日々の健康管理や運動習慣のサポートとして、スマートウォッチの需要が年々高まっています。健康意識の高まりやテクノロジーの進化によって、スマートウォッチは単なる通知機能付きの時計にとどまらず、睡眠管理や運動記録、ストレスチェック、さらには電子決済までこなす、まさに”日常をサポートする相棒”のような存在へと進化しています。
そんな中、信頼性の高いGPS機器を手がけることで知られるGarmin(ガーミン)から登場した「vivoactive 5」は、ミドルレンジの価格帯ながらも高機能を備えた注目のスマートウォッチです。
特に、スポーツやアウトドアに強いガーミンならではの高精度なGPS測位と、睡眠スコアやストレスレベル、体のエネルギー残量を示すボディバッテリーなど、日常の健康管理に役立つ機能が豊富に搭載されています。また、Suica対応によって日常の通勤やお買い物もよりスマートにこなせるようになっています。
本記事では、vivoactive 5の外観・スペックから、実際に使用して感じたメリット・デメリットまで詳しくレビューしていきます。スマートウォッチ選びで後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) とは?
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) の外観とデザイン
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) のスペック詳細
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) とvivoactive 4の比較
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) を使用した私の体験談
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) に関するQ&A
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) が向いている人・向いていない人
- Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) レビューまとめ
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) とは?

出典:Garmin
vivoactive 5 は、Garmin(ガーミン)がリリースしたスマートウォッチで、同社のラインナップの中でも日常使いに適したミドルスペックモデルです。”アクティブなライフスタイルを支える相棒”というコンセプトのもと、スポーツトラッキングから健康管理、スマート通知、電子決済まで、幅広いシーンで活躍するオールラウンドな機能性が魅力です。
vivoactive 5 最大の特徴は、ガーミンらしい高精度なGPSや信頼性の高いセンサー群を搭載しながらも、価格を3万円台に抑えている点です。これにより、初めてスマートウォッチを使う人や、過度なスペックを求めないライトユーザーにも非常におすすめしやすい製品となっています。
また、健康管理面では、睡眠スコアやストレスモニタリング、ボディバッテリー(体のエネルギー残量)、仮眠検出機能など、実生活に役立つ情報を直感的に提供してくれる点も魅力の一つです。さらに、30種類以上のスポーツアプリに加え、ガーミン独自のワークアウトガイドや瞑想機能など、フィットネスからメンタルケアまで幅広くサポートしてくれます。
シンプルでスタイリッシュなデザインに加え、Suicaによるタッチ決済機能や、スマート通知など、日常の利便性も充実しています。ガーミンの強みを日常生活に凝縮したような製品、それがvivoactive 5 です。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) の外観とデザイン

出典:Garmin
vivoactive 5 は、スポーツ向けスマートウォッチでありながら、日常のファッションにもなじむ洗練されたデザインが魅力です。
- ケースサイズ:42.2mm × 42.2mm
- 厚さ:11.1mm
- 重量:36g(ストラップ含む)
- ディスプレイ:1.2インチ AMOLED(有機EL)
- 解像度:390×390ピクセル
- 素材:アルミニウム(ベゼル)とFRP(ガラス繊維強化ポリマー)
- ガラス素材:Corning Gorilla Glass 3
- バンド素材:柔らかいシリコン素材
- カラーバリエーション:ブラック/ブルー/オーキッド/アイボリー
ディスプレイは高発色で視認性が高く、屋外での使用でも文字がしっかり見える明るさを保っています。AMOLEDパネル特有の深い黒と鮮やかな色彩が、文字盤や通知をより見やすく美しく表示してくれます。
バンドは肌に優しいシリコン製で、長時間装着してもベタつきにくく、快適な装着感を実現しています。42mmというケースサイズは、大きすぎず小さすぎず、男女問わずフィットしやすい絶妙なサイズ感です。
特にアイボリーカラーは縁にゴールドがあしらわれており、上品でエレガントな印象を与えます。フォーマルな場面からカジュアルなスタイルまで幅広くマッチするため、ビジネスシーンでも使えるスマートウォッチとして高く評価されています。
右サイドには上下2つの物理ボタンが配置されており、タッチ操作に加えて物理操作が可能です。タッチスクリーンの感度も高く、ストレスなく操作が行えます。
また、画面のカスタマイズ性も高く、ウォッチフェイスのデザインを自由に変更できるため、自分の好みに合ったスタイルにアレンジすることができます。
vivoactive 5 は、見た目のスタイリッシュさと、快適な着け心地を両立した、まさに”使いたくなる”デザインに仕上がっています。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) のスペック詳細

出典:Garmin
vivoactive 5 は、ミドルスペックながらも上位機種に匹敵する機能を搭載しており、日常使いからスポーツ、健康管理まで幅広く対応します。以下の表に、主なスペックを詳細にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
ディスプレイ | 1.2インチ AMOLED(有機EL)、解像度 390×390 ピクセル |
タッチ操作 | 対応(高感度)+物理ボタン2つ |
サイズ | 42.2mm × 42.2mm × 11.1mm |
重量 | 約36g(バンド含む) |
バッテリー持続時間 | 通常モード:約11日間、省電力モード:約21日間、GPSモード:約21時間 |
防水性能 | 5ATM(水深50m相当) |
センサー類 | 光学式心拍計、加速度計、ジャイロスコープ、温度計、パルスオキシメーター(血中酸素)、環境光センサー |
GPS | GPS/GLONASS/Galileo/みちびき対応(マルチGNSS対応) |
健康管理機能 | 心拍数、ストレスレベル、睡眠スコア、ボディバッテリー、仮眠検出、呼吸数、血中酸素、フィットネス年齢、消費カロリー、月経トラッキング |
スポーツモード | 30種類以上(ランニング、サイクリング、ヨガ、筋トレ、水泳、HIITなど) |
スマート通知 | 着信、SMS、LINE、Gmail、カレンダー通知、SNSアプリ通知など(Android/iOS対応) |
音楽機能 | 音楽再生(本体ストレージ)、Spotify・Amazon Music対応、PCから音楽転送可能 |
決済機能 | Suica対応(FeliCa搭載)、Garmin Pay(国内では対応カードが限定的) |
接続 | Bluetooth、Wi-Fi、USB(充電・データ転送) |
対応OS | iOS/Android両対応 |
バンド幅 | 20mm(クイックリリース対応) |
ウォッチフェイス | Garmin Connect IQ対応(多数の無料デザインあり) |
内蔵メモリ | 約4GB(音楽保存やアプリ用) |
このように、vivoactive 5 は単なるフィットネストラッカーではなく、スマートウォッチとしての利便性とヘルスケア機能の両方を高水準で実現しています。
次のセクションでは、前機種との比較を通じて、進化したポイントを詳しく解説していきます。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) とvivoactive 4の比較

出典:Garmin
Garminのスマートウォッチシリーズにおいて、vivoactive 5 は前モデルである vivoactive 4 から多くの進化を遂げています。以下に、主な変更点を詳しく比較します。
ディスプレイとデザイン
項目 | vivoactive 4 | vivoactive 5 |
---|---|---|
ディスプレイ | 1.3インチ MIP(メモリーインピクセル)ディスプレイ | 1.2インチ AMOLEDディスプレイ |
解像度 | 260×260 ピクセル | 390×390 ピクセル |
ベゼル素材 | ステンレススチール | アルマイト加工アルミニウム |
重量 | 約50g(バンド含む) | 約36g(バンド含む) |
vivoactive 5 では、ディスプレイがAMOLEDに変更され、色鮮やかで高コントラストな表示が可能となりました。また、ベゼル素材の変更により、軽量化が実現され、長時間の装着でも快適さが向上しています。
バッテリー持続時間
モード | vivoactive 4 | vivoactive 5 |
---|---|---|
スマートウォッチモード | 最大約5日間 | 最大約11日間 |
GPSモード | 最大約18時間 | 最大約21時間 |
バッテリー寿命が大幅に向上し、特にスマートウォッチモードでは約2倍の持続時間を実現しています。
健康管理機能
新たに追加された主な機能:
- 睡眠コーチ:睡眠の質を評価し、改善のためのアドバイスを提供します。
- お昼寝検出:昼寝を自動的に検出し、総睡眠時間に反映します。
これらの機能により、日々の健康管理がより詳細かつ個別化されたものになっています。
GPS性能
vivoactive 5 では、GPSの測位速度と精度が向上し、ウォーキングやランニング時のルートトラッキングがより正確になりました。
音楽再生機能
両モデルとも音楽再生機能を搭載していますが、vivoactive 5 ではSpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスに対応し、音楽の同期や再生がより便利になっています。
価格
vivoactive 5 は、前モデルと比較して機能が向上しているにも関わらず、価格が抑えられています。
総評
vivoactive 5 は、ディスプレイの品質向上、バッテリー寿命の延長、健康管理機能の充実など、多くの面で前モデルから進化しています。これらの改良により、日常生活やフィットネスシーンでの使い勝手が向上し、より多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) を使用した私の体験談

出典:Garmin
私は普段からランニングやジム通いを日課にしており、加えて仕事では長時間PCの前に座ることも多いため、健康管理をしっかりと行いたいと思い、Garminのvivoactive 5 を購入しました。購入の決め手となったのは、30種類以上のスポーツモードに加え、睡眠スコアやボディバッテリーといった体調の可視化機能、そして長持ちするバッテリーでした。
ディスプレイの鮮やかさと視認性
まず驚いたのは、ディスプレイの鮮やかさと視認性の高さです。日中の屋外でもしっかりと文字が読め、通知やアクティビティログの確認も非常にスムーズです。ウォッチフェイスのカスタマイズも豊富で、自分好みのスタイルに仕上げることができました。
アクティビティの記録
アクティビティの記録はとても簡単で、ランニングやサイクリングの開始もボタンひとつでスムーズに行えます。特にボディバッテリー機能はとても実用的で、自分のエネルギー残量を数値で把握できることで、無理なく日々の運動量や休息を調整できるようになりました。実際に、体調が優れないときには数値が下がる傾向があり、その精度の高さに感心しています。
睡眠スコア機能
睡眠スコア機能も非常に役立ちます。毎晩の睡眠時間だけでなく、眠りの深さや途中での目覚めの回数なども記録され、総合的なスコアでわかりやすく表示されます。仮眠も自動で検出してくれるため、仕事の合間に少し横になっただけでも記録が反映されているのには驚きました。
バッテリー
バッテリーの持ちも非常に優秀です。毎日運動を記録しつつ、通知機能もONのままで使用していますが、1回の充電で10日以上持つことが多く、出張や旅行の際も安心して使えます。私はお風呂の間に短時間充電するだけで済ませています。
Suica対応という点も非常に便利で、通勤時にはスマホや財布を出すことなく改札を通過できるのは大きなメリットです。ただし、改札機によっては時計をかざしにくい場面もあるため、少し慣れが必要でした。
唯一気になった点としては、充電ケーブルが専用端子なこと、またガーミンのアプリがやや複雑で、慣れるまで少し時間がかかる印象を受けました。しかし、それらを補って余りあるほどの機能と安定性があり、総合的には非常に満足しています。
これからスマートウォッチを初めて使う方にも、日常の健康管理やアクティブなライフスタイルをサポートしてくれる相棒として、自信を持っておすすめできるモデルです。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) に関するQ&A

※画像はイメージです。
Q.通話はできますか?
・マイクが非搭載のため、ウォッチ単体での通話はできません。
Q.iPhoneでも使えますか?
・iOSとAndroidの両方に対応しています。
Q.Suica以外の電子マネーは使えますか?
・Suicaの他にGarmin Payが使えますが、対応カードは一部のデビットカードに限られます。
Q.睡眠データはどれくらい正確ですか?
・睡眠時間や質、仮眠の検出も可能で、実際の体感と近い結果が得られます。
Q.防水性能はどうですか?
・5ATMの防水性能があり、シャワーや水泳でも使用可能です。
Q.音楽は聴けますか?
・音楽データを取り込んだり、対応アプリをインストールすることでウォッチ単体で音楽再生が可能です。
Q.充電ケーブルは汎用性がありますか?
・ガーミン独自の端子のため、USB Type-CやType-Aの汎用ケーブルは使えません。
Q.ウォッチフェイスのカスタマイズは可能ですか?
・Garmin Connect IQを使って多彩なデザインに変更できます。
Q.通知の見やすさはどうですか?
・フォントサイズ変更が可能で、ディスプレイも明るく視認性に優れています。
Q.バッテリーの持ちは実際どうですか?
・毎日運動していても約11日間は持ちます。旅行にも最適です。
Q.スマホとの連携は簡単ですか?
・アプリ(Garmin Connect)との連携は簡単で、初期設定もスムーズです。
Q.GPS精度は良いですか?
・航空機器メーカーであるガーミンならではの高精度なGPS性能を備えています。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) が向いている人・向いていない人

出典:Garmin
vivoactive 5 は、ミドルスペックながらも上位機種に匹敵する機能を搭載しており、日常使いからスポーツ、健康管理まで幅広く対応します。以下に、主な向いている人・向いていない人の詳細をまとめました。
向いている人
- 運動習慣がある方:ランニングや筋トレ、ヨガ、水泳など、30種類以上のスポーツモードに対応しており、アクティブなライフスタイルに最適です。
- 健康管理に興味がある方:心拍数、ストレス、睡眠、呼吸数など多彩なヘルスケアデータが取得でき、日常のコンディション管理を数字で把握できます。
- Suicaを使いたい人:通勤・通学時にスマートウォッチでの決済をしたい人にはぴったりです。
- スマート通知を活用したい方:スマホの通知をすぐに確認したい、でもスマホを出すのが面倒という人におすすめです。
- バッテリー持ちを重視する方:通常使用で約11日、GPSモードでも約21時間と、バッテリー持ちに優れています。
- デザイン性も求める方:シンプルでスタイリッシュな外観で、カジュアルにもビジネスにもなじみます。
向いていない人
- 通話機能を求める方:vivoactive 5 にはマイクが搭載されておらず、ウォッチ単体での通話はできません。
- シンプル操作を好む方:ガーミンのUIや専用アプリは他社製品と比べてやや独特で、慣れるまでに時間がかかる場合があります。
- サードパーティ製アプリとの連携を重視する方:Apple WatchやWear OSと比べて、対応アプリ数はやや少なめです。
- 画面操作にこだわりがある方:AMOLEDの見やすさは抜群ですが、ラウンド型ディスプレイのため、一部の通知表示において四角い画面に慣れた方は違和感を覚えることがあります。
- 価格重視の方:ミドルレンジモデルとはいえ3万円台後半という価格は、エントリーモデルよりは高めです。
vivoactive 5 は機能・性能ともにバランスが取れており、多くのユーザーに満足感を与えるモデルですが、特定のニーズにおいては他の選択肢が適している場合もあります。自分のライフスタイルや重視するポイントに合わせて、適したスマートウォッチを選ぶことが大切です。
Garmin vivoactive 5(ガーミン ヴィヴォアクティブ 5 ) レビューまとめ

※画像はイメージです。
Garmin vivoactive 5 は、価格と機能のバランスが非常に優れており、スマートウォッチを初めて使う方から、日常的に運動を行う中・上級者まで、幅広いユーザー層に対応したモデルです。
特に印象的だったのは、AMOLEDディスプレイの美しさと、バッテリー持ちの優秀さです。視認性が高く、明るい屋外でも問題なく情報を確認できることに加えて、通常使用で約11日というバッテリー性能は、他のスマートウォッチと比較しても非常に優秀です。
また、睡眠スコア、ボディバッテリー、ストレスレベルといった、健康管理をサポートする機能の精度も高く、毎日の生活リズムを見直すきっかけを与えてくれます。Suica対応やスマート通知、音楽再生機能など、日常生活で便利な機能も一通り備わっており、実用性は十分です。
デザイン面でも、42mmという男女どちらにもマッチするサイズ感、軽量で肌なじみの良い素材、豊富なカラーバリエーションなど、ファッション性と機能性を両立しています。
一方で、通話機能がないことや、充電ケーブルが独自仕様である点、UIがやや特殊である点など、若干のデメリットもありますが、それらを踏まえてもなお、全体的な満足度は非常に高いスマートウォッチです。
vivoactive 5 は、スマートウォッチに必要な要素をバランス良く備え、日々の健康管理や運動習慣をより豊かにしてくれる、頼れるパートナーとなるでしょう。価格帯を考慮しても、非常にコストパフォーマンスに優れた1本です。
