
Xiaomi Pad 7 は、5万円台とは思えないほどの高性能と多機能性を兼ね備えていますが、すべての人にとってベストな選択肢というわけではありません。ここでは、実際の使用シーンを想定しながら、「どんな人に向いているのか」「どんな人には合わないのか」を具体的にご紹介します。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) が向いている人
コストパフォーマンスを重視したい人
- iPadやハイエンドタブレットは高すぎると感じている方
- 「5万円前後で高性能なタブレットが欲しい」という人には理想的な1台です
日常使いに万能なタブレットが欲しい人
- ブラウジング、YouTube、SNS、メモ取り、電子書籍など、普段の使用目的が明確な人
- アプリの起動や切り替えがサクサク動くため、ストレスのない使用感が得られます
Androidならではの自由度を求める人
- ウィジェット、ファイル管理、外部出力、カスタマイズなど、iPadでは制限される操作をしたい人
- Androidに慣れていて、MIUI for Padの操作性にも抵抗がない方
AI機能を積極的に使いたい人
- Geminiや囲って検索、音声文字起こし、AIライティングなどの機能を使って仕事や学習を効率化したい人
- 無印iPadにはない機能をタブレットでも使いたい方
ゲームや動画も楽しみたい人
- 原神などの重量級ゲームも快適に遊びたい人
- クワッドスピーカー + Dolby Atmos対応の高音質な動画視聴体験を重視する人
学生・ビジネス用途でPCライクに使いたい人
- Bluetoothキーボードやマウスを使って作業をしたい人
- 画面分割やウィンドウ表示でレポート作成や学習用途に活用したい学生・社会人
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) が向いていない人
セルラー通信が必要な人
- Xiaomi Pad 7はWi-Fi専用モデルです。SIMカードやeSIMには対応していません。
- 外出先でも通信したい方は、スマホのテザリングやモバイルルーターが必要になります。
ナビゲーションやGPSを多用する人
- GPSが非搭載のため、地図アプリでの位置情報利用やカーナビ的な使い方には不向きです。
Apple製品と連携したい人
- iPhone・Macとのシームレスな連携(AirDropやiCloudなど)を求めるならiPadの方が最適です。
ストレージを拡張したい人
- microSDカードには非対応。内部ストレージ(128GB)のみなので、大容量の動画やデータを保存したい人にはやや物足りないかもしれません。
ペン操作・キーボード作業を重視する人
- スタイラスペンや純正キーボードは別売で、国内では流通が少ない場合があります。
- 書き心地や配列にこだわりがある方は、iPadやSurfaceを検討するのもありです。
まとめ
Xiaomi Pad 7 は、高コスパかつ万能なAndroidタブレットを求める方に強くおすすめできる製品です。逆に、iPadとの連携やモバイル通信・位置情報を日常的に使うユーザーには向いていない部分もあるため、使用目的を明確にしたうえで選ぶのがベストです。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) レビューまとめ

※画像はイメージです。
Xiaomi Pad 7 は、「価格以上の価値を提供してくれる、完成度の高いAndroidタブレット」という評価に尽きます。2025年3月に登場したこのモデルは、Pad 6の良さを残しながら、ユーザーのニーズに応える形で着実な進化を遂げています。
以下に本製品の総合評価を整理して、改めて振り返ってみましょう。
Xiaomi Pad 7 (シャオミ パッド 7) の優れている点
- 3.2K高解像度×144Hzリフレッシュレートの11.2インチディスプレイは、動画視聴・読書・作業に最適
- Snapdragon 7+ Gen 3搭載で処理性能は大幅に向上。前モデル比でベンチマーク約1.8倍
- クワッドスピーカー + Dolby Atmos対応で音質が非常に優秀
- AI機能(Gemini、囲って検索、AIライティングなど)が本格的に使える数少ないAndroidタブレット
- 約5万円前後の価格でこのスペックは、同価格帯トップクラスのコスパ
- マルチウィンドウや分割画面の操作性が直感的で、作業効率も高い
- 5000万画素の背面カメラ・3200万画素のフロントカメラでビデオ会議やスキャン用途にも安心
結論:この価格帯で選ぶなら“買い”の一台!
Xiaomi Pad 7は、Androidタブレットとしての完成度が非常に高く、「性能・画面品質・音・機能・AI・価格」のすべてを高水準で実現しているバランス型の1台です。
「iPadは高すぎるけど、安いだけのタブレットでは満足できない…」という方にとって、Xiaomi Pad 7はまさに理想的な選択肢です。
- 学習用・ビジネス用・エンタメ用
- ゲームやクリエイティブ用途にも対応
- AndroidタブレットでAIを活用したい人にもおすすめ
総じて、2025年春時点で最も注目すべき高コスパタブレットの1つと言っても過言ではありません。
